1. トップガン マーヴェリック
こんな物をありがたがり、高い評価をする自称「映画好き」の人達。「敵基地攻撃能力」という字面に何の違和感も感じないんだろうな。30年前と同じ、怒らせてくれたことに1点。 [ビデオ(字幕)] 1点(2023-05-16 00:55:41)(良:1票) |
2. セッション
《ネタバレ》 CGオンパレードのドッタンバッタン巨大予算映画の100倍のド迫力! 血と汗にまみれて、最期は最高の演奏で師匠と感動のハグ!というアメリカ人が喜びそうなラスト・・・じゃなかった。 別れた彼女、実は新しい彼氏などおらず、客席のすみでステージを見つめて・・・いなかった。 凄い吸引力!素晴らしい作品! 音楽通らしき人が、あれこれ言うのは筋違い。 若い監督の今後の作品に期待。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-10-01 18:57:59)(良:4票) |
3. トランスフォーマー/ロストエイジ
《ネタバレ》 量販店のテレビで繰り返し流れていたデモ映像がやたら派手で、たまには此のテの映画も観てみるかと思っていたらwowowでやってたので、プロジェクターで鑑賞。 幼少期を円谷特撮映画とともに過ごした私には無理だった。あまりにも凄すぎる映像が目から入って後頭部から抜けていく。ストーリーも人物名も何にも残らない。理解できない。 この映像を作り上げるのにどれだけの労力を要したのか。凄い技術が毎秒ごとに消費される。しかも延々と。あー勿体ない。それにしてもロボットいやオートボット? なのに表情があったり、喋ったりするのがどーも馴染めない。ただ、冒頭の恐竜時代の地球のシーンは唯一好きなところ。 どちらにしても、さすがマイケル・ベイ!という作品。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-19 02:18:24) |
4. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 感想の前に次回作のニュースにビックリ!ついにキングギドラ、モスラ、ラドンがハリウッド版に登場!楽しみだ。東宝はもうゴジラをあきらめたのだろうか? さて本題に。主役はムートーである。お話は平成ガメラ、特にギャオス編に似ている。ムートーの造形も。それからまず一番の魅力は圧倒的な巨大感。これは邦画の映像では観たことがない。パシフィックリムやタイタンの戦いなどでも感じたが、ハリウッドのCG技術はやはり凄い。見せ方として夜のシーンが多かったり、霞んでいたりはっきり見せない撮り方は良いと思う、ハワイでの最初の戦いを子供が観ているテレビ映像にしてしまうアイデアも好きだ。ゴジラを核の象徴としていないのはどうだろう。疑問が残る。ムートーがあまり強そうに見えないのも物足りない。人間ドラマは全く何も残らない。いかにもハリウッド映画。渡辺謙も、もやもやしてるだけ。小1で観た「モスラ対ゴジラ」以来ずっとゴジラの姿を見てきたので、どうしても造形は気になってしまう。やはり顔がアメリカ人だ。ゴリラにも見える。怒りの表情ほど怖くない。なにを考えているか分からない表情が気味が悪くて怖いと思う。頭も小さすぎる。ひと昔前のティラノサウルスの復元模型のイメージがほしい。咆哮も違う。猛獣っぽさはいらない。と欲を言えばきりがないが、好きな映画である。若い人が盛り上がらないのは寂しい。 [映画館(字幕)] 8点(2014-08-26 17:28:02) |
5. ジャックと天空の巨人
《ネタバレ》 予告編を観てこれだ!と思ったが、期待以上だった。王女がどうしたとかストーリーも役者もどうでもいい。もともとセンスのいいおとぎ話だが、最初の巨人登場シーンはジュラシックパークにおける、ティラノ出現シーンに匹敵するスリルだ。要は怪獣映画である。まさに観たかったものを魅せてくれた。円谷映画で育った私には、「サンダ対ガイラ」を思い出さずにはいられない。今時だと「進撃の巨人」か?身長7メートルという設定も絶妙だ。大きすぎずリアルな不気味さを感じさせるから。血を見せずにに恐怖感を与える上手さもある。それにしても、主役は巨人をひとたまりもなく粉々にした、豆の木だったようだ。私のお気に入りはNo.2の顔のでかい巨人君だ。ラストの、少年がノートをしまうショルダーバッグが洒落ている。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-11-18 02:03:14)(良:2票) |
6. タイタンの戦い(2010)
《ネタバレ》 ゼウスがどうしたとか、ストーリーははっきり言ってどうでもいい。怪獣映画である。クラーケンがどにかくデカイ。この巨大感はいいと思う。それにしても随分お金かけてる感じだけど、見事に何も残らない映画。やはりハリーハウゼン版の方が好きかな。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-01-23 02:09:46) |
7. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 パルプフィクション以来久々の傑作。キル・ビルがあまりにも偽物だったので、タランティーノは観る気が失せていたが、これは本物。すごい緊張感からの一気の血柱。分かっていても引き込まれる。ランダ大佐の笑顔の怖さ嫌らしさが凄い。そしてショシャナのかっこよさに痺れる。実際にナチスに虐殺された家系のユダヤ系の女優さんらしい。 炎に包まれるスクリーンに映る彼女の復讐鬼のようなアップ。やがてスクリーンが燃え落ちても白い煙に乗り移って笑い続ける巨大な亡霊・・・冒頭の緑の草原から映像の美しさも、以前よりも深みを増していると思う。ただブラピである必要性が少し薄い気がする。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-01-07 20:26:37) |
8. わたしを離さないで
《ネタバレ》 予備知識なし。もちろん原作も知らずに鑑賞。あまりにも美しい映像とチェロの音色に、せつなさが溢れる。特に キャリーマリガンに惹かれた。「死亡」ではなく「終了」と訳された言葉がステンレスのように冷たい。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-01-05 02:45:33) |
9. インセプション
《ネタバレ》 予告で、街がグイーンと折れ曲がってくる映像を観た瞬間「これが観たかった映画だ!」と思わされた。ストーリー構成は初見では、なかなかついて行けない。が、まさに映像でしか表現できない、とてつもない世界がある。ラストの独楽は、あまりにもはまり過ぎではある。 [DVD(字幕)] 9点(2011-04-19 00:29:44) |
10. ラースと、その彼女
《ネタバレ》 ヒロインのビアンカの表情が、もろリアルドールから、確実に憂いを帯びた女性に変わった・・・ように見せる手腕が素晴らしい。アメリカ映画らしくない良い作品。女医の優しさが印象的。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-03 19:24:32) |
11. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 意外な低評価に驚く。他の方も書かれているが、若い人には、本当の意味で心に響かないのかも知れない。人は、折り返し地点を過ぎたころから、20代30代のスピーディーな感性が衰える代わりに、それまで奥で眠っていた、別の感性が活性化する。「ベンジャミン・バトン」はそこに共鳴するような気がする。冒頭の時計職人の逆周りの時計から、引き込まれた。あえてドラマティックな演出をせず、淡々と描かれる主人公と周りの人々の姿が、愛おしくそして切ない。ブラピもケイトも役者としてすばらしかったが、その若返りと老化をここまで、リアルに魅せたテクノロジーの凄さにも驚嘆する。飛んだり跳ねたり、ぶっ壊れたり、そんなCGには、辟易だが、この作品の特殊効果は正に効果絶大。雷うたれ男のエピソードも可愛い映像と共に印象深い。そしてラスト15分のベンジャミンとデイジーに、涙が止まらない。 [DVD(字幕)] 10点(2009-07-25 18:39:37)(良:2票) |
12. シャッター(2008)
《ネタバレ》 落合正幸監督は、「世にも奇妙な物語」の演出を沢山手掛けており、名作も数多い。「感染」や「催眠」も好きな世界なので期待したが、何故かハリウッド作品という肩書きがつくと、皆同じトーンになってしまうのだろう。どこかで見たことの有る展開の連続で、まったく怖くない。落合監督の癖のようなものが感じられない。唯一の収穫は奥菜恵の美しさ。好きなタイプでなかったのだが、幽霊の恵は、美しく、艶かしく、特に青白い肌と白目の色気が強烈。 総合的にハリウッド版「リング2」や同「回路」よりは、上と見た。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-10 16:52:18) |
13. めぐりあう時間たち
《ネタバレ》 映画でありながら、映画を超えていると思う。色々な感情が沸き上がってくるのだ。特にジュリアン・ムーアが素晴らしい。異なる時間の3人が見事に交差し、最後に2人が同じ時間に対面するシーンでは、不思議な感動を覚えた。ジュリアン・ムーアとメリル・ストリープが交互にアップになって語り合う場面が忘れられない。全編を通じて、映像がとても美しい。そして音楽も印象深い。今回2度目だったが、また観ると思う。監督も言っていたが、観るたびに何かを感じるような気がする・・・私はこの映画に心を動かされる人が好きだ。 [DVD(字幕)] 10点(2009-04-20 02:46:18) |
14. ファール・プレイ
公開当時、友達との付き合いで期待せずに観た。初めてのゴールディ・ホーンだった。あまりの可愛さに、一発KO負け。以来ほぼ全ての出演作を観たが、この作品が一番かな?コメディーとサスペンスの最高の融合。とにかくゴールディ・ホーンの魅力全開。観ないと勿体ない。 [映画館(字幕)] 9点(2008-07-12 17:32:39) |
15. インベージョン
《ネタバレ》 原作が好きなので、毎回観てしまう。それなりの緊張感はあるが、今作はニコールキッドマンを観る映画かもしれない。この手の映画恒例のラストの、実は・・・というオチが無かったのが意外。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-06 01:17:45) |
16. トップガン
観たのは随分昔だが、つまらないというより怒りを覚える映画。本来0点だが、怒らせてくれたことに1点。典型的なアメリカの「俺達かっこいいだろう!」映画。戦闘機かっこいいだろう!それを乗りこなすパイロットカッコいいだろ!いつでも戦闘OKさ!恋もしちゃうぜ!音楽も最高!・・・当時これに憧れたアホどもが沢山いた。今時のオシャレなヤングは騙されないよね。 [地上波(吹替)] 1点(2008-06-29 14:06:56)(良:1票) |
17. 2001年宇宙の旅
感想を述べるのが最もむずかしい作品。地球上で最強のホラー映画かもしれない。美しさの極限は恐怖だから。過去に何度観たか分らないが、モノリスには、いつも戦慄する。先日この映画を始めて観た、スターウォーズファンの若い友人の感想「こんなつまんないSF映画始めて観た。」納得。 [DVD(字幕)] 10点(2008-06-29 02:55:18)(良:1票) |
18. バートン・フィンク
《ネタバレ》 チャーリーが炎の中を叫びながら突進してしてきた時、トリハダが立った。過去に味わったことのない感覚だった。このシーンがハリウッド映画的かといえば、まったく違うと思う。永遠に続く廊下は、やばい世界に繋がっているかのような効果をあげている。そして全編暗く濃厚な色調と音。ラストの海岸と美女が余韻を残す。はっきりしたストーリーやアクションが好きな人には、退屈な映画だと思うのでオススメしない。蛇足だが、DVDの画質の悪さには、がっかりだ。LDにかなり劣っている。早くブルーレイ化してほしい。 [レーザーディスク(字幕)] 9点(2008-06-15 21:06:38) |
19. ソウ
今さらだが、いかにも私好みのタイプだったので、期待した。が、何も無かった。何も残らなかった。まさにテレビゲーム世代が喜びそうな、底の浅い駄作。ソウ3とか4とかあるそうだが、ソウ100ぐらいまで作ったら。また、同類だと思われている「CUBE」に失礼だ。それにしても評価の高さには驚いちゃったね。 [DVD(字幕)] 2点(2008-05-25 02:08:24)(良:1票) |
20. 未来世紀ブラジル
《ネタバレ》 私の中で、見終わった時の衝撃度、ベスト3の一本。テーマ曲の陽気な「ブラジル」を聞く度に悲哀を感じる。上司にくっついて、歩き回る役人達。主人公が拷問を受けるシーンの圧倒的な映像(発電所らしい)。あまりに悲しいラスト近くの鏡。管理社会というテーマを超えて、デザインされた映像がすごい。伝言娘も好き。テリーギリアムの最高傑作。万人受けは絶対しないと思う。はじめの15分で入り込めなかったら、やめたほうが良いかもしれない。 [DVD(字幕)] 10点(2007-08-26 01:37:25) |