1. 燃えよドラゴン
《ネタバレ》 クライマックスのリーとハンの直接対決前後。 夫婦の間でこんな会話が・・・ 私『お、ベアークロー!! ウォーズマンだ!!』 妻『いや、最後の義手はウルヴァリンだよ!?』 他にも・・・ 『スチュワーデス物語の片平なぎさのモデルはハン!?』 『鏡の間での戦い、ブラックエンジェルズだったような??』 等々物語の本筋以外のところで大いに盛り上がりました。 [DVD(字幕)] 8点(2011-11-15 22:03:57) |
2. パッション(2004)
TVでダヴィンチコードを見た直後に、キリスト教を復習したくなって鑑賞しました。 物語というより、映画の手法を借りたドキュメントのようでもあり、《イエスに密着~十字架までの12時間~》という感じでもあります。 さて、この作品を鑑賞すると、イエスの持つカリスマ性は伊達じゃないということだけは分かります。 それは、監督が真実をギリギリ可能な範囲で伝えるべく、イエスのやさしさや慈しみ、与えられた痛みや迷いを逃げずに描いたからです。 でも、だからこそ、キリスト教の愚かさ・醜さといった面にも繋がってしまうのかなとも感じました。(ダヴィンチコードも、そういった部分が描かれていましたし)。 また、当時の語のみで作り上げた点や一部字幕が無い等、監督のこだわりも見事です。 監督の、ある種の使命感をすごく感じました。 よって、宗教観が希薄な日本人は共感を持ちにくい面があると思いますが、10点を付けるべき作品だと思いました。 [DVD(字幕)] 10点(2009-05-17 17:36:30) |
3. ダ・ヴィンチ・コード
日本で言うところの本格推理っぽくて、普通に楽しめました。 でも、ダヴィンチをタイトルに使うのは違うような・・・。 [地上波(吹替)] 6点(2009-05-17 17:04:53) |
4. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
わたしの文章能力では、この素晴らしさはまず伝わらないです。 とにかく一度観てくださいな!! [DVD(字幕)] 10点(2008-02-03 14:01:10) |
5. モンスター(2003)
アイリーンの行動原理には、人間を人間たらしめる要素、すなわち理性のかけらが全く無い。 常に大脳新皮質が麻痺していて、動物的本能が丸出しになっている。 欲しいものは力ずくでも手に入れる。確かに、一般人から見たらモンスターである。 しかし、そんなモンスターにも、力ずくでは手に入らないものがあることに気付いた。 それは、セルビーであり人の心である。 それを手に入れて留めておこうとすべく、アイリーンの中に徐々に理性が芽生えて、悩み苦しみ葛藤が起こり始める。 「何故愛を知ってしまったのだろう…」という台詞があるが、セルビーと出会わなければ、アイリーンはアイリーンのままでいられたはず。 自分はこの物語で語られているアイリーンに対して、むしろピュアな人間臭さを感じずにはいられなかった。アイリーンの純愛物語、そんな感じがした。 従って、どうしてもセルビーが、純粋無垢で計算された悪意が無いだけに、より残酷に見えてしまう。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 00:33:30) |
6. キル・ビル Vol.2
今回は何と言っても、あの北斗の拳もどきが最高でした。 それを活かした伏線の張り方も絶妙で、何度も唸ってしまいました。 Vol1とVol2は、全く別の作品と思って観ないと駄目です。 Vol2は、マニア度も低めですし、先にも挙げた北斗の拳の終盤そのままって感じですし。 だから、サブタイトルの「ラブストーリー」は、言いえて妙だと思いました。 7点(2004-10-20 00:45:23) |
7. ザ・フライ
もう何度も観ているが、特撮とかメイクとか、当時としては出来が良い部類だと思う。 怖いというより気持ちが悪く、それでいて笑えるシーンも満載。ほんとにホラー?、って感じ。 シスはハエと融合して、ヒロインの周りも飛び回り(?)、真の意味でのハエ男になった。 そして、森高はこの映画を観て「ハエ男」を作ったのだろうか…。 6点(2004-08-09 02:59:40) |
8. ブレイブハート
世界史上最大の悪国、って言ったら絶対にイングランドなのである。アメリカ作品でありながら、そこを逃げていないところが一番評価したいところ。 また、1人の英雄(カリスマ)vs才能の無い貴族(妬む人々)、と言う、歴史のターニングポイントに必ずといって良いほど出てくる構図を、すごく上手に表現できている。いつでも英雄の足を引っ張るのは、外敵ではなく嫉妬に狂った味方(微妙だけど)なのだ。 あとは、本当に痛そうな戦闘シーンは秀逸。 チョッとご都合主義な点が?だけど許容範囲内。 9点(2004-05-10 00:13:01) |
9. キル・ビル Vol.1(日本版)
出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれない。 何かにチャレンジする時は、徹底してやることが大事だということ。 だって、誰もここまで出来ないでしょ? 7点(2004-04-25 23:31:51) |
10. ゴースト/ニューヨークの幻
彼氏彼女と一緒に観て、雰囲気を高めるためだけの作品だと思う。 2人で観るか、“独り”で観るかで、まーったく印象が違って来る。 まぁとにかく、一緒に見る異性がいるなら良い作品に思えてくるだろう。 初見は彼女と一緒で8点 → その後一人で見たらこの点数…。 4点(2004-03-30 00:24:38) |
11. ローマの休日
《ネタバレ》 オードリーがすごすぎる!今、これだけの存在感があり、独特のオーラを放っている女優がいるだろうか?もし「今まで観た女優で、誰が印象に残っていますか?」と聞かれたなら、迷わずに「オードリーです。ローマの休日の演技を忘れないでしょう。」と答えます。 秘密を持つ者とその秘密を知っていることを悟られてはいけない者の、言いたいことを言えない者同士の一歩引いたやり取りの面白さともどかしさ。そこから解放されて、やっと気持ちを伝え合えた最後の記者会見。そこでのアン王女とブラットリーのやり取りと表情には、もう自然と涙が出てきました。 ローマに旅行する前に観ておけば良かったなぁと、ちょっと悔しい気持ちも芽生えました。 [DVD(字幕)] 10点(2004-02-08 23:52:50) |
12. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
《ネタバレ》 1作目より、ずいぶん内容が複雑化していて見所満載です。仲間が3つに別れて旅をする中で、それぞれのパーティーにバランス良くハプニングが起きるから、だれた感じも全然しないし、画面への釘付け度はより増していると思います。特に、終盤の2つの戦いは最高の盛り上がり。ガンダルフ、復活おめでとー。やっぱり、旅の仲間に賢者の存在は欠かせないですよ。3作目が早く観たい!! 9点(2004-02-03 00:04:43) |
13. ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
原作は全く知りませんが、色々なRPGの元ネタになっている話だ、と聞いたので鑑賞することにしました。でも、劇場はすでに見逃していたので、DVDで観ようと思って探しに行ったら、このバージョンがあったので、勢いで購入して家で観ました。いやぁー、確かにゲーム好きにはたまらん内容ですね。面白いとしか言えない。約4時間の長さも気にならず、ずっと画面に釘付けになってました。この映画そのものをまだ未見の方には、絶対にこのバージョンをお薦めします。しかし、ショーン・アスティンは、グーニーズのマイキ-の面影がまるでなくなっていて、キャスト紹介見るまで全然気付きませんでした。 9点(2004-02-02 23:55:55) |
14. グーニーズ
一言で言うと「心の中のジュブナイル」。公開当時は小学生でしたが、大人になった今でも、この映画、特に最後の海賊船が海に出て行くシーンを観ると、夢中になったゲームのエンディングと相俟って、その当時のことを鮮明に思い出させてくれる、自分にとってすごく大切な作品。子供の時に観れて、本当に良かったと思います。夢見ることを忘れた、今の子供に観て欲しいです。おい、子供達!外に出て遊んでみろよ!ゲームなんかより楽しい世界が身の回りにはたくさん潜んでいるんだぜ!って、すごく説得力があると思います。シンディー・ローパーの主題歌も、映画にピッタリな名曲。最近まで、着メロにしてました。DVDが1,500円、なんてお買い得!! [映画館(字幕)] 10点(2004-02-01 02:24:42) |
15. グリーン・デスティニー
デジタルなCGとアナログなワイヤー、のどちらが好きかで全てが決まると思います。 自分は、カンフーの新しい魅せ方を示してくれたパイオニアとして評価したい作品です。 あと、音楽(ヨー・ヨー・マのチェロ)も良かったです。 でも、ストーリーは、ちょっといまいちな部分もあります。 特に気になったのは、チャン・チェンとチャン・ツィイーの回想が長すぎなところです。 6点(2004-01-31 03:25:35) |
16. マレーナ
《ネタバレ》 主人公がマレーナに一目惚れをしてから、妄想を膨らませサルと化す様は、昔の自分を見ているようでほほえましい気持ちになりました。 さて、この作品は映像と音楽の一体化が見事で、この点に関しては同監督・音楽担当の「ニューシネマパラダイス」に匹敵する出来だと思います。例えるならば、シチリアのアルバムを音楽付きで見ている感じです。 個人的に印象的だったのは、マレーナにおばさん達が集団リンチを加えるシーンと、一年ぶりに帰ってきたマレーナにリンチを加えたおばさん達がやさしくするシーンの、おばさん達のギャップです。もう今までより綺麗じゃなくなったあんたは嫉妬の対象なんかじゃないわよ、と言わんばかりの勝ち誇ったあの態度。女性の内面に潜む「美」に対する執着を、ここまで描ききった作品は存在しないのでは?恐いですねぇ。 [DVD(字幕)] 8点(2004-01-30 21:59:26) |
17. ラスト サムライ
《ネタバレ》 一言で言うと「日本が舞台の西部劇」。だって、ほぼダンスウィズウルブズでしょ?他にも細かい時代考証等突っ込み所は満載ですが、そこはまぁ置いといて。 まず、外国人の作った時代劇と言う意味では、日本・日本人・侍をきちんと描こうという努力が見られる点、エキストラに日本人を多く使っている点、が評価できると思います。日本をなめていないという意味で。日本が好きなトムの、日本に対するリスペクト、が感じられました。テンポもそれなりによく、2時間40分があまり長く感じなかったです。おーい、もっと日本の時代劇ももう少し頑張れよー!と言いたくなりました。 さて、渡辺謙はもっと時代劇で使われても良い俳優だと思うのですが(伊達正宗、織田信長等大好きでした)、最近あまりお出になられないですよね。そういう意味で、彼を起用したセンスを誉めてあげたいです。真田広之も台詞は少ないけれど、鋭い殺陣やアクションで随所にスパイスを利かせてくれて、その存在感は流石です。 超大幅減点の対象は、何と言ってもラスト。余計だった。まぁ「西部劇」だからしょうがないか。 6点(2004-01-27 03:48:27) |