1. アンチクライスト
《ネタバレ》 まあ、露悪的でアホな作品にしか思えないのですが、それでも最後まで飽きずに観ることができたのはラース・フォン・トリアー監督の力量(というかブランド力)なんでしょうかね。それにしても、この監督病んでるとしか思えませんが。 内容的にはなんと言えばいいのでしょうか・・・・、例えるならば子供が放送禁止用語を叫びながら無邪気に走りまわっている姿を芸術的に映像化しているような・・・そんな感じでしたね。 [DVD(吹替)] 6点(2012-02-05 00:48:45) |
2. アメリ
《ネタバレ》 この作品については、とやかく論じたりするよりも、ジャン・ピエール・ジュネ監督のセンスとオドレイ・トトゥをはじめとする役者陣の演技が織り成す幸福な世界にひたすら浸るのが良いでしょう。フワフワとしながらも、時折毒が混じってるのも中々いい感じでした。 [インターネット(字幕)] 8点(2010-09-02 00:15:54) |
3. アウシュビッツ行 最終列車 ヒトラー第三帝国ホロコースト
《ネタバレ》 アウシュビッツへ送られる列車の中の悲惨な様子をひたすら描いている作品です。豊かな生活をしていたユダヤ人たちが突然地獄のような世界へ送り込まれる様が完全なるフィクションでは無いことが恐ろしいですね。 権力や状況が免罪符さえ与えさえすれば、多くの人間は他の人間を平気で家畜扱いしたり殺せたりするのだとは思いたくないんですけどね・・・・・。まあ、平和ボケなのかもしれませんが。 まあ、出演者の演技も良く、悪い作品ではないのですが約2時間ひたすら悲惨な密室劇を見せられるとさすがに疲れますね。 [DVD(字幕)] 7点(2009-11-22 21:09:40) |
4. 愛より強く
《ネタバレ》 何と破壊的でロックな作品なんでしょうか、なんつうかロックの歌詞を映像化したような感じでとても面白かったです。まあ、ストーリーとしてはオーソドックスな恋愛ドラマだと思いますが、その中で抑圧から解放された時に生じるハイテンションなパワーが上手く描写されていますね。主人公の2人も非常に魅力的でした。 ドイツのトルコ人社会の姿も垣間見ることができ興味深かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-18 14:05:44) |
5. アバウト・ア・ボーイ
《ネタバレ》 何というか30代半ば過ぎ、独身、1人暮らしの人間としては、いろいろと考えさせられる事が多い作品でしたね。一人一人が自分の「島」を持つってセリフとか、本当に共感してしまい、ちょっとヤバいかもしれませんが・・・・。 それ以外にも、片親の問題とか学校でのいじめの問題とかいろいろと重いテーマが取り上げられていますが、主人公と少年が問題を克服していく姿がコメディタッチで描かれているので、暗くなりすぎることがなく、観終わった後爽快な気持ちになりました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-05-23 18:44:38) |
6. アンダーグラウンド(1995)
あらゆる意味ですごい作品です。この作品に出会えて本当に良かったです。 荒唐無稽なストーリー(ただブラックな部分も多く、明るいだけではないですけど)がゴラン・ブレゴヴィッチの超ハイテンションな音楽に乗って展開されていき、3時間近い長編ながら一気に駆け抜けていきます。 もう出だしの場面から、その勢いに引きずりこまれてしまいました。私の場合基本的に、徐々に気持ちが映画の中に入っていくのですが、この作品はいわゆるつかみが上手くいきなり出だしから入り込んでしまいました。(もうあの音楽が今も頭から離れないくらいです。) これから見る人は簡単にユーゴスラビアの歴史をチェックしてから見ると非常に良いと思います。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 21:13:31) |