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コメント数 97
性別 男性
年齢 58歳
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1.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
例えば、お気に入りのアーティストのコンサートに行ったとする 最高のパフォーマンスに感激して満足して帰る そこには教訓も蘊蓄も何もない ただただ快楽があるだけである  これはそういう作品である  しかしそれは映画」なのか? そういう人がいると思うが はるか昔、そういった映画はたくさんあった むしろ思想やら問題意識なんかが映画に必要になったのは最近のことである  なのでこの作品は特に新しくはないし 特異なものでもない 邦画の歴史の中ではそれなりに定着した感のある 「アイドル映画」ってジャンルがあるが それに近いものであろう  もちろん「アイドル映画」には箸にも棒にもかからない作品も多かったが この作品はかなり出来がいいと思う。  銀幕の国民的スターってのがいなくなって久しいが その復活がたまたまゲームキャラだった、ってだけの話である
[映画館(字幕)] 9点(2023-05-13 19:19:25)(良:3票)
2.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
まぁ、新作といいながらEP4~6の焼き直しなのでは?という批判はあるでしょうけど、初代からのファンにしてみればそれこそがもっとも観たいものなんだから、それは減点対象とはなりません、超絶に出来のいいファンムービーと言われればその通り、それが何か?って感じですねw で、ハリソンフォードはイイに決まってるんですよ、彼のキャリアを見れば、今ハンソロを演じればどんな感じか、だいたい想像ができるし、それはまさに想像通りだったわけで問題ないのですが、ビックリしたのはキャリー・フィッシャーです、この作品をかなり「持って行って」ます、存在感もすごいけど、なんというか、あの・・・美しいんです、気高いのです、まさに「お姫様」を体現しています(「あの」レイア姫がですよw)これは誰も予想できなかったんじゃないかなぁ?あり得ない話ですがキャリー・フィッシャーはEP7に出演するためにEP4~EP6に出演していたのではないか?と思えるほどよかったです。デイジー・リドリーはまごうことない美人ですが、そりゃこれだけのビッグタイトルならあたりまえです、EP1のナタリーポートマンなんかと同じで、その他大勢の「美人」に過ぎません、でもキャリー・フィッシャーは彼女自身の出自や、その後の波乱に満ちた人生を、王家の娘として育てられ、反乱軍に身を投じレジタンスで「将軍」とよばれるまでの人生になぞららえるかのように見事に「体現」しています、これはいくら美人でも小娘には不可能な演技です。ラストのマーク・ハミルもよかったのですが、これはEP8に期待しましょう。果たして彼もレイア姫のようにルークの「歴史」を体現できるのか?  あっ、あとベン君の容姿はかなりツボでした、2人の遺伝子のよくない部分だけが合体したような、なんとも微妙なリアリティがあって最高でしたw。
[映画館(字幕)] 9点(2015-12-19 19:45:07)(良:1票)
3.  イエロー・ハンカチーフ 《ネタバレ》 
「幸福の黄色いハンカチ」にあったコメディな要素がほとんど存在せず、淡々と進むストーリーがちょっと物足りない、やはり武田鉄也、桃井かおりという日本の誇る二大「怪優」と比べると、主演の二人は「普通」すぎなんじゃないだろうか?決して駄作というわけじゃないけど、元作品と比べられるのはリメイクものの宿命なんで、評価は辛め、ところで警察署で出前のネェちゃんが持って来るのが「レバーフライ」ってのには笑った、ちなみに「幸福の~」では「ニラレバ炒め」である。
[DVD(字幕)] 5点(2011-09-18 18:55:58)
4.  キック・アス 《ネタバレ》 
悪人といえども、撃つときは手や足を狙ってね、もちろん相手が先に撃たないと撃っちゃダメだよ、それから残酷だから血飛沫なんて描いちゃダメ、言うまでも無いけど子供が殺人とか論外だから...てなハリウッド的モラルにブラッドピットが喧嘩を売った作品、なんだか井口昇的な香りがする(他国の資本で撮っているところも似ている)この作品が「XMEN」と同じレイティングで編集されてたら8割ほどはカットだろうなぁ、そもそも悪役側は3人くらいしか殺してないのにHGちゃん(はぁと)は2~30人は殺してるよなぁ、もっとこんな作品が見たい!という私の個人的な欲望から10点満点。 (ただ、どうせR指定覚悟なんだったらもっとエログロバリバリでもよかったんじゃ?)
[映画館(字幕)] 10点(2011-01-09 20:49:32)(笑:1票) (良:1票)
5.  第9地区 《ネタバレ》 
「アバター」なんぞ相手にもならない、あえて比べるとしたら「クローバー・フィールド」か?しかしアイデアをエンターテイメントまで昇華しきれず、悲劇として幕を下ろすしかなかったクローバー・フィールドに対し、本作は1級のエンターテイメントとして成立し、更に笑いと(信じられないことに)叙情性まで持ち合わせている、グロ表現を嫌悪するか笑えるかで、この作品を楽しめるかどうかが分かれると思うが、楽しめればかの名作「ギャラクシークエスト」を超える作品となるかもしれない、難点として視聴中は、あからさまにID4をパクった母船や、どう見ても70年代デザインの指令船や、もはや記号と化してしまった感のあるパワードスーツなどが気になったが、今思えばワザとそうしているような気がする、それぐらい見慣れたものでないと観客が着いてこれないと判断したのではないだろうか?それくらいこの作品はセンス・オブ・ワンダーに溢れているのだ。
[映画館(字幕)] 9点(2010-04-23 19:36:57)(良:2票)
6.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
凄い映像なのになぜかセンスオブワンダーを感じないんですよねぇ、キャメロンが日本アニメやマンガのヲタクなのは有名な話ですが、神経接合とか結合率99パーセントとか、まるっきりエヴァですね、そもそもナヴィ族の体系ってエヴァそのものだし、ご丁寧にアンビリカルケーブルも付いてるし・・・・、で、お話のほうはまんま「もののけ姫」ナヴィ族=森の神々、エイワ=シシ神(デイダラボッチ)ジェイク=アシタカ、ネイティリ=サンっていう構図がどうしても浮かんできてしまいます、ラスト近くの大型獣の突進とかも、イノシシ軍団に見えてしかたありませんでした。ただ何もできなかったアシタカと違って、ジェイクは行動します、その「行動」の代償として人類は完全悪として描かれています、神に抗わざるをえなかった人間達の言わば原罪を描いた(だからこそアシタカはなにもできなかったわけですが)もののけ姫に対して「人間といえど完全悪なんだから殺されて当然」っていう構図はあまりにも(もののけ姫に対するオマージュだとしたら特に)浅いストーリーだと言わざるをえません。もちろん、3D映像のアトラクション映画としてあえて「浅い」お話にしたのかもしれませんが、それなら人類が一致団結して完全悪のエイリアンをあのカッコいい(ホントにカッコいい)ヘリ部隊やモビルスーツでブチ殺すお話にしたほうが、よほどスッキリした作品になったでしょうに、○次に話題になっている映像については、(IMAX3Dにて視聴)「金かかってんなぁ」「手間かかってんなぁ」だけってのが正直なところ、3Dと言っても、画像内に奥行きを感じられるだけで、決して物体が立体に見えるわけじゃありません、つまり手前に存在するモノは近くに見えますが、そのモノ自体はあくまで平面です、困るのが、奥にピンが合ってて手前がボケてるようなシーンでは手前はボケたまま手前に飛び出して見えます、当然ですが、それを凝視してもピンが合ったりはしません、要は舞台演劇の大道具のようなもので、とても「入り込んでいるような臨場感」とはほど遠いです、ただそれを否定はしません、Liveの舞台に独特の臨場感があるように、ひとつの表現方法としてはアリだとは思いますが、映画に関しては私はあまり好みじゃありません。○余談・・・エイリアン4のときも思いましたが。シガニー・ウィーバーって、いくつになっても裸にされるんですねー(笑)
[映画館(字幕)] 4点(2010-02-12 19:22:06)(良:1票)
7.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
バカ映画である、バカ映画として見れば、過去のヒット作(マトリックス、トランスフォーマー、エイリアン、マッドマックス、大脱走etcetc)からの引用の数々や、あまりにもご都合主義で、そのくせ矛盾だらけのシナリオや、抱腹絶倒な電気ショック(笑)なども許せないことは無い、またそういったバカ映画を撮るのならマックGは間違いなく適任であり、実際彼は最高の仕事をしたと思う。ただT1、T2はもちろん、評判のよくないT3も、カテゴリとして「バカ映画」ではなかった、誤解なきよう書いておくが、私はバカ映画が嫌いなわけではない、むしろ大好きである、マックGも評価している、しかしそれとは別に私はターミネーターシリーズのファンでもある、だからといってターミネーターシリーズをバカ映画で見たいとは思わない、ターミネーターはSFというよりは古きよき空想科学映画であって欲しかった、出来が悪いわけではないので、非常に残念な作品だと言わざるを得ない。
[映画館(字幕)] 5点(2009-06-14 23:17:23)
8.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 
う~~~~ん、B級ドタバタカーアクションとしちゃ、かなりいい出来、(マンガとしては)シナリオもキレイにまとまってるし、それなりに迫力もあった、グロもほどよく(?)ミステリー的な味付けも物語に(ほんのちょっとだけ)深みを持たせている、なにより「ボーン」シリーズでおなじみのパメラお姉さま(ジョアン・アレン)はどう見ても今回のほうがハマってる、7点くらいは十分与えられるデキ、          た~~~~~だっ!かの名作「デスレース2000」のリメイクとして見ると、かなりツライ、デスレースの「デス」はドライバーが死んじゃうんじゃなくて、ジィさん、バァさん轢き殺してヒャッホー!の「デス」なのだ!あの痺れるような倒錯感が本作にはほんの1ミリグラムも感じられない(それくらいデスレース2000が異常な作品であり、本作が普通ということだ)まぁ時代が変わってモラル的な制約もキツくなってるだろうし、まさかナチをネタにできないのもわかるが、「デスレース」を名乗るなら、せめてシュワちゃんの「バトルランナー」程度のアンモラル感は欲しかった。でマイナス2点、あとデヴィッド・キャラダインは声だけじゃなくてキチンとフランケンシュタイン役で出演してほしかったなぁ、
[映画館(字幕)] 5点(2008-12-01 00:31:43)(良:1票)
9.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
ヒースレジャーの怪演が評価されているが、そのほとんどは脚本によるところであって、ビジュアル面やら純粋な演技力で言えば1作目のジャック・ニコルソンには及んでいないような気がする。にもかかわらず本作のジョーカーが見るものに強烈な印象を与えるのは「狂気」の種類がニコルソン版ジョーカーとは全く違うからである、ニコルソンはただ単に自らの欲望に忠実に暴れまわっており、そこにはピカレスク・ロマンとまでは言わないが、ある種の「美学」が感じられ、エンタテイメントとしての爽快感すら存在したのだが、今回のジョーカーは狂気にあまりにも誠実であり、理性的ですらある、そもそもヒース版ジョーカーはデントの一件を見てもわかるように自分(だけ)を「特別」な人間として見ていない、つまりは人間と言うものは全て自分と同じ「狂気」を持っていると考えている、だとすれば彼の行為は全ての人間の(狂気への)開放であり、彼にとっては自己犠牲を伴った奉仕的な行動といえるのかもしれない、そういった考えは理解できないことはない、(もちろん同意はしないが)しかしそれはエンターテイメントではない、だから彼はひたすら不快で怖いのだ、彼を殺さないバッドマンにイライラする観客はまんまとジョーカーの策略に陥っているわけであり、そのことを理解することもまた不快である。同じような狂気を扱っていてもレクター博士には美学があったし、「バトルロワイアル」にはモラルを突き抜けたユーモアがあったが、この作品には何も無い、言うなれば「無償の悪意」を観客に投げかけてくる、金やら愛やら命やらといった具体的な欲求ではなく心の奥底に潜む「純粋な悪」の部分を直接刺激してくるのだ、誰もレクター博士になることはできない、しかしジョーカーにならなる(なってしまう)ことができる、だからこの作品は怖いのだと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2008-08-24 02:53:19)(良:8票)
10.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
理屈ぬきで楽しめるのがこの手のアクション映画なのですが、それにしてもちょっとやりすぎですね、特に冷蔵庫ネタとターザンネタはさすがに無理があります、コメディは構いませんがこれではギャグです。あと1950年代を再現した美術は素晴しいのですが、マットのバイク(ハーレーダビッドソン、スプリンガークラシック、2007年式らしいです)が全てをブチ壊しています、まぁクラシカルなデザインがウリなんで違和感は少ないのですが、それでもハンドル周りがアップになると当時としてはあり得ないデザインのスイッチ類が丸見えで興ざめしてしまいました、別にバイク好きでなくても明らかにテイストが違うと思うんですがねぇ?(さすがにセル一発ってわけにはいかなかったようで、始動時だけは古いモデルのようでしたが)
[映画館(字幕)] 6点(2008-07-20 02:09:15)
11.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 
どこまで史実に忠実かは知らないが、まぁ人間のすることだからあれくらいのドタバタがあってもおかしくないし「正義」という言葉が明らかにギャグとして演出されているのも納得できる(善悪で戦争を語れば、たいていの場合真実は失われる)そういう意味でブラックコメディとしてはかなり完成度が高いと思う、ただ史実だからこそ、その後のアフガニスタンの状況やら、ひいては同時多発テロなどを思うと素直に笑えない、同じ人間として自嘲気味に笑えるほど私は皮肉屋ではないし老いてもいない、これが完全なフィクションなら大笑いできるのだが、史実それ自体がタチの悪いコメディでしかないという意味においてこの作品は「ホラー」に分類されるべきなのかもしれない。
[映画館(字幕)] 6点(2008-05-26 20:05:12)
12.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンの圧倒的な演技力(あと秘書のショーン・ヘイズも)ゆえに高得点を付けるが、どうもシナリオがしっくりこない。エドワードはまぁ自分で稼いだ金なんだから、それをどう使おうと勝手だが、カーターにしてみればほとんど奇跡みたいな話なわけで、だから旅にでるべきではない、などと言うつもりは無いが、その場合やはり妻の言うとおり家族を捨てる覚悟が必要だったのではあるまいか?それはそれで男のダンディズムとして共感できないこともない、だがそのへんが中途半端で結局貴重な時間を失ったカーターは妻とヤリ損ねるわけである、それって悲劇なんじゃないの?というか、カーターは本当にあれでよかったのかなぁ・・・?私?私が同じ状況なら潔く家族を捨てて美女とウハウハしますです、ハイ。
[映画館(字幕)] 7点(2008-05-25 18:54:28)
13.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
「怪獣映画」という括りで語るなら明らかに1954年の初代ゴジラを正当に進化させた唯一の作品ではあるまいか?ゴジラの時代とは違って現代の「リアリティ」とは美麗で詳細なCG画像ではなく、小さなカメラの液晶画面の中にのみ存在するのである、CGという魔力を手に入れ、何でも描けるがゆえに、あからさまな「嘘」しか描けなくなった作品のなんと多いことか・・・まぁこの作品もCGはバリバリ使っているのだが、情報量を削ることによって新たなCGの可能性を提示していることを私は大きく評価したい、ただ、ホラー風味の味付けで最後は悲劇としてしかストーリーをまとめられなかったあたりに、この手法の限界を感じる、怪獣映画にはやっぱりカタルシスが欲しいのだ、えっ、誰も怪獣映画だなんて言ってないって?エンドクレジットで流れてた曲はあきらかに「怪獣映画」でしょ? 
[映画館(字幕)] 8点(2008-04-09 23:11:41)(良:1票)
14.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 
予告を見たときはかなり不安だったのだが、主演のギャスパー・ウリエル君は中々の好演でアゴの割れ具合なんかにアンソニー・ホプキンスの面影が無いでもない、「いやぁ、今はこんなだけど昔はガリガリでさぁ」とか言いながら飲み屋で写真を見せられた感じ(笑) ただ、殺された肉親の復讐のために殺人を犯す、なんて「人間的」な行動はレクターには似合わない、少なくとも彼はまだ狂ってはいない、おそらくこの後に何かがあったのだと思う、彼が人間を超越してしまう何かがあったのだ、言うまでも無くその鍵を握るのはレディ・ムラサキ以外にはありえない、ということはパート2があるのだろうか? ところで余談だが、ムラサキとハンニバルが乗っていたオートバイには「MVアグスタ」のエンブレムがハッキリと確認できるが、第2次大戦直後のフランスでイタリア製のオートバイを乗り回す、てなことがあり得るのだろうか?
[映画館(字幕)] 5点(2007-04-22 00:51:58)
15.  バッファロー'66
観たのはもう5年ほど前・・・もう一度観たいとは思わない、あまりにも出来すぎているからだ、正直言って気持ち悪い、映画が虚構の追体験とすれば、こいつはリアル過ぎる、いやリアルというより生臭い、ちなみに私も66年生まれ・・・やっぱり出来すぎている。 映画と言うよりドラッグ、デブデブのクリスティーナ・リッチは悪夢のごとく愛らしい。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-06 01:49:05)
16.  蝋人形の館 《ネタバレ》 
久しぶりにバカっぽいホラーが見たくなって、かる~い気持ちで映画館に足を運んだんです、だいたい「蝋人形の館」ってタイトルからしてバカっぽい、どうせ配給元が適当な邦題付けたんだろうなぁ、・・・って、でも映画が始まると画面には「House of wax」の文字が! なんだホンマに「蝋人形の館」じゃん、で、ちょっとだけ背筋を伸ばしたんですが、まだ油断してたんです、まだ「13金」みたいな「ホラー」のための「ホラー」だと思ってました、実際は「ホラー」のフリをした「フェチ映画」だったんです。フェチは嫌いじゃないし、なによりアイデアがいい、全員蝋人形の街、蝋で出来た蝋人形の館、双子VS双子、「蝋人形」というより「蝋」なんですよね、蝋フェチ(笑)残念なのはホラーとしての出来がひどく悪いこと、とにかく怖くないんです、不良の若者、流行の音楽、半裸のねーちゃん、そしてキャンプと笑っちゃうくらいB級ホラーの定石を踏んでいるのに、どれも中途半端、どうせなら登場人物は兄妹の双子と兄弟の双子だけでよかったんじゃないでしょうか?そのほうが双子VS双子の構図が明確になるし、「ついで」に殺されるかわいそうな役も無くてすみます、でもそれじゃあ「ホラー」にならない、いや「ホラー」にしなくても十分オモシロイ映画が出来たと思うんですがねぇ、例えば今をときめくピータージャクソンの「ブレインデッド」みたいに・・・
[映画館(字幕)] 6点(2005-10-24 00:28:27)
17.  ゴジラ FINAL WARS
平成ガメラに対して一連のゴジラシリーズがイマイチ突き抜けられなかったのはゴジラという存在が映画という枠組みを飛び出して半ば「聖域」と化していたからではないだろうか?この作品はその「聖域」を土足で踏みにじった作品である。だからこそたいしたシナリオでもなく、ビックリするような技術がつかわれているわけでもないのに、なにか「突き抜け」感を感じる、開き直りと言えばそうだし、ヤケクソといってもいい、しかし一度「神」と化してしまったモノは破壊からしか自らを進化させることは不可能なのだ、「ファイナル」と銘打ってはいるが、願わくば破壊に続く再生があらんことを切に願う。
[DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 16:25:38)(良:1票)
18.  大脱走
もう何度もビデオで観たはずなのにテレビで放送しているとついつい最後まで見てしまう、もちろん非の打ち所の無い名作中の名作、既に古典として評価されている作品だけに今更あれこれ言うのもなんだが、ひとつだけ言わせてもらうと、ラスト、マックイーンの入った独房の鍵を閉める名も無いドイツ兵の演技が最高にイイ!  と、ここまでは理性のレビュー、ここからはヲタクの戯言として読んでください、ドイツ兵が乗っているバイクは普通に考えればBMWかツンダップのハズなんだが、この作品ではサイドカーも含めてほとんどがイギリス製のトライアンフ、あの有名すぎるマックイーンのジャンプシーンも同じくトライアンフ、軍事、及びバイクヲタクには少々納得できない、どちらかと言えば身軽さよりも積載性や耐久性を重んじて開発されたBMWやツンダップであのジャンプは絶対無理なわけで、エンターテイメントとしてはもちろん正しいし、そんな些細なことによってこの作品のすばらしさが損なわれるわけでは決してありません(だったら書くなよ>>オレ)
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-14 23:20:46)(良:1票)
19.  アンドリューNDR114
よく出来たファンタジィだとは思う、ただアンドリューがが求めたのは人間が人間にとって「美しい」と思える部分のみであり、果たしてそれが本当に「人間」と呼べるものなのか甚だ疑問である、おそらくこの先数百年は大丈夫だと思うが、もしもファンタジィではなく現実にアンドリューのような「亜人間」が存在する時代が来たとしたら、この作品はとても危険なものになってしまうような気がする。
[地上波(吹替)] 6点(2005-05-13 20:47:56)
20.  トルク
なんといってもY2Kが出演してるってだけでも私みたいな「おたく」はたまらんもんがあるのですが、ほとんどCGだし音もなんか違ってた、実車はもとっと「ヒューーーーン」っていう耳障りな高周波なんだけどなあ、Y2Kに限って言えば実車のほうがバカ度が高いです(排気圧で人が吹っ飛ぶシーンはよかったです)で、作品ですがバカ映画だと割り切れば楽しめます、と言うか私の場合割り切ってなかったけど途中から割り切れましたから、それなりにデキはいいんだと思います。それにしてもダートを走っていたオフバイクがよく出来てるなぁ、静止画で確認しようとしたけどプロポーションとポジション(ハンドル位置ね)が違うのとタイヤが細いぐらいでベースがなんなのか全くわからないほど作りこんである、基本的にアクションシーンでのバイクの「吹き替え」はあまり好きじゃないんだけど、これだけ作りこんであったら許しちゃいます。あと気になったのが登場人物達がバイクのことを「バイク」と発音していること、あれってほとんど和製英語でどっちかと言えば「自転車」のはずなんだけど「バイク」って聞こえる、でも警官などはちゃんと「モーターサイクル」(もしくは「モト」)って言ってるし、最近は「バイク」って言うのかなあ?
7点(2005-03-23 23:22:52)
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