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性別 男性

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1.  スーパーマン(2025) 《ネタバレ》 
まだちゃんとレビューは書けてないのですが、ジェームズ・ガンの前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』には非常に深く感銘を受けたのでありまして、ヒーローユニバースを跨いで…という異例の事態かとは思いますが、本作もその継続・延長線上にある作品だ…という感覚では居るのですね。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー1』が個人的にあまりハマらなかったこともあって、それほど「好きな監督」ということでもなかったのですが(⇒それはヒーロー映画の監督として、ですら)2020年代に入ってからの彼の作品には常に唸らされっ放しという次第でもありまして、このシリーズへの期待度も一気に三倍ぐらいに高まった…という感じです。次作が楽しみですね。  やはり、古典的なキャラクターに古典的なテーマ…という作品なのかとは思っていたのですが、そこは現代的「読み替え」というか、種々の適切な工夫は確りと施されていた様に思いました。取分け、世界観そのものというか、その世界が抱える本質的な「問題点=問題解決の障害となるモノ」といったトコロは特に、現状の現実世界の「リアル」をそのまま取り込んだ…という質感だったと思うのですね。その部分のリアルさと、ソコに起因する悪役の悪辣さ・醜悪さというのは少しダケ、娯楽ヒーロー映画の範疇から逸脱しかけて居た…とすら思わされる様なハイレベルさだったと思いましたし、再度、その悪役の持つ力がまた「リアルな」モノだと感じられたこともあって、中盤はちょっと(ソレに対してスーパーマンがマトモな対抗手段を持っていないことも含めて)かなりやるせない・憤懣やるかたないといった気持ちで観ていたのです。がその分、ラストは非常に爽快に観終われました。ヒーロー映画としてのストーリーの運び方は流石の監督流…ということだったと思いますし、アクションや、シリアスな空気にも適切にマッチした(コレも)監督流のコミカルシーンの塗し方とかも巧かった・悪くなかったと思います。  現代化…という意味ではもう一つダケ、確かに、スーパーマンが創造された約100年前と比べれば、一言で言えば世界はシンプルに「複雑化した」とは言えるのではないかと思うのですね。しかし、それでも尚、より本質的な・最も本質的な部分にあたる人間の価値観(=テーマ)のそのものというのは、意外とそんなに変わっていないのではないか⇒ヒーロー映画はソコにこそフォーカスしてゆくべきなのではないか(⇒ソコにフォーカスすることの「価値」というのは、寧ろ高まっているのではないか)といった様なコトをこそ、本作からイチバン強力に感じ取ったのですね。再び、その意味でも、今後のこのユニバースの成り行きには個人的に大いに期待をしているトコロなのです。以上。
[映画館(字幕)] 8点(2025-07-13 20:30:38)
2.  罪人たち 《ネタバレ》 
前半と後半でかなり見た目の印象が違ってくる(⇒と言うかジャンル自体が大幅に違ってくる)という映画ではあり、まあ確かにドンピシャで、もはや『フロム・ダスク・ティル・ドーン』的な・決して必然的である様にも思われないその構造(結合)の「ワケ」のそのものに思いを巡らせ出してしまうと、諸々と更に更に深い深いトコロ=裏側のメタファー的な寓意的なナニかをまで、勘ぐらずには居られない…みたいなコトもあるのだろうかとも思うのですね。しかし、個人的な結論としては、そういった奥行きも其処彼処にしっかりと配されているのだろう…と容易に感じ取れる作品でもあるものの、本質的には=圧倒的に最も重要なテーマ的な観点としては、実にごくシンプルで(それ故に逆に)これ以上無いホドに本質的で単一的なモノを備えた、再び逆説的には現代では今や稀有な映画である、と思ったのですよね。人間世界の本質は、ただ「闘争」と「音楽」であると、陽が昇っては朝がきて・陽が沈んでは夜になるのを永遠に繰り返すかの如くに続く相異なる二つのナニかの終わらない相剋、とそれがもたらす流転・循環と「混沌」こそが世界の本質なのだ⇒そしてそこに(それ故に)音楽は鳴り続けるのだ、みたいな。再度、ワタシ的には、この映画に「ワケ」を求めるのは、それこそ「何故ヒトは音楽を求めて已まないのか」という問いに挑む様なコトだとも感じたのですね。深く考えずに眺めて、そして最後には呆然と観終われば好い…という映画だと思いました。傑作。
[映画館(字幕)] 9点(2025-07-12 08:27:01)
3.  MaXXXine マキシーン 《ネタバレ》 
うーん…全く、面白くないなんてコトは、ない、のですケドも……  三部作として、は疎か、本作単体としてもソコまで明確(で固有)なテーマというのは観ていてもあまり感じ取れず、結局は、主演のミア・ゴス様(=マキシーンというキャラクター)を更に深堀して描いてゆく、という作品には見えていました。続編(とゆーか三部作のラスト=このままダラダラと次回作が出続けるというワケでもなくて一旦コレで「区切り」を付けるってハズのモノ)としては、どーにも弱いとゆーかボンヤリしてるとゆーか、まあでも私の記憶が確かなら、元々『X エックス』公開時点では別に三部作も+次回作すら予定済み・織込み済みってワケじゃあなかったし…というコトだとは思うのですよね⇒ソレにしては、冒頭の通りまずまず上手く纏まったって作品だと捉えるべき…?とも思いますケドも…  しかしもう一点、また結局本作も確実に、ワリと古典的な「スプラッタ」の系譜にある作品として、このジャンルの現状の他作品と比較して…とかでもなく、三作目が一作目・二作目よりあからさまにその面で「パンチ弱い」ってのはイクらナンでもやや頂けない…とは思ってしまいますかね。前述どおり、他にコンセプトが有るってワケでもないとすると、特にホラーの続編だよ!って作品だとすると、その時点で「負け確」みたいなコトにも思えてしまいます(そーいうのを今までにも散々眺めてきちゃったから…)。何ちゅーか、個人的にはふと『X エックス』⇒『Pearl パール』⇒『MaXXXine マキシーン』じゃなくって『MaXXXine マキシーン』⇒『X エックス』⇒『Pearl パール』の製作順だったらより好かったのに…(2つか3つ位の意味で…)みたいに思えてしまうのですよね(注意:設定・演出の細かい部分のクロスオーバーまで考慮して発言してるワケではねーです)。評点も、その辺を踏まえて(=前作・前々作との兼合いも踏まえて)このように付けさせて頂いてます。以上。
[映画館(字幕)] 5点(2025-06-16 20:16:58)
4.  ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 《ネタバレ》 
先に、あまり好きではなかった部分を指摘するなら、シリーズ最終作として特大のスケール感を出したいがあまり、かなり大袈裟な話になっちゃってるな(=少しリアリティを毀損しかねない程度に荒唐無稽な質感になってるな)という感覚はあったのです、が要所要所での状況説明は比較的丁寧になされるので(=その分説明自体は多めということでもあるのですが)各所の盛上りにもチャンと付いてゆけたと言うか、最後の最後までしっかり楽しんで観てゆけたとは思います。テンポや密度は、3時間近い大作としても急ぎすぎず緩すぎず適切だったのではないでしょーか。クライマックスでも、ミッションの成否にもその後のルーサーのメッセージにも、率直に十二分なる満足感を感じつつ観終われました。再度その意味では、3時間尺の作品ですが、どうせなら映画館でのご鑑賞を推奨したくなる…という作品かとは思われますね。是非。  全体としてはその様な感想であるトコロで、もう二点だけ申し上げるならば、アクションの質感とシリーズもの(の締め括り)としての意味合い、という点になりますかね。前者は、シリーズのここ数作の特色から変わらず、なるたけCGに頼らない(=トム・クルーズがひたすら頑張る)というコンセプトを含むモノであり、個人的には特にオーラスのプロペラ機のシーンは非常に好ましくハラハラと観れていました。他方、シリーズ過去作とリンクしてゆく様なシーンは、個人的にソコまで本シリーズへの思い入れが強くない+ゆーて30年近くやってるシリーズで単純に覚えてない(+そもそも前作までだってソコまでそ~んな感じだったっけ?)ということもあって、あくまで個人的には「ワリとどうでもいい」的な眺め方にはなっちゃってましたかね。なので、もしご覧になるならその辺をちょっとお浚いしてから観た方がより楽しめるって作品かな…とは思います(⇒7作観るのは正直シンドイですケド)。
[映画館(字幕)] 7点(2025-06-01 16:41:01)(良:2票)
5.  異端者の家 《ネタバレ》 
やっぱし、冒頭から何よりも、まァ~~「ヒュー・グラント!?」という意外性が凄すぎて、あまりにもホラーとして「観たコト無い」感が強くって30分位はどーしたって私も「ナニを観てんのか好く分からない」という感じだったのですよね。また、そのヒュー・グラントの胡散臭い・得体の知れない感じ&それでいての強烈な存在感・存在そのモノの説得力とゆーのがま~た絶大で、熟練の演技力も相まって「こりャ~~こーゆうのだって当然の如くに務まるよな…」と、私もそう思わざるには居られなかったのが正直なトコロではあります。  ただね~~冒頭から中盤のその(ホラーとしてはちょっと異質なマデの)存在感や理屈っぽさのユニークさに比して、最後まで観終わっちゃうと結局は彼もまた、ワリとごくシンプルなるホラー的ドクズ=前半に捏ね繰り回してた理屈ってのも単に自分の歪んだ欲望を正当化する為ダケの「屁理屈」でしかないってヤツ=欧米ホラーの永遠の主役たる理解も納得も共感も不可能な「悪魔=人間では無いナニか」でしかなかったと思っちゃったのですよね。。。だから個人的には、思ったよりも思ってたとおり…みたいな、若干拍子抜けに近い方の観終わり方をしてしまいました(⇒正直、近い質感のホラーとしてはフツーに『ゴーストランドの惨劇』が思い起こされました&でも、アレに比べるとコッチは今度はスプラッタ的なパンチに関しては少し弱めなんだよな…とも)。最終的に、ココでもちょっと宗教的エッセンスを効かせた様なクライマックスの展開が端的に好く出来ていた…と思ったコトを含めて、全体としては確実にまあまあ面白く観終われたって感も在るのですケドも、特に中盤=非常にユニークなホラーからそんなにユニークでもないフツーのホラーに変わってゆくトコロのシークエンスが率直にあまりしっくり来なかったコトも含めて、評価としては(低めに寄せて)この位にしておきます。女の子が二人とも激マブだったりするので、その辺なんかも含めて興味の在る方は是非映画館で。  ※追伸①:ヒュー・グラントも、最近の彼の傾向ではあるとは思いますケドも、それでもよく「こ~んな役を引き受けたよな…」とは…… ※追伸②:とゆーか、モルモン教ってのは、アメリカではマジであ~んな可愛い若いコが二人も揃って勧誘に来るってヤツなんすかね…?(リアリティあんのコレ?と少しダケ……)
[映画館(字幕)] 6点(2025-05-21 23:12:51)
6.  ノスフェラトゥ(2024) 《ネタバレ》 
素晴らしいの一言ですね。卓越した映像の力で、古典的名作の現代化をモノの見事に成功させていますが、取りも直さずそれはある種、ヒトの持ちうる最も根源的なる恐怖の感情を(再度)掘り起こして具現化することに他ならなかったと思うのです。その意味で、実にホラーとしても本質的な作品であったとも思われますね。傑作。  タイトルどおり、およそ100年前のムルナウ版『ノスフェラトゥ』の直接的なリメイクとして製作された映画で、他の種々のブラム・ストーカーの『ドラキュラ』とは、筋書き的にはチョイチョイ異なる箇所が出てくるってのは(おせっかいかも知れませんが)鑑賞前に折り込んでおいた方が好いかも知れません(⇒私自身は「あれ?ジョナサン・ハーカーって生きて城から帰って来るんだっけ?」とか思っちゃったりしてましたが、これは1958年のハマーフィルム版におけるアレンジだったってコトっぽいっす。。)オーラスも、コレも私は記憶が定かではありませんでしたが、やはりムルナウ版にまんま準拠…ということみたいですね。とは言え、特にその辺における映像の迫力・悲哀・荘厳さなどは、流石にサイレント映画の比ではありませんでした。全体的にも、終始ごく暗い画づくり⇒でも、暗いケドもそれが恐怖映画としての画面の質にも&或いは作品の芸術性・美しさそのモノに関しても、非常に効果的に作用していたとも思われましたし、中でカメラワーク自体も、全編に渡って実に凝り抜いていたとゆーか(オスカーノミネートの名に恥じない)見事さだったとも思われました。演技も、総じてリキの入った素晴らしい出来だったかと思われますね。  個人的にはもう一つ、それで居て=この上無いってレベルで重厚で、シンプルに「超・恐ろしい」ノスフェラトゥを描き出している一方で、今作は(ゴシック・ホラーではあれど)ダーク・ファンタジーには決して陥って居らず、あくまで(ヒトのヒトたる恐怖=恐怖の対象を描いているという意味での)ホラーの領域を極めていた…とゆーのが、最も素晴らしかったと思うのですよね。そして、それを可能にしていたのが、前述どおりのクライマックスを迎えてゆく…その部分にアジャストされたノスフェラトゥのキャラクター(の解釈)だったのではないかと思うのです。本作のラストにおいて、エレン他の人間のキャラクターが抱くのが世の不条理=ナニも侭ならない人間の世界そのものに対する恐れ、だとするなら、それでも同時に他方で、断末魔のノスフェラトゥが抱いてゆくべき感情とゆーのもまた、誰にも受け容れられず・誰をも幸福にすることもなく・唯その偽りの抱擁に縋って灰燼に帰してゆくしかないという、その事実に対する「恐怖」というモノもまた、実に人間的で=ヒトの世界に普く存在して(だからこそ)共感可能なモノだったのではなかろうか、と。私の解釈では、この点こそが「古典の力」であると、ただし映画・映像としては(古今の映画作品と比べても)今作はその具現化に大いに成功していたのではないかと思っているトコロなのです。是非映画館で観て頂きたい作品ですね。
[映画館(字幕)] 9点(2025-05-21 23:01:44)(良:1票)
7.  深夜の告白(1944) 《ネタバレ》 
有力な目撃者が現れ、企みが急速に破綻しかけてゆく、その終盤手前のスーパーマーケットでの二人のシーン。ココでのみ、サングラスを掛けて、そして切羽詰まって甘ったるい台詞までを囁くバーバラ・スタンウィックの眼の表情は、最初はこちらには見えていないのですが、これ見よがしにそのサングラスを外すと、それでも、そこに在ったのはごく非常に純粋な眼差しであった…と、個人的にはこのシーンにこそ、今回最もシビれさせられてしまいましたよね(⇒彼女は実は天使なのか、それともやはり、天使の顔をした悪魔か…と)。ローラの、彼女の母親の話を聞いても尚、だからこそ、クライマックスの彼女の告白にも、何らかの真実は在ったのではないか…と、私としては、十二分にソコに対する「迷い・謎」を持って観終われたと思うのですし、ソレを持ったまま=持たせたまま終わってゆくコト自体の是非は問うべきかとも思われますが、その意味でも、スタンウィックはじめ出演者の演技の高さのみならず、現代にも通用するサスペンス的な高度さをも備えた、非常に上質なサスペンスであったと思われました。流石の傑作ですね。  ただし…バーバラの人間性に関する謎には、前述どおりの何らかの奥行きが在った様にも思われますが、だとしても、彼女が(そのまま)悪魔の様な女だったとしたら、端的にクライマックスのあのシーンについて、アレであの後どう乗り切るつもりだったのか…?とは、やはり思わざるには居られないのですよね。サスペンスとしてはもっと根本的に、純粋な保険金殺人としての物理的な計画の部分にもごく非常なる雑さが在るとゆーか、どーしたって「契約してから2週間で死んでる」+「受取人が彼女である」では、如何せん分が悪すぎる…とも思ってしまいますね。例えば、ローラの方を受取人にしておいてもう一仕掛けを施す、とかしないと厳しいですかね。その辺はやはり80年前の映画…というコトで少し半目で眺める必要もあるのかも知れない…とも思いました。迷いましたが、それでも、評点は高めに寄せて置きます。
[インターネット(字幕)] 8点(2025-05-18 23:24:00)
8.  ウィンチェスター銃'73(1950) 《ネタバレ》 
総合的にはシンプルな娯楽西部劇だと思われますし、尺も(総合的には)ごくコンパクトだと思いますが、二転三転する展開運びはテンポ好く彩り好く、実に小気味好く観てゆけますね。西部劇的アクションの面でも、中盤のインディアンとの戦いや、オーラスの岩山での決闘なんかは結構手に汗握る…とゆーか面白かったですし、そんな中でやはりジェームズ・スチュワートの穏やかながらシブい存在感が全体を見事に統合していた様に思われます。少しオマケで1点アップしておきます。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-05-08 23:46:21)
9.  BECKY ベッキー 《ネタバレ》 
観終わると、最も根本的には、ここ数年来粗製乱造されているリベンジ・スリラー(エロ抜き)みたいなコトではあるとは思うのですね。ただ、最近のその手のヤツって、リベンジと言っても(ご時世的に)エロ抜きなので、イマイチ「ヤラれたら殺り返す!」みたいな切実な感じが薄くって単なる女性ものアクションスリラーと化してる…(+加えてB級でもある…)ので、正直あんまし面白くも無い…(+とゆーかコンセプトが分り難い…)みたいなコトにも為りがちなんだよな~と思ってたりもします(常々)。  んで、今作も(前述どおり)その範疇に括られるべき作品だとは思いますし、B級もB級なのもそれはそーでしょう(⇒前半半分が物量不足で今どき余りにも面白くない・テキトーなコトとか、あとクライマックス前に一番戦闘力の低そうなウスノロをボートのスクリューで殺るってスプラッタはこの手のの元祖とも言える『発情アニマル』にも在ったシーンですし)。がしかし、翻って今作って非常にコンセプトは明確で…とゆーのは確実にストロングポイントだとは思えども、でも、だからって明確だったらナンでも好いのか?とゆーと個人的にはごく非常に疑問だとゆーか、私個人としては「コレはアカンくね?(劇中設定で13歳、演者の実年齢も15,6でしょ?)」と、そのお待ち兼ねの後半開始直後=ベッキーちゃんのキチゲ全解放直後からワリと最後までかなり白けて観てしまってたんすよね。あと例のあの「鍵」とかゆうキーアイテムの説明(効果やら由来やら)ってされてましたっけ?とかもチョイ気になってますが…  結論的には評点自体はまたワリと迷ったのですが、それでも、凡百のこのジャンルの疎むべき作品に比べれば諸々の点で「変化」を志していた作品ではあると⇒それをポジと取るかネガと取るかはただ私の匙加減…とも思い直しましたので高めに寄せてこの評価としておきます。他の、例えば特に最近のリリースであるなら、水着・薄着のおねいちゃんが馬鹿デカい銃を持ってる(ダケ)みたいなジャケ写のチープな作品を観る位だったら、今作を観た方が確実にまだマシかとは思ってますね。以上。
[インターネット(字幕)] 6点(2025-05-05 17:33:14)(良:1票)
10.  サンダーボルツ* 《ネタバレ》 
うーん…世評は非常に好い様なのですが、個人的には(ワリと思ったより高度に)ハマらず…何より・とにかく・何度でも言ってしまうってコトではありますが、如何せん、過去作品&ドラマ作品やらも含めてユニバースが長大・複雑に為りすぎて、正直「付いていけてない=これ誰だっけ?」状態になっちゃってるので、ソコでアクションよりはドラマの方に比重を置かれちゃうと…みたいなコトなのは確実かと思われますね。確かに、再びのシンプルな「チームビルディング」のお話なので、2012年の『アベンジャーズ』(の再来)的な楽しみ方を(出来るのなら)しておけば好いダケだ、とは思うのですケドも………  とは言え、2点ほど、終わり方が結構適当(⇒あのヴァルとか言う悪役のオバハンがどーなったのかもイマイチ分からん)だったり、あとはアクション的な映像面の新規性もちょっと押し出し弱めだったり、みたいな部分は、シンプルにフィジカルに今作の弱点だったと言っちゃって好いのではねーかとも思いますケドね。結論、もし鑑賞されるなら、登場キャラのバックボーンとかは把握されてから向かわれた方が好いかとは思われます(MCUではもはや常識…かも知れませんが)。
[映画館(字幕)] 5点(2025-05-03 16:09:31)
11.  クーリエ 最高機密の運び屋 《ネタバレ》 
スパイ映画としては極め付きに地味な作品ではありましょーが、実録もの・実話ベースだからある意味当然のコトだし+だから(事実に裏打ちされているという意味からは)緊迫感やスリリングさはつくり話のソレに全く劣らないとも思われますし+そーいうモノをひっくるめた全体の質感としては逆に「オツな」と言って好い様なユニークさまで感じられて、全編とても興味深く観てゆけました。ペンコフスキーにせよウィンにせよ、まァ~立派なとゆーか勇敢なとゆーかこんなん絶対真似できねーな…とゆーか、これこそが「歴史に名を残す」というコトなのだろうな…とまたもや思わされてしまいましたよね(その意味でも、色々な側面での価値の在る映画だと思いました)。機会が在れば是非。
[インターネット(字幕)] 8点(2025-05-01 22:17:13)
12.  ゴーストキラー 《ネタバレ》 
あの『ベイビーわるきゅーれ』の面々…とゆーか、そちらではアクション監督だった園村健介さんが監督に⇒監督だった阪元裕吾さんが脚本を書いて⇒で主演はそのまま髙石あかりさん(⇒だけどお初の単独主演!)みたいな、その意味では一種の「バリエーション」というコトには思えてしまいますかね(好くも悪くも)。映画自体の規模感は、それこそ阪元監督のちょっと過去作なんかと比べても格段に「普通の映画」っぽくなっている様にも思われるのですが、なんでしょう、有り体に言えばそれでも、どこもかしこもど~にも「安っぽい」とゆーか、個人的にはあんまし「映画っぽく」も観れなかった気もしますかね⇒映画と言うよりはスペシャルドラマ位な感じっぽい、とゆーか。キャラにも設定にも(=件の裏組織とか「飼い犬」とかってヤツとかなんかにも)どこにもど~にも奥行きや綿密さが無いので、シンプルに「広がってゆかない」感じがしてしまいましたね⇒何なら寧ろ、その『ベイビーわるきゅーれ』の方で広げたモノ頼みで何とかしてるとゆーか。それでも古今東西、娯楽映画にはこーいうのは付いて回るモノだとも思いますし、ファンの方が気楽に観に行くぶんには、行って損した…とまではならないのではねーでしょーか。オーラス付近のお待ちかねの大アクション=流麗な銃撃戦&超絶死闘のタイマンなんかは、私もかなり引き込まれて観てましたですよ。でもまあ、続編はなさそうかな…
[映画館(邦画)] 5点(2025-04-30 21:57:21)
13.  教皇選挙 《ネタバレ》 
私の様な「部外者」が観てる分には、ただただ非常に重厚・硬質でハイクオリティなるサスペンスだった…と暢気に喜んで居れば好いダケだとも思うのですが、ふと思えば、まあまあ結構ラディカルな内容だったな~とも思われますね。肝心なコンクラーヴェの悲惨な有様と来たら、当初からの有力候補者なんぞ文字通り全員(=スタンリー・トゥッチですらも)到底「適格者」とも思われない様な有象無象の集まりでしかなくて…そしてラストの驚愕の「オチ」も、またコレだって中々の…とは言え、でもその辺には実際のヴァチカンだって「心当たりが全く無い」な~んて状況では毛頭無いって感じでしょーから、逆にソコをまろやかに描かれたってそっちの方がもはや気色悪いかな…とも。。  再度、外から観てる分には年イチ(或いは数年イチ)レベルと言ってしまうべき重厚な傑作サスペンスだったと思いますし、中で、サスペンスとしての筋書きの他にも、寧ろ宗教とゆーよりは「権力」って方面に関して諸々とモノ思わされる・考えさせられる=現代的で社会的なテーマ性も感じさせられる、様な「奥行き」も在ったかな~と思われてます。そして、終始何か妙に暗い(⇒パット見はだいぶ物理的に観にくい)画面の質感+音楽の(コレまた)硬~い質感とか、またレイフ・ファインズを筆頭とした俳優陣のスリリングな熱演の数々を含めて、演技・演出面のクオリティも再び言うまでもなく上質だったとは思われてます。流石、オスカー8部門ノミネートというダケあり、ごくごくフツーに鉄板な映画だったすね。
[映画館(字幕)] 8点(2025-04-01 07:14:58)(良:1票)
14.  ANORA アノーラ 《ネタバレ》 
確かに、非常に面白く観れたコトには間違いはなかったのです、が、思ってたのとは少し違った…とゆーのもまた確かで、観終わってみるとかなり純然たるコメディだったって結論、なんすよねコレ…(且つ、今作の場合でその頭に「ロマンティック」って付けちゃうのは、それもそれでまた個人的な感覚からはちょっとズレて来るなと言いますか…)  また、基本、マトモな人間がほぼ出て来ないってタイプのコメディでもあり、そのイカレっぷりからすると(寧ろ)主役のアノーラちゃん(+終盤にかけてはイゴール君)の方が結局は真人間に見えて来る…みたいなヤツだとも思うのですね(⇒とは言え、アノーラちゃんだってあ~んなクソガキに=こ~んな典型的なる与太話にまま真剣になっちゃってる辺りには、まだまだ「若さ・青さ」も強く感じ取れるな、とは思うのですケドね)。ソコで、そのアノーラちゃんに付与されて居るある「属性」にフォーカスすると(とゆーかフォーカスせざるを得ない状況からすると)、一般的に「蔑まれる」様な存在の彼女であっても、そうされるべきは(実は)彼女の方ではなくて「世界」=我々の方だったのだ…みたいなのこそが、やや現代にも通じるってテーマなのかとも思えて来ます。が個人的にはそれすらも、在り来り…とゆーか最早ちょっと「古臭い」とすら思っちゃったりもしますかね(⇒それこそこちとら、ロマンポルノやらナンやらでそーいうの散々に観てきてますからね)。監督が、主演のマイキー・マディソンに、役づくりの為に『女囚さそり』の鑑賞を勧めた…と聞いて(少なくとも私は)然も在りなん…と思ったトコロです。  ただ、前半のロシアのバカボンの乱痴気騒ぎ(⇒主人公が、急速に目まぐるしく「夢でも見てる」かの様に異世界に足を踏み入れていく様子)の極上のテンポ好さ、からの、中盤のドタバタ(ドッタバタ)コメディのキレ味、そして、個人的には映画の締め括り方=電池が切れたかの様に静かに(雪の降る中に)終わっていく感じも、また絶妙だったな~とは思ったのですよ(流石に私も観てて疲れちゃってました⇒なのでラス前、アノーラちゃんとイゴール君がまったりしてるトコロなんか凄くホッとして観れてました)。根本的なお話の内容もごくシンプル、且つテーマもやや使い古された様な…作品かとも思うものの、他方、演技・演出には特筆すべき見ドコロが在った…という(コレも)シンプルにテクニカルな映画だったとは思われましたね。やや高めに寄せてこの評価とさせて頂きます。
[映画館(字幕)] 7点(2025-03-15 18:57:50)
15.  刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM> 《ネタバレ》 
個人的にコッチの方がかなり好きな作品で、やはり今作のパトリック・マクグーハンの存在感には少し忘れ難いものが在る、と言いますか……しかし、今回観てみるとまた、人物像としてのみならず、コロンボものの犯人としても、中々に魅力的で「手強い」人物だな、と思い直しましたよね。犯行計画も比較的精密ですし、要所要所での振舞いもごくさりげないですし、コロンボとの掛合いでも理は通しつつ、決して余計なことを言わない(=余計な嘘を付かない)のですよね。実生活でも喋り過ぎるきらいの有る私としても、何となく参考になりそうな気がして観ていました。  プラスもう一つ、忘れ難いのはオーラスの謎解きの明解さ・鮮やかさ・潔さですね!(⇒コレが観たくて今回観直したよーなモンで)ロケ地の広々とした雰囲気も含めて、作品全体としても記憶に残る様な傑作かと思いました。
[DVD(吹替)] 7点(2025-03-14 08:16:53)
16.  刑事コロンボ/逆転の構図<TVM> 《ネタバレ》 
非常に安定感がある作品だと言うか、ごく典型的なコロンボだ、と言うか、中盤の追い詰め方(⇒ディック・ヴァン・ダイクが次第にイライラしてゆく様子)も、またクライマックスの仕掛けだってまずまず鮮やかに見事に決まったとも思うのですね。観る価値・観応えはまま十分だった・十分に楽しめたかと思います。  ただ、前述どおり鮮やかではあるものの(=意表を突く、という意味では)その仕掛け自体の「タイプ」としてはまたワリと典型的だったとも思いますし、事件発覚からの調査状況も全体的にちょっと雑(=もっと緻密に捜査・証言取りをしてゆけばもっと速攻で破綻しそう)でもあり、あと一つ、細かいですが、犯人の動機(=何故、離婚するとかではなく殺さなければならなかったのか)にも明確な説明は無かった様な気がしてそれも雑かな…とも思われました。なのでこの位の評価で。
[DVD(吹替)] 6点(2025-03-14 08:08:36)
17.  NOCEBO ノセボ 《ネタバレ》 
お話のエッセンスの部分は、フツーに極めて純然たるホラーだと言うか、終始ごく超常的な出来事を描いた作品ではあります。しかし、そこでその話の語り口というのはホラーよりもだいぶサスペンス側に寄っていたと言うか、冒頭から明確にひとつ「謎」が在るトコロを、最後の最後まで明かさずに引っ張ってゆく…という形式の作品だったかとも思うのですね。その「謎=理由」のそのモノ自体は、ゆーて何とな~く「想定の範囲内」のコトには留まったかな…とも(再び)思うものの、それでも尚、まず舞台がイギリスと(肝心な方としては)フィリピン、というトコロには少しエキゾチックな物珍しさも在ったとも思いますし、また根本的に、ホラーとしての真相がごくアジア的な「因果応報」のお話だ…というのも却って少し意外性にも感じられるトコロだったかな、とも思いました(⇒非常に個人的な感覚として、あのエヴァ・グリーンがこ~んなアジア的な類のアレになっちゃうんだ…みたいなのが、そもそも結構に意外なコトだったと)。  ホラーの映像表現の部分などもまた、全編通して(その辺の月並な商業ホラーに比べれば)かなり抑制的だったと思うのですよね。しかし、それもこのごく真面目で真剣なお話に対してはバランスとして非常に適切だったと思いますし、全体の尺とかその他諸々も総じて各々がハイレベルに調和していた…とも思います。中で、個人的には特にやはり、そのホラー的キーパーソン・ダイアナのキャラ造形がまた中々に絶妙だったと思いました(⇒善悪や愛憎、また人か魔か、といった部分まで、実に絶妙に分ち難く…)。オーラスもこれまた、その「分ち難い」という意味で非常に「味」の在る洒落た代物だったかな…と、それでも個人的にはごく好い方の印象を持って観終わりましたよね。結果的には小品・佳作と言った方がしっくり来る様な類のホラーだったかとは思いますが、観逃すにはちょっと惜しまれる様な作品だとも思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-01 18:24:00)
18.  キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド 《ネタバレ》 
端的にヒーローアクション映画としては、予想よりは全然面白かったと思うのですね(⇒本国での前評判は決して芳しくなかった…と聞いてたりしましたケド&日本での公開後の評価はそ~んなに悪くもなさそうにも見えてましたケド)。やや、流行りのポリティカル・サスペンス風だとゆーか、ヒーローものとしてはちょっと「イヤ~な」緊迫感が醸されてたのが逆にまあまあ悪くなかった様に思えたのと、アクションも中盤の空戦シーンや終盤のレッド・ハルクの大暴れが全然悪くなかったとも思ったりしたのですよね(⇒私、実は、個人的にハルクって大好きなんですわ)。少なくとも、最近のイマイチなMCUの中では完全に「当たり」な方だとは断言できますね。興味のある方は是非映画館で。  とは言え、映画単体のクオリティとは無関係に、実は一点下げて付けてるのはシンプルに「他にも観ないといけないモノ」が多すぎる…という前提必須映画であるコトが理由すね(⇒その点は、今作に関してはソレを無視するのはちょっと無理=最善策ではない、と判断せざるを得なかったってコトで)。2008年の『インクレディブル・ハルク』と2021年のファルコンのドラマは、ちょっと流石に観てないとダメってヤツだったぽいっす…(⇒プラス『エターナルズ』も観ておいた方が好いケド、コレは私も観たんだケド内容全然覚えてなかった…)ゆーて『ドクター・ストレンジ2』の時も同じコトを思った(のだケド、アッチは別に減点してない)ってコトでもあって、正直(自分で言うのもナンですが)その辺に整合性は見い出せていません。あんましね~映画を観る時に事前にアレコレ調べてから行きたくないのですよね~マーベルは例外かとは思いますケドも。。
[映画館(字幕)] 6点(2025-02-24 21:14:34)
19.  ザ・ルーム・ネクスト・ドア 《ネタバレ》 
題材からはちょっと想像つかない位に、全編通して非常にカラッとした=全然ジメッとしてないって映画なのですが、それでもしっとりと沁み入る様なラストの余韻は、実に中々に素晴らしかったと思うのですね(シビレました)。私は、ティルダ・スウィントン演じるマーサの気持ちは、個人的にはそこそこ理解できるかなと思ったのですが+その気持ちに応えようとするイングリッド=ジュリアン・ムーアの思いにもまた共感はできるのですが、でも実際、こーいう状況になったらやっぱメッチャ大変だよな~とは思いましたよね⇒んで実際、イングリッドに懸る心理的負担の大きさや、その他諸々の面倒ごとをワリとシリアス&リアルに描いてゆくって映画でもあったとは思われてますし。  でも逆に、それがリアルなことでまた絶妙に共感も深まってゆく様な気もしましたし、前述どおり多少緊迫してサスペンス的に進んでゆく部分が映画全体のテンションを緩く為り過ぎない様に保っていたという気もしました。特に、肝心なティルダ・スウィントンの演技の質感も含めて、かなり繊細な映画だったとも(当然に)思われるトコロですが、ソコを、そういう非常に優れたバランス感覚でもって見事に統合して成立させた…という意味での良作にも見えています(音楽も、地味に非常に好かった・雰囲気に合っていたと思うのですね)。かなりオススメできる作品ですね。
[映画館(字幕)] 7点(2025-02-20 21:51:51)
20.  アビゲイル 《ネタバレ》 
観終わると、ワリと「正統派」って感じの吸血鬼映画だとは思われましたし、そーすると必然的にやや古典的な雰囲気も在る・在るべき(30年代や50年代とは言わないまでも、少なくとも直近の流行は90年代~00年代初頭くらい…みたいな質感かと)⇒なのでまた重厚さとかも多少は在るべき・求められるべきって感じかも…と、そ~んな個人的な感覚に対して実際に本作が備えていたクオリティと言うのは、第一にはまずまず行き届いたモノであったのではねーかな~と思うのですね(そこそこつくり込まれたモダンなA級ホラーだとは充分に思えたのですね)。プラス、肝心なその吸血鬼少女役の主役の女のコってのが、バレリーナにもチャンと見えるし、演技もそこそこ出来てるし、加えてホラー的にも適度に「映える」感じのルックスでもあり、なので例えば、吸血鬼ぽく牙を剥き出して吼えるシーンなんかはまあまあ迫力も有って、全体としても全然悪くはなかったとも思われたのですよね(+人間側のメイン主人公のメリッサ・バレラさんも全然好かった方だと思いますし)。  ただ、結論的にはシンプルに、全体的にちょっと冗長な・テンポが重いって感じが否めませんでした。再度、観終わると、やっぱ前述どおりの吸血鬼映画なので背景部分や詳細設定をつくり込んで物語に奥行きを持たせる…みたいなトコロにも意図が在ったのかと思われました、が一方で、吸血鬼映画としては比較的ソリッドでクローズドなシチュエーションでそれをやっちゃってるので、その観点からすると(ホラーの常套手段としては)もっと一本道でハイテンション=劇中時間的にも2時間内外くらいの時間感覚で全力で突っ走っちゃった方が成功率は高かったのでは…と少し思ったりもしますかね。加えて、その意味では件の吸血鬼少女ちゃんってのも、アクション的な動きについて随所で「凝ってる」感じがまた悪くはなかった…とも思えど、単純な動きの「キレ」みたいなモノは(トレードオフ的に)そーでもなかったかな…とは思えちゃってます。全然、続編が在っても好さそう…位なクオリティかとは思われますが、つくるんだったら次はもっとパワフル&シンプルにやっても好いかもな~とは思われますね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2025-02-16 18:30:55)(良:2票)
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