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1.  アナと雪の女王2 《ネタバレ》 
なにが不足しているのかな?  ディズニーらしくあらゆる成功する要素を盛り込んでいるっぽいのに、なにかが圧倒的に足りない。  たぶん、脚本のマニュアルに従いすぎたため、エピソードひとつひとつの掘り下げができなかったので、すべてが薄っぺらになってしまったってことなのかもしれない。  エンディングに向けて心に積み重なっていくはずの要素がぐらぐらで積み重ならずじまいということなのかもしれない。  ダムがあまりに簡単に崩れて問題解決へ向けての歯ごたえがなさすぎるからなのかもしれない。  悪役がいるようでいないようで。別にいなくてもいいのだが、いちおういるなら、それなりに濃いキャラであってほしいが、記憶の中の薄い存在なので、こちらも歯ごたえがなさすぎるためなのかもしれない。  それはそれとして、自然破壊をするダムを減らしている米国の取り組みを反映してこのような話がつくれるのだが、日本もいい加減にダムをなんとかしたらどうだ?
[インターネット(吹替)] 6点(2020-11-29 23:59:33)
2.  アラジン(2019)
映像は本当に素晴らしい、言うことない、ディズニーってほんとすごいなと思ったよ。 でも、ストーリーがね。。 とりたててひねりもないしハラハラ感もない感動もない。 ウィル・スミスの演技と声は素晴らしいのに、  アラジンとジャスミンの声がいちいち気になってしまって。。ごめんなさい、吹き替えで見てしまったm(_ _)m ディズニーのような隙のない映画は無名でいいから上手な声優に吹き替えしてほしいなあ。 最後はインド映画のパロディ?
[インターネット(吹替)] 7点(2020-11-06 01:11:52)
3.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました
評価高すぎません?  キャラクターの説明が終わって、やっとこれからドラマが始まるのかな? と思ったところで終わってしまう。  えっ?? なに?? これってお話として成立してるの??  それでこの高評価って??   …よくわからない。  最近のテレビドラマが濃厚すぎて、映画はこんな具合になってしまったの??  ダスティン・ホフマンまで出てるんだけど。。
[インターネット(吹替)] 3点(2020-10-29 22:08:14)
4.  キャビン
こりゃひどい。 よくこんな企画が通ったなというレベル。 この内容のために集結したスタッフが気の毒に思える、という意味では実質的なホラーだ !
[インターネット(吹替)] 3点(2020-07-22 22:41:48)
5.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 
最近のきれいな画質の映画になれてしまうと、パンチ入りの映画の画質はおせじにもいいとは言えない。 昔は約15分ごとにパンチを合図にフィルムを交換して上映していた。上映室は戦場だった。 今はデジタル化が進んで、こういう映画はないのかな? あるのかな? 味はあるけど、2000年なのにとても古い時代という印象がつきまとう。 技術の進化のスピードは恐ろしい。 今の映画もあっという間に古臭くなってしまうのかもね。  でもテーマは進化していない。 昔も今も、異次元へ迷い込んでとまどう、やっぱり家族愛が大切、とかは鉄板ネタなまま。 ただ家族の形は様々になっているし、この手の理想の押しつけが、たくさんの家族を破綻させた可能性もある。 ニコラス・ケイジのすさまじい私生活を映画化すると逆にたくさんの家族が元の鞘に戻るかもしれない。  あと、天使が拳銃突きつけるのは無駄なシーンだし、やりすぎでしょう。 突きつけられた側はかなり深いトラウマになるが、銃社会はそこが軽すぎ。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-07-07 12:33:13)
6.  ローズマリーの赤ちゃん
ホラー映画の最高傑作と書いてあったけど、私にはまったくわからなかった。 まるでミア・ファローと同じ気分。私だけおかしいのかな? っていう。。 怖くないし、ずっと退屈だし。。 それだけ映画は進化したということか。 それにしても西洋の世界観にはこの手の悪魔が不可欠なのかな?  ミア・ファローの演技だけは現代にも通用する。それだけになおさらミア・ファローと同じ気分。 彼女がこの映画の撮影中にフランク・シナトラから離婚を突きつけられた顛末と、最後にやたらと目立ったステレオタイプ日本人にだけはゾッとしたかも。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-07-03 00:54:34)
7.  お!バカんす家族 《ネタバレ》 
あの奥さんみたいに酔っ払って、みんなで見ると面白いと思う。  映画にはTVのバラエティのようにお酒を酌み交わしながら適当に馬鹿笑いしてストレス発散するタイプのものもある。それはそれで良い。 (でもお笑いは翻訳が大変)  ただ、この手のおバカ映画ですら、たいていは家族愛の大切さが強調される。  これは昔ながらの家族愛が社会的に危機に瀕しているなによりの証拠でもあって、それを考えると笑えなくなるかもしれないし、これからの時代の愛の形を考える良いきっかけになるかもしれない。  ま、それは作者の意図するところではない。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-06-30 21:19:58)(良:1票)
8.  スポットライト 世紀のスクープ 《ネタバレ》 
映画としては別にどうということはない。盛り上がらないし、淡々と新聞社の活躍を描くだけですし、聖職者の醜聞をテーマにするならゴッドファーザーPart3のほうが圧倒的に素晴らしい。。とはいえ、とはいえ、心に突き刺さるのは、映画が取り上げた聖職者の醜聞。wikiによると「米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は2003年1月11日、過去60年間で米国カトリック教会の1200人を超える聖職者が4000人以上の子供に性的虐待を加えたと報じた。さらに2004年2月16日には米CNNテレビで1950年から2002年にかけての52年間で、神父4450人が疑いがあると報道し、件数は約11000件に上ると報じた。」とかいうのだから、すさまじい。  こういうのはなんですか? 聖職者の問題ですか? カトリックの組織構造の問題ですか? 信仰の問題ですか?  最も性的虐待をやってはいけない立場の人々が、最も普通でない割合で性的虐待にハマるなんて、ね。 人間てなんだろう、宗教ってなんだろう。言葉を失う。  それでも、、性的虐待で告発された人が大統領になっている国で、それでもアカデミー作品賞をこの映画に獲らせた良識に、希望をつなぐしかない。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-06-29 16:40:10)(良:1票)
9.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 
『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインとトーニャが同一人物なんでしょう。 いくらアイスホッケーをしていたとはいえ、別競技ですからね。 彼女の役者魂をひしひしと感じる演技ばかりに目がいって感心しきり。  たしかに日本にいるとトーニャの悪態ばかり伝わってたから裏事情がわかってよかったけど、かわいそうなトーニャと言わんばかりの内容になっていて、他のおバカさんたちも実在の人物だというのに、これではほんとに単なるおバカさんになってしまって、も少し彼・彼女らから見た真実もお話に入れてあげてほしかった。  セリフにあるように真実なんてどうでもいいなら、もっとフィクション入れてお話を盛り上げてもよかった。でもたぶん真実は映画よりすさまじいものがあったはず。だから真実はどうでもいいんでしょうけど知りたい気はする。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-06-21 00:39:54)
10.  ライオン・キング(2019)
まずCGがここまで進化していることに驚かされたのに10点。  ストーリーに1点。  そもそもジャングル大帝をパクリまくっているのは自明なのに、いまだ同じストーリーにこだわり続ける理由がまったく理解できない。脚本だってCG同様技術的進化をするのは、ディズニーこそよくわかっているはずじゃないか。これだけCGに力を入れて、ストーリーに力を入れないなんて、まったくありえない。  新しいアイデアはいくらでもつくれるし、それらを再構成してライオン・キング2とでもすれば良かった。ストーリーがつくれないなら、いくらでも私に相談してほしい。   ハイエナとイノシシのお笑いコンビ(の訳と声の人)に+1点。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-06-16 14:44:43)
11.  ジャスティス・リーグ(2017)
マン・オブ・スティールがなかなか良かったので、バットマン vs スーパーマン、スーサイド・スクワッド、と見てきたが、ひたすら悪くなっていく感じ。コミックの世界に先祖帰りしていったと言えばいいのかな?  ダークナイトを頂点として、人の心の深みがひたすら消えていく。 wikiに『クリストファー・ノーラン監督によるバットマン映画3作品(「ダークナイト3部作」)でバットマン役を演じたクリスチャン・ベールは、ウェブサイトIESBでのインタビューで、ジャスティス・リーグの映画について「僕らが(バットマンの映画シリーズで)やっていることを踏みにじらなければいいが、』と書いてあるが、見事に踏みにじってしまいました。   追記:このしょうもない映画を視た記憶さえなくなったときに「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」を視たが、ぜんぜんいいではないか。 映画をだめにするのは配給会社なのではないか?
[インターネット(吹替)] 3点(2020-06-14 00:42:53)
12.  スーサイド・スクワッド
これはだめだね。 DCエクステンデッド・ユニバースとやらのシリーズのスピンオフらしいので、金かけてるし、映像はなかなかだけに、脚本のひどさがよけいに際立つ。映画はやっぱり脚本が基礎中の基礎と思いました。
[インターネット(吹替)] 3点(2020-06-13 11:44:01)
13.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 《ネタバレ》 
評価も低いし、仮面ライダー VS ウルトラマンのようなもので、ファンを集結させてヒットさせようというくだらない企画と思って見てませんでしたが、たまたま見たマン・オブ・スチールの続編なんですね。DCコミック素人の私から見ると、よくできていると思いましたよ。  約30分もの未公開シーンを追加した「アルティメット・エディション」というのがあって、そちらだとストーリーがもっとよく理解できるそうです。そちらを見たかった。  裏事情は知りませんが、飛ぶ鳥を落とす勢いのマーベルの映画群に対抗すべくつくったのかな? まあスーパーマンとバットマンだけで、マーベルヒーローたちの知名度を追い越すくらいの力はありそうですからね。戦前からのDC看板キャラがスーパーマンとバットマンとワンダーウーマンだから、やや取ってつけた感のあるワンダーウーマンもはずせなかったのかな? どさくさでキングコングのようなものまで出てきた。。  もし私なら、善対悪、力対力といった、マッチョ的な世界観から一歩離れた価値観を持つ女性性の象徴としてワンダーウーマンを登場させ、ゾッド将軍のようなマッチョの極北に追いやられた不憫な存在を救うようなお話にしてみたい。  それにしても黄金バットよりも古いキャラが現代でも活き活きとリサイクルで活躍し続けるってなんという省エネエンタメだろう。仮面ライダーとウルトラマンももっとがんばってほしいと思いました。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-06-12 15:53:50)(良:1票)
14.  マン・オブ・スティール
もっと評価されてもいいと思うんだけど。。 スーパーマンの強すぎて大味になってしまう子供のヒーローを大人テイストにつくりなおした手腕は見事。 色彩を抑えスタイリッシュに撮影された田舎のドラマと、きめ細かなCGでつくられるこれでもかと言わんばかりの激しい戦闘がミックスできてしまうものなんですね。フィルムルックなドキュメンタリーのように撮ってる所もあるし。ケビン・コスナーはやっぱり農場が似合ってるし。。 さすがダークナイトのクリストファー・ノーラン。こういう人のもとには優れた才能を持った人が集まってくるんでしょう。短期間にこんな映画がつくれてしまうアメリカの底力も恐ろしい。 ぜんぜん期待してなかっただけに、驚き混じえて8点。
[インターネット(吹替)] 8点(2020-06-08 14:11:47)
15.  ロケットマン
見放題で見るとよく退屈して何回かに分けて見るのですが(邪道)、この作品はついつい一気に見てしまいました。  よくボヘミアン・ラプソディーと比較されるらしいですが、私はテンポのいいロケットマン派です。  さぞやエルトン・ジョンには嫌われた映画かと思いきや、ご本人も製作総指揮に名を連ねていたのですね。主役の方ともライブで何度も一緒に歌ったりしている、となるとどこまで自身の具合の悪いところを赤裸々にさらけ出したのかはよくわかりませんが、エルトンの暗くつらい人生の側面を錬金術で見事なミュージカルに仕立てていました。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-06-07 11:59:50)(良:1票)
16.  クライシス・オブ・アメリカ 《ネタバレ》 
暗殺シーンがもやもやのまま。 母親の台詞からすると、次期大統領候補をベンに暗殺させてレイモンドを大統領にというのが意図だが(もっともそれで息子が大統領になれる保証はない)、レイモンドの心の底とやらが現れて、星印に立つのを避けたんだよね。で、自分を撃てとベンを誘ってる。 でもベンが暗示から覚めてたら、レイモンドを撃つ理由がないし、暗示から覚めてなかったら、それこそレイモンドを撃つ暗示はない。どういうこと?  もしくは、ベンは目覚ざめたレイモンドの眼力によって暗示から覚めて、お互いに世界からいなくなるのがいいと瞬時に判断し、レイモンド親子を撃って、暗示ではなく自らの意志で自殺しようとした。ということなのかな?  私だったら、レイモンドの母親も洗脳されていたことにします。 そして陰謀会社の社員たちも。  ラストシーンで陰謀会社の社員たちが出てきますが、気持ち悪く似たような反応なので、これは洗脳されているな、ともっと観客に示唆させる方向に持っていったほうが面白いし、実はアメリカの主要なポストに就いている方々もすでに洗脳されていて、これから洗脳パンデミックが始まることを予感させてエンディング。という感じでいかがでしょう。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-06-06 17:47:46)
17.  6才のボクが、大人になるまで。 《ネタバレ》 
12年間の日常が約2時間半に圧縮されたときに、日常がいとおしく輝いてくるという感じの映画なのだろうとは察するのだが、見放題で観てしまったため、ものの数十分で退屈し、あとは10日間くらいかけでぶつ切りで観たため、大切な圧縮感がなくなり、ほんとに退屈な映画になってしまった。こういう観方をしてはいけません。たぶんパトリシアのような親の立場で観ると感動する気がします。6才のときの親子シーンをもう一度観て18才の親子シーンを観るととても印象的ですから。観る側の問題が大きいように思うので点数気持ち高めで。演技はみんな自然で良いです。配管工のように時間を飛び超えて出てくる人がもう少しいたら良かったのに。。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-03 00:18:58)(良:1票)
18.  ザ・ギフト 《ネタバレ》 
青い目で良かったなんて言えなくなります。 この作品結構つらいでしょう。見る人のいじめ体験・いじめられ体験・いじめ見逃し体験を思い出させられてしまう。 監督がゴード役であることからわかるように相当な覚悟でつくってる。 評価ではたいしたことはないでしょう。でも多くの人が個人的な苦い経験を思い出してしまう体験になる。 こういうのも映画の凄み。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-05-30 23:21:57)(良:1票)
19.  アップグレード 《ネタバレ》 
無名な作品だったし、アマゾンではホラーの分類だから、いつお化けが出るんだ? どこがホラーだよとぶつぶつ言いながら鑑賞。だが最後まで見たら、、  「ガイア理論」のラヴロックは生態系をも破壊するアントロポセン(人新世)は間もなく終焉し、人工知能(超知能)が進化するノヴァセンがもうすぐ始まるという。  これから急速に自律的進化を始める人工知能に対して、もし開発者が、地球環境の破壊を止め、なおかつ人を幸せにするという、いかにもありえる規制を人工知能に初期入力していたら、こんな世界はありうるのではないだろうか。もし本当にそんな世界に近づいていくなら、この作品は将来「ブレードランナー」以上にカルト化するだろう。  これは究極のホラーだ。人類にとっての。
[インターネット(吹替)] 8点(2020-05-29 12:35:23)(良:1票)
20.  ミスト 《ネタバレ》 
ラストのある意味どんでん返しの感じが、最初から狙っていたどんでん返しの感じがしない。 まるで予定外のことを突然やったような、取ってつけたようなどんでん返しになっている。  ハリウッドのいつもの正義漢がいつものように活躍して、そのようにつくってきて、その流れで最後だけこうなるって、やはりかなり唐突。  そのためにすべての設定が価値観が最後に反転してしまう。この正義漢がすべての悲劇の原因になっていたように。  設定が価値観が、最後に反転する映画は面白いのですが、この映画の場合、どこか不自然なんだ。 価値観を反転させても宣教師もどきの狂信者その他の株が上がるわけでもないですし。。  だから、唐突な、最初から仕掛けている感じのしないどんでん返しになっている。 最後だけ変えれば全体の観方が変わるかも! という安易な「取って付けたような」どんでん返し。  と思っていたら、やはり原作のラストだけ監督が大きく変えていたのですね。 だから統一感がないんだ。だからキューブリック「シャイニング」はすごいんだ。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-17 00:07:14)(良:1票)
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