Menu
 > レビュワー
 > 元みかん さん
元みかんさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122
>> カレンダー表示
>> 通常表示
161.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
あっちゃいけないことなんだけれど、でも現実にも起こっていそうな、イヤにリアルな映画ですね。んだから、あんまり笑えなかったなぁ。このコンビはいったい何を露そうとしていたんだろう?なんて変にかんぐっちゃって……映画を観る正しい姿勢じゃないですね。反省、反省。やることなすこと、大がかりといえばいいのか、みみっちいといえばいいのか、わからんよなぁ。実際のニュースも情報操作されているんだろうから、やっぱり「戦場で動物かかえた少女」って画もあながちバカにできない、怖ろしや。それはそうと、あんなにたくさんのエキストラ使ったら、絶対どっかで情報が漏れる……。どっちかといえばその秘密が漏れない統制力のほうが怖かったりして。
6点(2004-06-20 02:25:32)
162.  タイムマシン(2002) 《ネタバレ》 
恋人を助けたい一心で「タイムマシン」を作ってしまう彼の行動に、涙がちょちょぎれそうになったけれど……あの~、あっさり諦めすぎでは……。たった一度試しただけで、やるきをなくしてしまうとは、「タイムマシン」までもを作ってしまった、未練たらたらの男というキャラとかけはなれているのでは??? 前半の街並みとかスケートリンクとか、けっこういい感じで好みなんだけれど……いかんせん未来に行ってからが情緒もへったくれもなくなってしまって残念。でも、ニューヨーク図書館の図書検索コンピュータのエピソードなんかは私の好みを刺激したんだけれど、むぅぅ。きっと後半部分、地底人にリキ入れすぎたんだろうなぁ。もっとドラマ部分に話をやってくれればよかったのに。どーせなら、陳腐だけれど、未来で出会ったおねーちゃんが恋人にうりふたつとか、姿じゃなくても、話している内容とかシチュエーションが、恋人とかぶるとか、それくらいのつながりがあったらしっくり来たのかもしれません。ちょっち残念ですね。 
5点(2004-06-20 01:25:48)
163.  白い恐怖(1945)
結局、グレゴリー・ペックは医者だったのか、医者じゃなかったのか……。バーグマンは「あなたは医者よ!」と決めつけていたけれど、それが気になって気になって……。それから初っぱなに出てきた、男に色目をつかいまくる女性患者。彼女の経緯も気になる……。そう、いろんなことが気になるんだよなぁ。ヒッチコックの映画って……。まっ、そんなことはどーでもいいことですね。これは、カタブツで恋を知らない女性医師のバーグマンがグレゴリー・ペックにメロメロになるお話。女って恋をするとここまで変わるのかぁ、や~ね~(笑)。↓の【なにわ君】さんが書かれていますが、「女性は恋をする前は分析医だが恋をすると患者になる」という格言、私の好きなワイルダー作品っぽいセリフで、ちょっとドキンとしましたです。夢判断の単純さも好き!やっぱり映画は単純じゃなくっちゃね~。ところで、私は精神分析医なんかと恋はしたくないなぁ。見透かされているのもイヤだけれど、知ったかぶりで違った分析されるのもちょっと……。バーグマンがグレゴリー・ペックとの散歩から帰ったとき、同僚の分析医がバーグマンの行動を推理する。手にマスタードがついているから、ランチはどーのとか、ほっといて状態だよなぁ。だから、「おあいにくさま、食べたのはレバー・ソーセージよ」と言ったバーグマンに、ニンマリしてしまった。
7点(2004-06-20 00:58:09)
164.  足ながおじさん
不自然に広い「ジャンヌ・ダルク孤児院」の食堂兼教室。アステアがいつ踊る、いつ踊る~とワクワクしていたので、ちょっと肩すかしをくらってしまいました。いやぁ~ダメですね。画面の中にちょっとでもスペースを見つけてしまうと、ダンスを心待ちにしてしまい、期待感が高まってしまいます。だから、逆になんにもないとちょっと拍子抜けしてしまうのです。アステアのダンスシーンはそこそこあったのですが、もっともっとアステアのダンスを見たかったというのが正直な感想。『リリー』の頃からちょっと太ったかなって感じのレスリー・キャロンもかわいいんだけれど、お目当てがアステアなので……ゴメンちゃい。そうそう、アステアは下心いっぱいでいいのです。周りのことをほとんど考えず、自己チューで、自分勝手にふるまうアステア。そんな彼が私は好き。それから忘れてはいけないのが、執事の秘書?セルマ・リッター。レスリー・キャロンの手紙を読んで涙する、いざとなったらレスリー・キャロンのためにアステアに直訴?する、そんな彼女がとてもかわいらしくて好きです。そう、今後私のことはセルマ・リッター好きと呼んでください。彼女が出てくると、コミカルかつ人情味あふれる映画になりますね。ケチをつけるなら、レスリー・キャロンのソロ場面。ちょいと幻想的になりすぎて、ちょろっと退屈でした……でも、彼女が空想好きの女の子ってのはすごいハマルので許してあげよう。ウンウン。
6点(2004-06-19 19:11:23)
165.  サンセット大通り
先日、ウィリアム・ホールデンは死後数日して、死体が見つかったということを知りました。どんな状態だったのかはわかりませんが、きっとプールに浮いていたんだろうな……と思いました。若い身空で可哀想に……とも。えっ?ホールデンは夭折したわけじゃあなかったんだよね。そ、そうだった、それだけこの映画のプールに浮いたホールデンが印象的だったってことなんです。
7点(2004-06-13 14:24:30)(笑:2票)
166.  魔人ドラキュラ 《ネタバレ》 
クラシックを使った出だしの音楽、とある男性がドラキュラ伯爵の待つ邸宅にいくときのおどろおどろしさ、そう期待感は十分だったんですよぉ。村人が男性に十字架を手渡し、「信じないかもしれないけれど、お守りだと思って」と言ってもたせる……それが、あんまり役に立っていないというか……十字架に一度はひるんだドラキュラもその後はなんの障害にもならずに、あっさり男性を子分にしてしまう。一事が万事、あっさり流れすぎるんですね。はじめの紹介のされかたをみて、きっとこの人は何か重大な役割を担っているはずだと想像する……それが見事に裏切られる、そう、何の関係もなくただやられるだけ……みたいな、、、ね。肩すかしばっかりで、ちょいとイライラ感が募りました。やっぱり私は、「くるぞくるぞくるぞ~」という期待感を裏切られない映画が好きです。単純なんでしょうね。
4点(2004-06-13 14:05:18)
167.  愛と追憶の日々 《ネタバレ》 
漠然と「50歳になったらオープンカーに乗るぞ」と思っていたのですが、この映画を観て妙に現実的な夢となりました。ふふふ、スカーフまいてオープンカーでブイブイいわそう。まぁ、さすがに砂浜を足でハンドル操作なんて無謀な真似はしませんが(笑)。だって砂浜走ったら、車が塩で傷むじゃない!自家用車でそんなことはできないわ……なんて言いながら、ちゃんと砂浜だけれど車を走らせることのできる場所があるのです。能登半島に。ただそこは……観光バスなんかがうにょうにょいるので雰囲気がダメ。じゃあどこで走らせるか。ヘヘヘ、他にも候補はあります。そう、それは北海道。そこは砂浜だけれど車が走っている。そう、昆布とりのための軽トラがタマに走っているのです。そこだと雰囲気出るかなぁ。ただ問題としては、その砂浜の正確な位置を忘れていること。どなたかご存知なら教えてください(ペコリ)。さて、どうでもいい話に終始してしまいましたが、この映画は基本的に母と娘の確執と愛情の物語です。私は娘の立場で、母親に反抗する気持ち、それでも大好きな気持ち、なんとなくわかります。そうして、娘を見送ったときのシャーリー・マクレーンの言葉。きっと看病をしたことある人なら誰もが感じることなんでしょう。私はまだ本格的に人の看病をしたことはありませんが、そういうところが胸にずしんときました。
7点(2004-06-13 02:43:41)
168.  歩け走るな!
まずは『シャレード』を観た後に観ることをオススメします(笑)。なぜって、私の一番好きなシーンが『シャレード』ネタだからです。そう、ケイリー・グラントがコーヒーを入れるシーン、あの場面は、『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンのテニスラケットでパスタの湯切りをするシーンに匹敵します。なんていうのでしょうか、同じネタをしつこく繰り返す、このリピートにやられてしまう心境っておわかりになるでしょうか? アパートの階段にひつこくいる子どもやミルクをとるときに締め出しをくらう場面……最低2回は繰り返してくれるおとぼけお笑いシーンに、観ているこっちがニヤニヤしてしまいます。単純でくだらない映画が好き!って人はぜひとも『シャレード』を観た後にご覧ください。単純でくだらない映画ってことは保証します。そうそう、申し遅れましたが、この映画の舞台は東京オリンピックに沸く日本。作りモノっぽい日本を堪能できるという楽しみもあります。ベタベタなお約束展開映画をお楽しみくださいませ~(笑)。
7点(2004-06-13 01:00:53)(良:1票)
169.  プリティ・プリンセス 《ネタバレ》 
ミアの住んでいる家、これがとても楽しそう。消防署のようなすべり棒があって、屋根裏部屋っぽいところに楽しい部屋が。お母さんが芸術家ってことだけれど、なんて面白そうなお家なんでしょう。あんなところで育ったら、さぞや明るい子になりそうなものなのに……なんだか地味に育っちゃいましたね。ミアちゃんは(笑)。お友達もなにやら痛そうな雰囲気だし。ああいう子、中学とか高校とかの同じクラスにいたら、多分浮いてしまうはず……。なんだけれどね、なんていうんだろう彼女たちの友情になにやらじーんとくるものがあるんですね。ミアは、友達との約束をたがえてしまうけれど、そう、とても大切な約束だったはずなのに、きれいさっぱり忘れている彼女に、観ている私もやきもきしてしまったものですが、それでも友達はミアを許す。こういう友情ものに弱いんです、私。それが友達ってもんだよなぁって思うと胸にジーンとくるんですよね。プリンセス修行のほうは、こうも見事に特訓の成果が現れないというのも、逆にすごいなぁーと思うわけで(クククッ)それよりも、ミアの失敗をなんとかしようとした、大統領夫妻の優しさというのが、なんかね心に残っているかな。あっ、そうそう、最後のシーン、片足がクッとあがるところ、あのシーンって夢があって、キレイで、とってもステキですね。しーんとした庭がいきなり華やいで、自分たちを祝福してくれるようなシチュエーション、あれってちょっと夢です。できれば10代の頃体験したかったけれど(エヘヘ)。
7点(2004-06-13 00:36:15)
170.  大いなる西部 《ネタバレ》 
いろんなところで、いろんなストーリーが興っていそうな映画です。というのも、主役はもとより脇役であるはずの人々の生き様とか考え方というのが、やけにリアルで、とてもしっかりしているからです。この映画を観ると、ビッグマディをもらったあの女教師のお父さんって、どんな人柄だったんだろう?とか、どんな功績があったのかな?とか、テリル家とヘネシー家の家長同士の諍いって何だったの?(きっとしょーもないことだったんだろうな)とか、いろんなストーリーに思いを馳せることができるのです。素晴らしいですね。ワタシは、息子を撃ったヘネシーの親分の男気がとても好きです。父親としてはダメなのかもしれませんが、一家をまとめる家長としての、一本スジのとおった彼の男気がとても好きなんです。ただもったいないのは、もうちょっと牧童の見せ場があっても良かったのではないかなってところ。まぁ、それもストーリーを想像すればいいだけの話ですがね。とっても想像力のふくらむ映画です。
8点(2004-06-07 01:36:43)(良:1票)
171.  ローマの休日
大学生のとき、初めて名画座に行くきっかけを作ってくれた映画です。そして初めて観た白黒映画でもあります。そのときは「映画ってなんて面白いんだろう!」って思ったものでしたが、それ以降劇場に通ったりしたわけではありませんでした。私が映画好きとなったのは、それより下ったヘプバーン主演の『麗しのサブリナ』を観てからです。さて、そんな話はどうでもいいことですね。この映画の魅力は、おじさまと娘っこの友情にあります。そしておじさま新聞記者とおじさまカメラマンの友情でもあります。そう、恋愛映画じゃないんです。新聞記者と若い王女様の友情の物語なんです。おじさまと娘っこの友情っていいなぁ。年上の異性に知らなかったことを教えてもらう……これは、男性女性を問わず誰もが思い描く、憧れの形じゃないでしょうか。そんな願望を疑似体験させてくれる、映画って本当にすばらしいですね。
9点(2004-06-07 01:16:38)
172.  オールウェイズ
みなさん書かれていますが、誕生プレゼントのドレスを着てダンスをするカップル二人の姿がとてもステキでした。男くささいっぱいのバー(なのかな?)でおもむろに♪煙が目にしみる♪が流れる。そして自然とよりそうように踊るホリー・ハンターとリチャード・ドレイファス。そこの場面がステキだからこそ、その後の悲劇が辛くって、哀しくって、死んだ後も彼女のことが忘れられない主人公の気持ちが痛いほど伝わってきて……それでも、自分に続く優秀なパイロットを育てるため、飛行機に乗り込み影ながらも後輩を助けていく。人間って、どこかで繋がっていて、誰の死も生も無駄じゃないんだという、なぜかしら安心感のようなものが沸き起こってきました。自分が一人前になるまでに、いろんな先人たちに助けられて、そして自分の役目が終わったときに今度は、後輩の指導にあたる。そんなプラスの循環に、人間っていいなぁって思わされるのです。さてさて、まったく話が変わりますが、いつもながらジョン・グッドマンという人は面白い役をもらっていますね。彼が出てくると、とってもコミカルで、悪いヤツなのに何故か憎めないキャラがなんともおかしく笑わせてもらっています。この映画での極めつけは、飛行機の消火訓練で、ジョン・グッドマンめざして消火剤が落とされたところ。パラソルにラジカセなんてリゾート気分でのほほん指導していた彼は、ちゃんと落とされておりました。そういうお約束っぽいのがいいですね。
7点(2004-06-07 01:00:27)(良:2票)
173.  ジョー・ブラックをよろしく 《ネタバレ》 
ブラピ…かっちょええなぁ、タキシードをキリリと着こなす姿が超かっこいい。そんで、笑顔がチャーミングでむっちゃかわいい。うわわー、死神に魅入られるのもわかるよ、わかる。どうせ乗り移るなら外見がいいほうがいいもんね。……えっ?違う話だって?ごめんごめん、あまりにもブラピがかっこよかったものだから(ウフフ)。しかもね、この映画は、愛が溢れている。ただ…男女の愛、親子の愛、そして人間愛…そんな愛についてのエトセトラをヒロインのみが分かっていないのが残念なところ。死神ですら、愛とはなんぞやを最後には学習したというのに…。結局、父に愛され、死神に愛されたヒロインは、愛されることに慣れていて自分から愛を与えることが何なのかということがわかっていないところにジレンマを感じました。せっかくお嬢様でありながら医者として自立して働き、いろんな人と接しているのに、どうして鈍感なのか…。もしかしたら、愛情たっぷりに育てられたゆえの鈍感さ、人を思いやる気持ちの疎さっていうものが表されているのかもしれません。逆に彼女のお姉さんに目がいってしまいます。大好きな父親に喜んでもらいたいけれど、何をすればいいかわからなくて盛大な誕生パーティをプロデュースすることで、なんとか「お父さん大好きよ」というメッセージを送る。涙ながらに「妹の贔屓はしょうがないわ、だけど私のこともちょっとは見て」(正確なセリフは忘れた)と言う彼女の切実さ。そしてそんな彼女を包み込む旦那さんの愛情。彼は死神に教えます、愛とは何かを。「相手の欠点をも含めていとおしいと感じる」そう、この言葉に心打たれるのです。死神とお父さん、二人で橋を渡っていくシーン。彼岸へと旅立つ、それが華やかな花火に見送られる。すごく、いい終わり方だったのに…死神が去って、コーヒーショップでの好青年ブラピが戻ってきたとき、ヒロインは人が違うコトに気付かない…これでガックリきてしまいました。もうちょっと何かを感じとって欲しかったのです。だって、あんなに死神は彼女を大切にしていたんですよ。そして彼女も死神が好きだったんだはず。これじゃあ、ブラピの超かっこいい外見に惚れたっていうだけやんか!! ま、私も女性だから、ブラピがそこにいたら、そのまんま何も考えず、外見だけにぽーーーって惚れちゃうかもしれないけれどね。ユアン王子とレッドフォードの次に、ブラピが好きです。
[映画館(字幕)] 7点(2004-06-06 01:37:19)
174.  ヒズ・ガール・フライデー 《ネタバレ》 
あれよあれよという間にストーリーが進んでいく、非っ常~ぅにテンポのいい映画ですね。なんだかわからないうちに煙に巻くケイリー・グラントとロザリンド・ラッセルのトーク&トーク&トーク&トーク。こっりゃあ凄いわ。スピード勝負でまくしたてるだけじゃなく、観ていると自然にいろんな状況がわかってくるっていうのも凄い。とても圧倒される映画ですが、不思議と壮快感が残ります。人を騙して嘘をついて……っていう悪行を描いているのに、なぜかすっきりするという不思議な作品。私もヒロインと一緒になって、何かがおかしい???と思うことがよくありました。印象的だったシーンもいろいろとあるのですが、とにかく一番強烈に残っているのが、スカートをまくしあげて走るロザリンド・ラッセル。デブった保安官をタックルして、馬乗りになりネタをあげる。元夫の悪徳編集長(ケイリー・グラントね)の手はわかっているから、簡単にはまるめこまれないんだけれど、やっぱりあちらさんのほうが一枚も二枚も上手。保険勧誘員のくせに人に騙されやすい婚約者(私的にはジャック・レモンのイメージ、違う俳優さんだけれどねラルフ・ベラミーさんゴメンなさい)がどんどん罠にはまっていって、それを助けながら猛進していく彼女のすごいことといったら……。もう、むちゃくちゃ面白いです。最終的にはケイリー・グラントのところに戻っていくわけですが、婚約者のほうと一緒になったら彼女はもう、大変だったでしょうね。義母さんとうまくいくとは考えられないし。結果的にあの二人はアレで良かったのでしょうが、壮快感の中に釈然としないものが含まれ、何か騙されていると思ってしまう、不思議な作品です。多分、ロザリンドもこれから先、何かがおかしいと感じながら生きていくんでしょうね(汗)。
8点(2004-06-05 23:18:58)(良:1票)
175.  チアーズ!
むっちゃ好きな作品です。青春っていいなぁ、頑張るっていいなぁ、って素直な気持ちを思い起こさせてくれる。主人公の女の子の一喜一憂に一緒になって喜んだり、怒ったり、悔しがったりしながら見ました。チアの世界なんて全然まったく関係のない人生を過ごしてきた私ですら、彼女にとても感情移入をしていましたね。なんていうのかな、恋をして、友達と真剣な話をして、ライバルがいて、そして正々堂々と戦って……なんて胸のすかっとする映画なんでしょう。「生き生き生きる」(←ベタやなぁ)っていう中学校のときのクラステーマを思い出しちゃった(あはは 照)。
[DVD(字幕)] 8点(2004-05-30 23:10:29)
176.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
父と息子の物語なんだけれど、何十年も連れ添って、お互いを愛し合っている夫婦の物語でもありますよね。エドワードがサンドラに一目惚れをして、彼女の情報をもらうために3年もサーカス団でただ働きをする。そうして再開した彼女にあの手この手で求愛(笑)。一面のお花畑やことあるたびの“I Love You”がとてもかわいらしくて微笑ましくて、それを見ているだけで幸せな気分に。エドワードのホラ話のすべてが、自分がいかに妻を愛しているか、息子を愛しているかで彩られていて、とてもステキなお話でした。妻のサンドラは、息子に対して「お父さんの話はすべてが作り話ってわけじゃないのよ」と言う。なんてステキな夫婦なんでしょう。葬式の場面で赤いスーツを着ていた彼女の心中は、エドワードは死んだわけじゃないってことだったのじゃないでしょうか。息子に聞いた、お父さんの最後を本当に信じて、だからこそ魚になって開放されたエドワードの旅立ちを祝する、そんな気持ちがあったのかもしれません。って私の想像の世界ですがね(照)。いろんなところで温かな気持ちにさせてくれた映画でした。しかしただ一つ、解せなかったことがあります。スペクターの街にいたあの女の子。彼女がずっとエドワードを待っていたってこと。彼と関わり、彼に好かれた人、彼を好きだった人はみんな幸せになっているのに、あの女の子だけが幸せになれていなかった。そこのところがひっかかってしまうのです。できれば、彼女にはエドワードのことを忘れて、幸せになって欲しかったなぁって思っちゃいます。
7点(2004-05-30 22:25:24)
177.  荒野の決闘 《ネタバレ》 
この♪マイダーリンクレメンタイン♪は、中学校の時の英語の授業で歌ったもの。クレメンタインが“ドーター”ってことで小っちやな女の子を勝手にイメージしていたんですよね(汗)。だから実際に映画を観たときはあせりましたよ(笑)。女なんか相手にしねーぜ!っていうオーラを体全体から出している保安官の心を一目で奪い、荷物を持つは、ダンスは踊るわぁといった男に変身させてしまうとは。そう、クレメンタインが登場することで急に保安官がお茶目になりましたよね。花の香りの香水を理髪店のおやじにつけられて、横に来る人に「花の香りがするな」「花の香りがするわ」と言われる。その度に「私だ、理髪店で……」と答える保安官にとてもラブリーな感じを受けました。ある女性の出現で、男が変わる、そして女も変わる。そういうのを観られる映画ってとっても好きです。「私はクレメンタインという名前が好きだ」……名前じゃなくって、クレメンタインが好きなのに、それを言わない保安官ってほんと可愛いなぁって思います。決闘のシーンは……あれ?決闘ってあったっけ?(汗)……ってのは冗談だけれど、決闘はあんまり印象になかったなぁ(アセアセ)。
7点(2004-05-30 20:52:36)(笑:1票) (良:1票)
178.  ブロードウェイのバークレー夫妻
またまた、たいていのことは↓【あまみ】さんが仰っています(笑)。これを観て思うのは、二人とも相変わらず芸達者だなぁってこと。イギリスの民俗衣装を着て(チェックの織りスカートみたいなやつね)、スコットランド訛?っぽいアクセントで歌を唄い、タップをふむアステアとロジャースがいいですね。やっぱり私はタップダンスが一番すきみたい。アステアの華麗で軽やかなタップが大好きで、それが観られるだけで、どんな映画も楽しい一本になっているような気がします。そうそう、【あまみ】さんも書かれていますが、この二人に演技力はいらない!(笑) そうですね。「夫婦喧嘩は犬も食わない」を地でいく彼らは相変わらずだなぁと思いつつ、この人たちって夫婦になっても似たようなことやっているのねって半ば呆れて、半ば楽しんで。アステアとロジャース好きじゃない方にはオススメできませんが、私は観て楽しかったです。そうそう、オスカー・レヴァントのピアノもすばらしいのですが、パーティや舞台、食事なんかで毎回違う女性を連れて歩いているのも笑えました。アステアとロジャースがおしどり夫婦で、彼がプレイボーイかぁ。プレイボーイっていう雰囲気とは違うけれど、そこんところもチェックポイントですよ。
6点(2004-05-30 20:39:11)(笑:1票)
179.  シャンハイ・ナイト 《ネタバレ》 
ジャッキーのアクション=ミュージカル説を実証してくれた作品として、とても嬉しい一本となりました。そうか、ジャッキーはジーン・ケリーだったのね(笑)。すごく納得。【ちっちゃいこ】さんが書かれていますが、ペペ姫が出てこないのがとても不思議でした。都会でキャリアウーマンとして働いているのでしょうが……。ちょっと寂しいけれど、それよりも私は前作で活躍していたインディアン妻が出てこなかったほうが寂しい。やっぱ別物なのよね。
5点(2004-05-22 23:19:20)
180.  ベニイ・グッドマン物語
ダメ……私……、最後の言葉だけで泣いた……。
8点(2004-05-09 01:36:43)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS