1061. マラヴィータ
《ネタバレ》 せっかくのファミリーもの、しかも実際は証人保護プログラム下、周りからはただの平凡な一家というギャップの設定まで用意していながら、ドラマが動き出すのが遅すぎ。父親なら映画会の拍手喝采とか、姉なら教師見習いとのやりとりとか。なので、やっとそうきたかと思った矢先に、あっさり終わってしまいました。逆に、それまでのダラダラぶりは、デニーロやミシェルのまったくの無駄遣い。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-04-02 01:27:21) |
1062. リベンジ・マッチ
まあ、どうみてもキャスティングありきの企画モノなので・・・中身に突っ込むべきものではないと思いつつも、やはり、作品としての底の浅さと上滑り感は拭いようがない。アーキンとベイシンガーも、ただ出ているだけで、活用されてないです。音楽もせっかくトレヴァー・ラビン先生なのに、全然生かされてない・・・。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-03-30 04:46:39) |
1063. 42~世界を変えた男~
ジャッキー・ロビンソンという人物の偉業をきちんと映像化して残したという点では十分意味があるが・・・それ以外のところで特に何も印象に残らないんです。各場面はさっさと次に行ってしまい、結局主人公自身がどういう人物だったのかという点も今ひとつ不明確。野球を撮っているようで、野球を撮っていない。結果、こぢんまりとまとまってしまっただけですし、主人公の存在自体に依存した出来になってしまっています。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-28 02:13:19)(良:1票) |
1064. プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン
《ネタバレ》 何がびっくりするかって、ヒロイン役がクリスティン・スコット・トーマスだということです(しかもこれが映画初出演!)。90年代以降大女優になっていく彼女も、こんな黒歴史があったんですね~。しかも、序盤ではバスタオル1枚でのドラムシーン(!!)とかあるし、中盤以降は無意味なラブシーン頻発だし、もしかして殿下は、映画製作の方でもキャリアを積むようになったら、彼女を音楽方面でのシーナ・イーストンとかシーラEみたいな自分のファミリー扱いにしようとしていたのではないかとか、恐ろしい想像をしてしまう。それを考えると、この作品がこけまくったことは、クリスティンにとっては絶妙な幸運だったわけなのだな。なお、いうまでもないことですが、中身は何もないです。「パープル・レイン」では、中途半端に脚本とか演出をどうこうしようとしなかった分、かえって超延長版ビデオクリップとしては楽しめたわけですが、こっちでは変に映画的なことをしようとしてしまったため、かえって楽曲の優秀さも生かされないままに終わっています。 [DVD(字幕)] 4点(2017-03-21 02:32:45) |
1065. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
《ネタバレ》 高層ビル登りとかハッキングとかよりも、一番面白かったのは二重面会のシークエンス。それと、立体駐車場アクション。こういう「知恵を絞ってるなあ」的な手作りなアクションがあるからこそ、作品が緊張感を維持しています。キャスティングでのMVPはもちろんジェレミー・レナーで、この人は何をどう地味に真面目にやってようが、いつでも銃乱射で全員片付けるか、裏切り者の本性を表すかしそうな雰囲気がにじみ出ていて、画面に居るだけでドキドキ感を誘発します。その人がチームの一員として地道に協力することによって全員がいい動きになるのであって、使い方をよく分かっていらっしゃる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-20 02:37:14) |
1066. 記憶の旅人
なかなか魅力的な設定なのに、みんな無表情にボソボソ喋っているだけなので、せっかくの筋立てが完全に死んでいます。記憶がないならないなりの葛藤や表現があると思うが。 [DVD(字幕)] 4点(2017-03-12 03:28:09) |
1067. 海底二万哩
いろいろ冒険してるはずの割には、何か全体的な雰囲気がのんびりしていて、迫力を感じないんですよね・・・。やたら長く感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-03-10 23:16:37) |
1068. しあわせ色のルビー
レニー目当てで見るのが間違いだと分かってはいるが、それでもつまらない内容だった。さしたるドラマでもない話を起伏もなく延々と続けられるため、見るのが苦痛である。当時のレニーの演技力のなさにもびっくりした。ユダヤ教の正装(?)の勢揃いシーンのみ、多少の新鮮味があって印象的。 [DVD(字幕)] 4点(2017-03-07 02:10:08) |
1069. 白雪姫と鏡の女王
《ネタバレ》 導入部は自己満足的演出で「単に童話を崩したいだけ」に見えたのですが、中盤からは意外に引き締まっていました。印象的だったのは、久々に伸び伸び楽しそうな演技のジュリア・ロバーツ、素直に若い美しさを発散しているリリー・コリンズ、そしてタイミングよく発されるギャグアクション。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-23 00:22:18) |
1070. LIFE!(2013)
《ネタバレ》 前半の妄想が単に「妄想を描写しています」というだけであって、なぜその妄想なのか、それは何によって生み出され、後にどう影響しているのか、という観点からの構築がないので、意味がないのです。したがって後半も、前半とつながっていません。延々と制作者の自己満足を見せられただけの内容でした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-02-21 23:28:50)(良:1票) |
1071. 裏切りのサーカス
見ていてさっぱり中身が理解できなかったのは、もしかして何か自分に何か問題があるのだろうか?と悩みながら見ていたのですが、ここのコメント欄を見て安心しました・・・。人物関係はまだしも、多くのシーンは誰かが淡々と喋っているだけ、撮り方もほとんど同じ、という、何かの嫌がらせすら感じる作品です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-02-17 22:52:01) |
1072. ディアボロス/悪魔の扉
《ネタバレ》 終盤の無理矢理な展開は現実を逸脱しすぎてかえって面白かったのに、あのオチでほとんど台無し。ついでに、依頼者に無断で勝手に辞任する(しかも公開の場で)なんて、そっちの方が弁護士として失格でしょ。懲戒されても文句は言えません。セロンとコニー・ニールセンの華々しい共演に+1点。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-02-15 02:02:41) |
1073. スリーパーズ
《ネタバレ》 直接的な描写は殺人事件と法廷だけにしといて、「実は単なる衝動殺人と思われた裏にはこんな過去が・・・」「そして実は検事も・・・」という形にした方がまだよかったんじゃない?あの少年院時代は、映画的には回想で済む話です。変にスタンド・バイ・ミーばりの青春色でまとめようとしているため、かえって全体がばらばらになっています。ナレーションがしつこいのも、完全に逆効果。それにしても、前年に看守にさんざん虐待される囚人役をやっておいて、よく今度はこんな役ができるな、ベーコン君。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-02-14 02:01:05) |
1074. ビバリーヒルズ・コップ3
《ネタバレ》 一番の弱点は、善側も悪側も両方とも「頭を使ってない」んですよ。すべてが行き当たりばったり、ここぞというところでは、登場人物によってではなく、脚本家によって助けられている。かといってコメディに徹しようとしても、最初にボスの殉死という重たいスタートから入っちゃってるから、それもできない。だから、すべてが中途半端で面白くないんです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-02-07 00:36:50) |
1075. ビバリーヒルズ・コップ2
前作で人物設定は終わって、いよいよ今作では加速全開!かと思ったのですが、思ったほど突き抜け感はありませんでした。何でかと考えたのですが、エディのキャラクター特徴の向け方が、基本的に身内の方に向かっていて、敵とはあまり(銃撃戦以外)直接対決をしてないのですよね。そこが物足りなさを感じさせるのだと思います。●ペブルスの"Love/Hate"がストリップバーのBGMだったのは、何とも微妙な気分・・・。あと、ジェッツの"Cross My Broken Heart"がどこで出てくるのか密かに待っていたのですが、かかってないですよね? [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-06 01:02:04) |
1076. ビバリーヒルズ・コップ
もっと明るく楽しく脳天気な作風を勝手に想像していたのですが、意外に真面目な内容でした。エディ・マーフィのマシンガン・トークも、この頃はまだ試行錯誤感がにじみ出ていますね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-06 00:55:56) |
1077. レスラー
《ネタバレ》 この作品で主演がミッキー・ロークってだけで、もう見えてくるものがあるじゃないですか。いうまでもなくこの主人公は彼の人生そのまんまです。もっとも、こっちの主人公の方は、わずかに見えてきた新たな光もあっさり失い、負け犬人生のすべてを抱えてリングに戻っていきます。それをどこか暖かい眼差しで見つめている制作者の作り方も良い(一番の感動ポイントは、バトル中にこっそり主人公に声をかけるアヤットラー)。それに対抗すべく自らの肉体をさらけ出して見せたマリサ・トメイも立派。唯一の難点は、エヴァン・レイチェル・ウッドとロークの演技があまり合っていないこと。 [映画館(字幕)] 8点(2017-02-02 05:43:10) |
1078. シャンハイ・ヌーン
かなりひどい作品。アクションには全然切れがない、というか、ジャッキーが妙に重ね着してるのって、もしかして太ってるのを隠してたんじゃないの?ルーシー・リュウも、全然お姫様に見えません。スー族の美女に2点。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-02-02 05:28:12) |
1079. ミッドナイト・イン・パリ
《ネタバレ》 ウディ・アレンの作品って、登場人物がことごとく騒々しく喋りすぎなのに毎回辟易していたのですが、今回は、主人公の文化芸術オタクぶりが脚本世界にほどよくはまっていて、意外に不快ではありませんでした(台詞の分量自体、以前に比べると抑えられていますね)。内容的になるほどと思ったのは、1つは、タイムスリップものの定番ともいうべき「未来から来た?何それ?頭おかしい?」的なリアクションの部分が一切ないこと。それどころか、展開上それを伝えた何人かの人も、「ふーん、なるほど」という程度で済ませている。つまり、向こう側の人も、実は文化芸術のことしか頭になくって、相手が未来の人間かどうかなどということは、まったく関心外なのだ。もう1つは、途中から主人公は分かりやすく婚約者をどうでもいい存在にしていること。本質が見えてきたら、あとはシンプルに行動で示す。この潔さが、作品に品位を確保している。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-31 01:46:30)(良:1票) |
1080. へザース べロニカの熱い日
やりたいことが何なのかもはっきりせずグズグズのままで終わっているのだが、かといってカルト作として語り継がれるには、発想の斬新さやここぞというところでの突き抜け感がなく、変にこぢんまりとまとまってしっているという、何とも中途半端な作品。 [DVD(字幕)] 3点(2017-01-30 01:22:14) |