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1.  80デイズ 《ネタバレ》 
小学生の頃、原作を図書館で借りてきてハラハラワクワクしながら読んだ思い出がある者としては、今回の映画版はいただけません。 「80日間世界一周」というのは、当時(19世紀末)実際にあった交通機関で、最速のものを上手く乗り継いでやっと達成できるかどうか、いやフツーに考えたら無理じゃない?というもの。だから、行く先々で待ち受ける困難をどう切り抜けていくかというスリルも出てくるというものなのです。 旧作に出てくる気球(実はあれも原作には出てない)ですら納得していない私にとっては、今作はもう反則だらけ!特に最後のあれはナンデスカぁ!?本当にあんなもので大西洋を越えられるんだったら、今頃ホームセンターで「足漕ぎ飛行機!特価!」とか言うて売り出されてますよ。 また、道路もあるかどうか定かでない中国奥地の村にヒマラヤ越えて行く、というのもなんだかなあ。ジャッキーの生まれ故郷という設定で仕方がないとは言え、あんなとこウロウロしてたらそれだけで80日行ってしまうと思うんですけど。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-21 09:09:02)
2.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
正直、最初のうちはだるかったけど、パルパティーンがダース・シディアスとしての本性を露にし始める頃からは、俄然面白くなりました。アミダラがいう「満場の拍手の中での民主主義の死」という言葉は明らかに今の現実世界に向けてのメッセージですね。 肝心のアナキン暗黒化の過程は、もうこれしか無いだろうという感じで、本当、収まるところによく綺麗に収めてくれました。確かに、これ観るとまたⅣ以降を観たくなります。 けどな~、アナキンは、最愛の妻を何とか助けようと思っての選択が結局裏目に出てしまった訳で、それだけに最後の叫びは観てて痛々しかったですね。あの後、何か言葉が出るとすれば、「こんなに悲しいのなら・・こんなに苦しいのなら・・愛など ・・愛などいらぬ!」という某北○の拳の某サ○ザーの名台詞しかありますまい。
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-02 21:39:19)(笑:4票)
3.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
日本の怪獣映画もそうだし、ハリウッドのモンスターパニック物やエイリアン侵略物でも同じなんだけど、普通、この手の映画は、軍人とか科学者とジャーナリストとか、要するに一般大衆よりは一歩「高い場所」にいる人物を主人公にすることにより、映画内で起きていることの全体像を語らせようとします。そして、モンスターやエイリアン出現のもっともらしい根拠付けと弱点発見にリアリティを持たせようとするわけですが、このせいで映画自体が失速してしまうケースも少なくない訳ですね。 しかし、今回の宇宙戦争は、そうした理屈付けの部分を一切排除しています。トライポッドが地中に埋められていたというのも、映画中では結局、パニック時によくある流言蜚語以上のレベルで語らえることはありません。また、細菌によって宇宙人が死滅するのも、人類が積極的に発見したわけではなく、結果的にそうなってしまっただけの話。宇宙人はあたかも巨大竜巻や超大型台風、または大地震のように平和な暮らしを襲い、町を蹂躙し、人々を殺していきます。映画はそんな理不尽な恐怖に対し、ただ逃げ惑うことしか術がない一般人の視線から終始離れることはありません。これが受け入れられるかどうかでこの映画の評価が分かれるんだろうけど、私としては、宇宙人による侵略という、手垢のつきまくったテーマで、ここまで「怖い」と思える映画を観させてもらえるとは思いませんでした。と、いいながら一番怖いのは宇宙人よりもパニックに襲われた人間の集団、だったりするわけですが。
[映画館(吹替)] 8点(2005-07-27 09:55:35)(良:3票)
4.  ナショナル・トレジャー 《ネタバレ》 
フリーメイソン、アメリカ独立宣言、1ドル札に描かれたピラミッドと「神の目」・・・と個人的に興味をそそられるネタに惹かれて観に行ったけどガックシ・・・・ディズニー&ブラッカイマーの「パイレーツ・オブ・カリビアン」はそれなりに面白かったのに、これは、個人的にはつまらなかったです。 大体、悪役がチンケすぎます。インディー・ジョーンズでもそうだけど、この手の映画の敵は、ナチスのように国家レベルの権力を持っている奴か、あるいはこの世の者ではない超人的な力を持っている奴かじゃないと、話が盛り上がらない。そこらへんから既に映画がスケールダウンしているのに、最後はその敵役をFBIに売り渡して、ていうか同じフリーメイソンのよしみで司法取引して、自分は1%とは言え膨大なお宝の資産を手に入れて美人学者を妻にして由緒ある豪邸に住む!!こんな主人公に感情移入するわけにはいきませんね。 それと、歴史学者っていうのは、なぞなぞに強くないと勤まらないというのをこの映画を観て初めて知りました。次から次へと都合よくサクサクと謎を解いていたけど、その強引さは、名探偵コナンの上を行ってましたね。
3点(2005-03-23 12:59:16)
5.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
この手の映画って、「しょーもなー」とか「もうネタ切れなんじゃねえの?」とか悪口言いながら、気になるのでついつい観に行ってしまうんですよね。だから、内容に関しては、エイリアンとプレデターのバトルさえしっかり観れれば、あとはどうでもいいんです。それだけに、超古代文明がらみの設定説明に費やした前半部はちょっとダルかったですね。元々100分くらいの作品なんだから、もっとサクサク行って欲しかったと思います。 それと、「敵の敵は味方」理論でプレデターがヒーローになっちまう訳ですが、既にその前に人間を何人も殺しているためちょっと感情移入しづらかったですね。例えば、調査隊を派遣した企業のバックには軍がついていて、例によってエイリアンの軍事利用を目論んでいたとか、そういう悪巧みをしてる奴らだけプレデターがチョイスしてくれてれば、少しは心理的に釣り合いがとれたのですけど。 でも、プレデターがマスクを外したとき、ヒロインはよく平気な顔していられたもんだ。まかり間違えてうっかり「ブ○イクね」とでも口走ろうものなら・・・・その時点で映画は終わってました。
6点(2005-02-01 10:01:25)
6.  チョコレート(2001) 《ネタバレ》 
「X-MEN」「キャットウーマン」のハル・ベリーしか知らなかったから、正直びっくりしました。こんな演技ができる女優さんだったとは!! 特に、最後の場面など、下手な芝居をすれば意味不明な結末になりかねないのに、あの目の表情の変化だけで、映画史に残るラストシーンにしてしまいました。まさしく、彼女のためにあるような映画でしたね。 相手が、自分が死刑執行した男の女房だったと判った後に、彼女と寝てしまう男性主人公の行動には正直納得いかないところもあるけど、ただ、あの状況で、しかもあのナイスなバディが目の前にあればやはりそうなっちゃうかなあ・・・・ 映画が進むにつれて、そうした男の狡さ、いじましさと女の強さ、気高さの対比がくっきり感じられました。 男がチョコアイス買っている間に彼女は絶対知ってはならない秘密を知り、それに対する怒りも悲しみ全部ひっくるめた上で男を受け入れていく。おそらく、男がちゃんと自分に優しくしてくれる限り、一生口にすることなく秘密のまま・・・これはこれでちょっと怖い気もしますが。
7点(2005-01-12 11:01:52)
7.  カンフーハッスル
相変わらずベタなギャグ全開ですが、今回はなによりカンフーアクションに燃えられます!そうなんだよなあ、「グリーン・ディスティニー」にしろ「ヒーロー」にしろ、面白かったけど、どこかに残った物足りなさ・・・その正体がこの映画を観てハッキリ判りました。そう、私が観たかったのは達人たちによる圧倒的なカンフー・アクション!そして、そこに至るまでの燃える展開!だったのでした。 チャウ・シンチーがカンフー映画や武侠小説に対して抱いている愛情は、それらのことなど何も知らない私にも十分に伝わってきます。だから、突っ込みたくなるところは満載ですが、観ている間は気になりません。まあ、私がすでにチャウ・シンチーの投げた釣り針に引っかかっているせいかなのかもしれませんけど。 そうこうするうち、続編の製作発表!しかも、今度は日本が舞台になるかも知れないんだって!?こうなると、彼のもう一つのリスペクトの対象であろう、日本の少年マンガ(というか、少年○ャンプ)テイスト満載になるのを期待せずにはおられますまい。 最強の悪役が、巨大な黒馬に跨った大男だったりしたら、もう涙ちょちょぎれ(古っ!)ものですよ。 
7点(2005-01-10 21:43:29)
8.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
 まず、中年体形で、特殊装備が無ければ女の子にすら負けてしまう悪役キャラを登場させたことに拍手を送りたい。原作は読んでないけど、やっぱりあんな感じだったのでしょうか?  前作でヒーローとして生きる運命を受け入れたはずの主人公だったが、現実は上手くいかない。遅刻続きでバイトは首になる、やっと出来た恋人との仲も怪しくなるし・・・前半で延々と描かれるこのイジイジ部分に共感できるかどうかでこの映画の評価も分かれてくるのでしょうね。私的には、ちょっとダルかったかなあ、という印象でした。  ただ、この映画自体次に控えた3で来るであろうクライマックスに向けての助走とみれば、多少バランスを犠牲にしても、「これでもか」的にヒーローの苦悩を描いたことにも納得できます。そうした意味では、1と3の繋ぎに徹した「バック・トゥー・ザ・フューチャー2」のようなポジションにある映画なのかもしれません。
7点(2004-12-07 10:16:44)
9.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 
 めちゃめちゃお金を賭けた「ダークマン」という感じ。脳細胞シナプス大爆発のシーンとか、都会のど真ん中を、糸を吊り下がりながら(ダークマンは吊り下げられていたのだけど)移動するところとか、ラストのあの一言とか・・・サム・ライミさん、解ってやってるんでしょうね。  だが、ストーリーの根幹が、ドロドロ復讐劇から予期せぬ運命に巻き込まれてしまった青年の成長物語になっている点が、この両者の決定的な違いでもある。ダークマンの2、3(はあったかな?)が、日本では劇場公開すらされぬ単なるB級作品群に埋もれてしまったのに対し、スパイダーマンが2の時点で、大河シリーズとしての片鱗すら見せ始めたのは、こうした背景の深さが大きく働いていると思う。決して、投入された予算の差だけじゃないのですよ。  それと、ダークマンのところでも書いたけど、ヒロインのイマイチさ加減、これもサム・ライミ監督の持ち味なのでしょうか?もっとも、今作のヒロイン=キルスティン・ダンストのどっか崩れたエッチな風情は、個人的には大好きなのですが。
8点(2004-12-07 09:55:48)(笑:2票)
10.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》 
 この映画、私は好きですね。ここに出てくるゴジラは、84年復活時に「なかったこと」にされ、良心的ゴジラファンも忘れたふりをしている「三大怪獣」以降の昭和ゴジラです。  「ゴジラは核の恐怖の象徴」とか「第1作ゴジラは平和の大切さを教えてくれる」などと知ったらしいことをマスコミが言いたて、作る側もファンも「そうだよなあ、ゴジラはやっぱりシリアス&リアルじゃないと」と思いこみ、結果、ことごとく外してしまった。それが84年以降のゴジラ映画の歴史でしょう(勿論、その中にも好きな作品はありますが)。  しかし、今回の北村龍平監督のゴジラは「そうじゃないだろう、富士の裾野で石投げ合戦もやったしシェーもした。空も飛んだし、加山雄三の真似だってやったじゃないか」という、もう一つのゴジラの姿を否応なく思い出させてくれました。特に、GKゴジラ!あれは完全に「シェー!」を超えましたね(笑)。「特撮論壇」のようなものがいつのまにか形成され、それに作り手も少なからず影響されざるを得ない今の状況下で、よくもまああんなシーンを撮ってっくれたもんだと、その勇気には感服いたしました次第です。  当たり前の話ですがゴジラ映画は「娯楽映画」です。一人でも多くのお客さんに観に来てもらい、受けてもらってナンボの世界なのです。先ほど述べた、昭和ゴジラの数々の名(迷)シーンも、今観ると相当寒いですが、その当時は受けると思ったからやり、実際受けたからシリーズが続いていったのでしょう。そうした意味では、今回の「GFW」も、熱心な特撮ファンの酷評とは裏腹に、一般映画ファンの受けは、結構いいんじゃないかと思います。 長すぎると言われる本編のアクションシーンもミニスカ履いてやたらとすっ転ぶ菊川怜も、延々と続く怪獣同志のドツキ合いだけじゃ飽きてしまう、一般映画ファンに対するサービスなのです。ただ、○トリックスとかI○4とかのパロディ?オマージュ?が、3年もすると随分寒いものになること必至なので、なるべく今観ることをお勧めします。もっとも、「VSキングギドラ」のT2ネタは、公開当時から既に寒かったですがね(笑)
7点(2004-12-05 14:55:25)(良:3票)
11.  ザ・グリード 《ネタバレ》 
 面白かった。見るからにメル・ギブソンのバッタもんみたいな顔した主演俳優さんも、本当、この手のB級映画の主役をやるために生まれてきたような感じで、ナイス。んな訳でヒロインをやった女優さんは、どうしても偽レネ・ルッソに見えてしょうがなかったのだけど、X-Menの念動力のあの人だったのですね。納得。ただ、東洋系の女性キャラが始めの頃であっさりやられたのは、ちょっと複雑な気持ちでしたけど。  クリーチャーも適度にグロく、かつ妙にかわいいところもあって、最近ベストセラーになっている「へんないきもの」の世界を思い出してしまいました。人にあらすじを話せば3秒で呆れられるであろう無茶苦茶なストーリーですが、なによりテンポがよく、お約束や見せ場のツボも決して外さない、まさしく職人技ですなあ。昔、映画館は2本立てが当たり前だった頃なら、お目当ての話題作はイマイチだったけど、同時上映の奴は結構面白かったよ、どんな内容か忘れてしもたけど・・・という具合に話題にされる映画です。  ・・・で、良く見たら「ハムナプトラ」「ヴァン・ヘルシング」の監督さんなのですね!この人の作品はもしかして私と結構相性がいいのかも?
6点(2004-11-26 00:05:29)
12.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 
あ~、どうせならドラキュラも味方にして「怪物くん」してくれればなあ、と思ったのは私だけでしょうか?でも、キリスト教文化で育った人々にとっては、悪魔の子であるヴァンパイア=ドラキュラは絶対許しがたい存在なのでしょうね。 ノリとしては、アニメの実写版を観ているようで、何も考えずに見るには最高。2時間30分きっちり暇つぶしさせてくれます。このあたりは、流石「ハムナプトラ」の監督だけあって手堅いですね。 個人的には、イイ奴=フランケンをもっと大暴れさせて欲しかったですね。それと、ヴァン・ヘルシングの秘められた過去、これは、恐らくあるであろうpart2にとっておくのでしょうか。でも、ノリとしてはモンスタームービーというよりは明朗冒険大活劇なのだから、最後の最後で王女さま死なせちゃいかん!あれは反則です。
7点(2004-09-18 20:45:13)(笑:1票)
13.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 
冒頭のライブシーンでの、ジャック・ブラックの暴走ぶりでまず受けました。いやあ、こんな奴がバンドメンバーだったら、困るだろうなあ。私でも首にしちゃいたくなるけど、それがまた結構居るのですよ、実際の話(笑)。 ストーリーは、いい意味で、パターンどおり。登場人物の役回りが、大体想像できるから、多少掘り下げが浅くても、脳内補完ができてしまう。要は、ジャック・ブラックの怪演とクライマックスのライブシーンを楽しむ楽しむための映画ですから、子供一人一人のエピソードにあまり拘っていると、却ってテンポを悪くしたんじゃないでしょうか? それと、一つのライブをやるために、裏方がいかに重要かというのをきっちり描いていたところも好感が持てましたね。まあ、合唱団でもオーケストラでもなく、たかだか数名しか表舞台に立てないバンドを素材にすれば、作劇上こうするしかなかったのかもしれませんが、少なくとも私は、これを観て、ロックをちゃんと判った人たちが作っているな、と思いました。 ところで、ロックギターの入門曲、と言えば「あれ」なのは、洋の東西を問わなかったのですね・・・
8点(2004-05-25 12:22:01)(良:1票)
14.  キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 
結局は、ブライドとビルの、娘の親権を巡っての壮大な夫婦喧嘩、とでもいいましょうか、巻き添えを喰って死んでしまった人たちはある意味とてもお気の毒でしたね。しかし、殆どギャグの域に突き抜けかけていた前作とはうってっ変わり、今回は画面に切なさがみなぎっています。無論、壮絶アクションは健在ですし、タランティーノ監督の趣味爆裂のオマージュも全開。しかし、映画の中心にあるのは、ブライドの狂おしいまでの母性と愛、特にラストあたりの展開は、出産を経験したユマ・サーマンの思いが強く出ていると思いました。 それにしても、どうせなら、デヴィッド・キャラダインにもカンフーさせてほしかったなあ。「燃えよ!カンフー」なんてテレビドラマを覚えている人はどのくらいいるのだろうか? 
8点(2004-04-27 20:38:02)
15.  ダークマン
サム・ライミ演出のケレン身がたっぷり堪能できる、私にとっては愛しの一本です。 最初は暇つぶしで入った映画館でたまたま観たに過ぎなかったのですが、その後何回テレビで観ても面白さが褪せない。それでもってビデオを購入いたしました。 それにしても、スパイダーマンといい、この映画といい、ヒロインがイマイチ・・・なのは、監督の趣味なんだろうか?でも、それが妙にB級テイストを醸し出しているんですよね。
9点(2004-03-30 21:55:07)
16.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
3作通しての点です。この第3部に関して言えば、フロド以外のホビットが輝いてましたねぇ。特に、サム!サム!サム!「王の帰還」に関して言えば、完全にサムの映画でした。あと、吹き替え版を最初に見たため、ピピンの歌も吹き替えだったのが大いに不満!あそこだけは、昔のミュージカル映画みたいに原語字幕を出来なかったものだろうか?後から、もう一遍字幕版を観ましたが、やはり感動度数は割引されてました。最初から、あの歌聴いてれば、涙腺決壊間違いなかったはずなんですが・・・
9点(2004-03-28 23:30:39)
17.  タイムライン
何か、ダンドリ通り進めました、ていう感じです。主人公たちが現代から来たということから生じるサスペンスが全く感じられなかったのが、この種の映画としては痛い。タイムトラベル物としてなら、クレヨンしんちゃんの「アッパレ!戦国大合戦」の方が、よほどまとまっていましたよ。
4点(2004-01-28 16:33:55)
18.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 
正直、劇場で見たときは、「アホらし、本職の宇宙飛行士に穴掘りさせる方が、効率いいにきまっとるやろ!」と、突っ込みまくっていたが、数年の間を空けてビデオで観ると、印象が変わった。 要は、これ、宇宙を舞台にしたハリウッド版「プロジェクトX」なんだわ~。そうして観ると、地味な作業である穴掘りのプロフェッショナルを主役に据えたのも納得。途方もない任務のため、全国から集結した一癖二癖三癖もあるプロたち。限られた時間過酷な作業環境(そら、これ以上過酷な環境はありませんわなあ、地球上には)。そして組織の中の軋轢とこれでもかこれでもかと起こるトラブル。こうした、プロXを盛り上げる要素は、この映画にもてんこ盛りで、しかも結構上手く配置されているので劇場で観たときよりは盛り上がりました。て、いうか、劇場公開当時はまだ放送してなかったんですよね。プロジェクトX。 どうせなら、エンディングは、 (田口トモロヲの声で) 「グレースの元に一人の宇宙飛行士が歩み寄り、話しかけた。『アメリカ空軍のシャープです。世界一勇敢な男の娘さんと握手させてください』。スタンパーがAJに託したワッペンは、今もトルーマンのデスクの上から、宇宙の勇者たちを見守っている・・・」へ~どらぁ~い、て~るらぁ~い・・・つう風に行きたいモンですな。
6点(2004-01-22 11:17:26)
19.  フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ 《ネタバレ》 
特撮史上最恐の怪獣といえば、ガイラしかない。ゴジラも含め、通常、怪獣といえば、いくら街を破壊し、人が死のうとも、それは「単なる結果」にしかすぎません。しかし、ガイラの場合、「人を喰う」という明確な意志を持って襲ってくる!なまじヒト型の姿をしているから余計に怖い。幸い私は、この作品を大人になって観たからよかったものの、冒頭、遭難した漁船員を抜き手で泳ぎながら追いかけるガイラの姿を幼少時見ていたら・・・トラウマになっていたかもしれません。 円谷、本多、伊福部トリオが大人に向けて作った最後の特撮映画かもしれませんね。
7点(2004-01-03 09:34:10)(良:2票)
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