1. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 公開当時、映画館へ行ったら満席(立見まで!)で見ることができず、 その後TVで何度か観ています。 いろいろ意見の分かれる作品ではあるけど、私は素直に大好きな作品です。 ディカプリオの役も嫌味がなく、アイルランド移民(?)のパーティーではしゃぐ シーンは、本当に生き生きとして彼の魅力が活きてるなぁって思います。 映画ってストーリー、役者、セット、音楽と色々な要素があるけど、 この作品はどれをとっても文句なし。 ただ、現代パートが邪魔。いちいち過去から現代に引き戻されてしまうので、 最初と最後だけにしてもっと尺を短くすれば観やすいと思うんだけどなぁ。 余談ですが、 津波の被災地に住んでいるせいか、今見ると以前よりも切なくなります。 最後のローズの回想シーンは何度見ても涙を堪えられません。 在りし日のタイタニックの煌びやかな船内。 今は亡き人々が当時の姿で暖かく取り囲み、ディカプリオが出迎える。 映画のラストシーンとしてはベストワンかもしれません。 そして、人生のラストとしてもああいう終わり方は理想的かもしれません。 亡くなった方たちが、あんな風に天国へ行けたのならいいのに…と願いたいです。 [地上波(吹替)] 10点(2012-03-19 00:20:47)(良:1票) |
2. ブラッド・ダイヤモンド
この作品を観るまで、シエラレオネの悲劇について全く何も知りませんでした。 ダイヤモンドが先進国に届くまでの経路や、内紛、少年兵、どれも重く難しいテーマであるにも関わらず、それなりにエンターテイメントとしても観られるような作品になっているのはすごいです。それにはディカプリオの存在によるところが大きいのかもしれません。もしこれが重苦しいだけの映画だったら、「映画=娯楽」である私の基準では10点は付けられないです。ちょっと「シンドラーのリスト」にも似てるんですが、殺伐とした内容の中でも、主人公の心の成長のような、何か一つでも希望の持てる要素がないとダメなんです。観終わった後に暗い気持ちだけしか残らないなら、映画じゃなくてTVのドキュメンタリー番組でもいいわけだし。多くの犠牲者が出ている出来事を娯楽として観るのは抵抗もありますが、問題提起をするという意味では重要なのかもしれません。私は本作鑑賞後、シエラレオネについて本やネットで調べてみました。それだけで何か変わるわけではないのだけれど・・・。とにかく色んなことを考えさせられる作品です。ディカプリオ好きの人も、そうでない人も、色メガネなしで見てみて下さい。変にラブストーリー仕立てになってない点も、評価のポイントです。 [映画館(字幕)] 10点(2010-03-22 02:10:55)(良:1票) |
3. ヘアスプレー(2007)
まさに「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の対極にあるような作品(笑) 主人公の明るいキャラクターが本作品の全てを表してるかも。 太っているからと卑屈にならない素直な性格は、見ていて本当に気持ちいいです。 劇場公開時に柳原可奈子がイメージキャラクター(?)として宣伝してたけど、 こんなにピッタリな人選も珍しいですよね(笑) ジョントラボルタのママ役も「普通に女優使えばいいのに」って思いましたが、 コミカルでマンガちっくな雰囲気がかえって良かったかもしれません。 主人公のパパ&ママのほのぼのした夫婦愛も、すごく和ませてもらいました♪ 人種差別というテーマもあるにはあるものの、中途半端なので印象薄いです。 そういうのは一切なくして、明るく楽しい青春ムービーでも良かったかな。 ともあれ、ミュージカル好きの私には素直に楽しめた作品でした。 [地上波(字幕)] 9点(2010-02-09 00:42:47) |
4. ブレイブハート
《ネタバレ》 この作品の一番の失敗は、何と言っても王女との関係!これに尽きる!! なんか「ラスト・サムライ」と同じ過ちを犯してしまったって感じ(笑) ここに違和感を感じるのは日本人だから? 欧米人は何とも思わないの? これじゃ、せっかくのラストも台無し。それに王女が哀れ・・・。 愛した男の身の上を案じて苦しむも、その男が最後に思い出すのは結局、元の奥さん。 奥さんの幻が見えるシーンが白々しく感じて、感動なんかできやしません。 それに何より、主人公の闘う意義がよくわからない。 最初は全く闘う気なかったのに、いきなり自由のために闘い出すのが不可解。 自分の妻を殺されたから逆上しただけじゃないの? 個人的な復習が動機なのでは? この作品は、主人公にどれだけ共感できるかで感動度合いも違ってくると思います。 どうしても腑に落ちない点が多く、残念ながら私は感動できませんでした・・・。 それにしてもソフィー・マルソーは素敵です。 [地上波(字幕)] 5点(2009-07-16 04:48:48) |
5. センチメンタル・アドベンチャー
「グラン・トリノ」が良かったので、過去のイーストウッドの作品を観ているところですが、これはまさにグラントリノの原型とも言えるべき作品ですね。 そういう点と、イーストウッドの親子共演として観ると、もっと楽しめると思います。 ただし、他の方も言うように、この邦題はちょっとなぁ・・・。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-16 04:21:15) |
6. 遠い空の向こうに
最初のうちは期待もせずに観てたんですが、終盤は感動して泣いちゃいました。 シンプルで何のひねりもない、本当にありきたりな青春ドラマです。 だからこそ、余計なこと考えずに素直に観れば素直に感動できると思います。 観終わった後の爽やかな感動は何とも言えません。いいもの観たな~って感じ。 学校の映画鑑賞会とかでやるにはうってつけの作品ですね。 「もう一度学生時代に戻って、もっと勉強したい!」と、 一時的に思わせてくれます(笑) [ビデオ(字幕)] 10点(2009-07-16 04:07:28) |
7. ダンサー・イン・ザ・ダーク
まず、ミュージカル大好きな私。なるべく映画館で観るようにしてます。 が、これは家で観て正解だった!! しかも夜中に一人でひっそりと。 明るい内容でないことはわかっていたけど、見終った後の重苦しさ…。 「シカゴ」と対照的な感じというか。とにかく一言では形容できない作品。 好きか嫌いかと聞かれれば、嫌いな作品。 駄作か傑作かと聞かれれば、異色の傑作。 嫌いな作品はどうしても評価下げたくなりますが、これはそうもいかない。 ビョークの演技が演技に見えないというか、すごく自然でビックリです。 すごく地味な外見ながらも、少女みたいな可愛らしさがあって、 なんてゆうか、年齢不詳の不思議な魅力に溢れてます。 空想にふけりがちなところとか、赤毛のアンっぽい感じ? ただ、この主人公の考え方に共感できないせいで、ラストがすっきりしません。 なんでそんなに強情なんだよー!! とイライラしっぱなしです。 ミュージカルにも色んなタイプがあっていいと思いますが、 個人的には、やっぱり明るいミュージカルがいいなぁ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-16 03:54:05) |
8. グラン・トリノ
この映画で、クリント・イーストウッドのファンになりましたが、もう遅い?(笑) 年齢的にはお年寄りって言っても、もし同じ電車に乗ってたって席を譲るどころか、 逆に譲ってくれそう。とにかく格好いい!本当にこれが俳優最後の作品になるのなら、 これ以上にいい終わり方もないような気がします。それくらい見事な散りっぷりです。 内容的には、わりと地味で淡々としているものの、全くダレません。この内容で最後まで飽きさせずに見せることができるのも、やっぱり才能なんですかね。会話や音楽のセンスがすごく素敵です。キャストもイーストウッド以外は有名な役者も見当たらず、かえってそれが良かったと思います。話の設定からしてラストは読めてしまい、ネタバレしてもしなくても、この映画の感想にはさほど影響しないかもしれません。西部劇のヒーローは、こうして自らの俳優人生に幕を引いたのかぁ・・・と、ちょっとだけ意外な終わり方ではありましたが、そのちょっとした意外なラストが私には良かったです。で、エンディングでタオが海岸をドライブするシーンに、イーストウッドのしわがれた歌声が流れ、なんともいえない爽やかな余韻に浸ることができました。別にハッピーな物語でもないのに、不思議なくらい後味の良い作品です。 しかし、しかーし、 他の方もレビューに書いてましたが、その爽やかな余韻を壊すような出来事が!!! 画面左横にデカデカと“字幕:戸田○○子”の文字が! えぇ!? 普通こういうのって、最後の最後に小さく出るもんじゃないの?? 今まで見たことないくらい大きな字で表示されてて驚きました。 戸田さんは尊敬するけど、あんなに主張されては映画の雰囲気損ねますよ~。 その点だけがマイナスかな。 上映後に、他の観客(中年女性の二人組)が 「やっぱり、遠くの親戚より近くの他人よねぇ~」と話していて、 必死に涙をこらえていた私は、その言葉にちょっと和んでしまいました(笑) [映画館(字幕)] 10点(2009-05-21 22:25:03)(笑:1票) (良:1票) |
9. スラムドッグ$ミリオネア
スラム出身の青年が主人公なので、もっと重苦しい映画をイメージしてましたが、見終わった後は意外と爽快でした。クイズの問題と彼の人生をリンクさせる手法は面白かったです。音楽と子役の生き生きした演技が良かったせいか、悲惨な人生なのに、さほど悲壮感を感じませんでした。劇中、一番辛かったシーンは、盲目の物乞い少年との再会です。他国ですが、私も実際にああゆう子供を見たことがあります。主人公のジャマールは自分の人生を「運命」として、全て神様に(?)決められていたみたいに言いますが、そうだとすれば、あの盲目の少年は、ああいう運命だったと言ってるみたいで、納得できません。だからこの映画の終わり方に、全く共感できませんでした。兄貴との関係ももっと丁寧に描いて欲しかったです。エンディングのダンスのシーンは、何の脈略もなく不必要なんですが、インドを扱った映画っぽくて楽しめました。余談談ですが、ヨーロッパや南米でも「ミリオネア」を見たことがありますが、この映画みたいにあっさりしてた気がします。外国の人が日本でみのもんた版ミリオネアを見たら、さぞやイライラすることでしょうね(笑) とにもかくにも、本作はあの子役達あってのものです!! [映画館(字幕)] 8点(2009-05-03 00:23:06) |
10. グラディエーター
まず娯楽作品として面白いし、出演者の演技もいいし、映像や音楽もいい。CGも見事です。ラッセル・クロウはもちろん、敵役のホアキンも良かった!主役を喰ってしまいそうなほど存在感があって、強く印象に残ってます。残酷なシーンもありますが、全体の映像がキレイなので不快な感じはしませんでした。最後の終わり方に不満がある人もいるでしょうが、私はあのラストで良かったです。なぜか清々しい感じさえしました。映画を観ていると、たまにサントラがほしくなったりしますが、この作品もそうです。これといって目立った曲はないものの、すごく音楽の印象が良くて気に入ってます。ミュージカルが好きなせいもあってか、私の映画の評価は音楽で左右されることも多いです。この作品は全ての要素において文句ないです。なので10点献上! [ビデオ(字幕)] 10点(2009-05-01 02:03:59) |
11. ロッキー
《ネタバレ》 これぞハリウッド映画!シンプルで、わかりやすくて、感動的。その上、音楽もいい。私は基本的に「映画は娯楽」という考えなので、そういう意味でもこの作品は理想的。映画は屁理屈こねながら観るもんじゃない、って思わせてくれます。一番の重要なポイントは、エイドリアンが決して美人というわけじゃないこと!!!これ褒めてるんですよ!これでいかにもナイスバディーな超美人が相手だったら、映画の印象が全然変わってると思います。ロッキーとエイドリアンの、ほのぼのしたやり取りが大好きなんです、私は。ある意味、恋愛映画でもあるわけで、ロッキーのぎこちない口説き方が「これって舞台はアメリカだよね??」と思うくらい、うぶで微笑ましい。最後の試合も、普通は奇跡の勝利で終わりそうなもんだけど、そうじゃないとこがイイ!!!スタローンはこの作品を撮るために生まれてきたと言っても過言ではないのでは?ちなみに吹き替えは佐久間さんに限ります。 [地上波(吹替)] 10点(2009-04-30 00:12:20) |
12. シンドラーのリスト
過去にテレビのオンエアで観て以来、かなり久しぶりに観ました。きっかけは、最近「アンネの日記」を読んでる時に、ちょうど公開中だった「ワルキューレ」を劇場で観て、その流れでこの作品を思い出したからです。そのせいか、最初に観た時よりも重みを感じました。スピルバーグと言えば、娯楽作品のヒットメーカーの印象が強かったのですが、こういう作品も上手いんですね。驚きました。まず白黒にしたのが大正解です。これが普通にカラーだったら、この作品の印象はもっと薄くなってたと思います。シンドラー氏も完全な善人ではないだけに、親近感を持って観ることができました。収容所のシーンでは、モザイクなしの全裸のユダヤ人が大勢映されているのが衝撃でした。この場面を使わなくても作品は作れるのに、あえて使った意味は大きいです。おかげで人権のかけらもない収容所の様子がリアルに伝わってきました。戦争映画は、事実関係や脚色において、賛否両論いろいろ別れますが、私はこの作品を映画として純粋に素晴らしいと思います。また、余談になりますが、本作品でのリーアム・ニーソンは不思議なほど素敵に見えますね。 [ビデオ(字幕)] 10点(2009-04-29 23:29:29) |
13. 300 <スリーハンドレッド>
「ロード・オブ・ザ・リング」と「グラディエーター」を足して2で割った感じ?歴史の予備知識なしに観ても全く問題はなかったです。というか、そんなもの必要ないかも(笑)一言で言えば、マッチョマン達がひたすら闘うだけの話なんですが、セピア調の映像がキレイで、首が飛ぶようなシーンもグロさを感じませんでした。見所は内容よりも映像美でしょうね。エンディング・ロールの影絵みたいな映像がかっこよくて印象に残ってます。この作品、悪くないんだけど、やっぱりあの変な怪獣みたいな不思議生物とか出てきちゃた時点で、もうダメ。わけわかんねー(笑)って突っ込みたくなること間違いなし! [映画館(字幕)] 6点(2009-04-29 20:26:51) |
14. P.S. アイラヴユー
ジェラルド・バトラー見たさと、ヒラリー・スワンクの新たな魅力に期待したものの、この手のラブストーリーが性に合わなかったのか、私には全くダメでした。この夫婦の愛情や絆の深さみたいなものが全然伝わってこないので、どんな場面にも感情移入することができず、今となっては話の内容を思い出せないくらい、印象に残ってません。とにかく「つまらない」の一言に尽きます。観終わった後、失敗したなぁ~感、いっぱいでした。 [映画館(字幕)] 2点(2009-04-29 02:54:04) |
15. オペラ座の怪人(2004)
先に舞台のミュージカルも見てますが、やはり楽曲の力が大きいです。音楽あっての本作品。もはやストーリーなんて二の次です。配役や演出、歌い方等で賛否両論、評価の分かれるところですが、私はジェラルド・バトラーは良かったと思います。なってったってセクシーでカッコイイですから(笑) 正直、マスク取っても充分イイ男なんですけど。そのせいか、あの怪人という設定に違和感があり、悲壮感が感じられなかった点は残念です。そして問題は、ストーリー。一言で言ってしまえば「引きこもりの変態ストーカーによる愛の物語」ですよね??いくら不幸な生い立ちとはいえ、彼のやることに共感できる要素が全くない! あれではただの困ったちゃんです(笑) そしてちょっと長い!途中ダレ気味になってしまうので、もう少し削れるとこは削ってほしいです。とはいえ、やっぱり音楽は最高ですね。あのテーマ音楽ももちろんですが、私は「マスカレード」の場面が大好きです。劇場で大音量で観てると、圧倒されてウルウルしてしまいます。ジェラルドのロックっぽい歌い方も個人的に好きだし、エミー・ロッサムの澄んだ声も良かったです。こうゆう作品はやはり劇場で観てほしいですね。 [映画館(字幕)] 8点(2009-04-19 03:41:21) |
16. ムーラン・ルージュ(2001)
公開時に南米でスペイン語字幕で観ました。 ミュージカル映画は言葉がわからなくても観られるので大好きです(笑) マドンナ、エルトン・ジョンなど、ポピュラーな曲が多く使われているので、ミュージカルが苦手な人でも観やすい作品かな? 映像も凝ってて良いんだけど、ちょっと演出過剰というか、全体的にゴチャゴチャした印象。前半のコミカルな演技も、ドタバタし過ぎで、煩わしい感じさえします。ではこの作品のどこがお勧めかと言えば、ユアン・マクレガーの歌声!! 私は彼のことを全く知らなかったので、何て素敵な歌声の役者さんなんだろう・・・と、軽くファンになったくらいです。今これを書きながら、ふと、妻夫木くんの顔がよぎりました(笑) この役柄と妻夫木聡のイメージが被るかも。ミュージカル映画は何作か観てますが、ハリウッドの役者さんは歌が上手いですね~。脱帽です。 個別のシーンで気に入ってるのは「ロクサーナ」。タンゴ調のアレンジがハマってて、何回もリピートして見てしまいます。とにもかくにも、見所はユアン・マクレガーに尽きます。映画全体としてはゴチャゴチャ感が好きになれないので、マイナス2点。 [映画館(字幕)] 8点(2009-04-19 02:28:43) |
17. シカゴ(2002)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、最高!! ミュージカル好きなので映画館で観て、DVDも持ってます。 ストーリーどうこうより、彼女のダンスと歌を観るだけで価値あり。撮影時に妊娠してたとは思えない見事な踊りっぷりです。「オール・ザット・ジャズ」が一番好き・・・というか、他はどうでもいいくらいにこの場面が際立ってカッコイイです。 レネー・ゼルウィガーもスゴイ女優さんだなぁと感心しました。ルックスも歌い方も役になりきって見事でした。どの役者さんの見せ場もそれなりに見応えがあっていいのですが、唯一、リチャード・ギアだけは・・・。歌が下手とかゆうよりも声が好きになれません。というわけで、マイナス1点はこれです。残念! [映画館(字幕)] 9点(2009-04-19 02:02:20) |
18. ブーリン家の姉妹
実話が好きなので、劇場で鑑賞。 とはいえ、それまでアン・ブーリンなんて全く知りませんでしたが。 私の好みに合ったのか、歴史ものとしても、女の愛憎劇としても、 純粋に楽しめました。 ナタリー・ポートマンの知的な美しさには惚れ惚れしてしまいます。 姉と妹の配役が逆の方がいいという声もあるようですが、 私は妹役の女優さんを知らなかったおかげで先入観もなく、 結構ピッタリなキャスティングに思えました。違和感ないです。 一番の驚きは、王女役のアナ・トレント! ミツバチのイメージが強いせいか、もうこんなお年なのですね・・・。 でも貫禄があってよかったです。 あまりイギリス王室に興味がなかったんですが、 エリザベスなど、他の関連作品も観てみたくなりました。 [映画館(字幕)] 8点(2009-04-19 00:57:45) |
19. チェ 28歳の革命
ゲバラに興味があったので、迷わず映画館で観ました。 かなり楽しみにしていただけに、ちょっと残念。 これはこれで悪くない作り方だとは思うんだけど、あまりに淡々とし過ぎていて、途中、何度か寝てしまいました。 しかし、寝てしまったからといって差し支えないくらい同じようなシーンが続き、このまま同じ状態で話が進むなら、早く終わってくれないかなぁ…と、眠気との戦いが苦痛でした(笑) ゲバラが好きな私でさえこんなんだから、まったく予備知識なしで見に来てしまった人は、さぞや退屈だったんではないでしょうか。 かといって変にゲバラをヒーローとして、派手な商業主義的な内容にして欲しくもないんですが…。う~ん、難しい。 とりあえず、デルトロのハマリっぷりには感服しました。古谷一行の顔がチラついて、少し笑いそうになってしまいましたが(笑) 私は偶然、ゲバラの最期の地である、ボリビアのイゲラ村に行ったことがあり、それがきっかけで彼を知り、興味を持つようになった経緯があるため、この作品の続編こそ、すごく観たかったんです。…が、悩んだあげく、結局やめました。基本的に眠くなるような映画は苦手なので、続編はDVDか何かで家でゆっくり見たいと思います。今回の点数は、全てデルトロに献上! [映画館(字幕)] 4点(2009-04-05 03:17:43) |
20. パール・ハーバー
今のところ、胸を張って(?)0点を献上できるのは、この作品くらいです。 金払って映画館で観たので、好きに酷評させて頂きます。 ちなみに南米の映画館で、音声:英語、字幕:スペイン語、というややこしい状態で観ました。 どちらの言語も中途半端にしかわからないものの、パール・ハーバーという題材を 日米以外の無関係な国で、他の客のリアクションも含めて見たかったからです。 ここのレビューを見てると、日本上映版は少し編集されているようですね。 日本への配慮なんか全くないし、完全に極悪非道な人種にしか描かれていません。 誰かが死んだり、悲しいシーンでの客の反応は、実にわかりやすく、 その場にいる唯一の日本人であろう私は、若干、居心地が悪かったです。 まー、そんなことより、この映画の内容は、あらすじ欄にあるとおりです(笑)。 イヴリンの尻軽さ加減には呆れるし、最後の展開もミエミエだし、 戦争映画としても、恋愛映画としても、どっちつかずの中途半端さ! あの日本軍の作戦会議は何ですか!? あんな重大な計画を練るのに、 屋外のプールみたいなところで、フンドシ姿で、船の模型を竹やりで突付くの!? 日本人の台詞は日本語でしたが「眠れる獅子を起こしてしまった」という棒読み発音には笑いそうになってしまったほどです。あほらしくて、もう一度見る気もおきませんが、日本版ではどうなっているのかという点では見てみたいです。 [映画館(字幕)] 0点(2009-04-05 02:50:26) |