1. オペラハット
忖度がはびこる現代にいて、この作品の主人公たちが”言いたいことを言いたい時に言う(時には行動する)”率直さに、ファンタジーだとおもいつつも爽快さを感じる。たまにはいいじゃないですか、古き良き映画に浸りたい時にどうぞ。 [DVD(字幕)] 9点(2023-07-16 20:38:14) |
2. 外套と短剣
《ネタバレ》 米国を善・ナチスを悪と単純に描くハリウッド映画。1940年代はこれで良かったのだろう。 [DVD(字幕)] 4点(2023-07-06 21:38:26) |
3. ボー・ジェスト(1939)
《ネタバレ》 冒頭のサスペンス感で一気に映画へ入り込み、中盤に仕組まれた伏線が、後半一気に見事に解かれていく様は心地よい。特殊技術を使わなくても、白黒でも五感を大いに刺激してくれる佳作。 [DVD(字幕)] 7点(2023-07-02 20:48:24) |
4. あなたを抱きしめる日まで
《ネタバレ》 無駄のない脚本、テンポよく進む。その中で、神の存在という重いテーマにについて、揺れ動く様を主人公は見事に演じ切った。彼女を取り巻く人物は皆アンチテーゼに過ぎない。静かな怒りと感動が両存して終わる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-30 23:12:04)(良:1票) |
5. マグニフィセント・セブン
《ネタバレ》 映像美と決闘シーンの撮影手法で名作に挑むリメイク映画。趣旨がはっきりしているので、内容スカスカでも楽しめる。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2023-05-07 20:09:08) |
6. ジュディ 虹の彼方に
《ネタバレ》 ジュディ・ガーランドに思い入れがないと苦しいストーリー。ゼルウィガーの口元や仕草が随所に入り当惑する。「シカゴ」ではそれがプラスに出たが、この作品ではマイナスでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2023-05-05 20:41:39) |
7. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 もう十分でしょう。自作では「猿の惑星」の衝撃のラスト持ってきて、無限ループで締めよう。「恐竜の惑星」期待してます。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2023-04-02 21:24:52) |
8. 愛の調べ
《ネタバレ》 ストーリー展開は安心して観ていられる佳作。しかしキャサリン・ヘプバーンのゴージャスさがクララのイメージに合わず、苦しかった。 [DVD(字幕)] 5点(2023-03-03 21:21:46) |
9. カーネギー・ホール
《ネタバレ》 映画としては?しかし、まさかまさかのフリッツ・ライナー指揮/ヤシャ・ハイフェッツのバイオリン協奏曲が動画で鑑賞できるなんて、夢のよう。しかも映画の中での台詞もあり、凄すぎて満点付けそうになった。ここは冷静に、映画としての評価の場なので、めいっぱい加算してもこの点数かな。 [DVD(字幕)] 6点(2023-02-19 21:51:05) |
10. 楽聖ショパン
《ネタバレ》 ショパンのプロモーション映画でないとすると、この映画で言いたかったことは「お国のための美しき献身」だろう。製作年も合致する。”大衆=教授”の構図で物語が進み、安心して観ていられるわけだ。ショパンを期待するとすべる。 [DVD(字幕)] 5点(2023-02-08 20:33:51) |
11. U-571
《ネタバレ》 典型的なハリウッド映画。静と動(特に音と映像で驚かそうとする意図が見え見え)の繰り返しが読めて意外性がない。200メートル超の深海にトライする前後の展開もしかり。駆逐艦爆撃の音と映像に1点献上。 [CS・衛星(吹替)] 1点(2023-02-07 13:09:56) |
12. アメリカ交響楽
《ネタバレ》 クラシック界で彼の名を殆ど聞かない理由が、この映画でよく説明されている。教授の言う通り。 作品自体は曲と物語が虻蜂取らずで冗長。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-04 20:16:38) |
13. 旅立ちの時
《ネタバレ》 三代にわたる家族愛を鑑賞者の期待通りに描いてくれる作品。ラストに自立するのは長男だけでなく家族4人全員、弟も健気に兄との別れを受け入れる。長男役は内に秘めるやるせない感情を見事に演じきった。ただ設定に若干無理あるので-1点。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-01-11 22:05:17) |
14. 復讐は俺に任せろ
《ネタバレ》 邦題は作り過ぎ。「怒りの熱波」で十分では?ラング作品らしく締まった展開だったが、復讐できたのは愛人デビーの一撃あってこそだったし、そもそも復讐後の爽快感が今一つ感じられない。”俺に任せろ”になっておらず、本当にどうでもいいが邦題が気になる。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-29 23:24:16) |
15. 悪魔の往く町
《ネタバレ》 女精神科医との終盤一騎打ち、”サイレンの音は聞こえない”シーンには見事に混乱させられた。それが詐欺だと納得できたのは、映画最後のセリフ。狼男になった主人公も悪夢の一部かと引きずってしまった。前半もう少し内容濃ければ高得点になる。 [DVD(字幕)] 7点(2022-09-24 22:06:20) |
16. 裸の町(1948)
撮影が素晴らしく、特に高低差を利用したカットは今でも十分画面に引き込まれる。惜しむらくはストーリー、他の優れた刑事モノと比べると数段劣る。 [DVD(字幕)] 6点(2022-09-23 12:41:12) |
17. らせん階段(1945)
《ネタバレ》 らせん階段を行ったり来たりしながら物語はテンポよく進む。雷の光と蠟燭の揺らぎがコントラストになって見事。最後に銃弾がらせん階段を一直線に突き抜け悪事が裁かれる。構成は素晴らしいがホラーに徹するわけでなく、そうであれば登場人物の心理的描写がワンフレーズで説明されるだけでは物足りない。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-19 20:26:36)(良:1票) |
18. 天使の顔(1953)
《ネタバレ》 ロバート・ミッチャムが二人の女性の間を揺れ動く様が雑、結局はジーン・シモンズの狂気を楽しむだけとなり残念。途中出てくる日本人夫婦が微笑ましくも、その時代を感じさせ余韻が残る。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-17 20:16:40) |
19. 無謀な瞬間
《ネタバレ》 最後まで真実はわからない。悪人は死ぬが、無邪気または嘘をつく善人は救われる。それが善なのかは問われることなく、後味悪く幕が閉じる。主演の二人は上手だった。 [DVD(字幕)] 4点(2022-09-10 21:52:26) |
20. 罠(1949)
《ネタバレ》 どうしても感情移入できなかった、ボクサーにも妻にも。撮影と脚本は切れ味あり。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-03 21:49:47) |