1561. ダイヤモンド・イン・パラダイス
肝心のダイヤ奪取のところがものすごく適当なので、作品の骨子が成り立っていない。主人公も、引退したいのかどうしたいのか分かりません。セクシー・ショット満載のサルマ・ハエックに+1点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-12 00:12:32) |
1562. 勝利への脱出
そもそも、捕虜たちの表情がちっとも脱出したそうに見えず、大変平和に収容所生活を送っているように見えており、その時点で脱出ものとしては失格。その手段としてサッカーを使うというのも、全然理解できない。監獄ものとしてもスポーツものとしても、両方とも中途半端に自滅した感じ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-11-11 00:56:37) |
1563. 誘惑のアフロディーテ
《ネタバレ》 アレン作品にしては見やすい方だと思ったが、それは、再三登場するインチキ神々のインパクトが、そのアクの強さを薄めているからだろう。ただ、この人のほかの作品でもよく感じる、見終わってからの「だから何なんだ」感は、やはり否定できない。 [地上波(字幕)] 4点(2012-11-06 23:38:33) |
1564. 近距離恋愛(2008)
《ネタバレ》 友人系ラブコメ(?)は好きなので割と期待したのだが、話を巧く転がすことができず、結局焦点が曖昧なまま予定調和的に終了するようなことになっている。ただ、ミシェル・モナハンという女優は、ラブコメ素材としては良い資質を持っていると思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-03 22:28:32) |
1565. 砂丘
このサイケデリックな開放感とダラダラ感が、いかにも70年。全体のバランスなどまったく考えていない構成がよろしい。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-28 23:03:44) |
1566. ファミリー・ツリー
言わんとすることは分からないでもないし、絵として優れたショットも見受けられるのですが、全体の進行が頭で考えて作った感に満ちており、何かが動き出すという感覚が感じられないのです。そういえばこの人は、サイドウェイやアバウト・シュミットでもそんな感じだったなあ。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-28 02:58:51) |
1567. イエロー・ハンカチーフ
《ネタバレ》 あれだけ独立した世界として完結している原作を、一体どうやってリメイクするのかと思っていたのだが、意外に、変えられる部分は変えていて、頑張って作っていると感じた。導入部の静謐な雰囲気はなかなかのもの。ただやっぱり、あの耐え忍ぶヒロインの凛とした誇りは、倍賞千恵子でないと難しいかな・・・。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2012-10-27 00:00:28) |
1568. 人生万歳!
アレン作品にしては見やすく違和感が少ないかと思いながら見ていましたが、結局ドラマらしいドラマはありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-10-22 01:55:55) |
1569. 最後に恋に勝つルール
くっつきそうで別れそうでという微妙な関係がもたらす切なさを出したかったのでしょうが、肝心の描写自体が凡庸というか無内容なので、何も面白くないのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-10-20 02:31:25) |
1570. モ’・ベター・ブルース
もっとノリノリの展開を勝手に予想していたのですが、えらく真面目でゆったりじっくりした作りでした。しかし、描写が表層的で平坦なため、途中でだれます。 [DVD(字幕)] 4点(2012-10-18 02:24:40) |
1571. ヘルプ 心がつなぐストーリー
《ネタバレ》 前半は人間関係がちょっと分かりづらいのだが、それが整理されてきた中盤以降からは、全体が一体となってドラマが展開する。ただ、テーマへの突っ込みはやはり表層的で浅い。導入部と結実部分で視点が異なっているのも、それを象徴している。それを救っているのは俳優陣の達者な演技。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-10-16 00:42:02) |
1572. アパルーサの決闘
《ネタバレ》 前半は、真面目に作られているとは思いますが、何も逸脱がなくて面白みがない。後半は、目新しいことをしようとはしていますが、結局まとまりがつかなくなって拡散してしまっています。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-10-10 02:00:05) |
1573. みんな元気(2009)
《ネタバレ》 終始、画面や背景が明るすぎるのが気になりました。これでは登場人物は何の悩みも葛藤もないことになってしまいます。ラストに向けての展開もそのまま一直線という感じで、何とも予定調和的。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-04 01:35:33) |
1574. ネバーエンディング・ストーリー
作り手に都合の良いだけの必然性のないエピソードが切り貼りされているだけであって、特に何も感じませんでした。アトレーユの格好良さに+1点と、当時、あちこちで嫌というほどかかりまくっていた恐るべきテーマ曲に+1点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-13 02:23:24) |
1575. ドラゴン・タトゥーの女
いくら周りをいろいろと考えてデコレートしても、肝心の謎の設定やその解決が平坦な上に新鮮味がないため、あまり意味がないのです。ルーニー・マーラのキャラクター創造力だけで2時間半は辛いと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-09-10 23:26:17)(良:1票) |
1576. フリーダム・ライターズ
起こった出来事の表面をなぞっていっただけのような感じで、なぜそれが起こりえたのかということについての掘り下げが浅すぎ。ラップの挿入曲に韻をつけた訳を当てていった訳者の方の頑張りは見事だった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-05 23:33:04) |
1577. ヒューゴの不思議な発明
映像の美しさには終始見入ってしまったのですが、それ以外の要素が何もありませんでした。冒頭で、時計台の中に潜む少年という、実は映像の見た目とは逆の、陰鬱で屈折した魅力的な謎を提示していながら、それがその後につながっていないのです。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-09-04 01:16:11) |
1578. ストレンジャー・ザン・パラダイス
《ネタバレ》 結局誰も何もしないんですが、その登場人物におつきあいするがごとく、じーっと動かない、正面から撮らない、突然気まぐれっぽくシーンが終わる、という撮影と編集のコンセプトが凄いし、そのまま作品全体を通してしまったぶれなさっぷりも凄い。このインパクトがすべてですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-01 23:11:51) |
1579. コーチ・カーター
《ネタバレ》 バスケットのシーンは、ほかのバスケ映画、いやほかのスポーツ映画全般を通じてもトップクラスなほど迫力が溢れているのですが、それ以外のところがほとんどすべて予定調和的で、学園スポーツものの定番パターンを順々になぞっていっただけなのが痛い。つまり、この作品で光っている部分の源は、映画の力ではなく、バスケットの力なのです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-09-01 00:27:16) |
1580. アトランティスのこころ
完全に雰囲気だけで作ってしまったような感じで、中身にも乏しく、何が表現したかったのか分かりません。肝心の主人公の子役に演技力がないのも難点。ホプキンスは明らかにどう演技していいのか困っている。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-27 01:18:36) |