1. ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実
《ネタバレ》 まあ、「平和の祭典」を見事に血で汚したテロリストたちには、理由がなんであれ怒りを感じますね。また、悲劇の舞台となったのが、ホロコーストの当事者であるドイツで、テロ対応も失敗してしまうのが何だかなあ・・・・という感じでしたね。このような悲劇があっても五輪が続けられたことにも驚きました。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-22 23:09:23) |
2. ブンミおじさんの森
《ネタバレ》 なんだか良くわからないけど、凄い映画であることはわかりました。なんと言うか、上映中ずっと自然の力に包まれるというか、胎内の中にいるような感覚(良く知りませんが)を味わえる作品でしたね。癒しや懐かしさのような不思議な感覚が心の奥底から呼び起こされるような感覚を味わえましたね。 ただ、非常に眠気を催させる映画でもありました。これで寝たら本当に気持ちいいだろうなと思いながらも我慢していましたが・・・・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2011-04-17 15:55:17) |
3. プラトニック・ゲーム
《ネタバレ》 「難しい年頃」と「難しいテーマ」が融合してよくわからない青春映画になっています。 何というか、回想(妄想?)と現実が行き来する様はまるでフェリーニの『81/2』のようでした。 ラストもなんか後味が悪いですね。「これが現実だ!」というものを見せたいのでしょうか・・・・ [ビデオ(字幕)] 4点(2009-03-23 18:21:09) |
4. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 「なりたい自分」と「実際の自分」との葛藤、仕事や物欲等々様々なしがらみに支配されながらも中々断ち切れないもどかしさ、あらゆるものから解放されたいという衝動・・・・。現代人なら恐らく誰もが多かれ少なかれ心の中に抱えている問題を鮮やかに描き出していますね。 また、現代の物欲にまみれた資本主義、消費社会を批判するとともに、その行く末がどうなっていくのかをもやや戯画的に描いていて興味深かったです。 ラストは、何というか破滅的な美しさとピクシーズの曲が見事にハマっていて素晴らしいですね。 [DVD(吹替)] 7点(2008-06-17 11:34:01) |
5. ブラックブック
《ネタバレ》 第二次世界大戦終盤のオランダの状況を知ることができ、なおかつ娯楽作品としても良く出来ている作品です(お色気やグロテスクなシーンも多いので、決して家族向けではないですが・・・)。 2時間半近い作品ですが、話が面白くテンポが良いのであっという間に終わってしまいました。 しかし、終戦後のナチス協力者への仕打ちなんかは凄まじいものがありましたね・・・・。 [映画館(字幕)] 8点(2007-09-09 00:52:31) |
6. ブレッド&ローズ
《ネタバレ》 まず、ケン・ローチとロサンゼルスの組み合わせが新鮮でしたね(英国の曇った空の印象が強いので)。ストーリー的には、実際にあった労働闘争に基づいていて、しかも最終的には労働者が権利を勝ち取っていくんですが、さすがケン・ローチというべきか、そこだけを描いて終わりにはしていません。やはり、生きるために危険を冒してアメリカに不法入国してきた人々の厳しい状況を、われわれに見せ付けるかのように描いています。特にローサがマヤに思いのたけをぶちまけるシーンは、あまりにも生々しくて心が凍りつきそうになりました。 日本でも非正社員が増えていて問題になってますから、他人事ではないですね。 [映画館(字幕)] 7点(2007-02-04 16:04:06)(良:1票) |