1. ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
服装とか美術がメチャメチャかわいいです。カワイイって言っても子供っぽくないところが凄い。私が子供の頃は「大草原の小さな家」的な世界に憧れたりしましたが、今だったらこっちに行くだろうなぁ。ただロッタちゃんのクソガキぶりは「カワイイ」と思えなかったのでストーリー的にはイマイチ。 6点(2005-02-07 12:24:31) |
2. ミフネ
父親の死で知的障害者である弟の世話をすることになった兄。弟にとって兄は今も幼い頃「ミフネ」の真似をしていた兄であり、ヒーローなのだ。その家に住み込みの家政婦として雇われた元娼婦の女性。そして彼女が養う幼いこれまた弟。最初はギクシャクとした登場人物達の人間関係だったが、知的障害者の弟を通してやがて打算無しで真剣に純粋に生きることを学ぶというストーリー。定石と言えば定石の話なんだけど、ドグマの映画なのでハンドカメラ&BGM無しというランス・フォートリアー風味。そこがちょと違う雰囲気でまぁホノボノした。 5点(2004-06-15 14:01:05) |
3. 奇跡の海
トリアーの変態ぶりが堪能できる作品。「エレメント・オブ・クライム」とか「ヨーロッパ」はわりと好きだったし、ロッド・スチュワートの歌声に誘われて見に行ったんだが、いやはや騙されたス。更に調子こいて「ダンサー・イン・ザ・ダーク(ややこしい。いつもどっちが馬か悩む)」みたいな映画まで作っちゃって、この人ホント好きなんだろうなぁこういうプレイ。どうせなら「キングダム」方面に軌道修正して欲しいのだけど、「ドッグウィル」もこの路線なのかいな? 2点(2004-05-12 12:28:08)(笑:1票) (良:1票) |
4. ペレ
子供の自立物語としての感動を求めてこの映画を見ると失敗すると思います。随分昔に見たんですがとにかく悲惨。寒さは貧乏を更に過酷にするもんだとしみじみ思ったス。オヤジはだめだめだし、どんなに努力しても厳しい境遇からは抜け出せそうもないし、ラストもあまり希望がない感じで気が滅入りました。決して批判しているワケではないですよ。いい映画です。ただ、甘っちょろくないので覚悟がいるかな、と。 7点(2003-12-24 14:49:51) |
5. キングダム(1994)
主役が亡くなってしまったんですか?!う~ん、途中で放置しやがって。そもそもトリアーはこの話しにどう言う結末を作るつもりだったんでしょう。環境問題とか何気に扱ってはいますが、ひと気のない病院、時々やってくる無人の救急車、幽霊やら霊能者のおばちゃんやら変な儀式やらで終いにはあの異形の赤ちゃんでしょ。コワイ、怖すぎる。しかし何がコワイってこの変なドラマを二人に一人が見るというデンマーク人の国民性です。トリアーの作品の中ではこのシリーズが一番好きだし、下のおふた方が10点、10点と来たからには私も・・。と言いたいところですが、7点で勘弁してください。 7点(2003-11-28 14:33:44)(笑:1票) |
6. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
その日銀座で飲み会があって、時間潰しに見たのがこの映画。ところがどっこい、見ている時より何故か映画館を出た後泣けて来て、東屋で吠えまくる少年の姿が頭から離れず飲み会の間もボーッとしていたのを覚えています。美しい自然と少年の繊細な心がじわじわと浸み入る作品で子供って無邪気に見えても、ホントにいろんな思いを抱えた危うい存在なんだなぁと思います。ラッセ・ハルストレムの作品は悪くないんだけど、この作品に比べたら他はかなり凡庸な感じがしてしまいます。 8点(2003-08-08 11:34:30) |