1. 愛おしき隣人
《ネタバレ》 北欧のとある街。ついてない夫婦、愛された事のない男に女、金銭的破綻した精神科医、高価な陶器を割って電気椅子に送られる男などなど・・不幸せな人々を次々と見せるシニカルコメディ。 ハリウッドと比較して、欧州映画は叙情的な作品が多いです。これは、特に説明らしいものもあまりなく、どこかの人が身の上不幸を嘆き、また別の人が不幸を吐露する。ついてない人たちのついてないシチュエーションシーンをいくつもつなげた作品。 有名でもなく、キレイでもカッコよくもない役者がたくさん出てきて、萎れた人々を演じます。ロックスターと結婚した女の子のエピソードなんかは、街の皆が集まってきて祝福してくれる。中では一番良さげな感じですが、結局は妄想落ちですからw どうやらセットが多いんですが、全体的に暗く汚い建物の中のシーンが多く、役者の多くが血の気のないような青白い顔をしていて、それが効果を発しているのか疑問。ブラス系の音楽シーンも同様。どのエピソードもこれという衝撃、カタルシスもないので、感情移入もなく、どんどん置いてきぼりになること間違いなしです^^; [試写会(字幕)] 1点(2008-04-14 22:32:24) |