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21.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
この当時、監督は「セブン」のデヴィッド・フィンチャー、ブラピにエドワード・ノートンが出てる映画にも関わらず、20年たってやっと観ました。 観る機会は何度もあったんですが、なんで観なかったんだろう。 その理由はたぶんヘレナ・ボナム・カーターかもしれないと気付きました。 私、昔からわからないのよ、彼女の何がいいのか。 往年のと呼ばれる女優にいそうなルックスで、だからコスチュームものは良く似合うと思うんですよ。 本作でも所々で現れるんですけどアバンギャルドさがワザとらしくて好きじゃないです。  で、映画なんですが「僕」ジャックの自傷、多重人格、テロ行為の成り行きを見たわけなんですが、 そのくせ生への執着もかなりあるみたいで、あんな撃ち方したら死ぬでしょ、普通。 いや、実際は死んだのかもね。 ていうか、現実は「〇〇の会」くらいであとは妄想かもね、 例の画像が出て唐突に終了っていうのでそんな風にも思いました。  前半はかなり面白かったです、ボブがあそこまで絡んでくるとはね。 中盤あたりのタイラーとの絡みがちょっとクドイというか、流れが破綻しかけるのが気になったけど、 私これはコメディだと思います。全編通してユーモアのセンスが最高です、というか好きなタイプのジョークなんです。 気付いたらあっちにもこっちにもクラブができてるわ、行く先々に仲間はいるわ、下僕のようだわってもう笑うしかないでしょ。  「ゲーム」とタイプは似てるんですけど、かなり進化して名作と言われれる作品になったと思いました。 ブラピもかっこいいけど、エドワード・ノートンという俳優のキャラと演技が素晴らしい。 面白い映画です、手作り石鹸を見るたびに思い出しそうです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-02-13 14:24:19)
22.  特捜部Q キジ殺し 《ネタバレ》 
立て続けに2作目も鑑賞いたしました。 やはり雰囲気はいいですね、しかし「キジ殺し」の意味があんまりよくわかりませんでした。 「狩る」ということですかね。  親が金持ちで金に物言わせる品のない親なのかどうか知らないけど、 その高慢さ、陰惨さ、罪悪感なしのクソガキどもという 私が世の中で特別嫌悪する人種なので、是非とも生け捕りにしていただきたかったです、 それがかなりの不満で減点要素です。 キミーについてですが、妊娠したとたんに良心に目覚めたみたいな感じなんですが、 でもそれまでの罪は消えるわけじゃなし、親が金持ちだけどワケありという背景も理由になるとは思えず、 同情は皆無でした。 なんか前作と比べると変な奇抜さがあってちょっとシラケるのね。 しかしあの別荘、動物園並みの品揃えなんですが、あんな寒い国に連れてこられて気の毒に。。。  多くを語らない無骨なカールなんですけど、死んだ元刑事の家から遺品と一緒に 飼い主をなくした猫も連れて帰るなんていうとこがあって、彼の人柄が何気にわかるっていうのがよかったです。 続編もまだあるんですね、機会があれば観る予定です。なぜかもうお腹いっぱいとはならないのよね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-01-12 16:04:04)
23.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 
オリジナル「ミレニアム」は未見、デヴィッド・フィンチャー版しか観てないんですけれども、 やっぱりあっちの方が映画としての面白さ、センスは上だなあと思う。 本作もスタイリッシュではあるんですが、如何せん事件の内容があんまり面白くないんです。  核攻撃制御プログラム云々ていうのがイーサン・ハントぽいし、リスベットの行動、手法はジェイソン・ボーンを思い出してしまう。シリーズもののヒロインとして新鮮で斬新なリスベットなのに本作では独自性に乏しいような気がしてしまいました。 いちばん残念に感じたのは、ルーニー・マーラのリスベットに比べると、単にボーイッシュな女の子という雰囲気の方が勝っていて、アクションシーンだけでなく、動作、所作にキレ、シャープさをあんまり感じないんですよね。 どっちかっていうとカミラの方がミステリアスで、不気味さと悲哀が出ていてよかったな。 機会があれば遅ればせながら「ミレニアム」シリーズも観てみたいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-10-25 16:58:42)(良:1票)
24.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
オリジナルは未見です。 殆ど見慣れた俳優たちなのに、その役名は聞き慣れない、おぼえられない北欧独特の人名に難儀しました。 一族を説明するヘンリックに、メモをとりながら「誰が誰だかわからなくなってきた」みたいなことを言うミカエル、私もここで再度混乱いたしました。 クリストファー・プラマーの登場と行方不明になった経緯と映像から一気に猟奇的な雰囲気が出てきてワクワクしてくる。 ミカエルなんですが、スキだらけというかちょっとダメ男の要素もあってリスベットがいなかったらどうなることやらみたいな感じで、どこといって見せ場がないの。 ルーニー・マーラ演じるリスベットのエキセントリックなキャラは新鮮でした。終盤ミカエルに「きれいだ」と言われてはにかむような笑みとか、後見人に「友だちができたの、立派な人よ」と報告したり、プレゼントにメッセージを書いたカードを添えるとか、普通にかわいい女の子じゃないの。 だからあのラストは切なすぎるのよ、ミカエルを信用してヘンリックからの仕事もヴェンネルストレムの件までも完璧な仕事ぶりだったのに。ラストまでリスベットへの興味をそそられます「蜘蛛の巣を払う女」が観たくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-22 23:18:59)
25.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 
思えば1989年というのは公私ともにいろいろと変化がありまして個人的にも転機の年でしたねぇ。 なんていうか、お母さんの嘘が事の始まりになったのかなあ、子どもたちにも言えないほど怖かったんでしょう。秘密警察なんていうのもあったし、熱心に共産活動をするのも自分と子どもたちを守るという理由が大きかったのかなと。 息子の気持ちはわかるんですが、嘘をつき続けていることに少々もどかしさを感じたのは正直なところです、特に父親と別れた経緯がわかった時点でもういいんじゃないの?と思ったんですけど、息子の用意した嘘のニュースを信じているふりをして騙されたまま逝くというラストは慎み深くてよかったです。「素晴らしいわ」という言葉がとても印象に残ります。 お母さんに壁がなくなったことを打ち明けるララがすごく可愛らしくてほっとする存在でした。 こういうタイプのドイツ映画って珍しいですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-09 14:57:24)
26.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンには、その風貌から英国コスチューム物、社会派ドラマ、人間ドラマで演技力を見せる俳優というイメージがあるんですが、本人はアクションが好きなんですね。「96時間」のインタビューで「なぜアクションに?」という質問に「ラクだから、パリに行けるから」と答えていたと何かで読んだ記憶があります。  で、ここでは植物学者ということで夫婦でベルリンに到着したのはいいけどすぐに不測の事態に。 ポランスキーの「フランティック」みたいな感じだなと思ったんですが、植物学者らしからぬ見事なハンドルさばきを見せたカーチェイスで「これはご都合主義」と受け取っていいのか?と。 しかし真実がわかった時点でだからあの運転なのかと納得しました。そして某アクション映画シリーズが浮かんだ方は多いはずだと思います。 最初からなんかどっかで見たことある感じはあるんですが、とうもろこしは守られたし展開が早くて退屈はしませんでしたし、やっぱりニーソンを筆頭にブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラという俳優の持つイメージ、雰囲気がそれなりに重みをもたらす結果になってよかったんじゃないかと思います、クールなダイアン・クルーガーもキレイです。 御年66歳のリーアム・ニーソン、お元気そうでなによりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-25 18:49:52)
27.  エスター 《ネタバレ》 
怖いというより、あの夫婦の無力さが歯がゆいったらありゃーしない。 最初からヘンじゃん、エスターという子は。 末っ子のマックスが登場人物の中でただひとり、エスターに対抗できるって感じがしました。 何もないのになんかあるような思わせぶりなシーンが何回かあってそれが少々くどいです。 既に二人の子がいるのに何を好き好んで?しかもあんな大きな子、特に問題の無い子でも難しいのに情緒不安定気味の母親に里親は無理なんじゃないですかね。 だいたい旦那の浮気、死産、アルコール依存という過去がある夫婦。でもあの、時と場所かまわずなイチャツキぶりが嘘っぽいというか不自然なんです。 で、旦那はこれといった反撃もできずにあんなことになっちゃって、母親は吹雪の中、携帯片手に猛スピードで運転。 警察が駆けつけてるのにエスターを放置して警官のいない所へ逃げるってどーゆーこと? なんかあちこち噛み合ってないなあという印象で、とにかく幼い子に発砲させるという非道ぶりはいただけません。 エスター役の子も大丈夫なのかな、とんでもない役でしたね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-24 16:14:33)(良:1票)
28.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 
キャストがなかなかいいし、難しいこと抜きのアクション映画だと思って観賞。 オープニングからニューオーダーの「ブルー・マンデー」いきなりテンションあがってしまいました。 次から次へと80年代ヒット曲、ネーナの曲がラジカセでかかるとこはよかったですね、確かネーナは当時の東ドイツのバンドだったと記憶してる。 実は最初に観た時は音楽に集中してて、いろんな名前は出てくるし、現在と10日前が行ったり来たりするし、みんなスパイなんだけど誰がなに?て感じでぼんやりしたまま終わってしまいまして、2回目はちゃんと話の方に集中して観賞しました。 まずシャーリーズ・セロンが無敵という感じではなく強すぎないとこがいい。キズだらけ、ボロボロになりながらのアクションシーンは見ごたえあると思います。2度目はちゃんとわかりましたよ、誰が2重スパイなのか、正確には3重? ラストに時計屋も登場で「あら、あんたもだったのね」と。そしてなんとなく、所々ちょっとだけタランティーノを感じるとこも。  ラストの曲がクィーンとデヴィッド・ボウイのコラボ曲「アンダー・プレッシャー」ときた。ボウイはもう1曲「キャット・ピープル」もあって、聴きながら「あーボウイももういないんだなぁ」となんだかしんみり。 ボウイは出演オファーされたらしいですが、その時にはもう映画に出られるような状況じゃなかったみたいです。 この作品、やっぱり内容よりも音楽に感動しました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-17 22:36:01)
29.  ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 
正直なところ「ボーン・アルティメイタム」で終了の方がよかったかも。 今作はCIA側の方が目立っちゃって、ボーンの描写が薄くなっちゃった気がする。 前3作とはコンセプトがずれちゃってるみたいなね。大好きなシリーズだけにちょっと残念。 しかしながら雑踏の中の追跡、攻防、カーチェイスシーンは緊張感とスピード感があって やっぱり見応えあるのです、ボーンシリーズといったらコレだなあ。 ただ、ベガスの装甲車は派手なだけって感じであんまり好きじゃない。 CIAに復帰?もういい加減、彼を放っておいてほしいわね。 1作目から変わらないエンディングの曲も大好き、あの曲が流れだすとビビビと脇腹あたりがシビれます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-15 00:15:30)(良:1票)
30.  ハイヒールを履いた女 《ネタバレ》 
中年というより高齢といったほうがよい男女でして シャーロット・ランプリング演じるアンナはもう冒頭からワケあり全開で、精神を病んでるっていうのが なにげにわかる、度々公衆電話でかける相手が・・・それが悲しすぎです たぶん、かなり年下の旦那さんから一方的に離婚を迫られたんだろうなあ、未練たっぷりなのに 理解ある大人の女を無理して演じたとか?・・・そこらへんから精神のバランスがおかしくなって その上。。。娘や孫も大事だけど、女としていられる相手なんだなあ、わかるわかる。 あぁ年取っちゃったなあていう口元、でも相変わらずかっこいい、ハイヒール履いた足が美しいです。 お見合いパーティで知り合った男が殺されちゃうんですが、犯人はもう最初からわかってるようなもんでして なぜ、そうなっちゃったのか、アンナの過去に何があったのか 物語はそこなんですが、ちょっとパンチが足りないです。登場人物それぞれの描き方がちょっと中途半端。 ガブリエル・バーン演じる警部、職業柄の直観とひとめ惚れの両方でもってアンナに近づく、この警部さんの キャラがもう少しはっきりしてるとよかったかもね。 詩的な雰囲気で多くを語らずみたいな印象なんですが、やっぱり物足りなさを感じる なにって、ロンドンにもあんな高層マンションがあるんだ、築100年の家ばかりではなかったです、はい。 イメージとは違うロンドンの街を見せてもらいました。 監督のバーナビー・サウスコムはランプリングの実の息子だそうです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-21 09:16:43)
31.  暗い日曜日 《ネタバレ》 
いい映画でした。 多数の自殺者を出したとされるいわくつきの「暗い日曜日」という曲のことは知ってたけど それを元にした本作があることは最近知りました。 やっぱりヨーロッパにとってナチスって避けては通れないのね 結局ハンスはなにをどうしようが自分になびかなかったイロナに復讐したのね 可愛さ余って憎さ百倍。 そしてラズロはどういうつもりであの毒の瓶をイロナに託したのか・・・ イロナは50年間あの瓶入りの毒を持ち続け、待ち続けてたんだ この瓶が心憎い伏線になっていて良いです。 歌詞の内容とは違うラスト、そしてオープニングに繋がる現在 構成も良いと思います。 ラズロ役の俳優が上手いですねーハンスが去っていくのを目で追いながら アウシュビッツ行きの列車に乗り込む表情がなんともいえません ところで現在のレストランの経営者である息子の父親って・・・誰??ハンス?!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-10 22:37:08)
32.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
これは「愛を読むひと」ではなく「朗読者」だと思います。  秘密を隠すことに必死な人間は攻撃的で怒りっぽい、ハンナはナチス時代の罪の意識よりもコンプレックスの方が勝っていて、他人の理不尽な死より自分自身の痛みということなんだと思います、現実的です。 上手くいってる仕事を突然辞めてしまうのも読み書きが必要な部署への配置換えが理由で、マイケルの前から突然消えたのもこれが理由なんだけど、15歳のマイケルにはそれを知る由もありません、一方的な別れは相当なダメージでその後の彼に相当影響してるんだと。実の娘でも、人と打ち解けなくなってしまいます。  裁判で真実を証言することは15歳のひと夏の出来事も言わなければいけないことで、法律家を目指す20代の大学生にそれはやっぱり容易ではないです、ましてやナチ裁判、現実的です。  そして離婚を期に朗読テープを送る、これはマイケルの一方的な贖罪なんですが、裁判を傍聴していたマイケルの葛藤を知らないハンナにとっては「愛を読むひと」です、マイケルに応えたいと独学で読み書きを学ぶハンナ。 愛のチカラです、ハンナの一方的なおもいだけど。でもこのシーンでは泣きました。 15歳の時の一途さではないというのはハンナからの手紙が入った引き出しを足で閉めることでわかります。 殺風景なハンナの独房に花柄のカーテンが付き、飾られるようになる。いつも身支度をキチンとするようになる、マイケルがいつ面会に来てもいいように準備していたように思えました、しかし手紙の返事すらないことでハンナは気付き、再会したことで確信するんですね。ナチス親衛隊の過去は受け付けられない、朗読ももう望めない。 そして再びハンナは突然消える、最後まで気持ちがすれ違い、行き違ったままのハンナとマイケルでした。 でも聖歌隊のあの思い出の場所に埋葬したのは贖罪ではなく優しさ、愛だと思います。 私の想像、勝手な解釈ばかりなんですが、ひと言では語ることのできない複雑な人の心と業を描いた質の良い作品だと思います、ケイト・ウィンスレットはハマリ役でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-30 12:44:14)
33.  アンコール!! 《ネタバレ》 
偏屈じーさんが今までなんとかやってこれたのは奥さんの人柄あってのもの、なのでデキた奥さんマリオンがいなくなってからがいよいよ本題みたいな感じ。  テレンス・スタンプもついに老後の生き方云々なんていう映画に。ドラァグクイーンにはなってるんですが、あの時のダンスはひどかった、歌のほうはどうなっちゃうんだろうなんて思いながら観てました。 もうそのまんま王道なんですが、こういう映画って練習風景のテンポよく流れるシーンがいいんですよ。あと、イギリスの一般的な住宅街の風景ってなんか落ち着きます。 息子役のクリストファー・エクルストンがほんとの親子みたいに似てる、テレンス・スタンプの若い頃の画像見るとびっくりしちゃいます、おじいちゃんになったけど鋭い目元は健在、ヴァネッサ・レッドグレーヴもいくつになっても品がありますねー
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-30 00:12:31)
34.  トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 
確かWOWOWが開局されて間もない頃、巷ではヨーロッパの単館系作品が注目を集めてたと思う。これもそんな頃にWOWOWで放送されまして、録画までしたんですが面白くなくて、内容は殆ど記憶に残ってなかったです。 うっかりひかりTVで見つけてなんだか懐かしくなって再見。 この当時のフランスものは「仕立て屋の恋」とか世間一般では変人、ヘンタイといって敬遠されがちな人を主人公にした作品が目立っていた気がします。 トマっていわゆるイタイ人でしょ。赤ん坊の時に取り違えられたなんて言ってるけど、あのお母さんの遺伝子ですよ、間違いなく。姉のアリスも変わり者だし、すみません言いにくいのですが、弟は障害をもって生まれてる。 自分の思い込みと自己満足とアルフレッドへのしつこい拘りだけで生きてきたトマ、最期にアルフレッドとなって死ねた・・・いえ、しっかりトマ・ヴァン・ハズブロックが死んだと認知されてる。世間は当然トマの思惑も存在も全く気に留めません。 ラストは吹っ切れたような明るさはあるけど私はこの作品、トマの悲劇だと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2014-08-05 11:47:04)
35.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 
あ~~コレはダメでした~ 映像もセットもすごくオシャレだし、予告編やあらすじ読んでもブラックコメディぽいしすごくそそられたんですけどね。 ローポジションで横移動のカメラワークも良かったんです、でも始まって30分たたないうちに「これはやばい」と思いました、私には合わないんですね。館内の空調の具合も非常に心地よく何度も睡魔に襲われました。 うれしい豪華キャストなんですが、俳優たちも背景の一部という感じでスイスイ流れていってしまうといいますか、目に留まらないんです。映画の中へ入り込めなかったです。 ふっとクストリッツァの「アリゾナドリーム」を観た時を思い出してしまいました。 そういえば「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」も「ライフ・アクアティック」も途中で挫折したっけ。インディーズ系は合う合わないがはっきり分かれます、ビル・マーレイがこの監督の作品の常連ていうのはなんかすごくよくわかります。 ウェス・アンダーソンのコメディは私にはちょっとね・・・
[映画館(字幕)] 4点(2014-06-21 00:46:33)(良:1票)
36.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 
久々にのめり込んで映画観ました。さすがタランティーノ、オモシロイ!! タランティーノ作品の特筆すべき点はキャスティングの絶妙さ鋭さ、畳みかける会話と 音楽。今作はそれが冴えわたっている。 なかでもやっぱりランダ大佐、クリストフ・ヴァルツ。これまたすごい俳優がいたもんですねー。本当にいやらしい人物であるランダ大佐を見事に演じていたと思います、あっぱれです。「おとなのけんか」でもイライラするわ、いやらしいわで今まで見たことないタイプの俳優さんです。 何回か出てくるテーブルを挟んでの緊迫するけどしつこい会話のシーン、これが見所でした。オープニングからいきなりコレが出てきちゃったらもう最後まで観るしかないでしょ。 上手くいきそうでいかないという歯がゆい展開、映写室にひょっこり現れるフレデリックには笑うしかなかったし、あれだけ鋭くいやらしく事を運んできたランダ大佐のラストのアレ、胸のすくような素直でストレートな終わり方にしないのがやっぱりタランティーノなのでした。健在だった、よかったー ふざけてるけど、でもナチスは許さないというモノはストレートに伝わってきました。 タランティーノ流ナチス批判映画だと感じました。 二度とあのようなことは将来絶対無いとは言い切れないからね。 
[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-04-13 10:18:54)
37.  おとなのけんか 《ネタバレ》 
あー面白かったぁ~ いかにもアメリカ的なコブラーという焼き菓子、日本でいったら鬼まんじゅうですな。 ジョディオリジナルのコブラーは見るからにまずそうで、それを4人でバクバク食べ始めたあたりから、相当ブラックなコメディなんだろうと感じました。 ハムスターも子供二人も何事もなかったように愉しんでるラスト、これが答えというか 全てですね。オープニングもラストも子供たちを遠くから見ているようなカメラワークが素晴らしいです。 「おとなのけんか」はシニカルな大人の映画でした、ただピークをゲロにしちゃったのが残念、これがなければ9点でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-01 15:34:58)
38.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
えーっと、雰囲気と映像は大変良いですね、そこはさすがポランスキーです。 観る前は「フランティック」みたいなのを期待したんですが、ハズレてしまいました。 なにかと出てくる前任者の残した原稿、コレの使い方が何か中途半端です。 CIA絡みのサスペンスは自分なりに頭の中を整理する必要があるものが多いのですが、それ以前の問題という感じです。 そもそも、そうまでして自伝を出す理由はなによ? 知られちゃ困ることがそのまんま放置されてるってなによ? ゴーストライターの存在の意味さえよくわかりません、ユアン・マクレガーは氏名も無いままでしたし。 なんだか焦点がぼやけてしまって、話の核が見えにくいのです。 CIAの日常的な陰謀を傍観させられたみたいな気分です、なので面白い映画ではなかったですね。 ユアン・マクレガーはイケメンだけど強烈な個性、イメージが無いぶん、いろんなジャンルの映画、役柄になんなくハマる人ですね、ポランスキーの映画とも相性がとてもイイんじゃないかと思います。脇もなかなかの俳優が顔を揃えていますが、キム・キャトラルは完全にあて馬でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-03-17 21:25:03)
39.  ブラック・ダリア
この時代設定に謎の多い未解決事件の上、監督はデ・パルマ。期待したんですけどね、なんだか肩すかしをくらった感じです。この監督はほんとにムラがあるというか、落差の激しい人ですね。 所々「LAコンフィデンシャル」を思い出させる、あっちがエドにバドにバズならこっちはブライカートにブランチャードときた。 どっちもハードボイルドなんだけれども、思うにハードボイルドってどうかするとダラダラの退屈な映画になってしまう場合が少なくないですね。 「ブラック・ダリア」というタイトルの割には事件の真相解明よりも人間模様を描いているといったほうがいいかな、そこも「LA~」に共通するのですけど、その肝心な人物描写が薄いし、演じる俳優たちがまったく魅力的じゃない。お気に入りのスカーレット・ヨハンソンもサエない。登場人物の誰ひとり魅力的じゃない。 いったいこれはどうしたことですかね。主演からファムファタールにいたるまでミスキャストと言ってもいいくらいで、特になぜアーロン・エッカートなんだ?それ以上に訳がわからないのがヒラリー・スワンクである。 それとやけに黒のコントラストが強いような映像もあんまり好みじゃなかったです。 でももう一回観直してみてもいいかな。一回目じゃ気づかなかったところがあるかもしれないです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-07-14 13:53:39)
40.  BODY/ボディ
トホホな作品でしたわ。たぶんウィレム・デフォーがこれに出た理由は主催する劇団の運営資金のためなんだろうなあ、なんて自分で納得しときました。デフォーっていい人なんだなあ。なんでマドンナは映画に出たがるの?
[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-10-27 15:39:27)(笑:1票)
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