1. ソイレント・グリーン
《ネタバレ》 一般的に言えばこれはSFの類になりますけど、現状から考えて他のSF映画の何倍もリアリティがあります。環境汚染、爆発的な人口の増加、異常気象など、もしかしたら十数年後は地球はこんな状態になってるかもしれないと思うとより恐ろしいです。 2024年6月2日追記 なんと20年以上たって本作が4Kでリマスターされているなんて当時の自分は信じないでしょう。 さすがにこの作品のように世界は荒廃していませんがそれでも世界的に感染症が大流行しロシアとウクライナが戦争をしさらには元総理大臣が暗殺されるという「地獄」みたいな状況になっているほうが信じられないと思います。まあ変わらず生きていますが。 それはいいとして、当初はヘストンが出ているというだけで観たのですが今回観返してみて、犯人捜しから始まりその裏に隠された陰謀が徐々に明かされるスリリングな展開、荒廃した世界のロケーションや高級住宅内の未来的な雰囲気、おそらくSF映画史上最もおいしそうに見える食事シーンなどいろいろとみるべきところもあり、極限の状態において同胞を食うことの是非、などいろいろと考えさせられるテーマもあるので、原作とは天と地ほどの違いがあるそうですがやはりこれもSF映画の傑作だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2024-06-02 17:39:05) |
2. サンゲリア
《ネタバレ》 えー、すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、ロメロのゾンビが世界的に大ヒットしたので、かのフルチじいさんがそのイタリア語題名を勝手にパクッて作り上げたバッタもん続編です(なので原題がZOMBI2。ちなみにイタリア語なんでESは入りません)。でも別に何かの続編というわけではなく、一応オリジナルということになってます。えー、内容ですが、ひたすらばっちぃゾンビが人を襲いまくる…ってだけです。ホントそれだけです。ですが、一応死霊のはらわたやゾンビと並んでゾンビ映画の登竜門のような作品なんで、興味のある人は一度見ておくべきでしょう。それと個人的に突っ込みを入れたいのが、何故400年前の死体なのに骨だけになってないんだ!?しかもご丁寧に脳みそまであるし… 2024年6月2日追記 約20年前(20年前!?)の自分はこんなこと書いてましたけどその後何度も観返してリバイバル上映まで観にいっているので、ゾンビ映画の最高傑作のひとつ、純粋なゾンビ映画として素晴らしいと思います。 やはりゾンビは体は腐って不気味でいてなんぼであると。 [ビデオ(字幕)] 8点(2024-06-02 17:28:04) |
3. 人間解剖島ドクター・ブッチャー
《ネタバレ》 2024年6月2日訂正 一部の人は知っている「イタリア製ゾンビ」映画でひときわ目立つ存在の本作。 食人族とゾンビを足してドクターモローの島で割った作品、という悪く言えば雑多、よく言えば「我々ボンクラ映画好きにとって」盆とクリスマスと正月がいっぺんに来たような作品。 ゾンビは人の肉は食いませんし3体くらいしか出てきませんがその分食人族の人たちが頑張ってくれています。その過剰なまでのゴア描写はなかなか見られないほど。 ストーリーも穴ぼこだらけで一瞬サンゲリアかと見紛う場面もありますが、このいかがわしさと残虐さがクセになりますし、ゾンビ映画ベスト10を作るとすれば間違いなく入ります。 なんだかんだで数年に一度観返したりしているので、好きな作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2024-06-02 17:24:09) |
4. ツイスター
《ネタバレ》 僕らボンクラ映画好き御用達の監督、ヤン・デ・ボンが作った竜巻をテーマにした作品。 公開当初は竜巻から逃げる人々を描いたディザスター映画だと思ってましたが蓋を開けてみたら竜巻に「突っ込んで」いくイカれた連中の話でした(笑) なんていうと大味のパニック映画みたいに思えますがしっかりと描かれた作品でした。 というのも米オクラホマに実際に存在するストームチェイサーという研究チームがモデルになっているらしく(この映画で一般人のストームチェイサーもだいぶ増えたそうですが)、しかも脚本が綿密な描写と膨大な学術的資料(のテイ)でできているSF映画の最高傑作「アンドロメダ...」などでおなじみマイケル・クライトン、これは面白くないわけがありません。 冒頭からバラエティ番組でよく流れている「あの」テーマ曲が流れ、竜巻発生を観測してからのチームの躍動感など観ていてわくわくしますし、気象レーダーやラップトップPCでのデータ処理など難しくならない程度に挿入されておりただやみくもに突っ込んでいくだけではない点を描写しているあたり丁寧に感じます。 もちろん竜巻に巻き込まれて無事に生還するという場面もあって「そりゃないだろw」とは思いますがあくまで映画的な演出、冒頭の犬のシーンも一部の方には不評のようですが、そりゃ生死がかかっている状態で「妻と娘」を守らないといけない立場の父親ならあの判断は当然ですし実際パニックになっている時はまともな判断もできないので、「愛犬家が多い」という印象の米国でさえ犬のことを忘れるほどに緊急性の高い場面、という意味で説得力がありました(もちろん「あれ、犬は?」とは自分も思いましたけど) ホラー映画の「ホーンティング」ではCGでもって幽霊をどんどこ出してしまい「まったく怖くない」ホラー映画という大ポカをやらかしているデ・ボン監督ですが、やはりこうしたスペクタクル作品との相性はとてもいいと感じる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-06-02 17:13:17) |
5. DUNE デューン/砂の惑星 PART2
《ネタバレ》 前作を「それなりに見応えはあるけど面白いかと言われると微妙な作品(要旨)」と書いていたのですが、それを受けての本作はといえば、正直「話がのっぺりしていて娯楽性がそれほどない」という感じでした。 もちろん原作に忠実だというのはわかりますし、構築される世界、たとえば延々と続く砂丘の中をどーんとでてくる砂虫とか砂丘に乗っかるスコアとか幻想的ですし前作以上にエンタメ性のあるシーンが増えましたけどやはり全体的な長さから比べるとのっぺりしてる感じを受け、2作続けて同じような場面見続けさせられると「もういいよ、、、」と思ってしまいます。 流石に後半になると映画的な「動」のシーンも増え、終盤の決闘のシーンなど見応えのある殺陣などもあり一応ここでも区切りとわかるような終わりなのでいのですが、やはり「2時間の娯楽」と考えるとちょっと長すぎ、平坦すぎという印象になってしまいました。 もちろん大画面で見るアラキスの情景や大音量で聴くスコアなど劇場でこそ味わえるものも多くありますが、個人的にはもう一度劇場で観るか、と言ったら見ないかもしれません。 [映画館(字幕)] 6点(2024-03-16 19:24:40) |
6. サンクスギビング
《ネタバレ》 我らがイーライ・ロスの送る由緒正しき記念日スラッシャー。 元々グラインドハウスを意識した偽PVがもとになってる作品ですが、殺戮方法はそれらに準じてるもののグランドハウス風味はほぼ消え、スクリーム筆頭とした00年代以降の「綺麗な」スラッシャーという感じでした。 とはいえ、(ジャーマンゴアやブライアン・ポーリンのようなゴア描写にステータス全振りしてるような作品群ではなく)シネコンでかかる作品としてはゴア描写がかなり攻めている点や犯人探しの楽しさもありなかなか面白い作品で、殺人鬼の風貌もこれといって目新しさはありませんでしたが結構殺害時に格好いいシーンなどがあってよかったです。 ただ犯人も、冒頭のシーンでこいつじゃね?と見ていると見事それが当たったり、80年代のこうした作品の洗礼を受けている身としては意外性もそれほどありませんでしたし、もう少し攻めたシーンがあってもよかったのでは?という点と、あと10分は短くできたんじゃね?と思ってしまったので、面白いけれど絶賛、とまでは行きませんでした。 [映画館(字幕)] 6点(2023-12-30 16:55:35) |
7. キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
《ネタバレ》 20世紀初頭に実際に起きた殺人というか殺戮の模様をデ・ニーロやディカプリオといった面々で映画化した大作。 前編通してはdふぇな展開というよりは、淡々と物語が進むので一瞬退屈にも思えるのですが、先程の2人の演技やザ・バンドの元ギタリストであるロビー・ロバートソンの牧歌的知でありどこか陰りのあるスコアで3時間半の長丁場にも耐えられる作りになっていました。 ただ途中インターミッションは入れて欲しかったです。 しかしながらどことなくギャング映画みたいになってしまうのはもはやこの人の癖というかなんというか、そんな気がしました。 [映画館(字幕)] 7点(2023-10-22 04:24:48) |
8. 死霊館のシスター 呪いの秘密
《ネタバレ》 前作「死霊館のシスター」は遥か前に見たきりで正直内容うろ覚え状態だったので、冒頭などは「誰やこれ、、、_」状態でしたが、それでも女学校の薄暗い雰囲気だったり街並みなどの感じはとても好きな部類でした。 本がペラペラ捲られてヴァラクが現れる場面も、予告で見せられてタネはわかっているのにちゃんと怖くできていますし、前半は悪魔が何を目的としているのか、という調査パート、後半は打って変わってお化け屋敷然とした展開で面白かったです。 中盤の「ワインをキリストの血だと思えばそれはキリストの血」という伏線をちゃんと回収した撃退方法や祈りの場面など、同様の悪魔祓い映画の「ヴァチカンのエクソシスト」とはまた違った感じがありよかったです。 実話をもとに、トいうのが死霊館ユニバースの触れ込みですが、ウォーレン夫妻が関係してる時点で「んなわけねーだろwww」なので今回も見せ物補ホラー映画として十分楽しかったです。 ただあのヤギ男一体だれよ? [映画館(字幕)] 7点(2023-10-14 00:43:21) |
9. SHRIEK(シュリーク) 最低絶叫計画 !?
まだ宣伝コピーの洗礼を受け始めたころの初心な時に観たので個人的にやらかしてしまったなという思い出と、好みではなかったです。 [ビデオ(字幕)] 1点(2023-10-08 22:51:30) |
10. ホーンテッドマンション(2023)
《ネタバレ》 2003年版は今思い返してもあまり印象に残っておらず、今回またリブート?と言うことでほぼ期待なしで見ました。 結論から言うと面白かったです。 本格的なホラー映画を期待するのであれば原作がディズニーランドのアトラクションなので全く期待はずれ、なのですが、幽霊屋敷の調査や煉獄へ行くくだりなどのフォーマットは往年のオカルト映画や、昨今の死霊館、インシディアスそのもの。そこにディズニらしいというか若干の笑いの要素を加えつつ、時にホラー的な演出も加わってファミリーでもホラー初心者でも楽しめる作品に仕上がっていました。 昨今のホラーには珍しく血や暴力シーンなど残虐な描写もないのでそうしたものが苦手な人も大丈夫だと思います。 後半は一気にアトラクション感が増え、縦横無尽に変化する館の構造や大挙して押し寄せる亡霊など派手なシーンも多く、長い上映時間の中見ていて飽きない演出が多く面白かったです。 特に、偽神父を逆手に取り「お前らバカだからラテン語の祈りなんてわかんねーだろバーカバーカ」と言う具合に煽るくだりは「そんな煽り方あったのか(笑)」と面白かったです。 序盤から数回登場しているモッフモフのニャンコが実は、と言うくだりも、予想はできるにしてもよかったです。 ちょっと長いランタイムで見始めた時はどうかな、と思いましたが、見るうちにぜんぜん気にならないとても面白い作品でした。 [映画館(吹替)] 7点(2023-09-03 13:43:06) |
11. バービー(2023)
《ネタバレ》 米公式Twitter(現X)のやらかしで違う意味で有名になってしまった作品ですが普通に面白かったです。グレタ・ガーウィグの作品が好きというのもあるでしょうが。 バービーランドの非現実的な描写はあまり気にならずに「現実世界」とのうまい描き分けがなされていたし、序盤にケンが感じていることやバービーランドでの男の扱いも「でもこれって現実世界での女性も同じだよね」という感じで嫌味などなく自然な感じでした。 社会での女性の地位と女性進出というテーマですが「結局男って女の子にチヤホヤされたくて格好つけてバカな生き物なんよねw」という点を見事についてる点や「仕切るのって全然楽しくない(でも見栄っ張りだからしないといけない)」っていう男の8割方にグサグサ刺さるセリフがあって「それなーw」という感じでした。 でもちゃんと非現実の世界でも「変化」を許容できるようになる展開や自分らしさとか関係なくて自分は自分ということを言っていてフェミニズム云々とか抜きにちゃんとそうした点を描いていて良かったですし、何より散々いいこと言っておいてラストよっぽど前を向いた感動の話を用意してるんだろうなーと思わせておいて「婦人科に来ました!」で、「そう来るかw」と思い、最後まで皮肉が利いてるぜ!と思わずにはいられませんでした。 [映画館(吹替)] 7点(2023-08-13 21:40:08) |
12. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
《ネタバレ》 毎度のことながらこれがスパイ大作戦の映画化、と考えると、IMFの設定をガン無視(当局の人間とメンバーは直接会わない、任務に関係ない私情やプライベートは出さない、全員が主役)してるのでいい加減テーマ曲やブルース・ゲラーの名前外して別の作品にしてくれよって思ってしまうほどなんですけど、じゃあ面白くなかったかといえば全然そんなことなくてすごく面白かったです。 3時間に迫るランタイムですが適度に挿入されるアクションや今まで以上にコメディの要素が入ってて意外とルパン三世みたいなノリだったり、前後編に分かれているので尻切れトンボで持ち越されるのかと思えばちゃんと任務自体は完了しているのでフラストレーションなく次作が待てます。 マスク装置が壊れて変装できない!というくだりは、そもそもテレビドラマでローランやパリスは対象の写真などを見たり型を取ったりする特殊メイクでマスクを作っていたので「いやいやお前ら機械ないとマスク作れねーのかよwww」とは思ってしまうんですがまあ、演技まで完璧にコピーできた俳優が職業のローランたちと比べるのは酷ってもの。そもそも2作目以降からそういう路線ではなくなってしまった(相手に気取られずに痕跡すら残さずに実行不可能な任務を遂行するという本来の意味のものから単純にアクションが不可能なものという意味になっている)ので仕方ないと思っています(でも言い続ける)。 毎度のことながら「我らがジムがいてくれたらこんな行き当たりばったりの杜撰な作戦立てないのに、、、」という感情を持ちながら、それでもスパイ大作戦とは別物として考えるととても面白いという大変感情のやり場に困る作品なので、きっとシリーズが出続ける限り呪詛の言葉を吐きながらも僕は楽しむんだと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2023-07-23 01:20:22) |
13. インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
《ネタバレ》 僕の中では「〜最後の聖戦」で終わってるので正直観るのは惰性というやつでした。 パラマウントから切り替わる恒例の演出がなかったり冒頭が長すぎと思ったり、面白いけどやっぱりイマイチ、という感じはやはりぬぐえず。 マッツの悪役も、存在感自体はさすがだけどキャラ的には小物感が拭えず。ヒロインと子供の相棒も「〜魔宮の伝説」かって感じで「またかよ」と思ってしまいましたし、敵もまたナチスかよ、と思ってしまいました。 あと所帯じみたジョーンズ先生は正直見たくなかったです。あんなに共闘して次世代に希望をつないだと思わせていた息子が出番もなしに戦争で死んでることになってますし、大学関係者や友達もバンバン死んでいきますし。 ですが、終盤に偉大なる先人、アルキメデスと邂逅するくだりは、歴史学者、ひいては学者と名の付くものなら夢にまで見た光景。自分も歴史に思いを馳せる者の一員としてあの展開は正直胸熱でした。 シリーズ最後らしいですが、あの展開ならある意味「学者冥利に尽きる」ものでよかったと思いますしあれのおかげで自分もこのこの作品を素直に楽しむことができました。 [映画館(字幕)] 7点(2023-07-01 23:49:06) |
14. スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
《ネタバレ》 コミック的な演出と疾走感のあるアクションの数々でもう観てるだけで楽しかったです。 かと思えば中盤くらいからは考えさせられるストーリーで映像にだけでなく物語としても面白いつくりでした。 ただこれだけだと完結していない(というか歯切れの悪い所で終わっている)のでどうしてもそれが気になってしまいました。 やはり1作品として観てもきれいに終わっている作品でないと自分はノリ切れないようです。 あとちょっと長すぎ。 [映画館(吹替)] 7点(2023-07-01 23:43:06) |
15. ナチュラル・ボーン・キラーズ
《ネタバレ》 シリアスな内容かと思ったら冒頭のダイナーの演出で「なんか違う」と思いました。 途中までこのポップで薄っぺらい?演出についていけるか不安でしたが、見てるうちにだんだんと凶行を犯す犯人をメディアによってスターの如く祭り上げられる滑稽だと皮肉さを感じ取ってから不思議と見入ってしまいました。 ストーン監督とタランティーノが脚本をめぐって対立したようで、純粋なタランティーノ脚本版がどのような仕上がりになったのかちょっと気になる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-07-01 23:37:43) |
16. エスター ファースト・キル
《ネタバレ》 合法ロリっ娘エスターがエスターになるまで、とかいうと殺人衝動関連の踏み込みかと思いきやそういうのすっ飛ばして前作の前日譚というお話。 正直、あのネタバレの後でどう繋ぐのかと思えば序盤の再会時に兄がエスターのことをちょっと意味深に見る伏線などから「そっち!?」という方面にシフトするので、「そうきたか」という感じでした。 前作ほどの衝撃はありませんが、それでもベクトルは違えど凄く面白い作品でした。 [映画館(字幕)] 7点(2023-04-05 22:06:08) |
17. シャザム!~神々の怒り~
《ネタバレ》 最近のやたら伏線やら前作の設定引継ぎが多いヒーロー映画にしては特に前作観ていなくてもなんとなーく付いていけるのでありがたいです。 また、ラスボスもちゃんとラスボスらしい風体と迫力していましたし、結論から言うと舞台の限られた狭い空間での戦いなはずなのになぜかそれをあまり感じさせなかったり、バトルも迫力あってよかったですし、冒頭のネタ要員かと思いきやしっかり登場したワンダーウーマンも良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-03-24 20:28:27) |
18. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
《ネタバレ》 扱っているテーマだったり多様性云々はこの際置いておいて、映画としてみると結構漫画的な感じを受けました。 ただ、眼は疲れますが、コロコロと変わる場面や、ミシェル姐さんのカンフーシーンなど見ごたえのあるシーンが多く、とても面白かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-03-10 22:19:59) |
19. 最後の決闘裁判
《ネタバレ》 中世ヨーロッパで実際にあった裁判を映像化、3名の登場人物それぞれの視点から1つの事柄を描くという手法なので、同じような場面が続きますが、ところどころ違う場所があります。 この辺りは、他者との見解の相違、男女での物の見え方、などいろいろなことが絡み合っているので、3つ目の視点が真実となっていますがまあ実際のところそれは「俯瞰で観ていたものがいない」ので結局のところどれが正しいのかわからないでしょう。 それを含めたとしても、当初は女性の地位が今よりもものすごく低いゆえに、声を上げることを許されなかった時代、このようなことがあったということを知るのは勉強になります。 映画のほうは、作品の空気感や、最後の決闘シーンの迫力などもあり、長い映画ではありますが飽きることなく楽しむことができました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-03-10 22:17:53) |
20. モータル・コンバット2/魔界来襲
《ネタバレ》 前作に続きオープニングで「モォータルコンバァーット!」と叫ぶ曲で、あ、これちゃんと続編なんだな、とわかる作品です。 いや特に前作観ていなくても大丈夫なんですけど(笑) 冒頭いきなり魔界が侵攻してきてからの展開はや!と思っているとどんどん話が進んでいき、とにかく強くなって魔界の侵攻を止める、というふわっとした目的が語られたあとはひたすら戦っていくだけ。 時々、(時代のせいもありますが)チープなCGのモンスターなんかが出てきますが基本は徒手格闘。それはなかなかいい動きをしていて見応えがあり。スタントダブルで我らがトニー・ジャーが出ているそうなのですが見ている最中は全く気づきませんでした(当たり前か) ただ、本作というか、原作ゲームのうりといえばやはり残虐なフィニッシュフェイタリティ(究極神拳)、それの再現はあまり出てこなかったかなーという感じです。 それ抜かすとただの格闘映画なのですが、その格闘部分はそれなりに見応えがあったので今回は6点ということで。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-19 01:25:41) |