1. 歓びを歌にのせて
主人公の理想とする音楽演奏のあり方を具現化したラストシーンは素晴らしい物でしたし、演奏を通じて自己表現に目覚め思いの丈を語る人々、作品の語りたいテーマは十分伝わってきました。このテーマのもと、感性がこの作品と響き合い一体化できた人には素晴らしい作品となったことでしょう。ですが、私の心の固有振動数がこの作品とは共振できない物だったようです。質の高い作品だと思いつつも全くのめり込むことができずに終わってしまいました。ということで私の採点は5点ですが、未見の方へはご自分の感性と響き合えるかどうかを試してみる価値のある作品です。 [映画館(字幕)] 5点(2006-03-02 20:55:17) |