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1.  ソウ2 《ネタバレ》 
「1」を見た後で続編が出ると思った人が、どれ程居ただろう? それほど緻密な脚本と「トンデモ」な結末の前作を引き継ぐのは、並大抵ではない。 しかし新しいステージは用意され、しかも正統なる続編としてリリースされた。 結論として「充分健闘した」と言える内容の出来栄えだったと思うし、 僅か一年で仕上げたのは上出来。思わず来年も期待してしまう程だ。 私は「1」を見たとき「日本のバトル・ロワイヤルみたいだな」と思った。 「2」は人数が増えた分、その点が特に強調された様に思う。 確かに「1」と違って、脚本としての映画的説得力には欠けるきらいは拭えない。 登場人物が増えた事も有り、全ての行動に説得力が無いのも感じられる。 しかしジグソウの主張は不変で「彼の言うとおりにすれば答えは出る」のは相変わらず。 其々のゲームには少なからず答えが用意されているのも相変わらずで、 続編としてのセオリーは出演者も含めて保たれているのは、ファンには嬉しい。 映画館で物語のラスト近くで「あの場所」が出てきた時に「ォッー」と歓声があがった。 そして「1」のラスト後を暗示するシーンを見るゆとりも無く、本編の結末が明かされる。 前作よりも脚本は少し雑だが充分に面白い。あの傑作の続編でここまでやれれば合格です。 このジャンルの作品として、初めて続編としての水準をクリアした事を素直に褒めたい。
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-11 02:02:36)(良:1票)
2.  ステルス 《ネタバレ》 
「彼」のベースであるボーイング社製「X-47:Pegasus」は、世界初のミサイルを 搭載した無人戦闘機として空母上で実験中で、実機も目が青く光る変形菱形のステルス機。 しかしパイロット募集の「トップガン」が時代遅れになるのだから現実の方が恐ろしい。 恐ろしいと言えば、映画の内容も悲惨で実際にイラク戦争が行われている最中に 作られたとは、とても思えない非人道的な映画で「人」が「人」として描かれ(扱われ) ない別な意味で「ステルス」な映画だ。映画は確かに娯楽だがご都合主義にも程がある。 一瞬007を見ていると錯覚したぐらいで、俳優陣の演技には見るものが有るだけに残念だ。 肝心の脚本も少し捻ってみました、とでも言いたい後半の展開を含めて酷い。 「ファイヤーフォックス」の様に、最新鋭機を巡るサスペンス風味の方が楽しめたと思う。 これを観て「クール!」と思う人は正に「プレステ」世代。この作品のストーリーが 気に入った方は是非「ブラックホークダウン」という映画も見てほしい。 戦争とは正義なき人殺し。その人殺しの道具を必要以上に美化してはいけないと思う。 点数は良く出来た空母着艦発進シーンに。このリアルさは素晴らしく、1分あたりの CGショットに8000万円費やしたのも納得。でも、それだけだった。 これだけ「USA万歳!」で予告編も面白そうなのに、肝心の全米チャートが散々なのも 納得できた。決して「アクション映画」=「人殺し映画」ではない。 その事が分っていたアメリカの映画ファンは、まだ捨てたものじゃないと思う。
[試写会(字幕)] 3点(2005-09-24 11:41:34)(良:3票)
3.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 
本作は98年にオーストラリアのグレート・バリアリーフで実際に起きた ロナガン夫妻の失踪事件をモチーフにした、シチュエーション・ホラー。 この夫妻の場合、乗船名簿に始めから名前が無かった事から無理心中や保険金詐欺など 諸説あるし日本で言うワイドショーで連日報道した為、事件の有った海域は観光客が 激減した程でダイビングが趣味の人にはトラウマになりかねない映画とも言える。 しかし試写会の場所が品川プリンスホテルの温水プール、と言うセンスには疑問符だ。 この手の映画は、えてして演出してしまうものだが本作は回想やサイドストーリーを 挿入しないで、時系列に従って進む演出に終始してる。この点は評価して良いと思う。 そして作品は水面を常に捉えているが、その事で「水の上と下」=「現実と別の世 界」との境を表現しており、仕事に追われる生活が人生にとって意味が在るや無しやを問い掛けている。そして、こういった映画は最後がとても難しい。 残念ながらエンディングについては未熟なまま終わっている、監督の演出力不足は 否めない。ラスト3分の描き方で、この映画はもっと違う方向性にも成ったろう。 もちろん、ハッピーエンドなんて有りえない。 しかし現実に同じ状況になったら、私はスーザンと同じ行動 (鮫に囲まれた事で覚悟を決め、自らライフサポートを手放し入水自殺する) かは自信は無い。でも人間としての尊厳だけは守りたいとは思ったし、 同じ観るならそこまで感情移入しないと、この映画は楽しめないかもしれない。
[試写会(字幕)] 4点(2005-07-03 14:16:53)(良:1票)
4.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
この作品は表面上「ロボット軍団 VS.スプーナー刑事」だが本質は別に有ると思う。 それはスプーナーの「トラウマ(心的外傷)VS.自己嫌悪」との戦いがベースだからだ。 冒頭から主人公はロボットに対して強い拒絶感を抱いている様に描写されているが、 彼が責めていたのは実は「ロボットではなく自分自身」なのだ。 過去に自分を助け、少女を見殺しにしたロボットを責めているシーンが何度か登場する。 「ロボットは確率が低くても少女を救出すべき」と彼は考えている様に見えるが、それは違う。 ならば自分は死んでもよかったのだろうか?それも正直、本心とは別次元の問題だと思う。 むしろロボットに命を救われたと感謝の念が有って当然で、またそう思っている筈だ。 だから「少女は死んで自分は生きている」=「少女を殺したのはロボット」と思ってはいない。 少女を殺したのは自分自身、それがトラウマとなり自己を納得させようとして悪夢を見るのだ。後に自らがロボット化されている事実が明かされる事で、自責の念が更に強調されている。 しかしサニーと自分のサイボーグ化した腕により、再び命を救われる事になり昔のトラウマを 克服できるシーンに遭遇する。ここで自責の念を開放し、自分を慈しむ思いに変わっていく。 それはサニーに対して感情(友情)が芽生えたかに描写されている事でも理解できると思う。 なんとなく「C.GのSF映画」だけに感じないのは、この点がよく出来ているからではと私は思う。
6点(2005-01-18 09:54:05)(良:2票)
5.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
この作品を見てナゼかしっくりこない自分に気がつく。 それは人間性とでも言うべき本質を軽視した語り手への生理的な不快感だと思う。 作品の「地球環境の問題」このテーマ自身は良い、日本人なら誰でも共感し易いはず。 だがロサンゼルスの竜巻や東京で氷が降るシーンは「人の死」を笑いモノにしてる感すら有る。 主人公はと言えば、大統領へも進言できる立場に有りながら自分の息子を救出する為に 何万人ものアメリカ人(+北半球の人々)を救う職務を放棄する始末、無責任にも限度がある。 当然 息子は助かるが、一方で何100万人も死んでいる。という悲壮感が全然無い。 ラストの異常気象の回復の早さに至っては、氷河期ではなく只の寒波だったのかと言いたい。 リアリティが有るのはC.Gだけなら、そこだけ愛知の「地球博」のパビリオンで興行したら? と言いたい。娯楽作品だからと人命軽視を黙認する様な映画には、私は共感できない。 私には奥さんのルーシー医師だけが、プロらしく素晴らしいと思えた記憶しか残っていない。 (追記)アメリカよ、今からでも遅くない「京都議定書」に調印するべきだ。 イラクで人殺しが上手に出来ても、自国の国民をハリケーンから救えない超大国など 存在する価値は無い。
[映画館(字幕)] 2点(2005-01-18 00:40:18)(良:3票)
6.  ソウ 《ネタバレ》 
パブリシティではB級を感じさせたが、作品は安っぽさを感じないバツグンの面白さ。 低予算と言っても、ケーリー・エルウェスやダニー・グローバーが出演している訳で 彼らも作品のレベルが脚本を読んで理解出来たからこそ、の汚れ役だったのだろう。 残酷描写も多いがスプラッターの様に血を直接見せるわけではなく、 音楽やカメラワークで見ている者の想像力に委ねている演出は素晴らしいと思う。 犯人の語るメッセージも映画としては珍しく、只の屁理屈に聞こえない点も新鮮だ。 今作は極限状態に置かれた人間の描写に終始している、故に安全な環境の「最前列」で 見ている観客が「ここで、その行動はおかしい」などと野暮な事を言っては、 この作品は楽しめない。「外科医が目の前の死体に不審を抱かないのはおかしい」等と 思う貴方は、自分が同じ状況だったら果たしてそう思うだろうか?私なら無理だと思う。 アダムはともかく、Dr.ゴードンは私の見る限り「アレ」も含めてベストな行動だと思う。 日本語字幕の問題も有るが、劇中の脚本は非常に緻密に作られているので、 英語が少しでも分る方なら、より楽しめたのでないかと思う。 (例:タイトルのSAWがなぜ、The SAW では無いのかなど) 見ている間に「?」と思う事は、劇中でほとんど説明されていますが1度見ただけでは 無理かもしれません。それぐらい脚本は近年に無く良く出来ていると思う。 目立ちませんが音楽や音響効果も中々だった。DVDが楽しみだ。 こんな映画と出会えるのだから映画ファンはやめられない、と言った感じの作品でした。
[映画館(字幕)] 9点(2005-01-10 01:44:42)
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