1. 湿地
《ネタバレ》 原作は未読ですがなかなか面白い小説だそうで、確かに映像化されたストーリーや設定は非常に興味のある内容です。 ハリウッド製のサスペンスのような派手な展開はなく、タイトルの「湿地」の通り終始じめじめ、そして過去の事件の腐臭のするような陰惨さなど、北欧ミステリーらしい雰囲気が全体に漂っています。 ただ、サスペンスとしてだと、途中で犯人の行動や犯行時の様子などが挿入されたりするので、「犯人はこいつ!」という意外性や犯人あての楽しみなどは皆無な気がします。 ただ、それを含めても雰囲気は抜群なので、できれば今後も「特捜部Q」のような形でシリーズ化してもらえると非常に面白いシリーズになるのでは?と感じました。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-22 19:31:57) |
2. 地獄の変異
《ネタバレ》 ↓であろえりーなさんが指摘しているように、本作の日本語予告編がとんでもないC級臭を漂わせるものだったので、どんんだけひどいんだよ?と違う期待のものと観た口です。 といって初めて借りたのが多分これがレンタルされて少ししたくらい、しかしなぜかDVDデッキとの相性が悪くてその後15年くらいほったらかしにしてしまっていたのですが。 ぶっちゃけ、ジャケットに出てくる、巨大な口がグワァァァ〜〜〜!なんてシーンは存在しなく、すごく真面目な洞窟探検アドベンチャーミーツモンスターズ。アップとカット割の多様で全然何やってるかわからなかったり、登場人物の見分けつかなくね?だったりとはあるんですが、フォウ靴探検や水中探査、絶壁クライミングなどところどころに楽しいポイントが合ってなかなかハラハラしながら観られました。 まあ、正直いうと、モンスターの恐怖感やゴア度がもう少しあればな、という感じではあるんですが、なかなか楽し作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-09 17:53:47) |
3. 新ゾンビ
《ネタバレ》 この作品、実は2年位前から見たくてたまらなかった作品なんです。しょーも無いものを追い求めてるなぁと自分では判っていながら、この前遂に発見、ちょっとしたな理由(といっても大したもんじゃありませんが)があって(珍しく)借りるのを躊躇したのですが、結局は借りてしまいました。2年の時を経てやっと叶ったこの思いを文にしてみると、「俺はこんなものに時間を費やしていたのか…」てな感じでしょうか。勿論、そんな事最初から判り切っていたことなんですが。前半戦は、やたらにだるくてもう何がなんだかわからん状態。頼むからもう少しテンポよくしてくれと言いたくなるようなものでした。そして後半戦。あの「ブレインデッド」を超えたとかよく言われますが、殺しのバリエーションは確かに超えてますが血糊の量、そしてテンポは超えられていません。ユル~イ殺し合いがダラダラ続くだけです。ただ、僕も【なにわ君】さん(どうも!)同様、ゾンビを押しのけて武器を取りに行く場面は笑ってしまいました。しかし監督もはりきって主人公を演じる暇があるならもう少し演出の面も頑張って欲しいっすね。 [ビデオ(吹替)] 4点(2005-12-10 23:43:48) |
4. シンプル・プラン
《ネタバレ》 XYZマーダーズや死霊のはらわたⅡの時のような、どこかコミカルチックな描写ではなく、普通にサスペンスしてるんで、やっぱりライミっぽくないような気もしますが、裏を返せば、彼ってこんな作品も撮れるんだな~と思いました。作風については、近年の彼は皆真面目路線ですが…やっぱり、人間ってのは金が絡むと人が変わるんですね。単純な計画のはずが、どんどん拗れていって、挙句には殺人、新たな敵の登場など、次々に展開するストーリーはとても面白く、最後まで飽きないで見れてしまいます。それにあのラストは、とても皮肉が利いてて、やはりライミだ!と思わせてくれました。やっぱり、人間は真面目に働かないとダメですね。 7点(2004-08-01 17:33:08) |
5. 死の王
ほほう、貴方が死の王ですか。ワタクシは深紅の王です。畑は違えど同じ王としてこれからも頑張っていきましょうか…ハイ、全然関係ありませんね!(爆)この映画、非常に評価に困る映画なんですね。確かに、【ネクロマンティック】のヒットでそのテの好事家の間で一躍有名になってしまったユルグ・ブットゲライト作品な為、グロ映画であることは確か。しかし、それだけで切り捨てるには少し惜しいような気もするんです。人が生きていく上で必ず通らなければならない死を、こういう形で映像にして、見る者に問い掛けてくるんですから。しかし、まあエログロの類がダメな人にはてんで駄作には違いないんですけどね(笑)死体が時間が経つごとに徐々に腐敗していく過程を早回しで見せたり、レンタル・ショップのポスターや陳列棚に他の作品に紛れてさり気な~く自作品の【ネクロマンティック】を登場させているところがニクいなぁと思いました(笑) 5点(2004-05-04 13:59:26) |
6. 食人村 カンニバル
《ネタバレ》 明らかに【ハンニバル】を意識してるとしか思えないジャケットとタイトルロゴ。しかしそんな事はもはやどうでも良い。さすがドイツ!いかがわしさ抜群だぜ!(笑)どう見てもアマチュアにしか見えないビデオ映像やベタな演出がさらにいかがわしさをアップさせてる!これがドイツの真価か!(笑)それにしても凄い。何が凄いってその残虐描写。明らかに無理!人間はあんなことならないって、多分(笑)食人気っていってもゾンビじゃないんだから…と思ってたらホントにゾンビ化!駄目だぁこれは付いていけない…。 3点(2004-03-22 22:48:10) |
7. ジーパーズ・クリーパーズ
《ネタバレ》 そう、確かに前半部は良いんだよね、これ。激突!を彷彿とする冒頭のカーチェイスから古びた教会の地下でのまさに地獄絵図を見つけるところ、その後の謎の女性からの電話とかパトカーが襲われるシーンとか…でもね、問題は後半。確かに暗黒の中惨劇が繰り広げられてるから近年の似非ホラーのような事はないんだけど、さすがに“あれ”をダイレクトに見せちゃうとねぇ、恐怖感が吹っ飛ぶんだよね。いい具合に見せないのが恐怖を余計に駆り立ててくれるんだからさ。それに最後の姉弟愛もいらない。もう少し捻ってくれれば面白くなったのに…残念。 5点(2004-03-13 03:44:56) |
8. 17歳のカルテ
重苦しいというか深い題材を扱ってますね。ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーの演技も凄いしウーピー・ゴールドバーグなどもとても印象に残った。何が正常で何が異常か。そんなの誰にだって判らないんじゃないでしょうか?少なくとも今の時代は。自分自身と向き合うという誰でも通る道を痛烈に描いた作品であると思います。それと個人的には劇中でTHE BANDのThe Weightが流れたのも良かった。 7点(2004-02-20 02:39:36) |