101. 処刑!血のしたたり
《ネタバレ》 監督のスコット・スピーゲルをはじめ、出演陣や製作側が「死霊のはらわたⅡ」の面々なので、ある意味内輪の作品のような感じがします。 殺され方は結構エグめ、そして結構レパートリーがあり結構楽しいです。 奇抜なカメラアングルやシェイキーカムなど、「死霊のはらわたⅡ」でのノウハウが生かされてるなーと思う反面、ライミ監督のようなスピード感や勢いはちょっと少なめ、なので結構緩いというかかったるいなーとも思うのですが、閉店後のスーパーマーケットで「1人ずつ順番に連れてくゾ〜」な展開は結構好きです。 犯人は「お前かよw」なのですが、それを含めて楽しめる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-29 19:55:40) |
102. ユニバーサル・ソルジャー
《ネタバレ》 一時期、というか一昔前の洋画劇場では狂ったように?何度も放映してたような気がしますが、なんだかんだ通してちゃんと観たのは今回がはじめて。 ようやく「こんな話だったのね」という感じでした。 25年経ってるけどその間死体?はずっと冷凍保存されてたん?とか、3回目の出動って言ってるけどずっとそれまで保管してたん?とか結構いろんなことが気になるのですが、まあいいってこと。ヴァンダムの感情を押し殺したような演技やラングレンの狂った軍曹役などはなかなか観ていて面白かったです。 ただ、アクション映画、と考えると、途中のカーチェイスや食堂での乱闘はあれど、ちょっと全体的に盛り上がりに欠ける点、せっかく空手が得意なラングレンとヴァンダムなのにラストバトル以外あまり戦う場面が少ない、というところでは、ちょっと残念かな、という感じです。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-29 01:20:06) |
103. パーフェクト・トラップ
《ネタバレ》 ワナオトコ(未見)の続編ですが前作を見ていなくてもすんなり入り込めるのに好感が持てます。 冒頭のパリピ・ジェノサイドの激しさはすごいを通り越してもはや笑うレベル。芝刈り機でゾンビ刈っていたブレインデッドのような勢いがありました。 全体的なゴア度はそれほど、ですが、短い時間の中、アトラクション的な散策やギミックなどとても楽しかったです。 罠の種類は、まあそんなに多いわけでもなし、そしてやたら近接戦闘も強いので実は中身ランボーなんじゃね?という感じですが。 というか一介の昆虫学者が罠の作成は分かりますけどやたらポテンシャル高すぎじゃね?とか野暮なツッコミをしながらも楽しめる作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2021-09-26 13:43:01) |
104. フェイズIV/戦慄!昆虫パニック
《ネタバレ》 タイトル的には昆虫がワラワラと襲ってきて人間どもを襲いまくる!という感じの雰囲気を出していますが、実際は全然違います。 ドキュメンタリーか?と思わせるような蟻たちの接写、事実や実験の結果を積み重ねてある仮説を立証していくというある意味「淡々と」進んでいきますが、これがなかなか見応えあり。 個人的に「アンドロメダ・・・」などの雰囲気の作品が好きなので、これも非常に面白かったです。 聞くところによると、「サイコ」のシャワーシーンの件で色々とあった人らしいのですが、止め画の画作りは本当に素晴らしいと思いさすがだと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2021-09-23 13:13:57) |
105. ビッグ・バグズ・パニック
《ネタバレ》 まあ安いですよね、というかどうして虫が突然巨大化して襲ってくるのかとかそういう細かい設定は抜きにして、地味なスターシップ・トゥルーパーズ、または(わかる人にはこれで通じると思います)ゲームのTHE 地球防衛軍の安い版、といった感じです。 虫の動き、CGなども駆使していて、結構グロテスク。蜘蛛人間も出番は少ないけど結構グロテスク。 赤い血は流れないけど、吹き飛ぶ血飛沫なども決して少なくないので、虫嫌いの人には辛い内容かもしれません(笑) 最初から最後までハイテンションて進む、というよりは中盤あたりは会話劇が中心となり、ちょっとローテンション気味、そこで好き嫌いが分かれるかもしれませんが個人的にはあり。 最終局面でお父ちゃんがくだらないゲームに乗ってくれたのも、それまで息子のことを頑として肯定しなかった父親が最後の最後に(あんな頑固な父ちゃんじゃ平常時だったら絶対乗ってくれなそうな)くだらないゲームに乗ってくれたことで、一種の確執がなくなったのかな、という感じを受けたので、好きな演出でした。 そしてラスト、明確に映し出されないのでなんとも言えないのですが、蜘蛛化した父ちゃんが(あの爆発を生き抜いて)戻ってきたのかな、とか思ってしまいました。そのくらいのこと平然としそうな感じだったので笑 真剣に観ると、ちょっときつい部分があるかもしれませんが、肩の力を抜いて観る分にはとても面白い作品だと思います。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-22 17:32:39) |
106. ウインド・リバー
《ネタバレ》 雪の中で見つかった少女の死体、と状況や死因などに色々と謎の多い事件という感じですが、顛末はそれほど複雑なものではなく寧ろ痴話喧嘩の類という平凡なもの。しかし作品全体から漂う空気感、ネイティブ・アメリカンを取り巻く複雑な状況などとても重苦しい作品でした。 事件そのものが事実というよりは、行方不明者の下りが事実、という感じがしますが、それにつけても、異様な状況で、作中のような行為があるとすればそれは作り物よりもよっぽど恐ろしいと思いました。 ジェレミー・レナーの偏屈なハンターやエリザベス・オルセンのいかにもアカデミックな捜査官の凸凹コンビは、モルダー&スカリーのような「安定感」はありませんが、これはこれでよかったと思いますし、ラストの、決してハッピーエンドとは言い切れない余韻もとてもよかったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-20 00:16:27) |
107. ダイバージェント
《ネタバレ》 人間が5つの属性グループにわけられた未来世界。そこに、ぞこにも適性がない異端者「ダイバージェント」が社会規範を壊していく!っていうストーリーかと思っていたら、ほぼ主人公の成長物語。スターシップ・トゥルーパーズみたいな連中がどんどん兵士の顔になっていく、とまではいかないまでも、徐々に成長していく姿は見ていてなかなか面白かったです。 俺たちの冒険はこれからだ!みたいな感じですが、どうやら「ハンガーゲーム」みたいに続編が2作ほどあるみたいで、これだけでは完結していないのでちょっとフラストレーション、という感じですが、ディティールを楽しむというよりガジェットや雰囲気を楽しむ映画として観ていたのでなかなか楽しかった、、、のですが、ちょっと長すぎかな、とも思いました。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-19 17:22:43) |
108. ティックス
《ネタバレ》 マリファナ栽培用のステロイドを浴びたせいでマダニが巨大化!そんなバカな!?という設定ですがこれがなかなか面白い作品です。 対峙するのは一癖も二癖もある悪ガキ集団+引率能力企画力皆無のキャンプ指導員。 巨大化したマダニの造形がとにかくグロテスク。そしてワラワラと襲ってくる感じは虫唾が走るほど。 そして大ボスともいうべき人間大の巨大ダニ登場はザ・フライを彷彿とさせるグロテスクさ。 俺たちのユズナことドロドロの帝王ブライアン・ユズナが製作総指揮なので、そのグロテスクさは折り紙付きです。 虫が苦手な人は見ないが吉笑笑 [ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-19 11:28:45) |
109. ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
《ネタバレ》 非常にテンポがよく、ちょっとポップな感じ。嘘をつくとゲロ吐いちゃう、というちょっとふざけた特性や「本物のナイフの違いも見分けられない」といったのが全て伏線になっている点、単純な「刑事コロンボ」系と思いきや中盤からの相続権に関する展開、そして終盤のアガサ・クリスティ風のミスリード。 次から次に展開していき、最後まで非常に楽しめる作品でした。 007でのクールなボンドではなく、ちょっと大袈裟すぎるダニエル・クレイグなどは観ていてとてもよかったですし、事件が起きて救急車呼ばれてるのに呑気に車の中でiPod?聴いてるちょっと間抜けな感じも好きでした。 その他でも、新旧の豪華な顔ぶれが拝め、非常によくできたミステリーだと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-11 18:32:43) |
110. シャン・チー/テン・リングスの伝説
《ネタバレ》 予告の時点で「アクションはすごいけどなんかパッとしない」という印象を持ち、しかしネットでの大絶賛と往年のカンフー映画マインドに溢れる作風と書かれており、期待度はとても高かったのです。 で、実際どうだったかと言えば、やっぱり初めの印象「パッとしない」というか華がない時う印象が最後まで拭えませんでした。 序盤のバスの格闘シーンや、中盤以降の超人然とした戦いなど確かにすごいシーンや盛り上がるシーンがたくさんあるのですが、所々に出てくるトニー・レオンやミシェル・ヨーに存在感を奪われている感じでなかなか「主役」として自分が認知できませんでした。これは「主役がアジア人」だからとかいう変な理由でなく「強烈なキャラクターが傍にいる」と感じたからです。 敵側も敵側で、今までのフェーズだと、たとえば「サノス」だったり、その作品で悪役、とわかる敵がちゃんといたのに、なんだかふわっと「闇の勢力」とか言われても、なかなか物語に乗ることができませんでした。 そして、やっぱりちょっと長い。 長尺の映画は好きですが、テンポが必要なアクション映画でいちいち過去回想とかやられても自分は興が削がれるだけです。 ただ、アクションに関しては、カット割に頼らずしっかりと戦いを見せてくれるので、そうした部分ではよく出来ていると思います。 見直せばまた評価が変わりそうな気がしますが、初見の段階では6点くらいかな、という感じです。 [映画館(字幕)] 6点(2021-09-09 23:36:37) |
111. ピンク・フラミンゴ
《ネタバレ》 超好き嫌いが分かれる映画。まあ僕はどちらかと言えば「嫌い」な方なんですが、ここまで下品を突き抜けた作品はそうそうないのと、ところどころにちょっとおしゃれというか、そんな感じを受けたのも事実。 ただこの作品は意図して「最低」を目指して作られているので、点数は0点以外あり得ないと思っています(笑) [DVD(字幕なし「原語」)] 0点(2021-09-07 01:27:29) |
112. スプリー
《ネタバレ》 10年間才能なしに続けたSNS配信者がバズりたいがために相乗りタクシーのアプリを使った殺人ライブを繰り広げる!という設定。 現実にも迷惑系Y○uTuberなどがいる時代になってしまった現代において、起こり得ないとは言えない感じ(限りなく0に近いとは思いますが) 一応、SNS配信というテイなので、ゴア描写などは少しある程度、しかしこの作品のテーマはそこを見せるものではないと思うので、ギリギリ現実味があるような気がします。 終始「フォローして!」とか「通知来ないんだけど!」とか「バズりたいよ〜」とか言ってて正直うるせえわ!という感じで別の意味でイライラするのですが、最後のオチは皮肉が効いていると思いますし、エンドロールなどもなかなか凝っているものだったので、結構面白かったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-06 20:11:31) |
113. エンド・オブ・ステイツ
《ネタバレ》 前作までの大統領は任期が終了したのか、今作では1作目からの重鎮?モーガン・フリーマンが大統領になっています。が、速攻で敵の攻撃に倒れるのでこれまでより出番が少なめな感じ。 これまでのシリーズのような脳筋映画ではなく、一応肉体の限界や親子の絆など、それなりにストーリーを盛り込んだ感じ。そりゃあ2度も世界をs食っているんですから、超人血清でも売ってない限り体は悲鳴をあげますよねえ笑笑 マイクのお父ちゃんがマイク以上に無双していて、片っ端から爆薬で吹っ飛ばしていくシーンはある意味爽快、ランドーだってもう少し手加減します。 悪役、というか黒幕がこれまでよりもパッとしない、というのはありますが、激しい銃撃戦やカーチェイスなども盛り込まれ、悪い奴は全員倒されるので、そうした爽快感があ利、深いこと考えずに楽しめる作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-05 14:02:04) |
114. エンド・オブ・キングダム
《ネタバレ》 不死身SS &大統領が今度はロンドンで不運に見舞われる!しかし今度は大統領も一緒に大暴れ!主人公側以外はとにかく虫けらのように死んでいく(たとえそれが国家首相であっても)というものすごく大味というか大胆な味付けがされている本作。 前作は占拠されたホワイトハウス内での攻防がメインだったので結構メリハリがあったのだけれど、今回はロンドン全域、とまではいかないにしろ少し規模が大きくなった反面場面場面がざっくりし過ぎて薄い感じを受けました。 ただ、後半、暗闇の中をナイトビジョン装着して一人一人葬り去っていく場面はゲーム「スプリンターセル」のようで個人的によかったです。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-05 02:02:36) |
115. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 ダイハードの規模が大きい版、というより、ちょっと被ダメージの多い沈黙シリーズ、とと言った感じ。 ですが作の作品と明らかに違うのは人がゴミのように大量に死んでいくところ。そしてホワイトハウスのライフ(笑)が半端なく削られていくところ。 ここまでしちゃっていいの?とも思いますが、ジェラルド・バトラー無双状態はなかなか格好良く、細かいこと気にせずに最後まで楽しめました。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-04 19:23:53) |
116. オーヴァーロード
《ネタバレ》 ナチスが実は人体実験でゾンビを作っていた!という設定はB級ホラーの常套手段、これまでにもそういう設定の作品はありましたが、そんな中で一番真面目?に作られているのではないでしょうか? 冒頭の落下傘降下のシーンから、並の戦争映画でもなかなかここまでやらないよな、というようなシーンの連続、ちゅばんまでじっくりと進み、後半からようやくゾンビが登場。 正直、ゾンビの登場までなかなかの時間がかかるので、早くゾンビが見たい!という感覚で見ると全然なのですが、それまでの過程もしっかりと描かれていて退屈はしません。 そして、後半の地下実験施設の不気味な雰囲気、ハーバート・ウェストも真っ青な血清の効果と意外と高いゴア描写、そしてエンディングの雰囲気など、最後まで楽しめる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-04 17:03:35) |
117. ザ・ビースト(2019)
《ネタバレ》 邦題とあらすじからは凶悪殺人鬼と猛獣双方の恐怖が絶海の船上で襲いくる!というイメージですが観てみると殺人鬼8割猛獣2割くらいのバランスですね。 実際ホワイトジャガーの脅威は劇中でもそれほどでもないし、そのほかのどうぶつに関しても序盤猿に襲い殺されるのと毒蛇以外は特にこれといったインパクトは感じられませんでした。 殺人鬼の方も、殺人鬼というかほぼテロリスト(実際、括りはテロリストなのですが)なので、サスペンスというよりはアクション系。 それぞれのアクションなどは実戦向きの動きだったので見応えはありますが、派手さはそれほどありませんでした。 ただ、ラストバトルのニコラスが完全に悪人ヅラだったので、違う意味で得した感じでした(笑) [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-28 19:22:12) |
118. ブラッディ・バレンタイン 3D
《ネタバレ》 オリジナルの「血のバレンタイン」に比べると、犯人の動機というか伏線もなんとなく納得する出来だったり、確かに丁寧に作ってある気がします。 ただ、オリジナルが「そんな伏線全然なかったじゃねぇか!」だったのに対し、本作は「ある意味夢オチ的な反則技じゃねぇか!」なので、やはり犯人当てという点で言えばかなりアンフェアです(笑) 所々3D作品らしくいろんなものが飛んできたり、殺戮シーンが結構オリジナル版(ノーカット版)に寄せてあったり、知っていると結構楽しい部分もあります。 まあ、若者が馬鹿騒ぎしてる後ろでせっせと殺人が起きているオリジナルのある意味ノーテンキさか、犯人当てに焦点を当てた結構シリアスな本作かは好みが分かれるところ。個人的にはオリジナルの方が雰囲気共々好きです。 しかし、ガスマスクにツルハシという絶大なインパクトは、近年のサイコキラーものにはないインパクトがあるので、今回はこの点で。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-18 20:11:42) |
119. ドント・ブリーズ2
《ネタバレ》 前作では完全に敵側だったのに今回は主人公に昇格した座頭市じいちゃん、前作を観ていなければただの娘(?)思いの頑固ジジイ、というふうに見えるのがなんともニクい設定。 しかし観客は前作での騒動を知っているわけで、ここでもまた残虐な殺戮を繰り広げてくれます。 で、突如娘の本当の親が出てきて、このじいちゃん、またやらかしたか、という感じですが、その親もじいちゃん並みのクズっぷりなので、結果じいちゃんを応援できるという設計、この主人公のスライドと適度な悪役の設定は上手いな、と思いました。 ゴア描写もなかなか派手でしたが、全編通して暗くて「何やってるかわからない」感が結構あったので、今回はこの点で。 [映画館(字幕)] 6点(2021-08-13 23:42:33) |
120. フリー・ガイ
《ネタバレ》 自分が暮らしている世界が実はGTAのようなオンラインゲームの世界、しかも主人公ではなくモブキャラ!という設定、なんでもありのネットゲームが舞台というのはどことなく「レディ・プレイヤー1」を彷彿とさせますが、あちらのような「元からヲタク心をくすぐる」ような作りではなく、ゲーム会社のあれこれ、主人公の成長などを主軸にした作品でした。 そこかしこにニヤリとするネタが込められていたり、終盤盛大に「キャップ」のシールドや「ライトセイバー」をスコア付きで登場させるなどのニクい演出いもあり、結果とても楽しい作品でした。 まあ、「ゲームの中のAIが人工知能持つのってちょっと強引すぎない?」っと、ゲーム内のコードがいきなり最先端技術に変わる点は気になるのですが、最後の「自身の役割を知って身を引く」シーンからの「自由」を手に入れるシーンなどはなかなか見応えあるので、十分満足です。 [映画館(吹替)] 7点(2021-08-13 23:37:16) |