1. ミッドサマー
《ネタバレ》 (現代の日本人から見て)狂った因習を持つ村を舞台にしたホラー、に分類して良いのだろうか?気が付いたら私は文化人類学的な視点で鑑賞していた。 麻薬、姥捨て、打ち首、宗教戦争、児童婚、生贄、etc. 時代や地域を広げて見れば、この村の奇習はどれも人類が当たり前に行って来た事ばかりだ。恐らくだが、この村には過労による自殺、育児ノイローゼからの子殺し、介護ノイローゼからの親殺し、ギャンブル中毒、ホスト狂いからの売春、余所者優先の政策、等は無いだろう。この村の住民からすれば、現代の日本の方が狂っていると感じるに違いない。そういう見方が出来たという意味で面白かった。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-06-05 17:13:14)《新規》 |
2. ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
私が好きなのは「スパイ大作戦」のような綿密な作戦で不可能を可能にする頭脳戦であって、「ミッション:インポッシブル」のような力技ではないんだなと言う事を再確認させられました。 本作はこれまでのシリーズのファン向けの作品なのでしょう。私のように過去作をろくに観てないのに「トップガン マーヴェリックが大傑作だったから、もしかしたら本作も面白いのでは?」と期待して観ると期待ハズレになるかも知れません。 IMAXレーザーGTで見たので映像の迫力はありましたけどね。 [映画館(字幕)] 6点(2025-05-27 00:58:07) |
3. エイリアン:ロムルス
時系列的には初代と2の間らしいのですが、どちらかと言うと初代のリメイクのように感じました。 今作から観ても大丈夫な作りですが、初代や2を見た後だと懐かしさも新しさもあってより楽しめるかと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2024-09-06 21:05:41)(良:1票) |
4. ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
原作は薄っすらとしか知りませんが、笑いありアクションありドラマありでとても面白かったです。 ゲーム内の固有名詞が沢山出てきますが、軽く説明してくれるのでほぼ混乱なく見る事が出来ました。 シナリオも上手くまとまっていますし、エンターテインメント映画として完成度が高いです。 世間的には知名度が低いようですが、私は良作だと思います。 [インターネット(吹替)] 9点(2023-07-18 22:39:55) |
5. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 登場人物はほぼ2人だけ。舞台はずっと宇宙空間で一切地上サイドの映像を入れなかったのが良いですね。ストーリーはシンプルですが、映像の美しさと息詰まる雰囲気が映画を盛り上げています。この息苦しさが最後のシーンの解放感に繋がっていてお見事です。 ですがこの映画は映画館で見ないといけない作品ですね。もしリバイバル上映があったらきっと見に行きます。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-05-13 23:41:49) |
6. サイコ(1960)
不安を煽る演出が効いていますね。あの存在感ありまくりのサングラスの警察官は何だったのか。 当時は衝撃的な作品だったのでしょうが、今見ると流石にオチが分かってしまうのが勿体無いです。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-21 15:40:01) |
7. ハッピー・デス・デイ 2U
この作品は前作と合わせて一つの作品と言えるくらいに前作と話が繋がっています。こちらの方が高評価だからと前作を飛ばさないように! 前作の雰囲気はそのままに、話のスケールが上がって人間ドラマも深くなり、まさにお手本のような続編です。前作からなるべく間を開けずに見る事をお勧めします。 前作が「油断してたら面白かった」程度だっので今回も油断していたのですが、これは期待の上を行かれました。あのおバカなホラーからこんなドラマが生まれるなんて予想外です。父親とのランチのシーンの展開の違いにうるっと来たのは内緒。だってこれシュ○ゲゼ○の8話じゃないですか!ズルいよ!そりゃあ私が気に入るわけですよ。 クライマックスの盛り上がりがイマイチだったのが残念ですが、それでも十分楽しめました。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-08-20 16:34:28)(良:1票) |
8. ハッピー・デス・デイ
《ネタバレ》 シンプルなホラーだろうと思って観ましたが、サスペンス寄りの作りで面白かったです。殺人鬼を倒して解決!と思わせてからもう一展開あるのも面白かったです。 最初はイヤな女でしか無かった主人公が、だんだんカッコ良くなって行くのも良いですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-08-15 19:12:41) |
9. ジュラシック・パーク
《ネタバレ》 子供の頃に見て、傍からラプトルが飛び出て来やしないかと夜道が怖くなった作品。 最大の魅力は今見ても色褪せない恐竜達だろう。恐竜大好き少年だった私は、グラント博士がブロントザウルスを見て感動するシーンで一緒に感動していた。水面の揺れでティラノサウルスの接近を示唆する恐怖演出もずっと記憶に残っている。 恐竜を蘇らせるという夢の実現と、バイオテクノロジーからのしっぺ返しと言う対比も面白い。続編はパニック映画に傾倒しているので、本作が1番面白いと思う。 [映画館(字幕)] 9点(2022-07-15 20:35:10)(良:1票) |
10. インクレディブル・ハルク(2008)
後に続く高評価な作品を見るために視聴。うーん、シナリオもキャラクターもあまり刺さらず。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-07-13 08:08:59) |
11. アイアンマン
後に続く高評価な作品を見るために視聴。トニー・スタークのキャラクターは面白いけど、映画単体として見ると「アイアンマン第1話」くらいの内容しか無い。もうちょっと盛り上げられなかったものか? [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-13 08:03:39) |
12. トップガン マーヴェリック
私が前作に付けたのは4点です。曲とF14がカッコ良いくらいで、ストーリーも登場人物も薄っぺらくて全然好きになれなかったからです。ですので今作も見に行くつもりはありませんでした。 が、同じ感想だったはずの友人から「全然違うから!前作が好きじゃない人こそ見た方が良いのよ!」と大プッシュされて半信半疑で鑑賞しました。結果、アクションもドラマもエンターテインメントも素晴らしい傑作でした。そのまま友人とハシゴ酒しながらずっと感想を語り合ったのは言うまでもありません。 「これは日本一デカいスクリーンで観たい!」と思い、後日飛行機で上京してグランドシネマサンシャイン池袋まで観に行きました。この映画は「前作から30数年後の今の時代に」「映画館で」観るために作られています。「映画体験」を大切にした作品なのです。後からTVやスマホで観ても絶対に同じ体験は出来ません。是非とも今、劇場で観て欲しい映画です。 [映画館(字幕)] 10点(2022-06-28 01:34:50)(良:2票) |
13. フェイス/オフ
《ネタバレ》 正直、アクションに関しては笑っちゃうくらいテンプレ通りで、視聴中にジョン・ウー監督だと分かるくらいにベタベタである。顔面移植手術も噴飯もの出来だが、それでも映画としては面白かった。普通入れ替わりモノはコメディ寄りになるのだが、バチバチにシリアスな映画でやるのがまず新鮮だ。その中でジョン・トラヴォルタとニコラス・ケイジの演技が実に素晴らしい。顔面は本人でも中身が別人であると一目で分かるほどの見事な演じ分けに感心した。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-29 16:10:13) |
14. 羊たちの沈黙
レクター博士の存在感が凄い。恐怖と魅力を同時に感じる稀有なキャラクターだ。 ツッコミ所はあるものの、トータルとしては良質なサスペンス。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-25 02:20:56) |
15. チャップリンの黄金狂時代
チャップリンはあまりピンと来ない私だが、その中でもイマイチだった。ストーリーも登場人物にもギャグにも惹かれなかった。一応ロールパンのダンスと崖の小屋のシーンは面白かったか。同じチャップリンなら「街の灯」の方がずっと良く仕上がっている [DVD(字幕)] 5点(2021-08-24 20:27:01) |
16. エイリアン2/完全版
《ネタバレ》 ずっと昔に通常版を観た時に、ニュートを救いに単身エイリアンの巣に戻るリプリーの考えが理解出来なかった。子供とは言え、生死不明の他人のために自殺同然の行動を取る事が不自然でならなかった。完全版では冒頭のシーンのおかげでリプリーがニュートに娘の姿を重ねていたことが分かり、違和感が解消されている点は評価したい。 逆に前作で極まっていたホラー要素が大分薄れてしまったのは残念。ラストの決着がまたエアロックでの追放だったのもイマイチ。 とは言えパニック映画・アクション映画として非常に良く出来ているし、登場人物のキャラクターも立っている。名作と言って差し支えないだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2021-07-29 01:44:08) |
17. 街の灯(1931)
チャップリンのギャグはツボに入らない事が多い私だが、ボクシングのシーンはドリフのコントのようで笑った。 凄く奇麗にまとまっているストーリー。ラストシーンはハッピーエンドなのかと思っていたが、ここのレビューを読むと解釈が二分されているのがまた面白い。 [DVD(字幕)] 8点(2021-07-29 01:19:14) |
18. エイリアン/ディレクターズ・カット
《ネタバレ》 ずっと昔に通常版を観たもののレビューはまだだったので、見直しついでにディレクターズ・カット版を選択。 いやー、結末が分かっているのに凄い緊迫感だ。本当に恐怖の演出が上手い。特にエイリアンの姿をほとんど映さず、機械の反応で存在を示す手法が効いている。動きが少なく暗い「静」の画面の中で脅威の存在だけが「動」で迫ってくる恐怖は相当なもの。逆に猫関連の安易なビックリは不要だった。 また、生理的な嫌悪感とある種のカッコ良さが両立しているエイリアンのデザインも秀逸だ。終盤で全身を映した所で怖さが下がってしまうが、まあこれは視聴者へのサービスと言った所だろうか。 「地球外生命体の持ち帰りが最優先で、そのためにロボットが送り込まれている」と言う設定も良い。物語にメッセージ性が生まれた上に、フェイスハガーを船内に持ち込む理由を上手くクリアできている。 細かい所で突っ込み所はあるものの、ホラー・パニック映画としてとても完成度が高い。名作! [DVD(字幕)] 9点(2021-07-25 01:06:59) |
19. 明日に向って撃て!
主役の役者二人の魅力がそのまま映画の魅力になっているかのようだ。それだけに、二人が魅力を失う所が寂しかった。一度の失敗で更生を諦めて畑も牧場も拒否する姿は、社会に出るのを嫌がって駄々をこねる不良高校生のように情けなく見えてしまった。 ストーリーの大筋はともかく、脚本や演出は良く出来ていたように思う。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-07-24 17:43:12) |
20. ゴジラvsコング
IMAXの大スクリーンで怪獣プロレスを見られたので満足。 [映画館(字幕)] 7点(2021-07-24 12:24:07) |