1. ぼくのエリ 200歳の少女
主人公の金髪の少年オスカーと、ヒロインのエリ。 どちらも美男美少女で、それだけで映画が成り立っている部分もあるかと思います。 エリの声が低いので少年にも思えましたが、調べてみると監督が両性的に描きたかったため吹き替えにしたとのことです。 ヴァンパイアものだとは知らずに見ていたので、ちょっとあっけに捉えてしまいました。 どんどん前に突き進んでいくストーリーなので退屈はしませんでしたが、なんだか消化不良ですね。 ここのシーンは何を言っているんだろうと思う箇所が多かったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-10 23:12:21) |
2. 蜘蛛の巣を払う女
《ネタバレ》 ハードル低くして鑑賞したせいか、意外と面白かったです。 ツッコミどころ満載です。 リスベット、隠れ家がいくつあるんだ? ミカエル、出番少ない~ アメリカから来た黒人さん、突然スナイパーになったり、 数えたらキリがないのですが、あまり深く考えなかったせいか退屈しなかったです。 でも私はミステリーを期待していたので、この映画が完全にアクション映画になってしまったのが残念です。 これじゃミッション・イン・ポッシブルや007のようです。 注文したものと違う料理を出された気分でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-02 14:40:07)(良:3票) |
3. 奇跡の海
《ネタバレ》 旦那が回復するんならヒロインがあそこまで犠牲になることはなかったんじゃないか。 体制を崩さない教会に反して「愛人を作ってくれ」と頼んだ半身不随の旦那。 そんな旦那の心境がイマイチ感情移入できなかったが、ラストで長老たちの葬儀で 「彼女は地獄へ落ちる」という言葉で、自分の心が揺さぶられた。 ちょっと長すぎる感じがしたが、いろいろ考えさせられる映画だった。 [DVD(字幕)] 6点(2019-12-16 21:39:10) |
4. 幸せなひとりぼっち
スウェーデンでは歴代3位のヒットだそうです。 高齢化社会が進んでいるのでしょうか。 私も初老の時期にさしかかりましたが、他人事とは言えないシチュエーションでした。 黒澤明監督の「生きる」を思い出しました。 この映画のように命を全うできれば幸せな人生だと思います。 相変わらず日本版の予告編はセンスがない。 [DVD(字幕)] 6点(2019-10-14 08:43:33) |
5. 特捜部Q キジ殺し
なんの捻りもないサスペンスだな。 っていうか、サスペンスですらない。 原作読んでないけど、ただあらすじどおりに映像化しただけって感じ。 [DVD(字幕)] 4点(2019-09-06 12:58:27) |
6. ヘッドハンター(2011)
《ネタバレ》 ぼーッと、期待しないでみると、大当たりな映画です。 ファーストシークエンスで、主人公は、メッチャ嫌な奴に見えるんです。 でも、そんな男が、肥溜めに入ったり、素っ裸になって、恥をさらしていくうちに、だんだん憎めない男に見え、やがて応援したくなるんです。 粗探しをすれば、この映画、たくさん出てくるんです。 知人に、本作を紹介したら、「どうして悪人が、そこまでして主人公を殺そうとしているのか理解できない……」と言われ、私も答えられませんでした。 ウィキペディアのあらすじは、ネタバレでラストまで書かれていますが、やはり、悪人が主人公の命を狙う理由が、はっきりと書かれていません。 誰か、わかる人がいたら、このサイトに掲載してください。 時々覗かせていただきます。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-10-14 12:08:57) |
7. チャイルドコール 呼声
衛星放送では「サスペンス特集」として放送されたので、この夢オチ以下のラストにはガッカリでした。ホラー、オカルト的な要素があります。 ラストを観るまで、主人公、子役、登場人物全てに感情移入できません。 ノオミ・ラパスは、とりあえずいい演技しています。 子役の裸を見たとき、随分肥満体だなって思いました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-29 07:34:46) |
8. ヒプノティスト-催眠-
《ネタバレ》 まず7歳くらいの女の子が惨殺されているシーンにドン引きです。あんなに小さい子がナイフで刺されるシーンを作っただけで、私の点数は下がります。 医者と刑事の目線で進行するので、主人公が誰だかよくわかりません。なので感情移入しづらいです。 登場人物は、こいつが犯人だなと思わせるだけの駒使いが多いので、観終わって印象に残るキャラクターが全て薄いです。 タイトルの催眠も上手く生かされていません。 ここぞという時に役に立たない刑事にストレスを感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-07-17 19:19:45) |
9. メランコリア
「ドッグ・ヴィル」の監督と聞いて、このサイトでも評価が分かれていたけど、私にとって映画とはシナリオが大切。「ドッグ・ヴィル」はよかったけど、こういう好き勝手に作り上げた映画を私は認めません。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2013-06-25 06:22:47) |
10. シュガーマン 奇跡に愛された男
《ネタバレ》 2013年のアカデミー・長編ドキュメンタリー映画・受賞作品。冒頭の荒廃したデトロイトの街で流されるロドリゲスの歌は尖ったボブ・ディランって感じで凄く渋いんです。 「シュガーマン」の意味は麻薬密売人のことで、流される曲の内容は70年代の不況のデトロイトで仕事のない苦しみを切に歌ったものが多かったのが印象的でした。 どうして彼のアルバムが南アフリカの人たちに広まったのは全く分からない状態で、政府からは、ラジオでは放送禁止される中、口コミだけで広がったというのが驚きです。 ジャケットは長髪でサングラスの男があぐらをかいた姿だけなので、ミステリアスな雰囲気が漂い、、皆が歌詞の内容もわからず、想像だけで英雄視していたのは興味深かったです。 ネットが普及していなければ、彼の消息は突き止めることは出来なかったでしょう。 それでも、彼の存在はなかなか見つけられませんでした。 そしてついに、彼は、あのジャケットと同じ容姿で登場します! ドキュメントだけができる感動です! 見てやってください。ロドリゲスの姿を、声を。 彼は南アフリカの人たちの描いていた英雄そのもので登場した、その感動を是非味わってください。 彼の人柄が私たちの涙腺を崩壊してくれることでしょう。 彼が南アフリカへ行き、コンサートを開くシーンは必見です。 [映画館(字幕)] 10点(2013-05-25 20:08:50) |
11. ドラゴン・タトゥーの女
どうやら字幕より吹き替えで観賞したほうが理解できるようです。 私は字幕で観賞して後半が理解できなかったので、その後、吹き替えで理解することができました。 以前、スウェーデンバージョンを観賞したのですが、ほとんど同じ作りのような気がします。 リスベットの容姿がスウェーデンバージョンのほうが奇抜でした。 私はスウェーデンバージョンのほうが好きかな…。あっちのリスベットは最後まで人間味を出さずクールでした。そっちのほうが恰好いいと思う。 [地上波(吹替)] 7点(2013-02-01 05:35:07) |
12. ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
本当に「可もなく不可もなく」ってトコロです。2作目を見てしまった人は必ず観なくてはならない感じです。主人公のミステリアスなイメージが全くなくなって、そればかりか、ずいぶん小柄な印象を受けました。タイトルの意味が全く分かりません。どういった観客層をターゲットにしているのか?まるで「ビバリーヒルズ青春白書」を見ているような気分になりました。 観ていて時間を感じさせないところはいいと思います。 [DVD(吹替)] 5点(2012-02-13 08:20:57) |
13. ミレニアム2 火と戯れる女
《ネタバレ》 1作目から3作目までを一気に観賞したのですが本作はもう既に半分忘れてしまいました。主軸になるものがはっきりとしないためタトゥーの女がメインに感じられないのが残念です。ラストで悪人を一人だけ生かしておいての3作目は、ちょっとズルい気がします。 [DVD(吹替)] 5点(2012-02-13 08:15:59)(良:1票) |
14. ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
CMでアメリカバージョンが頻繁に流れていたので、オリジナル3部作一気に観賞しました。本作2時間半は観ていて長くは感じませんでした。1作目が一番面白いです。この1枚で、つまらないと思った方は2作目との繋がりはないのでやめたほうがいいかと思います。因みに2作目と3作目は繋がっています。 [DVD(吹替)] 7点(2012-02-13 08:11:04)(良:1票) |
15. 秋のソナタ
《ネタバレ》 リヴ・ウルマンとベイルマンを期待して観たのですが、最後のクレジットまで母親役がイングリッド・バーグマンとはわかりませんでした。 バーグマンが娘が告白する過去の憎しみを聞いて落ちぶれていく過程が、全くバーグマンらしく見えないのは、彼女の演技力がいかに素晴らしいか捉える事ができます。 私も自分の母親とは映画と似たような関係を持ち、やはりお互いの心情をぶつけ合ったことがあります。 その時も、この映画と同じように自分が正論と思って口にしてしまったことを後悔し、母親は母親で、もう語り合いたくないという心境に陥っていました。 年齢もあるのでしょう。年寄りに過去に何があったか具体的に話しても疲れるだけなのかもしれません。 この映画の母親は自分が過去に捨てた娘たち以上に、まだ救いを求める人間がいるから、ラストシーン「死ねばいいのに」とケロッと口に出してしまうのだと思います。 ところで、ある作家が親子愛は読者、または映画では観客は人物関係を理解しただけで「(親子)愛」は存在すると理解すると言ってましたが、私はお互いが全て「親子愛」で永久に結びつくなんて信じてはいません。 意外と邦画では作られることのない稀な映画だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-24 03:03:40) |
16. サラバンド
まず最初に、この映画は1973年製作の「ある結婚の風景」を観ないと状況が全く理解できないと思います。 離婚した夫婦が30年後に再会する話なのですが、孫娘のサブストーリーがメインになっていくにつれて、主人公二人の存在が薄く感じられてしまいます。 以前「男と女」でも20以上経って続編を作られたりしましたが、30年というのは、これまた凄い年月だと思います。 「ある結婚の風景」で美人だった奥さんが、年月が経ち、これだけ老いを感じさせる外見になると、私も「明日は我が身」と思ってしまします。 以前から中途半端で終わった映画を観て、この後、数十年後にこの物語はどうなるのだろうとおもった作品が沢山ありましたが、本作は、まあまあ楽しく観賞できました。 「ある結婚の風景」の登場人物が40歳から始まっているので、30年経つと驚くほど老いを感じさせてくれます。 [地上波(字幕)] 6点(2010-06-22 01:52:28) |
17. ある結婚の風景
上映時間168分と書いてありますが、実際には50分から60分の6話分のドラマなんです。168分というのは、このドラマを編集して劇場版のようです。私は衛星放送でドラマ版を観ました。第1話から、普通の夫婦の平和な生活が描かれていて何もありません。それが第2話から突然夫の浮気が発覚、第3話、第4話は忘れたけど、密室での二人芝居などがあり、セックスして離婚。ドラマに振幅を与えようとすぐがあまり、登場人物の二人の心境についていけないときもあります。最終回は数年後の話しで、お互い別の人と再婚しているのですが、再会してベッドを共にする。平穏な生活をしていない私には、なかなかセリフのやりとりも面白く、「普通」というものが面白く思えましたが、決して万人ウケする映画ではありません。眠ってしまう方も半分以上いると思います。しかし、この30年後に再び、この夫婦が再会する映画「サラバンド」の存在が、この映画、もしくはドラマをもう一度観賞してみたい理由になりました。 [地上波(字幕)] 6点(2010-06-22 01:27:45)(良:1票) |
18. 叫びとささやき
何の話し?って聞かれると、どれだけ素晴らしいか上手く伝えられないが、私にとっては、この監督の最高傑作だと思う。 頻繁に映る真赤なフェイドアウトが、怒り、後悔、屈辱、悲しみと様々な意味に捉えられるのがゾクゾクしたものを感じる。 録画しておけばよかった。 90分で終わる作品とは思えない重さがある。 [地上波(字幕)] 8点(2010-03-12 18:31:35) |
19. 野いちご
いかにも、このサイトでしか高評価されない映画だと思います。アマゾンのカスタマーレビューも読んでみましたが、たぶん同じ人が書いているのでしょう。文脈がほとんど同じです。名誉博士の授与を受け取りに行く老人が美女達と一緒に、過去の幻想に追われながら一泊二日の旅をする、こじんまりとした映画です。 私が、このサイトで探し求めている映画と言いたいところですが、何せ主人公が、片足を棺桶に漬かった老人なので、この映画の素晴らしさを実感できるのは、当分先のことだと思います。 90分で終わるので疲れませんが、若い人には向いてません。年寄り向きです。 数十年後にもう一度観たいけど、ディスクが存在してるか心配です。 野いちごを出すシーンなど、シャレードが多すぎて、ちょっと疲れる映画です。 [地上波(字幕)] 5点(2010-03-10 03:29:21)(良:1票) |
20. バルタザールどこへ行く
面白いかどうかという問題ではなく、全く意味がわからない。 どうして、こんなに点数が高いのだろう? 主人公が全編通して出てこないのだから、どうしたって理解しづらい。 他の登場人物の行く末も全く描かれてないし。 私以外に7名が高評価を出しているが、これから先、多くの人が観賞したら点数は変わっていくと思う。 そういう意味で是非観賞してもらいたい作品だ。 [DVD(字幕)] 1点(2010-02-07 22:02:49) |