1. ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
《ネタバレ》 アトラクションムービーですね。 無計画に撮影を行い、出来上がってみるととてもじゃないけど2時間には納まらず、最低限必要なカットだけ寄せ集めたらこうなりました。という様な内容。 私はあまりにとんとん拍子に事が運びすぎて心の中で「えええええーーー!」と叫び続けていましたが、娯楽映画ですからありだとは思います。 コタツに入ってウトウトしながら見るにはもってこいな映画かも、字幕で見る必要はないですねw。 私はお金を出して劇場でみてしまったのでこの点数ですけど。 一言だけつっこみ入れさせてください。 最後、あっさり見捨てすぎでしょ!救助試みようよ!何もなかったかのように一同が脱出するシーンを見て誰が悪役なのかわからなくなったよ・・・ [映画館(字幕)] 4点(2007-12-29 14:23:01)(良:1票) |
2. トランスフォーマー
《ネタバレ》 オリジナルは見ていないのであくまで映画のみを見ての感想になりますが、あまり重要とは見受けられないキャラクターや組織そして犬wなど、現実的ではないお話が基盤となっているのでその舞台設定や人間関係の把握それだけでも大変なのに、序盤から終盤にかけて目まぐるしく繰り広げられるロボット達の変身と戦闘の繰り返し&無秩序にちりばめられたお笑い系の小ネタ達が次から次へと展開されるため展開を追うだけで精一杯。 そしてなにより肝心のロボット達に個性がない。車になっているときこそ区別はつくがロボットになった時は色の違い、微妙な大きさの違いこそあれその戦闘スタイルや性格の違いに大差はなくロボット個々に魅力を見出すことができず、時間的にも見た目のクールさやかっこよさを伝えるには十分なものがありますが内面的な魅力を伝えるには映画の枠では難しいのかもしれませんね。 ただ、そのCGは見る価値ありですよ! [映画館(字幕)] 6点(2007-08-11 11:23:04)(良:1票) |
3. ホリデイ
まさにキャメロン・ディアス的ラブコメって感じです。 金には困っていない人達の明るい恋愛ゲーム的な雰囲気もしなくもないが。 胸が締め付けられるような感情とか思わず涙してしまうような一途な恋というものではありませんので安心してその恋の結末を見る事ができました。 クリスマスなんかに見るのがいいかもね。 しかしジュード・ロウはカッコ良すぎ!もうちょっとだけ崩れた男の方が良かったかも・・笑。 [映画館(字幕)] 6点(2007-07-29 18:50:24) |
4. スパイダーマン3
欲張ったね-!欲張った分消化不良の箇所を上げたらキリがない。ので指摘する のはヤメにしたら、大満足だった。 ストーリー自体にアメコミ的な荒々しさ(おおざっぱさ?)をあえて取り入れ( あえて残してると思う事にしました)、さらにインパクトを最優先させたキャラクター(しかも全部で4人ときたもんだ)。そしてラストのタッグマッチ! これぞアメコミアクション!!綿密に設計され綻びの一切ないアメコミはアメコミじゃない!…というような監督の作品に対するこだわりが感じられた(良いように捉えすぎ?) 最後に映画館の大スクリーンであの巨大なサンドマン・ベノムを見ることができてよかった!まさに圧倒された。 いつもと評価するベクトルこそ違うが、9点だ! [映画館(字幕)] 9点(2007-07-11 23:50:25)(良:1票) |
5. 旅立ちの時
《ネタバレ》 ああ~なんか好きです。こんな映画。 ここでの評価が高かったので見たんですが、レビュワーのみなさんに感謝。 素晴らし作品だと思います。彼らがもつ複雑なバックボーンを理解するまでに多少時間はかかりましたが、その複雑なバックボーンも自然と受け入れることもできた。普通に考えると犯罪者の家庭だし、子供まで巻き込んでいる身勝手な親と映ってしまい、共感するのは難しい設定であるかもしれません。しかし、私が受け入れることができたのは、おそらく本当の家族の愛が滲み出ていたからだと思う。勿論、役者の演技や演出が3流なら伝わるものも伝わらない。 リバーフェニックスがピアノを弾いてる姿はいろんな意味で切なくなってしまう。ラストは純粋なハッピーエンドではないけれど、嬉しいような悲しいをような複雑な結末だからこそ深く心に残る。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-06 23:20:01) |
6. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 冷静に考えると笑けてくるようなコスチュームのムキムキ男300人の戦いを描いた直球勝負な作品。 作品全体に陰影の付け方にこだわりが感じられる特徴的な映像を最後まで貫いていて、その陰影がこの作品の顔の一部と言える。 ストーリー自体もほぼ直球勝負だがここまできたら、王妃?や裏切者のエピソードなんぞ省いてスパルタとペルシャの肉弾戦のみで押し通してもらった方が個人的には素直に「まいりました」って言えたかもしれない。…いや、「勘弁して下さい」かもしれな い。(汗) 個人的には好きですよ。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-06 01:10:01) |
7. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
あまりに評価が高いのでずっと見たいと思っていて、ようやく実現しました。 確かに1970年代初期でこの作品は凄いのかもしれませんが、あまり古い映画を知らない私にはその部分は推測でしか相対評価できないので、純粋に2007年に私が見ての評価です。 飽きずに最後まで観ることはできましたし、ハラハラドキドキもしたんですが正直この点数。 ちょっと評価高すぎる気も・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-26 09:39:56) |
8. グーニーズ
おそらく20年以上前に見て以来見ていないため、憶えてる箇所は少ないものの、あのときのワクワク感ははっきりと憶えている!このワクワク感は今となってはどんな映画であろうと、もう感じることが出来ないんではないでしょうか。出来るなら「グーニーズ」を初めて見たあの日に戻りたい!!心に残るその思い出には10点以外ありえない! 三十路を目前にした今、見るべきか見ざるべきか・・・本当に悩みます(笑)。 [地上波(吹替)] 10点(2007-02-25 07:45:24) |
9. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 これは数字至上主義のテレビ番組制作側とそれに応える視聴者側を風刺し皮肉ってるってことなんですかね? まあ、そういう意味では共感するところもあるけど。(勿論自分も視聴者の一人ですが)その、風刺の部分とこの作られた世界から自分の力で脱出するまでの物語…どちらを取っても中途半端な感じがしました。これだけ非現実的な世界ながら、それほどこの世界に驚愕させられた訳でもなく、本当の世界に旅立つ主人公に感情を揺さぶられた訳でもなく、肩透かし感が凄く残りました。(終始イライラしてたような・・・) 1つの理由として、別にリアリティがないのは当たり前なんですが、唯一リアリティが必要な はずの主人公を演じるジムキャリーが一番嘘臭い!!その嘘臭さがなにか邪魔している感が…(個人的にジムキャリーが合わないだけかもしれませんが)作られた世界で育てばこうなるってこと? まあ、とにかく好き嫌いで言えば嫌いな方に分けられる作品。私が受け取ったメッセージには共感しますが。これだけ斬新な設定をあえてやるのであれば、もっとそのメッセージを強烈に伝えられたんじゃないかな?やりきったとはとても思えない。 あと、作られた世界という点でいえば映画「ゲーム」の方が心に残る。また見たいとは思えない映画でした。 アイデアに4点。 [DVD(字幕)] 4点(2007-02-25 06:26:22) |
10. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 まず、予備知識は何もなく見ましたモータウンに関してもよく知りません。 んー、期待していたよりは…ってのが正直な感想でしょうか。 まず、歌唱力は文句なく素晴らしいですが、選曲というか出てくる音楽自体が自分が期待していたものとはチョイ違った。初めの「ムーヴ・ムーヴ・ムーヴ~」のノリで最後まで行ってくれたら好きだったんだけどな~!まあ、そういうストーリーだからしかたないんですが、それにしても中盤以降しめっぽい楽曲がおおいかな~。 ミュージカル部分も勿論歌唱力はあるんだけど、イマイチ日本人の私には感情が伝わってこない(汲み取るのが難しい)。エフィが一人孤立してしまう場面も歌声に圧倒されてなかなかエフィの感情が心に響いてこない(恋人と仲間全員に裏切られたにしては絶望感が伝わらない…) ストーリーも面白いとは言えないかなと思う。 まあ、とは言っても音楽自体は素晴らしいです。(初めに書いたようにバラードが多めですが) 私はミュージカルであればムーランルージュの方が全然好きですね~。 最後にお下品ですが、ザ・ドリームス(特にビヨンセ!10kgダイエットしたスタイルは抜群!)のヒップラインを含めたシルエット…最高だぜ!(笑) [映画館(字幕)] 7点(2007-02-23 23:10:16)(良:1票) |
11. ターミネーター2
いくら肉体的なダメージを与えても全く効果がないT1000の無敵さと執拗なまでの追跡からくる絶望感・・・恐怖がびんびん伝わってきます。 [映画館(字幕)] 8点(2007-02-04 01:00:19) |
12. ランボー
おお~!やっぱこのゲリラ戦はたまらんですよ!そして時代に取り残されたかつての英雄・・。 以降のランボーシリーズより派手さは無いですが、だからこそランボーの怒りが伝わる。 ランボーはこの作品だけでよい! ・・不謹慎ですが、自分にあの強さがあって絶対死なないのと痛くないって約束してくれるなら一度体験してみたいですw [DVD(字幕)] 8点(2007-02-04 00:18:36) |
13. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 大好きな映画です。 フォレストの人生を通じて色々なものを見せてくれて全く飽きない。アメリカの近代史やその時代毎の人々とのエピソードにちりばめられている喜怒哀楽。独特のCGの使い方。いいよ~! 印象的なのは、主人公の人生の浮き沈みを描く映画は多いと思いますが、この映画では主人公フォレストを取り巻く人々が時代に翻弄されていくけど、どんなにバカにされようと持て囃されようとフォレスト゛自身゛は何も変わらないということ。 そんなフォレストをこれまでに自分と"同等"と見てはこなかった人間たちが人生の苦悩を経験し、最終的にはフォレストを愛しフォレストと"同等"の本当の人間というものを取り戻す。 ダン中尉が自分を取り戻してくれて本当に嬉しかった!あと、走り続けるフォレストの背景に流れる風景の美しさにも感動! 素晴らしい! [地上波(吹替)] 10点(2007-02-03 08:53:04) |
14. オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
人にはこの映画を面白いなんて奨めませんし、言えません! でも好きだな…内緒ですが。いかに自分がバカになれるかが勝負! 残念ながら人よりはバカになれる自信があるし素質があるようです(涙) [映画館(字幕)] 8点(2007-02-03 08:50:33) |
15. ヴィレッジ(2004)
《ネタバレ》 外の世界と交わることを避け、誰にも知られることがない場所に作られた一つの村。理想郷を求め作られたはずのこの村にはなぜか灰色の寒々しい空気が漂います。 大人達の中に感じる暗黙の了解のようなものからも、観る者に(それがなんなのか)知らないことの恐怖を感じさせます。 そしてラストには、怪物の正体やその村がどのようにして出来たのか、またそのような村を他の誰にも知られず存続してこれた理由。う~ん、私はしてやられました。 好奇心を押さえ込む為に生み出された怪物…怖いっす。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-02 19:02:37) |
16. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 まず感じたのは、イーストウッド監督の作品は好きなんですが、ハリウッド育ちのアメリカ人監督がこのような映画を撮ったことに驚きとショックを感じました。 過度(余計)な演出を省き、ひたすら淡々と硫黄島で戦う日本人達に起こっていたであろう光景を描いています。そこには涙を誘う友情劇も愛情劇も活躍劇もなく期待していたものとは違うので、あれれ?って感じではあったけど、だからこそ戦争というものの本質に近いものを観る側は感じることができたのではないでしょうか。お国のため戦った勇敢な人々…そんな単純な映画ではないです。面白い映画でもない。おそらくいかに儲けるかを考えたら、いかんせんスパイスが足りなすぎでしょう。 こういう映画は日本人が作るものだと思っていました(思っていたかった?)。でもふと今の邦画を見渡すと…金儲けに必死である。もちろんビジネスであるし、宣伝し人に見てもらわなければいくらいい映画を作ったとこで、意味のない話である。しかし、昨年の興収ランキング当たりを眺めてると、今までの邦画の専売特許をハリウッドにやられてしまったようで(例えるなら、銃の使い方だけでなく刀の使い方もそつなくこなされてしまった…てな感じでしょうか)、切なさと同時に硫黄島同様、侵略されている気分にもなったです。正直、悔しいですね…ええ。 余談が長くなっちゃいましたが、私が感じたのはここで描かれている人物たちは、日米兵のどちらも同じように、「死にたくない」という本能の部分が描かれていると感じたということです。勿論、お上のために戦い果てるという考えは理性の中で存在してはいるがそれと同時に時代は関係なく人間誰しも必ず持っている『死にたくない』という本能の部分と自分の運命を悲観するかのような心情(当時は恥とされる考えでしょうが)も感じました。そこにハリウッド的とは言えない『静かな』メッセージがあったのではないでしょうか。戦いたくて戦争をしている人間など戦場で銃を構えている人間に一人もいないし、心の奥底では自分の運命を呪いながら死んでいってるんだと…あるいみ強烈なアメリカ政府批判?。 そのようなことを考えさせてくれた過去からの手紙をアメリカ人監督を通じ今の私に届けられたのは、日本人としてはなんとも皮肉なお話です。日本人映画監督にはさらに皮肉なことですね。 [映画館(字幕)] 8点(2007-02-02 17:54:43) |
17. ショーシャンクの空に
3回観ました。確かにいい映画です。文句なんかつけたくなるような映画ではなかった。それは間違いない・・。 しかし、このサイトの評価ほどの魅力を見出すことはできませんでした。できるならこの映画の感動を分かち合いたかったんですが、、。 この映画をみて確かだったことは2つ。一つは、この映画のモーガンフリーマンは最高です!素晴らしかった。もう一つは、私の中で確実に10点の映画ではなかった。残念・・。 これから見る方はここでのレビューを見ずに、真っ白な状態で見て欲しいです(私も真っ白な状態で見たかった!)。そうしたら10点評価の映画になるのかもしれません。 見る前にあまり美化しすぎると落胆を生む結果になることもあるのです。 ・・・恋愛でもなんでもそうですがね!(笑) [DVD(字幕)] 8点(2007-01-29 20:14:17) |
18. ユナイテッド93
テロリストたちが信じるものは一体なんなのか、私に理解する事はできませんが、少なくとも彼らはそれを信じ、アメリカに復讐することが正しい行動であると信じている。 しかし、この映画ではテロリストの中の一人の人間のこれから自分は死ぬという現実との格闘も描かれているように思えるた。 その時私は初めて気がついた、このテロリスト達も同じ人間なのだと。 実際にこのような心の中の葛藤があったかは解りませんが、アメリカ=善、テロリスト=悪という単純な考えから、また違った見方で911の事件を考えるようになった映画です。 映画「ワールドトレードセンター」なんかよりははるかに感じる事が多い映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-29 02:58:37) |
19. マトリックス
物事の把握力が弱い私には1回見ただけではその世界感を理解できませんでしたが、ようやく理解した時、その発想に感動しました。昔、ふとこんなことを考えた事がありました。『もし、今自分が生きている世界が全て夢であったとしたら…』。そんな自分の妄想の世界(設定は違いますが)を映像で見ているような感覚でした。 ある意味、パイオニア的な映画であることは間違いないでしょう。 と、こんなレビューを書いている自分ももしかしたら、このような文字列によって支配されているのかも…もしくは、ただの夢だとしたら…いやいや真偽は誰にもわかりませんよ(笑) [映画館(字幕)] 9点(2007-01-29 02:57:06) |
20. シザーハンズ
《ネタバレ》 ティム・バートンの世界に初めて出会った作品。 ポップに描かれる一般の世界とダークに描かれているハサミ男が生きてきた対極の世界。それぞれに住む者が理解しあい、お互いを受け入れることの難しさ、ある意味大が小を受け入れることがむずかいという現代社会の問題を描いているかのような内容を皮肉って描いているように思えた。 説明不足感や年代的なチープ感のようなものを感じなくもないですが、名作と言われるだけの存在感は持っていると思う。 ラストに雪が降る中でヒロインが踊るシーンはとてもいいシーンだと思います。 [地上波(吹替)] 7点(2007-01-29 02:55:39) |