1. グーニーズ
子供の頃とても楽しく観た記憶があったので、少年時代を懐かしむつもりで鑑賞。気分はもう子供で今から始まる冒険にワクワクしながら再生ボタンを押した。で、しばらく観てると、何だか、だんだん、眠く、なってきて…。おかしい。こんなはずじゃなかったのに…。全然、面白く、ない…。きっと面白くなるはずと最後まで見たが苦行やってるみたいだった。 映画を見る目がないのか、少年の心が消えてしまったのか、それとも俺の感覚は正しくてこれは大人が観るには耐えないないものないのか。普通の映画だったら駄作と切り捨てる。だけどこれは映画を責めるべきか、自分を責めるべきかよく分からなくなった。 ただ理解できたのは自分は大人なってしまったのであって、子供の感覚はかなり消えてしまったということだ。もうあの頃は戻れないということ。せめて自分の子供に観せた時(結婚もしてないけど)、楽しんでくれたら嬉しいなあ。思わずそんなことを考えてしまった。なんで冒険活劇観てこんな気持ちになるんだ。思い出返せ。 大人でこれを楽しめた方、嫌味抜きで本当に羨ましいです。 思い出補正で+1点付けるよ。 [DVD(吹替)] 4点(2009-07-10 23:40:29)(良:2票) |
2. 2010年
まずストーリーが自分には合わない。原作ありきだからしょうがないのかもしれないがご都合主義的なラストが評価できない。神のような存在が出てくるのでその点から考えればこの展開はアリ、なのかなあ? あとこう言っちゃ元も子もないが、この作品自体に蛇足感を感じる人も多いっはず。物語において複線の回収は重要。しかし宇宙の旅に関しては続編は作らず、謎はあやふやなまま残したほうが神秘性が増して良かったと思う。 も一つ言えば、比べちゃいけないのは分かってるがキューブリック製前作の視覚的、聴覚的なセンスの良さはあまりない。皆無ってわけじゃないし頑張ってはいるんだけどね。 まあいろいろ書いたけど意外に駄作とは感じなかった。それはこの作品は個としては平均以上の質だったから。結論を言えば駄作ではないが蛇足な映画。 2001年で残った秘密をどうしても知りたい人や、続編を一個の作品として観れる人はどうぞ。 前作を観ていないと?になる作品を、独立させて観ることは個人的には無理。観てはいけないタイプの人間が観てしまった場合の感想と考えてもらえれば。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-10 21:55:36) |
3. スナッチ
多分、この映画の大きな魅力はアクの強い変な連中がたくさん沸いてきて変なことするところ、のはずなんだけど・・・。実際はブラピからほとばしる圧倒的な存在感が他の登場人物の個性をねじ伏せ、無き者にしていく・・・そんな映画になっています。 改めてブラピのカリスマ性を感じてしまった。悪い意味で [DVD(字幕)] 5点(2007-10-10 20:16:19) |
4. バッファロー'66
ギャロのワイルドなルックスとショボイ性格のギャップのおかげか、全編コミカルな感じでサクサク見られる。 要所要所で流れるイエスやクリムゾンの曲と映像の組み合わせが素晴らしく、ムーンチャイルドをバックに踊るリッチはとても魅力的。映像や音楽など映画を飾るもののセンスがいい。パッとしないストーリーはこの際どうでも良くなった。 この手のセンス勝負の作品は中身がなかったり、作り手が「オレのセンスっていいダろ。へへん!」的な感じで好みを押し付けてくるので、作り手と鑑賞者の好みが合わなけれいればそれまで、と思う。 で、自分は好みだったので評価は甘め。 [DVD(字幕)] 8点(2007-05-19 19:41:19) |
5. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 最近のスターウォーズの中では抜群の出来。特に迫力と哀愁が混ざり合ったオビ・ワンvsアナキンのシーンはとても良かった。 ただ不満が何点か。個人的にどうしてもアナキン=後のダースベイダーとは思えない。エピソードⅥのダースベイダーには物凄い葛藤の末、どうしようもない形で暗黒面に落ちていったんだろうなあ、と感じさせるものがあった(うろ覚え)。しかし、新三部作のアナキンは頭が足りないため、自分から暗黒面に嵌っていったように見えてしまう。一気にベイダーが薄っぺらくなったようで残念。 あとパドメを始めとした登場人物があっさり死に過ぎ。話の都合上次々と瞬殺されていくジェダイとか、まるでドラゴンボールのヤムチャだし。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-06 22:28:48) |