1. ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>
《ネタバレ》 3D吹き替えにて鑑賞。 本当は3D字幕で鑑賞したかったが、なぜかやっていなかった。 内容としてはひたすら騒いでるだけ、という印象。 とにかく敵味方含めてノリノリ。特に敵のサイとイノシシのミュータントのやり取りはまんまコント。 声をあてている芸人さんにも違和感なし。というか、うまいくらい。 展開は早め。 いきなり始まって、いきなりワープして、いきなり戦って、いきなり移動して…の繰り返し。 心情変化も併せてグイグイ変わっていくので「え?なんで急にこんなことになってるの?」という箇所がちらほら。 戦闘シーンは相変わらず格好良いんですけど、カメラがグングン動くのにタートルズもグングン動くから目が回る。 何が起こっているのか非常に分かりづらいのは、トランスフォーマーシリーズと変わりませんね。 前回の大ボスのシュレッダーさんが小物に成り下がっていたのも残念。 どう考えても次回作に繋がる感じで終わったので、期待はしてます。 何はともあれ一番良かったのはタートルトラック。 昔もっていたおもちゃそのものが出てきました。 マンホール手裏剣とかロマンそのものですね。男の子はこういう胡散臭いのにはいつまでたっても弱いものです。 [映画館(吹替)] 7点(2016-09-12 13:11:56) |
2. X-MEN:アポカリプス
《ネタバレ》 3Dにて鑑賞。 今回は新シリーズ最終章ということで、ほどほどに期待。 悪い意味で期待通りでした。 とにかく敵が大味。凄すぎて逆に凄さが全然分からない。 やったことって、人を壁に埋めたのとピラミッドを作ったくらいでは? どこまで出来て何が出来ないのかわからないから、最後もあっさり過ぎて「えっ!?」って感じでした。 地球規模の破壊でいったらマグニートの方がはるかに凄かった。 そのマグニートもブレブレ。 家族を失った悲しみと怒りから一度はアポカリプス側につくも、友情により復活! …みたいな感じですが、お前一回家族捨ててるじゃねぇか!という新事実発覚により、同情できず。 お前にとって家族ってなんなんだ!? 映像は凄かったのですが、これも凄すぎて何が起きてるか分かりづらい。 取りあえず巨大な建物が崩壊してれば凄いだろ!といった感じで、これもまた大味。 序盤のサイクロップスが木を縦割りにする方がよっぽど迫力あった。 なんだか全体的にもったいない。 そして何より、ジーンが(主観で申し訳ないけど)可愛くないっ! なんか太くないですか? もう少し可憐な女の子で良かったのになぁ。 [映画館(字幕)] 6点(2016-08-22 15:27:45)(良:1票) |
3. ロスト・バケーション
《ネタバレ》 凄い面白かった!かというとそうでもなかったけど、普通に面白かった、と言える作品。 とにかく絶望感がこれでもか、というくらいに感じられる。 主人公が何かする度に鮫が妨害してくる。その度に不安が増大していく。 岸が近くに見えるのに、人が近くにいるのに、船があったのに…正直、どうなるんだろう?とずっと思って見れました。 その分、最後の最後だけ、おや?という感じ。 運要素は別としてあまりにもご都合的すぎやしないかな? でも、あれしかなかっただろうし、もし実際にああいう状況になったら、あれくらいの賭けに出ないといけないのかもしれない。 主人公の演技というか表情が素晴らしかったです。 特に酔っぱらいが襲われているシーンを、あえて表情だけで見せるのはよかった。 こういう限定的かつ一方的で圧倒的なモンスターパニック物は大好きです。 もっと作られてほしい。 [映画館(字幕)] 7点(2016-08-02 17:53:44) |
4. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 ハリウッド版のゴジラが公開される!と聞いた時、マグロばっかり食ってるやつを思い出したのですが、今回はきちんとゴジラでした。 日本で原発事故が発生し、長年の封印されていたところにはなんと怪獣が!…と夢あふれるスタートだったのですが、そこにいたのがなんとゴジラではない!? 実は鑑賞前に情報をなるべく仕入れずに行くのですが、ムート―が出てきた時には正直驚きました(いい意味で) 今回は人間vsゴジラだと思っていたのでまさかの敵怪獣出現に興奮。ただ、よかったのはここまで。 そこから長い。とにかく長い。 まずゴジラが全然出てこない。スポットはどちらかと言うと軍人中心。 んで、やっとゴジラ出てきた!と思ったらダイジェストで戦闘シーンカット。フザケンナ!!! その軍人たちの作戦も何か微妙。 まあ、電子機器がぶっ壊されるから鉄道やら人力やらでなんとかするしかないのは分かるんですが、雑というかなんというか。 結局核に頼っちゃうところがアメリカだよなぁ…。 もっとゴジラを見せて欲しかった。 せっかくの怪獣バトルも暗すぎて何が起きてるかよく分からなかったし。 それでも、シン・ゴジラが制作されるキッカケ(かは定かではないけど)になった点はありがとう、と言わざるを得ない。 [映画館(字幕)] 6点(2016-07-13 11:33:16) |
5. インデペンデンス・デイ: リサージェンス
《ネタバレ》 4DXにて鑑賞。なんだか、凄いもったいない…と感じた映画。 前作から20年後が今回の舞台。一作目ってもうそんなに昔の話だったか…と思いながら見てました。 全体的な話は至極単純。 宇宙人がやってきて破壊活動を始めた→人類一丸となってやっつけよう…なんですが、そもそもの人類の一丸化が全く感じられない。 前作は突如全世界にやってきた宇宙船をそれぞれの国がそれぞれのやり方で対応し、なんとか撃破する方法を模索し、多大な犠牲をはらったが撃退に成功!と王道な感じでした。 その犠牲を払う人間もドラマ性が高く、大いに感動できた…のですが、今回は「バンザイ、アメリカ」感が半端ない。 戦闘機の編成舞台、及び基地の重要ポジションに申し訳程度に中国人を起用しているくらいで、特に世界的な何かがあるわけでもなく、人類の一体感は皆無。 そして、取りあえず危なそうな奴はぶっ飛ばしておけ思想や、20年前の反省を活かすことのない特攻作戦等、見ていても「えっ?それでいいの!?」という展開が多い。 宇宙人も宇宙人で、テクノロジーが進みまくって宇宙規模で侵略を繰り返している割には詰めが甘いというか、罠で自分の宇宙船に誘い出しておいて結局逃げられるってどういうこと? さらに、自分が死ぬとすべてが終わってしまうというのにクイーンが最前線に出てくる始末。 しかもバリアを装備しているはずなのにあっさり内部に入り込まれ宇宙船を破壊され、巨体を露わにするとムカついたのか八つ当たりなのか、なぜかスクールバスを追いかけ回す…。 あれだけ部下がいるんだから、奥の奥でどんと構えて指示してれば負けるわけないのに、どうしてこうなった…。 一番残念だったのはリアリティの欠如でしょうか。 まあ、宇宙人侵略物にリアリティとかどうなの?という意見もあるでしょうけど、前作の宇宙人の技術を利用して重力制御式戦闘機やら宇宙間移動やらレーザーやらバリアやら何か臨場感がないんですよね。 今あるものでどうするか?ではなく、最新技術でなんとかなるでしょ感を随所に感じたというか…それでいて、困ったら核だ!というのもどうかと思いましたけど。 出演者それぞれにスポットを当て、話が展開していくのは前作同様よかったのですが、無駄なキャラが多い気も…。 特に部族長と外交官(?)の戦士としての成長とか必要でしたかね? これ!という印象的な場面もありませんでした。 期待が大きすぎたというのもあるかもしれませんが、う〜ん、消化不良。 それでも20年前の作品の続編が作られるというのは素直に凄いと思いますが。 [映画館(字幕)] 6点(2016-07-13 11:04:16) |
6. 死霊館 エンフィールド事件
《ネタバレ》 前作もスピンオフも実際の事件も知らず、友人に進められて鑑賞。 2時間超えの上演時間に不安を覚えつつも見終わった後の感想は「なかなか良作じゃないですか!」 内容としてはほとんどエクソシストでしたが、話のつなげ方、場面の見せ方がうまい。きちんとしたホラー映画。 また、ただのホラーではなく家族愛やご近所との人のつながりも丁寧に描かれた人情映画でもあるように感じました。 よくあるアメリカっぽいびっくり要素満載の演出で、ギミックや伏線が分かりやすく、ここでこれが起こるんだろ!?と思ったらその通りの展開になるのがちょっと物足りなかったかな。 あと、実話を元にした、とのこともあるのでしょうが、死人が出なかったのに驚きました。 血もほとんど無かったですね。エログロ要素は全く無いので、お子様も安心してご覧になれますよ(笑) 最後は結構あっさりしてました。運要素も相当絡んでましたしね。 宗教観の違いかとは思いますが、自分は悪魔が最終的に何が目的で事を起こしているのかが分からないので(劇中でも特に言及していませんでしたし)いまいち最後の盛り上がりにのめり込めなかったのが残念。 それでもこの夫婦はシリーズ化しても安定の面白さをキープできそう。 最近、まともなホラー作品が減少しているので、ぜひ続編もお願いします。 その前に前作を見なおさないと…。 [映画館(字幕)] 8点(2016-07-13 10:28:46)(良:1票) |
7. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 シリーズも5作目ともなるとそろそろネタが無くなるかな?と思ってはいたけどそうでもなかった。 冒頭の飛行機シーンに始まり、オペラ劇場、街中、水中とアクションシーンに加え、スパイ要素も満載でした。 …が、自分はいまいち盛り上がりきれなかった。 なぜかというと、いまいち敵の強さが分からなかったから。 例えば圧倒的暴力だったり、圧倒的資金力だったり、圧倒的思想だったり、敵として「これ!」というものを感じれなかった。 ダイジェスト方式で、何か事件がある度に奴が現場にいた!ってことで凄い敵だ!というのは分かるんですが、具体的に何をしたかがほとんど不明。 この辺りの要素が一作目から薄れていってる感があって残念。最後もだいぶあっさり終わりましたし。 主人公のイーサンが凄いのはもう分かってるんだから、対抗馬が同じかそれ以上に凄いんだぞ!ってとこをどこかで見せて欲しい。 やはり、アクション映画はライバルの存在が大きいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-07-13 10:14:48) |
8. 10 クローバーフィールド・レーン
《ネタバレ》 ポスターに騙された感は否めない映画でした。 名前だけをみれば、かつて公開された「クローバーフィールド」と関係があると思うのですが、実際に関係があるかは不明なまま終了しました。 密室サスペンスとしてみるとかなり上出来。 確かに途中で外がヤバイ!みたいな演出のために亡くなったおばちゃんがいましたが、それを除けば 終始「この男(ハワード)は大丈夫なのか?」という雰囲気が全開でドキドキして見れました。 ただ、脱出してから急にチープな感じに。 火がつくほどのアルコール度数高めの酒が都合よく車の中に残っていたのもさることながら、それが中に入っただけで爆発する宇宙船ってなんなんだ!? 気づいたら捕獲用宇宙人(?)もいなくなってたし。 最後は絶対に火傷をおって全身えげつないことになったハワードがはって出てきて、襲われている間に脱出! だと思っていたので、あっさりハワードが退場してしまったことにちょっとショックでした。 手作り防護服は凄かった。 ああいったサバイバル感は個人的に好きです。 なんとなくですが「ミスト」に似てる感じがしました。 [映画館(字幕)] 6点(2016-06-27 10:40:53)(良:1票) |
9. デッドプール
《ネタバレ》 4DMXにて鑑賞。 いよいよ来たか、デッドプール!という気持ちで鑑賞。 自分がいわゆる「キャラクタ」ということを理解し、見る側に語りかけてくる、いわゆる「第四の壁」を突破してきてしまう俺ちゃん。 その暴れっぷりに期待! 一作目なので「デッドプールがどう誕生したか」ということが焦点になるのだろうな、とは思っていましたがまさにその通り。 ただ、その見せ方がうまかった! 今までの作品は「起承転結」でヒーロー誕生を見せてきたので、肝心のヒーロー登場までが長い場合が多い。 ところが、デッドプールはいきなり「転」の部分からスタートする。そこから回想シーンを挟みつつ「起承」を見せていく。 お陰でのっけからハイテンションのまま映画を見ることに集中できた。また、最初のデッドのハイテンションぶりと回想シーンのダークな感じのギャップが一層引き立つことになったように感じた。 しかしながら、規模はかなり小さい、というか狭い。X-MENシリーズが絡むとはいえ、一つの都市を巻き込んで…とかはないし、敵も味方も地味。 その辺は作中でデッドが「予算がないのか!?」なんて自虐的に言ってるので、もはやネタとして成立させてくれてますけど。 他にも他作品のネタやらオマージュやら自虐ネタやら盛り沢山。正直、すべてはわかりませんでしたが、リーアム・ニーソンネタは個人的にツボにハマりました。 アクションは結構グロ目。首は飛ぶ、身体は裂ける、血は吹き出す…でX-MENとして見てもかなりレア。 内容もエロ要素満載(シモネタ含めて)なので家族で見る場合は注意が必要かも。 何はともあれデッドプールのデビューとしては成功なのではないかな、と思いました。 が、他の作品に出演する場合は、地味さ故に埋もれそう。ぜひネタ要員として好き勝手に暴れて欲しい。 [映画館(字幕)] 8点(2016-06-20 10:47:47) |
10. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
《ネタバレ》 4Dにて鑑賞。 キャプテンが敵をボコボコに殴る度に椅子が振動しました。 アクションの量が多いので、見る方は気をつけたほうがいいレベルです(笑) 内容に関してですが、神レベルが2人いないだけで「ほぼアベンジャーズ」でした。 一応ウィンター・ソルジャーがメインにそえられてはいるけど、今までのシリーズと比べて「キャプテン・アメリカ」単体では収められない。 とりあえずアイアンマンシリーズを見た上でアベンジャーズシリーズを見ておかないと相当置いてけぼりです。 他のVSシリーズとは違い、本気でヒーロー同士で戦いあってくれます。…とは言っても超パワーがある方は申し訳程度でした。 空港の戦いがメインどころでしたね。それぞれ自分の技をところ狭しと発揮してくれたのには圧巻。 ただ、アイアンマン側が本気だったら格納庫の飛行機をぶっ壊せばよかったんじゃないのかなぁ…とか思いましたけど。 満を持して登場したブラックパンサーがいい味出してます。 仲違いしたキャップ側のスポンサーとして、自作以降も活躍してくれることを期待。 …というか、次回ソーが帰ってきた時はどっちにつくんでしょうか?第3軍として活躍するのかな? とりあえず、エンドクレジット後におまけがあるのはいつも通りなので立たない方が懸命。 X-MEN以上に無かったことにされてる蜘蛛の未来やいかに!? [映画館(吹替)] 8点(2016-05-23 10:19:44) |
11. レヴェナント 蘇えりし者
《ネタバレ》 実話ということを知らずに鑑賞。 前情報では単なる復讐物だと思っていましたが、ちょっとテイストが違いました。 熊に襲われ重症を負うことでスタートするサバイバル。 ディカプリオの演技に圧倒されました。本当に死ぬんじゃないか?というドキドキ感が常にありました。 そして、実際に死ぬ人はかなりあっさり死んでしまう。仲間たちも息子も途中で出会ったインディアンも。 そのあっけなさがリアルに感じてよかったです。 そして何より自然の雄大なこと! 映像の魅せ方も素晴らしく、長回しのカットも緊張感を持続させるのに効果的だったと思います。 ただ、何より長い。 無駄なシーンはあったのか?と言われると難しいですが、それでもやはり長かったです。 そして、最後の最後、自分の落ち度でお金を盗まれたとはいえ、死にかけの人間と自分だけで山狩りにいった隊長はどうなんでしょう? 仮に一人で行ってたらあっさり逃げられてましたね。 最大の失敗はこの映画を最前列で見てしまったこと。 常に頭を上げた状態で見ていたので首に激痛が走りました。 後ろの席で映像全体を見れたほうが、もっと心に残ったのかな…。 [映画館(字幕)] 7点(2016-05-02 19:40:28) |
12. フィフス・ウェイブ
《ネタバレ》 映画館の前を通った時にポスターに惹かれ、まったく前情報なしで鑑賞しました。 感想としては普通の映画でした。 突然アザーズと呼ばれる宇宙人がやってきて地球を征服するため(?)色々仕掛けてくるのですが、肝心要の最終手段が現地の子供達を利用して同士討ちをさせる、という規模が大きいのか小さいのかよく分からない作戦。 その前に地震起こしたり津波おこしたりウィルス拡散したりしてたとは思えない作戦でびっくりしました。 しかも、軍の大人たちがアザーズに洗脳(擬態?)されているのですが、第一波の電磁パルスで車も飛行機も動かない中、車で現れた軍人に誰も疑問を抱かなかったのだろうか? 主人公も前半は女の子、中盤以降は軍に連れて行かれた男の子&弟の話も入ってくるのですが、展開早すぎて設定に無理を感じてしまいイマイチ盛り上がれませんでした。 特に、女の子の方は最近までは普通に過ごしていた女の子…なんてナレーションとともに人を撃ち殺すオープニングなのに、葛藤や苦悩なんて一切感じること無く、いい感じのイケメンといい感じになってる始末。 そのイケメンも実はアザーズとの混血(?)だったという話ですが、その件も突然だし前振りも無いしでグダグダ。 最後は基地を爆発させて脱出ですが、そのイケメンもどうなったのかよく分からないし、遠くの戦地にいた仲間が車で駆けつけてくるし、とグダグダ感はマックスに。 挙句の果てにボスクラスのアザーズには逃げられ、俺達の旅はこれからだ!みたいな終わり方…まさか続編ないですよね? やはり、映画を見るなら前情報は大事なんだな、と痛感しました。 [映画館(字幕)] 5点(2016-05-02 19:28:41) |
13. バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
《ネタバレ》 アベンジャーズより歴史が古い割に、いまいち日本では知名度の低いジャスティス・リーグ。 内容に関しては正直「微妙」でした。 前作「マン・オブ・スティール」で市街地を破壊し過ぎじゃないか?と思っていたので、今回の冒頭は引き込まれました。 大きな目で見ればヒーローかもしれませんが、巻き込まれた人たちからすれば、たまったもんじゃありませんよね。 これは、近々公開される「キャプテンアメリカ シビル・ウォー」でも取り扱われるテーマだと思いますが、今作に関しては物足りない。 なぜなら、スーパーマンが悩まなすぎだから。 はたから見ると「しょうがないじゃないか、悪を倒すためには多少の犠牲は仕方がない」と開き直っているように見えました。 故に、公聴会での自爆テロ直後、急に考え方が変わったように見えてしまって違和感バリバリ。 バットマンも何か中途半端…というか、20年戦い続けているという話なので、恐らくバットマンの大筋な話は終了済で進んでいるのかな? とにかく中盤まではダラダラと退屈な時間が流れていきます。 本格的な戦いが始まるのは終盤も終盤。そして予想通りですが敵が強すぎてバットマンが空気。 そこで大活躍するのがワンダーウーマンですよ。 他の方も書いていますが、彼女の存在は相当大きいです。スーパーマンに匹敵する援軍の登場はタイミング的にもバッチリでした。 でもなあ、結局周りは破壊されまくってるんですよ。 また新たな被害者が!?とか思ったら、「あそこは無人島です!」「ここは廃墟だから人はいない!」というご都合展開。 次回作以降どうするんでしょうか?ドラゴンボールとか戦隊物みたいに、毎回無人の地域に敵を連れていって戦うのかな? そして何より、レックス・ルーサーが何をしたかったのかがよく分からなかった。 スーパーマンを陥れるには凄い遠回りで雑な作戦ばっかりだし、今回のラスボス、ドゥームデイズを復活させたかと思えば特にコントロールできるわけでもないし、ただただ頭のイカれた天才、という感じでした。 ジョーカーに近いのかな?そんなキャラクタではなかったと思うのですが…。 2020年までDCコミックの映画化が予定されているようですが、スタートがこれだとかなり不安です…。 途中で頓挫しないことを切に願います! [映画館(字幕)] 6点(2016-03-29 12:33:57) |
14. ザ・ブリザード
《ネタバレ》 3Dにて鑑賞。レイトショー枠だったものの3Dのため、割引が効かず。 結果、3Dで見る必要はなかったかな…とちょっと後悔。 ただでさえ暗い夜の海のシーンがさらに暗くなり、見づらい上に、そこまで3Dが活かされてる気がしなかったのが残念。 内容としては実話を元に制作されているので、ある程度安心して見れました。 ただ、気になったのは、人間関係及び登場人物たちの背景がよく分からないまま進むこと。 救助する側とされる側でそれぞれ主人公が存在し、それぞれ話しが進んでいくのですが、その主人公の抱えている闇や葛藤(過去に救えなかった人達がいる、船員同士確執がある 等)が言葉のみで具体的な回想シーンもないため、いまいち感情移入しづらかったです。 ただ、映像は圧巻でした。 海の恐怖、寒さ、そして人間が追い詰められていく様、そこから何とか立ち向かおうとする勇気は見ていて素直に感動出来ました。 そして何より半分になってしまった船の操作は凄い。 普通なら半分に折れれば沈むはず。普通の映画なら沈めます。 それを沈めずに浅瀬まで乗り上げたということは、実際にそれを行ったということでしょうか? 事実は小説よりも奇なり、とはまさにこの事だと思いました。素直に感服です。 [映画館(邦画)] 7点(2016-03-14 12:19:18) |
15. パシフィック・リム
《ネタバレ》 IMAXデジタル3D字幕にて観賞。 とてつもなく感動した。 ストーリー性は非常に解りやすい感じで特に捻りはありませんでした。 じゃあ、何が凄いって、もう出てくる巨大ロボ達の重厚感!そして出てくる怪獣の強大さと力強さ! 男の子にはたまらないですよ。 要所要所に日本怪獣物へのオマージュも注ぎ込まれていたことに感動した。 KAIJUという名前、鳴き声(ガメラにしか聞こえないw)、カメラアングル、音楽…いやぁ、嬉しいですね! ビルの間をイェーガーが歩くシーン、隙間から上下する顔が見え隠れするところや 怪獣を下からのアングルで(アメリカのモンスター物って上から見るイメージが強かった)撮ったり 武器を使う度に名前を言ってくれたり、鳥肌モノでした。 イェーガーのデザインもダサ格好良い! 最近はスマートな人型兵器が蔓延していますが、やっぱり巨大ロボットは鉄の固まりなんですよね。 鉄人28号やマジンガーZを「かっこいい~っ!」と思う自分にはたまりませんでした。 チェルノは乗ってる人も含めてシブすぎ!着ているスーツがボトムズじゃねぇか!と1人突っ込みしてしまいました(笑) 唯一の不満点は森マコこと菊地凛子さん。 演技がどうのではありません。とにかく日本語で言っている部分がボソボソでよく分からない>< 最後の最後、育ての親との別れのシーンも、「え?なんて言ったの!?」って感じで字幕がついてなかったら理解できませんでした。 とにかく、細かいことは抜きにして、映画館に観に行ってほしいです。 DVDで見たら面白さは激減すると思います。 [映画館(字幕)] 9点(2013-08-23 12:23:55) |
16. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 3Dで鑑賞しましたが、正直あんまり意味はなかったかも…。 大金をかけたゾンビ映画ですが、CMでは一切そんな情報を伏せられていたのでワクワクしながら観賞。 正直、ストーリーはそれほどでもなかったが、映像には圧巻だった。 わらわらと湧いてくるゾンビ(?)達は今までのゾンビ映画と比較にならない数。 街が津波に飲まれていくような、そんな恐怖を感じました。 最後の「俺達の闘いはこれからだ!」的な終わり方も個人的には好き。 実際にあそこまで被害が拡大したら、発生源を見極めるのは困難でしょうし、時間稼いでる間にZを全滅させるなり 新しい解決方法を探そう!というのは今までにないリアルな希望を感じました。 しょっぱなのウィルス研究者の自爆には吹かざるを得ませんでしたけど…。 近年に珍しくスプラッター的な表現は皆無だったので、お子様でも安心して見れますよ(笑) ※ゾンビものが好きなのでだいぶ甘めな点数です。 [映画館(字幕)] 8点(2013-08-19 11:32:55) |
17. オブリビオン(2013)
《ネタバレ》 冒頭の主人公の説明がまさに記憶を改ざんされた彼と鑑賞者を見事に重ねていると思いました。 あのナレーションされたら、地球にいる奴らは全員宇宙人の生き残りだと考えますもの。 それが実はニセの記憶だった…というのが解き明かされていく様を主人公と共感できたので、事あるごとに「おお、そういうことか!」と関心しました。 そもそも宇宙人の目的が不明なので、なんでクローンを作ってまで地球を管理してたのかは謎のまま終わりますが こういった話で全部説明するのは逆に野暮。 時間の長さも気になること無く、普通に楽しめました。 ところで、いつの間に子どもできてたんでしょうか? 見落としていた可能性大なのでもう一回見たいです…DVD出たらですが。 [映画館(字幕)] 8点(2013-06-19 13:01:08) |
18. G.I.ジョー バック2リベンジ
《ネタバレ》 全作から大幅にスケールダウン。 近未来兵器は一切排除され、前作ラストで意味ありげに変貌を遂げた敵キャラも何もしない内に退場。 そして何より最強の敵は味方になっちゃった!では見どころも何も…。 一番盛り上がったのはスネークアイズが崖で闘ったところかな。あんなんバズーカなりなんなりで撃っちゃえばいいんじゃね?とか思いましたが、さすがに雪山にそこまでの武装はなかったのか…。 究極の混成軍だったはずの前作から一新、完全にアメリカの部隊になっちゃいましたで萎え萎え。 そして満を持して出てきたブルース・ウィルスですが、特にこれといった見せ場があるわけでもなく、普通に銃をぶっぱなして終わり…う~む。 無難にまとめるくらいなら前作くらい最新&近代兵器オンパレードで、おおっ!という方向に持って行くべきだったと思います。 とにかく今回の敵は色々甘すぎでしょう。 なんで最強兵器のスイッチを戦闘員に持たせるのよ!持って逃げてたら奪われなかったぞ、コブラコマンダー! [映画館(字幕)] 5点(2013-06-19 12:51:25) |
19. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 素直に面白かった作品。 内容は思いっきりダイ・ハードですが、ホワイトハウスが占領されてしまうというありそうでなかった展開はよかった。 そもそもホワイトハウスに奇襲できるの?とも思いましたが、捨て身の相手は止めようがないってことでしょうか。 構成は大統領の息子を救出→大統領救出の2部構成。 やってることは待ちぶせ→襲撃の繰り返しではありますが、なんだかメタルギアみたいな感じで自分的には好みでした。 とにかく冒頭から「敵=悪」という非常に分かりやすい状態なので拷問もアクションも見ていて爽快。 容赦なく人質を撃っていっちゃうのもよかったです(交渉とかまるで通じない狂気こそ悪に必要な要素だと思ってます) ただ、テーマが家族愛なのか主人公と大統領一家との信頼なのかいまいち盛り込みすぎててお腹いっぱいでした。 大統領夫人を救えなかった…というトラウマを抱えているのだから、事件後にそこを乗り越えた!くらいの描写は欲しかったかな。 助けたあとに大統領の息子との絡みが一切なかったのが残念。 [映画館(邦画)] 7点(2013-06-19 12:33:52)(良:1票) |
20. アイアンマン3
《ネタバレ》 3Dにて観賞。 見終わったあとの感想は、特に何も残らなかったなぁ…でした。 今作はアイアンマンの話というか、トニー・スタークの話…といったイメージです。 前半はアベンジャーズを経由し、スターク自身が心の病と今後について色々思い悩むシーンがひたすら続きます。 ただ、その自暴自棄っぽさが見ていてモヤモヤする。自宅崩壊の危機も自分で巻いた種だし、ヒーローとして軽率すぎるのでは? 後半は今まで作成したスーツたちが集結し大暴れするのですが、さんざん「息子」とか言ってた割に扱いがぞんざい過ぎて(使い捨てのごとく破壊されていく) ちょっと残念でした。 そして何より敵が地味すぎでした。 超高熱&ほぼ不死身は確かに凄いと思うのですが、飛ぶわけでも遠距離兵器があるわけでもなし。 アイアンマンは殴り合いなんかしないでひたすらビーム撃ってりゃ良かったんじゃね?とさえ思いました。 最終的には爆発で消滅ですし、相手の土俵に立つスタークの意図がよく分かりませんでした。 …なんて事を言っていたら闘いにならないので、細かいことは言いっこなしですね。 最後に「スタークは復活する」みたいなクレジットが出ましたが、アベンジャーズの続編も確定しているようですし スーツもない彼がどう復活するのかは楽しみです。 [映画館(字幕)] 7点(2013-04-30 11:24:08) |