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101.  スペル 《ネタバレ》 
いいんじゃないかな。面白かったですよ。 ヒロインが元デブとか、田舎出身とか、ACだとか、さりげなく(ワザとらしくなく)描写してあって、人物造詣がすごくナチュラルなとこがいい。  セレブな彼氏の外見が、まったくセレブでないとこもいい。 占い師が、ドラマ「のだめカンタービレ」の真澄ちゃんそっくりなのもいい(笑?)  なのに、かんじんの呪いのオババはセオリー通りすぎて怖くなく、イマイチなのが残念。なんか「痩せゆく男」の呪いのジプシー婆さんのパロディみたいなのだ。  しかし、途中まで「婆さん、出すぎ」「ゲロ吐きすぎ」と思って見ていたが、終盤になると「いいぞ~出ろ出ろ~もっと出ろ」と思うようになったという事は、監督の狙いは怖さではなくノリだったのだろーか。  最初の、駐車場でのストリート・ファイトでの、入れ歯飛びすぎはもちろん、墓だって、女一人であんなデカイ穴、掘れるわけねーだろ!と、笑いの突っ込みを入れたところで、また婆さんとヒロインのからみをしつこ~く出しだり、十字架でノックアウトしたり、もうコレ怖がらせるつもりないだろ~と思われる。  そんな感じで、ホラーを楽しむつもりで見るなら、これはとても楽しい映画です。 元来、恐怖と笑いは紙一重。恐怖から笑いに、笑いから恐怖に。 怖がって観るのも、笑って観るのも、どちらでも楽しめます。 オススメ。
[DVD(吹替)] 7点(2012-09-20 23:22:13)
102.  ステップフォード・ワイフ(2004) 《ネタバレ》 
題材が古いな~。 女vs男という構図や、女の強さが男らしさを脅かすため、男は非人間的な手段でもって女をコントロールするしかない、なんつーのは、とっくに廃れたテーマだと思ってましたが。 そしたら、リメイクなのね。 確かに、30年前には新鮮なテーマだったのでしょう…時が移ろうのは早い…。  この作品の一番のいいトコは、配役。 ペッド・ミドラーやグレン・クローズは元より、C・ウォーケン、ニコール、マシュー・ブロデリックが役柄にピッタリ、ビジュアルもピッタリ!  キャラクターもいい、演じる役者もいい。しかし、何かが足りない…。 男らしさとは、それを支える女らしさがあって初めて存在可能なのか、とか、 男らしさにしがみつく男たちに一様に魅力がないのは、自分らしさを模索・確立・向上する努力をせず、既成の「男らしさ」(それも妻たちの犠牲の上に成り立つ)に安易にのっかるという、思考停止&弛緩しきった精神のせいなのだろうかとか、 妻の人間性を排してでも自分の「男らしさ」を手に入れようとする、その自己中心的な思考とか(だってやってる事は妻へのDVでしょ)、 いくらでも深く掘り下げられるテーマを題材にしているのに、表面的な綺麗さしか映画では表現しようとしていない。  つまり、キチンとテーマに踏み込んでいないのだ。 ディスプレイだけ綺麗に飾って、中身はナシ。なあなあにして誤魔化してる感じ。 そーゆうところ、ステップフォードに住み着いたアホ夫たちと、そっくりじゃない? アラ、オチがついちゃった…。 シリアスなテーマは観客に受け入れられないかもっつー弱腰な姿勢って、表現する人間としては失格です。 コミカルな表現でテーマを語ることもできるハズなのに、面倒くさいのか力量がないのかわからないけれど、そこはスルーしてしまっており、結果、イマイチな出来の映画になってしまった。 豪華な女優・俳優陣をそろえているだけに、もったいないなぁ…。  たぶんこの監督、古い男性観を持っていて、女性が怖いんだろうなぁ~と思わせる(笑) もっとアクションオンリーの、自分に合った映画を撮ればいいのにね。 
[DVD(字幕)] 4点(2012-09-20 20:43:28)
103.  スティーブン・キング/ドランのキャデラック 《ネタバレ》 
度肝を抜かれました! 要塞のようなキャデラックに立て籠もる相手に対し、こんな復讐のやり方があるのか?!と。 なにより、その発想にぶっ飛びでした。思わず口あけて画面に見入っちゃいましたよ…。  ストーリーはシンプルなのに、最後まで心理的駆け引き等もあって気をそらせない、面白い作品です。  あと、ストーリーの見せ方が、単なる「殺された妻の復讐」ではなく、亡霊となった妻が「私と、私とあなたの子どもの仇を討って」と夫にささやき続け、それが強いモチベーションとなり、あの壮絶な復讐へと続く、というのがスティーブン・キングらしいです。 2人が欲しかった子どもがやっと出来たと知れた時、妻には死が訪れ、夫には固い復讐を誓わせた、という図がせつないですね。 許せない・哀しい・正義感、そーゆう表面的でも万人にわかりやすい感情だけを扱うのではなく、深く読み取れる人にはわかる、それも徐々に沁みこんで行くようにわかる、という描き方をするところ。 そーゆうキングらしさが、今回すごくあって、そこもよかった。長すぎないのもヨカッタです(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2012-09-20 20:27:43)
104.  遊星からの物体X
久々の観賞。 子どもの頃(20年以上前?)、TVで観た時の衝撃は忘れられません。 今見ても、まったく古臭くないのに驚きました。  80年代は、特殊効果が飛躍的に発展した頃でしたね。「ハウリング」で狼男の特集メイクをしたボッティンですが、この映画でもすばらしいクリーチャーを作り上げています。 俳優も脚本も映像も、すべていい。クリーチャーも全くチャチくなく、現代でも十分通用するでしょう。 CGを「これでもか!」とテンコ盛りにして、まったく怖くないスカ映画を作っている方々に、ぜひ見習ってほしいものです。  カーペンター監督はこの映画が初見(20年前…)で、他には「パラダイム」「ザ・フォッグ」を観たのですが、ほとんど印象に残ってないです。 「ハロウィン」は猟奇殺人鬼モノのはしりとして有名なのに、観ていなかったのが、かえすがえすも残念です。  映画は、良くも悪くも時代を反映するものなので、やはり旬があります。 公開当時ヒットした作品でも、数年後に観ると、たいして面白くなくなっている作品はたくさんあります。 そうした、「残らない作品」が大多数である中、「遊星からの物体X」は30年たっても全く色あせません。名作といえる作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-20 13:48:39)
105.  ホステル2 《ネタバレ》 
今回の被害者は、女子大学生3人組。 知性を感じさせるクール・ビューティーのベス、グラビアモデルのようなお色気美人のホイットニー、鈍くさくてあか抜けない処女のローナ、という面子。  弱い者イジメが大好きな陰惨な人間には、たまらなく魅力的な設定かと。 ワタシは女性なので、「描き方によっては引くかも…」と覚悟しながら観ましたが、やはり制作総指揮タランティーノ、心配ご無用でした。 他人を苦しめたいという暗い欲望を満足させるのが目的の映画だったら、スナッフ・ビデオと変わりません。そんなセンスのない頭の悪い映画を、タラ&ロス監督が作るワケがなかったです(笑)。  興味深かったのは、自分の「男らしさ」を証明するために殺人をしようとする、2人のアメリカ人。 アメリカ人てのは、本当に「男らしさ」というジェンダーに縛られているのだな~と思いました。 「殺人をする事で英雄になる」という発想は、少年犯罪をおかした頭デッカチの日本人少年らと同レベルで、あまりにも幼稚。 いいトシした中年の白人男が、いつまでも幼稚な縛りから抜けられないでいるっていう所に、アメリカの病理の深さが見えた気がしました。  そんで、その男らしさに拘る気の弱いスチュアートを、ロジャー・バートが演じているのが面白かった。 この人、「ステップフォード・ワイフ」で、男らしさを拒否した魅力的なゲイの役をやっていたのに。ここでは、「俺はヘラクレスのように男らしいのだー!」と吠えてたりして、オカシイ(笑)。  ストーリーは、前作の続きから始まり、キチンとケリが付いたところで、本題に入ります。 タラ監督らしい。細かい部分にも整合性を求め、キャラクターの使い捨てをしない。ハチャメチャに見える映画でも、全てに目を行き届かせている。だから、無茶な展開にも不思議と説得力が出て、面白く観られるのでしょう。映画への愛情が強いんでしょうね…さすが映画オタクです!(笑)  
[DVD(吹替)] 6点(2012-09-06 11:25:39)(良:1票)
106.  ホステル 《ネタバレ》 
え~と、キャストにロス監督が名を連ねているのですが、一体ナニ役で出演していたのでしょう? 殺す役?殺される役?気になるな~。  それにしても、日本女性は人気あるんですねぇ。 世界中から憎まれてるアメリカ人が高値なのは納得ですが、日本女性はどんな理由からアメリカ人より高値がついてるの? なんか、こう、弱い者イジメが大好きなマッチョ男性に、ドリームを与えている存在なの? 美しくもか弱く、古い女性らしさや観念を備え、虐げられるのを待っている存在、というような…。小動物か、鶴か。まぁ、単にタラ監督の趣味なのかも(笑)  しかし、タランティーノが制作総指揮だったおかげで、映画化できたような作品ですね。 表現の自由の限界というかなんというか、倫理スレスレ。 それでも、面白かった。 本気で他人の血を見たいという陰惨な人間が観たら、期待を裏切られて拍子抜けするでしょう。 ヤバイ人間のための作品ではなく、しっかり考えて作ってある娯楽作品ですから。  お気楽男たちが、ウハウハなピンク色の夢を見て罠にハマり、人間の残酷さを身をもって体験し、最後には罠を仕掛けた人間たちに復讐する、というストーリー。 キチンとオチがついているのが、タラ監督らしくていい。観客に変な荷物を持ち帰らせないというのは、出来そうで中々出来ない事です。  それにしても、観てるだけで痛かったわ…。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-06 10:43:14)(良:1票)
107.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 
なんか汚い映像だった。 バレエもので、しかも「白鳥の湖」なんだから、もう少し綺麗な映像を期待していたのに、残念。 ナタリー・ポートマンは、ニナを、せめて5才若い時に演じるべきだった。演技がどうとか綺麗とか言われてますが、これ、若いバレリーナの体じゃないよ…。 痩せてりゃいいってモンじゃないし、衣装で隠せない部分はひどい…。若くて絶頂期のバレリーナには全然見えない(涙)。 そーゆうところは、アメリカ人は寛容ね。肌のキメとかたるみとか、筋肉と脂肪のバランスとか、気にしないんだろうか。 ストーリーもこじんまりとまとまって、言っちゃなんだが少女漫画よりスケールが小さい。いいとこ、レディコミの読み切り漫画。  頭の中はバレエだけの世間知のないガチガチ優等生の娘、娘で自分の人生をリベンジしようとするステージママ、主役と正反対のタイプのフェロモン系のライバル、男とチャラチャラ遊んでセックスすれば女の色気が出るハズと考える浅知恵の監督。 ステレオタイプな登場人物たちが、安っぽいセオリーにのっとってストーリーは進行していくのですが、そのストーリーもご多分に漏れずよくある主役の妄想物語。 そして、妄想の果てに見せてくれたのは、CGに補完された黒鳥の踊り。 か、勘弁して~~(涙)。 なんか、下北沢の小屋で、必要以上に気合いが入った小作品を見せられたみたいなのデスが…ホントにアカデミー賞ノミネートいっぱいされた作品なの?コレが??? よっぽど他にいい作品がなかったのでは…。  まあね、題材が元々ちっこいスケールだから、仕方がナイ部分もある。 稽古場と家と舞台と酒場しか出てこない、ヒロインの頭の中の閉じられたインナーワールドの話だから。 だからこそ、最後の舞台はもっとすばらしいものを用意してほしかったな。 あんな稽古場みたいな古くて小汚い小劇場なんかじゃなくって、華やかで近代的な大舞台と大観衆を用意して、そこでニナを踊らせてくれたら、最後の「パーフェクト」というセリフも、もう少し迫力を持ったのかもしれない、と思う。  ナタリー・ポートマンが頑張ったとかとは別の話で、もっと美しい白鳥と黒鳥のバレエを観たかった。それにつきる。残念です。
[DVD(吹替)] 4点(2012-07-31 16:57:19)(良:4票)
108.  CUBE2
うわぁ、なにもかもアッサリ。アメリカ人が好きそな味つけ。  型通りのキャラクター設定の登場人物たち。ちょっとだけサスペンスフルな、わざとらしい展開。ストーリーがない分、ちょっとだけSFを絡めてみたよ。ラストは意外性を狙ってみたよ。意味はないけど深い意味があるように見えるかな?そうそう、映像はやっぱスタイリッシュじゃなくちゃね。頭の悪い人でも十分楽しめるよう、頑張って作ってみたけど、どうかな~♪  …と、胸張って言われた感じ。 そんな事イバって言われても困るな~というのが、ワタシの感想。 95分間、退屈はしないんですけどね…。そんだけ。 
[DVD(吹替)] 4点(2012-07-16 22:41:13)
109.  エスター
悪くはない。悪くはないんですが…。 すべてがセオリー通りなんですよね。これが、同じセラ監督のリメイク作品「蝋人形の館」だったら、よくここまで面白くリメイクできたな~と感心できるのですが、残念、この作品はリメイクじゃない。  具体的にいうと、サスペンス「ゆりかごを揺らす手」に、チャイルドホラー「ケース39」とか「オーメン」(古すぎっ)を掛け合わせたら、あらこの作品が出来ちゃった♪…って感じなんです。 たくさん映画を観てきた人間には、頑張ってるしソコソコ面白い作品ではあるんだけど、でもやっぱりかなり物足りないなぁ…。  セオリーを吹き飛ばす大逆転ネタがエスターの正体って事なんでしょうけど、それもそんなに衝撃的ではなかった…。というか、衝撃的な正体であったとしても、その正体がストーリーの展開にまったく影響がなかったのがまずかったのでしょう。 それに、魔女メイクのエスターがあんまり怖くなかった…。 何が一番怖かったって、DVDのパッケージ写真のエスターです。あれより怖いエスターは本編には登場しないので、ご安心ください。  にしても、日本だったらエスターくらいの年頃の女の子とセックスしたがるロクでもないオヤジたちは、フツーにゴロゴロいそうです。 アメリカは、日本よりずっとロリコンへの規制が厳しいんでしょうねぇ。 エスター、日本に来ればよかったのに。
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-12 11:40:13)
110.  マシニスト
マシニストって「機械工」って意味でしたか。「機械工」である事が、ストーリーとどれだけリンクしてるのか。してないじゃないか。 そもそも一年間も不眠なのにそれを解決しようとしていない時点で、ああこの男は何か問題から逃げてるな、と観る側にわかってしまう。それがネック。 そんだけ寝てなきゃ、そりゃー仕事もミスするし、頭おかしくなるし、幻覚も見るよな。なのに主役、意外と元気。仕事はもちろん、なじみの娼婦とする事はしてるし、暇があれば掃除してるし。いくら無意識に封じ込めた問題から目を逸らすためとはいえ、現実には体力が続かないって。  それと、痩せた体を見せびらかしてましたが、あんだけ痩せたら普通は恥ずかしくて隠すのでは?恐ろしいほど痩せた肢体が売りなのはわかるのですが、「見せびらかしてる」とこちらが感じるという事は、不自然な撮り方なのだと思う。あまりよろしくない。 それでも、悪くない映画でした。ヒットを狙わず、誠実に作り上げた作品という感じ。 私は、遊園地で少年と入った地獄行きの乗り物のシーンが一番怖かったです。抑圧した罪の意識があんな世界を見せるのなら、現実を直視した方がマシでしょう。主役の激痩せは、地獄へ堕ちた証明なのか…。 鑑賞後の後味は、ずっと前に「ジェイコブス・ラダー」を観た時と同じ。苦い、やるせない、けれど何故か少しの救われた感がある。 ロスが舞台の映画をスペインで苦労して撮ったらしいのですが、なぜそんな苦労を選んだのかだけが、唯一の謎でした(笑)  
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-12 11:25:27)
111.  ヒルズ・ハブ・アイズ2 《ネタバレ》 
あんな面白い「1」の続編なのに、面白くなかった。  へっぽこ軍人たちは、新兵の演習中だからへっぽこでも仕方がないとして、あの食人鬼たちの平凡さ・つまらなさったら、一体ナニ?! 「核実験の影響によって奇形化し、健常者を憎む食人鬼」という哀しくも恐ろしい設定を、今回まるで無視ですか~。 ストーリーもキャラクターもまったく工夫なし、食人鬼たちが餌場にやってきた軍人と殺しあう、ただそんだけ。軍人なのにメンタル弱いし。食人鬼なのに結構あっけないし。 よくもこんなつまらない話にしてくれて…(怒)  テリトリーが洞窟、というのもツマラナイ。 「1」のように、砂漠の中に忽然と街が現れ、一見すると普通にも見える街が食人鬼たちの隠れ住む街で、主役らはその中へさまよい込んていく…なんていう設定は、「蝋人形の館」もそうですが、異界(異世界?)へ迷い込む雰囲気がすごくよかったのに。 これじゃ~単なるモンスターパニック映画。「ディセント2」「クライモリ」と変わらんじゃないですか。  まぁ監督が変わった続編に、駄作はつきものって事なんでしょうね…残念。 もし「3」が出来ても、アジャ監督じゃなかったら、も~観ません。
[DVD(字幕)] 4点(2012-07-10 01:11:17)
112.  ザ・ウォッチャー
もしかしてキアヌって演技ヘタ?!と思っちゃったよー。ヘタまでいかなくても、演じられる人物の幅が狭いのは確かだ。まったく怖くないし、凄みもないし、深みもないし。何のために連続殺人してるんだ。快楽殺人かと思えばそーでもないし。孤独な女性を選ぶのと殺人の動機をシンクロさせてキアヌの孤独を表現するのかと思えば、そーでもないし(なので、最後の被害者をカウンセラーにした設定も生かされてな~い)。ほんなら、スペイダーへのストーカー的執着心から女殺してるって設定をもっと生かせばいいのに、そこら辺も表現不足。タイトルの割りに、たいしてウォッチしてないじゃーん!もう何もかも煮え切らない中途半端。
[DVD(字幕)] 4点(2012-07-10 00:12:04)
113.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 
ディカプリオなんで、きっと面白くないだろ~と思って吹替で観始めたら、これが意外と面白かった。 私自身はネイチャー系と真逆の人間なんで、「この世の楽園のようなビーチ」と言われてもまったくピンとこず、「なんでそんな場所へ行きたいんだ?」と首をかしげました。 都市生活に飽きて疲れて、自分探しの一人旅?そんでもって、自然へ回帰?なーんか陳腐だなぁ、その発想と展開…なんて思いました。  それと、そんなに「伝説のビーチ」って、魅力的なの? アメリカ人だけじゃなく、フランス人にも?もしかして、日本人にもそういう人いるの? 旅の途中で時間も暇もあるから行ってみただけじゃなくって、そこへずーーっと住み着きたくなるくらい、魅力あるの?サーファーでもないのに??? それが全然わからないので、登場人物の皆さん達にまったく共感ができず、困りましたよ…。 私が一番共感できたのは、大麻畑を武装して守るオッサン達。 「ここは楽園~」なんて、頭に花を咲かせている能天気な外国人たちに対し、違法行為をしながら国の家族へ送金しているオッサン達のまともなことったら。 現実逃避してないで、サッサと自分の居場所へ帰って、キリキリ働かんかい!と思ったよ。  あと、気になったのが、ディカプリオの吹替の声。 なんかゲーマーの男の子みたい…と思ってたら、そのまんま、ゲーマーという設定でしたか!なんだ~。 歯医者へ行かせてもらえず力づくで抜歯される仲間に対しての発言や態度を見て、「おたくっぽいな、コイツ」と思ってたんですが、ゲームおたくは、アメリカでもやはり同じようなパーソナリティーなんですねぇ。 途中で頭が煮えちゃって、完璧に現実からゲームの世界へ入っちゃったのは、意外な展開で、面白かったです。  ラストはね…。 脳化しすぎた現代社会へ、ただ戻るだけ?痛みと楽園の記憶を抱えて…とか尤もらしい事、言ってるけどさ~。 もう少し、進歩とは言わないまでも変化はないの?あんだけ、やりたい放題やっといて~。と、無理やりいい感じで終わらせた感のあるラストがちょっとね。  最初から最後まで、ディカプリオはじめ皆さん、全くいい御身分だ~。現実逃避して、能天気に浮かれて遊んでいたら、オッサン達に怒られて、しょんぼりして帰ってきたよ。バカか? というお話でした(笑)いや、面白かった。 
[DVD(吹替)] 6点(2012-07-05 13:21:10)(良:1票)
114.  ヒルズ・ハブ・アイズ 《ネタバレ》 
しまった。面白かった。 「サランドラ」は観ていないのですが、元核実験場の砂漠に隠れ住む食人鬼一家が旅人を襲っては食べちゃう、というストーリーを忠実にリメイクしたのが、本作。 なので、ナゼ <放射能によって奇形になった ←→ 人を襲って食べる>がリンクしちゃってるの?という謎をつついても、しょうがナイ。リメイクだから(苦笑)。 でも、面白かった。 アジャ監督の力量でしょうか。前半、獲物として誘い込まれた一家がメタメタにやられていくのですが、その演出の容赦のなさ・スピード感によって、どんどん作品のテンションが上がっていきます。 強いものから次々に殺され、残ったのは、たよりないティーンの姉弟と優男のムコ殿。え~コレどうなんの?と思わせるのが上手。 キャラクターの設定もいい。 元警官のマッチョ舅にバカにされるムコ役の、アーロン・スタンフォードが特によかった。 髭・メガネ・ちょいロン毛・携帯関係のお仕事という、理系で優しくて穏やかで家庭的な、いかにもな現代の若者が、妻を殺され、子どもを拉致され、極限状態に追い詰められて原始の怒りを目覚めさせていく過程は、非常にみごたえがありました。 理不尽な暴力に対しては、理性も文明も何の役にも立ちゃしない。大切なものを暴力から守りたいと思ったのなら、自分の中に封印した凶暴なものを解放せざるを得ない。そこにホンの少しでもためらいがあったら、負けてしまう。イコール、死。ならば、襲ってくる相手に対して非情にならざるを得ない、むしろ、なるべきなのだ、と。  この映画は、ある日いきなり犯罪に巻き込まれてしまった人が、こんな理不尽で恐ろしい目にあうなんて、ナゼ?!と混乱するのと全く同じ状況を描き、さらに、それに立向かわなくてはならない状況を設定して、そして勝ってみせるところまでを描いてくれました。 よくある「知らない土地に行ったら襲われた系ホラー」であるのに、鑑賞後の後味が非常に良かった。それは、人間の掟を捨て野獣に堕ちて殺し合いをしたのは、もっとも弱くて大切な赤子を守るためだった、から。そしてそれを守りきることができたから。 あらためて、好きだな~アジャ監督。
[DVD(吹替)] 7点(2012-07-05 13:19:53)(良:2票)
115.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 
もうね~「死のリスト」にのった人間は、おとなしく死にましょうよ。 でないと、ショッピングセンター壊滅!死者数百人!!てな事になって、死ななくてもいい人間が大勢死ぬ羽目になっちゃいます。 ここは諦めて、予知通りに、潔く…ってワケにはいかないか。映画10分で終わっちゃうし(笑) にしてもこの4作目、残念ながら、評価できるのは最初のサーキットでの事故シーンだけでした。 ストーリーはありません、死に方バラエティをお見せします!という映画なのはわかってましたが、その肝心の死に方に、芸がナイ。 今回はやたらと内臓を見せたり、皆さんを肉片にしてみたり、肉体破壊をしていましたね。 展開も登場人物たちもサラッとしすぎてるから、グロさを強調してみたのかな?でも、続きすぎると、飽きる…。荒唐無稽っぽさが出てきて、チャチに感じてしまうし。 3Dで観てたら、画面の迫力で色いろ補えるのかな?でもこの映画に千円とか払うのは嫌だな…。今回レンタル50円なので借りましたが、もう次作は観ないかも、です。
[DVD(字幕)] 4点(2012-06-30 02:59:04)
116.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 
シリーズ1,2,3と観ましたが、やはりこの作品がベストですね。 丁寧によ~く考えて作ってある。冒頭の飛行機の墜落シーンがあまりに迫力があって恐ろしくて、もう飛行機に乗りたくない!と本気で思ったほど。 思わず作った「この死に方は嫌だランキング」の第1位は、ロートン先生です。 首にガラスが突き刺さったと思ったら家が火事になり、倒れたところに上から包丁が降ってきて胸にプスッと刺さり、あげくにガス爆発で包丁がさらに深くブッスリ刺さって死亡。絶命するまでが長すぎる…恐ろしい…。 第2位は、トッドです。 自宅バスルームなんて一番気が緩む場所で、洗濯物干し用ロープが何重にも首に巻き付き、ボディシャンプーだらけのバスタブでツルツルすべり、ジワジワ死んでいくなんて、イヤすぎる…。 だったらテリーみたいにバスに跳ね飛ばされて一瞬で死ぬとか、野球帽かぶった男子みたいに金属片で首が吹っ飛ぶとかの方が、ずっとマシですね。いやもう、オッソロシイったら。 DVDにはもう一つのエンディングが入っていて、新しい命の誕生<アレックスとクレアの子>が、「死の運命」を止めたというバージョンがありました。 でも試写会(?)での反応は悪く、嫌われキャラのカーターを死なせるエンディングに大金かけて撮り直したそう。そーしたらかなりウケたそうですが、制作側は「ティーンの観客達は、このエンディングを受け入れるには未成熟すぎたのだ」とか不満タップリでした(苦笑)。 確かにストーリーの完成度でいえば、作り直す前の方がいいのですが、現在のラストの方が勢いやノリがいいのは否めません。バッド・エンディングの方が現代風って事なんでしょ~か。 おかげで、続編が続々と作られたワケで、結果オーライ? 登場人物たち一人一人すべてのキャラクターが生き生きしてるのも、やはりこの作品が一番ですね。
[DVD(吹替)] 7点(2012-05-11 18:53:42)
117.  ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 
ウェンディ役、表情がいろいろあって好み~。魅力ある女優さんですね。 ジェットコースター好きなんですが、これから乗るときに必ず思い出しちゃいそうです。 にしても、遊園地のジェットコースターひとつでここまで盛り上がれるのって、やはり高校生だよなぁ~。カワイイですね。 1,2,3とシリーズを観てきて、毎回「この死に方だけは嫌だランキング」をひそかにつけているのですが、今回のランキング1位は「日焼けマシーンで焼死」。 いやもう、この死に方、辛過ぎるでしょ。今回のハイライト・シーンでもありますが、思わず目を覆ってしまいましたよ…。 2位が「電動ドライバーで頭に釘を打ちこまれて刺殺(?)」。 なんか、イヤ。これだったらジュリーの友達の死に方の方がマシかも。 イアンやフランキーの死に方は、苦しまずに一瞬なので意外と楽かな。ジムで頭つぶした人も。目の前で死なれた方は、ドビックリですが。 最後の地下鉄のシーンは迫力満点。地下及び電車の中という、閉鎖的で逃れようがない場所での恐怖が、よく伝わってきました。 生き残った3人を一か所に集め、一応死ぬ順番をちゃんと守って一気に死なせていくとは、死神さんたらお茶目。 面白かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2012-05-11 16:15:57)(良:1票)
118.  デッドコースター 《ネタバレ》 
1、2、3とシリーズを観ましたが、この2が一番ダメ。 なんかほかの二つとは、作品の色というか雰囲気が違う~と思ってたら、監督が違ってたんですね。やっぱり。 1から続く形にしなければよかったのに。 1との矛盾があって、ストーリーというか、一番大事な「死の運命に勝つ方法」が破たんしているのが、決定的にダメでしょう。 1のラストで、アレックスは感電して一度心臓が止まって死んでるのに、結局「死の運命」からは逃れられなかった。 なのに、なんでキンバリーは逃れられたの?おかしいっす。全然納得いかない。 それとこのキンバリーというキャラに、魅力がない。 容姿は清純アイドル系でいいのですがそれだけで、ストーリーを引っ張っていくパワーが足りない。 いつもそばに引っ付いているイケメン系の警官と、クレアの二人がいなかったら、ラストまで見ようと思わないくらい、吸引力がない。 死に方バラエティですが、エレベーターに挟まれて首チョンになる女性と、その息子の歯医者でのアクシデント以外の人間たちの死に方が、あまりにもオソマツ。もしかして手ヌキ?作り手側の情熱を感じなかったなー。 1と3は、気楽なホラーが見たいな~という時に何度も観てしまいますが、この2は一回だけでいいです。せっかくクレアが出ていただけに、残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2012-05-11 16:05:01)(良:1票)
119.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 
よかった!面白かった! 最初から最後まで、ずんずん行くね! これは青春~冒険~ホラー~SF~と、ジャンルを限定せずに心のままに創造したような作品だね。何でもアリでたくさんの楽しめる要素が入っているから、作品を分類して味わいたいタイプの人にはむかないかも。 でも私はこの作品が大好き。キングの中でもかなり好き♪最後のワンシーンまでずっとワクワクさせてくれたよ。 …にしても、数ある宇宙人の中でもこのクリーチャーはイヤだな。ゾンビの方がまだマシなくらい、生理的に気色悪い。絶対憑依…じゃなくて体にとりつかれたくない。シモからくるのって、ヤダよねぇ…トイレなんて超個人的な場所で恐怖を味わいたくないよ。そこら辺もウマイね。さすがスティーブン・キング。
[DVD(吹替)] 8点(2012-02-06 16:58:23)(良:2票)
120.  ハンニバル・ライジング
レクター博士のファン以外の人が見ても、たいして面白くない。そんな映画。 レッドドラゴンはまだ面白かったんだが。 原作者のレクターへの思い入れにつきあうのも、これが最後かなぁ。もう本も読まんよ。 
[DVD(吹替)] 4点(2012-02-06 16:32:31)
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