1201. めまい(1958)
思いつきで話を継ぎ足していったような内容であり、今日では、後続の幾多の作品に抜き去られてしまっていると思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-02-07 02:11:15)(笑:1票) |
1202. アルバレス・ケリー
《ネタバレ》 あれ?これって牛を運ぶ話じゃなかったっけ?と前半は自分が何を見ているのかを数回確認してしまいました。後半はまあ、それっぽくなってきますが、各登場人物の背景にまで踏み込んでいないので、「最後の大突撃が撮りたかっただけなのでは?」という疑いを禁じ得ません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-02-04 20:46:07) |
1203. Uターン
《ネタバレ》 この豪華キャストからは予想もできないほど、退廃しきった雰囲気で延々と苛々させるだけのお話。展開なんかはそこそこ凝っているのが、さらに後味の悪さを増幅させている。ビリーボブの性格極悪な修理屋やホアキンとクレア・デーンズのバカップルの絡ませ方も笑えた。ただ、これら魅力的なサブキャラが片付けられてからのラスト30分は、やはりちょっとダレたと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2016-02-02 01:10:29) |
1204. 緑色の髪の少年
《ネタバレ》 ある日少年の髪が緑色になりましたという、ネタとしては1つしかないのだが、余計な部分を削ぎ落として端的にまとめているため、印象の強い作品となっている。しかし、着地部分にはもっと何かひねりがあるのだろうと期待していたのだが。 [DVD(字幕)] 5点(2016-01-31 01:04:22) |
1205. 赤い河
ほとんどが、ただ雑談しているだけのようなシーンにしか見えなかったのですが・・・似たようなシーンが妙に多くて、とにかく長く感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-01-31 01:02:46) |
1206. イン・ザ・スープ
もっと上品で優雅な作品を期待していたのですが・・・制作側が登場人物を好き勝手に動かしているだけの独善的なシーンの連続で、見ていてついて行けませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2016-01-26 00:17:44) |
1207. コップランド
《ネタバレ》 これだけ有名キャストを詰め込んでおいて、これだけ料理し切れてないとは・・・。何のために出てきたのか分からない人がたくさんいます。スタローンも何がどう変わって、そして何を生かして最後の逆転に至るのか分からないし、そもそも敵方にも頭脳も戦略も見当たらず、最初から強そうに見えないので、それを破るカタルシスがありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-01-24 02:13:40) |
1208. ラブ IN ニューヨーク
設定からしてもっと面白くなるかと期待していたのですが・・・何か全体的にちまちました感じで、突き抜け感もスリップ感もないままに地道に終わってしまいました。 [DVD(字幕)] 4点(2016-01-17 01:41:55) |
1209. エクソシスト
《ネタバレ》 何か、全般的にえらくのんびりしているというか、当事者たち(少女除く)にも危機感なさそうというか、そんな雰囲気を感じてしまったのですが・・・前置きの長さにも、ちょっとびっくりしました。 [DVD(字幕)] 5点(2016-01-16 02:08:40) |
1210. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 見ているときの印象は、導入部が長すぎ、というのと、漂流している間の光景がえらく淡々としているなあ(水や食料に苦労している様子もないし、体力が落ちている気配もない)、というだけだったのですが、後でやっと分かりました。船を沈める嵐はノアの洪水、この話は「その後どうなったか」の物語、トラはパートナーではなくファンタジーだったのですね。ただそれならば、ただ映像が綺麗なだけのシーンは、もっと減らしてほしいところでした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-01-09 13:50:41) |
1211. コンスタンティン
《ネタバレ》 まるでオタクの高校生の脳内妄想みたいな作品世界を、ガンガンお金をつぎ込んで映像化したら、オタク魂が一歩もぶれることなく美しく具現化されてしまったという奇跡のような作品。キアヌの場合、基本的に無表情で余計なアクションも入れない演技性が、こういった人工的で非日常的な環境には適合しているのだが、それを浮かせることなく地味に受け切り、しかもバスタブシーンや悪魔乗り移りシーンのような見栄えの悪い演技も綽々とこなせるレイチェル・ワイズという人は、やはり貴重だ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-07 00:31:12)(良:1票) |
1212. 太陽の帝国(1987)
いろいろ手を広げすぎて、収拾がつかなくなってしまった感じ。というより、撮りたいシーンがいくつかあって、それに合わせて脚本を考えたんじゃないかと思う。いくつかの映像は確かに印象的だが、全体としては、大人が無理矢理子供の目線に合わせたようなちぐはぐさが漂っている。 [映画館(字幕)] 5点(2016-01-05 00:26:54) |
1213. ランボー
《ネタバレ》 存在を知って以来ずっと、ベトナム帰りをダシにした単純アクション作品と勝手に思いこんでいたため、意外に真面目で落ち着いた作りにびっくり。絶壁のシーンや洞窟脱出のシーンなど、変な小細工を入れずに地道に主人公の横について撮りきっているのが、かえって実感を出している。●(追記)改めて見てみると、脚本も細部まで丁寧であることがよく分かる。敵役の保安官は、単に底意地の悪いアホではなく、猟犬の状況からランボーに弾がないことを見抜く・トラウトマンの無線を利用してランボーの位置を割り出す、など、一定の能力はあるように描写されている(結果、それを一蹴するランボーの強さが引き立っている)。また、最初は見る側にとっても謎の男だったランボーの背景が徐々に明らかにされていく構成、ほとんど無言だったランボーが最後に爆発する長台詞といった絶妙な調整も、作品に余韻を与えている。 [DVD(字幕)] 7点(2015-12-29 01:29:18)(良:1票) |
1214. レッド・バロン(1971)
《ネタバレ》 戦闘機隊の優美な飛行の撮り方については、背景の絵も含めてこだわり十分であり、しかも途中からは機体が華麗な極彩色になっていくという美味しい展開つき。なんだけど、地上に降りてからの部分は途端に物足りなくなっており、ここをもっと発展させたら地上も空中も両方引き立つのに・・・と思わせる箇所が多かった。 [DVD(字幕)] 5点(2015-12-27 01:06:32) |
1215. 昼下りの決斗
《ネタバレ》 導入部はえらく単調だったのですが、結婚式のあたりからやっといろいろ動き出した感じでした。むしろそこからの心理の綾なんかをもっと見たかったのですが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-12-20 02:35:09) |
1216. ムーンウォーカー
もともと、"Thriller"のPVなんかの時点で、すでに曲のプロモーションという領域を超えた短編映画みたいなものを作っていたわけだし、その延長線上にこのような超長編PVが出てきたとしても、それは至って自然である。こういう製作が許容されていたこと自体が、まさに大スター・マイコーの存在感を物語っているわけです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-12-19 17:20:35) |
1217. エレファント・マン
非常に特殊な題材を選択していながら、中途半端な感情を入れずに客観的な描写に徹しているのが良い。この作品では、病院側の人物も、来訪者として登場する人物も、主人公を見世物として扱う人物も、その他一般の公衆も、すべてが同一次元において位置づけられており、誰か1人の立場に立つようには作られていない。その上で、限られた時間の中で、様々な立場の人物が表れるように周到に計算されている。これは、見る側にとっての、主人公に接したときに生じる重層化された様々な心理の表現そのものでもある。だから、見た後には、単に話に酔うだけではなく、自分の心の持ち方そのものにまで思いを至らせることができるのである。 [DVD(字幕)] 7点(2015-12-16 03:06:09) |
1218. 28DAYS
《ネタバレ》 更生の過程を地道に追っているのはいいが、あまりにも起伏がなく淡々としすぎで、主人公に共鳴するところまではいき難い。姉の二度にわたる訪問の場面など、感情が衝突すべき最も重要な場面なのだから、もっとじっくり掘り下げて描くことはできたはず。そういったところを飛ばして、なおかつ主人公の立ち直りの苦痛も言葉でしか表現されていないので、何となく空疎な印象を受ける。 [DVD(字幕)] 5点(2015-12-10 00:33:20) |
1219. 華麗なるヒコーキ野郎
《ネタバレ》 これでもかというくらいの徹底した飛行映像には感服したが、内容的な部分ではそれ以外に特に何もないような…。ただし、命に関わるほどの嫌がらせをした相手といきなり仲良くなったりとか、スーザン・サランドンをいきなり消し去ったりとか、いきなり撮影スタントの世界に突入したりとか、今日の脚本基準ではあまり考えられない無茶ぶりはびっくりした。 [DVD(字幕)] 5点(2015-12-08 01:37:47) |
1220. カウボーイ
何というか、何とものどかで平和な世界というか、牧歌的というか・・・。真剣にカウボーイをめざそうとする初心者が、いろいろ経験を積んでいって、いつしか1人前に成長していくという、至って真面目な成長譚。しかし、この全体に漂う頑張ろう感というかほのぼの感みたいなものが、作品世界と対応していなくて、どうにも居心地が悪いのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-12-03 23:49:35) |