1. ふたりにクギづけ
《ネタバレ》 ファレリー兄弟お得意の障害者の話で、シモネタももちろん有りです。いつもながら、そこには力強く優しいメッセージが感じられる。障害やエロに眉をひそめるインチキな似非文化人たちにこそ見てほしい。「そういうお前は何様なんだ。」と。これだけの深いテーマを軽快なコメディに仕上げる手腕はさすが。余談ですが、この作品、北海道ではミニシアター1館だけで細々と上映されました。おかげで見逃さずにすんだものの、日本の配給会社や映画関係者は何を考えているんだろうか。こんな良い作品を。 [映画館(字幕)] 9点(2006-04-30 18:03:46) |
2. キング・コング(2005)
PJシンパの皆さんごめんなさい。やはりダメでした。ロードオブザリングシリーズに魅力を感じなかった私ですが、キングコングも・・・・・。ナオミワッツのセクシーさに2点、ジャックブラックの熱演に1点ということで。 [映画館(字幕)] 3点(2006-04-30 14:13:24) |
3. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 こういうタイムパラドッグスものは知らず知らずのうちに映画に引き込まれてしまう。ただ、この映画がこれほどまでに高評価で後味が良いのはラストの展開のためではないか。本当の意味での究極の愛なのではと思ってしまう。仮に、自分があの状況で彼女とすれ違ったなら果たして同じ行動をとれるだろうか。・・・うーん?・・未見の方はぜひご覧ください。興行的には成功とは言い難いのでしょうが、間違いなく傑作です。 [映画館(字幕)] 9点(2006-04-30 13:11:30)(良:1票) |
4. ブロークバック・マウンテン
《ネタバレ》 前評判は高かったようですが、あまりおもしろいとは思いませんでした。二人が惹かれあっていくところなどにもう少し心理描写が描けていれば、感情移入できたかも。脇役の設定も個性、魅力が感じられず残念。ただ、カメラワークや山脈の風景など丁寧で、監督やスタッフの熱意は伝わってきましたよ。私とは相性が悪かったということで。 [映画館(字幕)] 5点(2006-04-23 14:07:21) |
5. SPIRIT スピリット(2006)
あまり難しいことは考えずに素直に楽しめちゃう映画ではないでしょうか。アクションシーンもズシンと響く重量感があり、(太鼓の音の効果もあるんでしょうか?)見ごたえ十分でした。日本人の描き方も好感的で、逆に私たちにも薄れてきた「武士道」が日本の「SPIRIT」であることを思い起こさせてくれました。昨年のダニーザドッグと並び近年のジェット・リー作品いいかんじですね。 [映画館(字幕)] 7点(2006-04-16 10:00:46) |
6. クラッシュ(2004)
人種問題等を扱い、テーマとして不快ものもあるのでしょうが、率直に脚本の妙に脱帽。群像劇というんでしょうか、いくつかのエピソードが少しずつからみながら、エンディングを迎えるスピ-ド感、リズム感にスクリーンに引き込まれました。最近、食傷気味だったハリウッド映画にまだまだこんな良質な作品があったとは。納得のアカデミー賞です。 [映画館(字幕)] 10点(2006-04-15 23:31:09)(良:1票) |