1. その土曜日、7時58分
個人的には、それほど陰鬱には感じませんでした。たしかに、ある事件をきっかけに登場人物が次々とダークサイドに落ちていくという負の連鎖を描いた作品ではありますが… テンポよく進むストーリーと程よく散りばめられたコミカルなシーンとのバランスが絶妙なので、見続けるのが辛くなったり観終わった後の後味が悪いということはないと思います。その辺りのスマートさは、さすが巨匠ルメットといったところでしょうか。 私が好きなキャラクターは最初から最後まで悲しくなる程に情けない弟ハンクなのですが、どうにもこうにもイーサン・ホークがハマりすぎていて複雑な気分になりました(笑) 好き嫌いは別れるかも知れませんが、とりあえず観てみて欲しい!そんな映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-29 01:35:45) |