1. マグノリア
《ネタバレ》 平行して進むそれぞれのストーリーが最後に収斂していくのかと思ったけどそうでもなかったですね。個人的にはこのような、分かりにくいオチと白黒はっきりしていないところ、好きなんです。(これで6点)警官と女性の交情シーンが良かったです。(プラス1点) 7点(2004-02-22 15:39:48) |
2. ブルーベルベット
《ネタバレ》 作りとしては普通のサスペンスですが、人物造形や場面展開、歌の使い方などに、その後のリンチ作品の片鱗を垣間見ることができてファンとして大満足でした(炎とかセンターラインとかも)。この作品から「ロスト・ハイウエイ」を経て、ひとつの到達点としての「マルホランド・ドライブ」へとつながるんですねぇ。それにしても、リンチってこの頃から女優を裸にしてたんですね。いや、非難しているわけではありませんよ、もちろん。 8点(2004-02-14 17:05:21) |
3. シッピング・ニュース
あの風景に馴染めるか馴染めないかが評価の分かれ目なのでしょう。ストーリーと舞台背景は不可分なものだからです。ケイト・ブランシェットが演じる悪妻ぶりが印象的でした。不思議と憎めなかった。 7点(2004-01-12 17:15:54) |
4. ストレイト・ストーリー
娘役のシシー・スペイセクの存在がこの作品に深みを与えていたように感じました。爺さんが旅先から娘に電話をするのですが、お互いのいたわりの気持ちがよく表れていて好きなシーンです。リンチの作品としては異質(世間的には普通?)ですが、難解な作品だけがリンチの魅力では無いということです。 8点(2003-12-28 16:39:23) |