1. 恋愛小説家
ジャック・ニコルソンがとにかく良かった。いつも毒づくが、その言葉一つ一つがインテリの人によくありがちな、特異なシュールなもので笑えた。その対極にあるのが、この主人公の本質で、その対比がよく表わされていた。多分、原作者の近くにこの人物に似ている人がいたんだと思う。日本ではこういった恋愛の進行はまず、ありえないだけに、よりリアルに楽しめました。 8点(2004-02-26 12:48:50) |
2. シービスケット
《ネタバレ》 そこそこの映画。主人公が何故、ボクシングしてたのかもよく分からんし、調教師の白髪のおいちゃんも何ものなのか、自動車会社の社長も大暴落の後、会社をどうしたのかも、人物模様がちょっとはしょり過ぎの気も。まぁそこまで描くと、こんがらがる理由からはっしょったんでしょうが。最後の復活レースは、個人的にはレース直前でこっちに放り投げてほしかった。こちらでその後の物語りを作りたかった気も。これまた実話なので仕方ないなぁ。 6点(2004-02-26 12:06:46) |
3. あの頃ペニー・レインと
この映画を見た後「このバンドはThe Allman Brothers Bandだ!」と思い、一人でニヤニヤしてた。そのわりにはあまり面白いとは感じず、フツーの青春映画並でした。その後、来日したバンドに帯同してた(そのバンドのボーカルの奥さんになってた)、生ペニーレインを見れたのは嬉しかった。 6点(2004-02-24 09:41:52) |
4. 赤ちゃん泥棒
夜中にテレビであってたのを偶然見たんですが、あのバンジョーのリズムに淡々と流れるストーリーに、なぜだかチャンネルを変えれずに最後まで見続けました。「絶対、見てみろ!」とは言わないが、自分のツボにスッポリはまった快作。とにかく気持ちよかった。 7点(2004-02-24 09:23:13) |
5. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 最後の方のショーンペンの奥さんがショーンペンに語った事は、そのまま今の「アメリカ」を表したいんだろうなぁ、と、ここに監督さんのメッセージの全てを込めているんでしょうが(現在のイラク戦争に対するメッセージ=こちらに非があっても、アメリカは絶対正義。勘違いであってもアメリカは世界((街の人たち))に指示される。誰も文句は言えない。憎悪は正しい判断をゆがませる)、個人的に単純な推理サスペンスとして、幼馴染みの3人の人間模様で話しをまとめてもらいたかったと思います。そこまでが面白かっただけに最後で支離滅裂となった感じ。 5点(2004-02-23 16:15:54) |
6. ローマの休日
「古臭い映画」の印象があったので、今まで避けてきましたが、ニュープリント版が近くの映画館で公開されたので、何も期待せず行ってみました。どうにも単純なストーリーだったけど、何故だろうと思うほど面白かったです。やはりみせ方(これではオードリーの存在ですね)一つで映画はこれほど心に残るものになるのだと、しみじみ感じました。 8点(2004-02-23 16:09:26) |
7. ラスト サムライ
面白かったのか、面白くなかったのか?と疑問を持ちつつ映画を見終わりましたが、やっぱり面白くなかったな~。外国の監督が作ったものにしてはよく観察してるし、テンポも良く見やすい映画ではありましたが、「サムライ」が何故、そうならざるを得なかったか?こだわったのか?がまったく描かれていない点は、この時代遅れの「サムライ」を描く上で致命的だったと思います。逆に2時間40分でこのテーマは無理。 6点(2004-02-23 15:55:54) |