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プロフィール
コメント数 1493
性別 男性
ホームページ http://orionsforever.at.webry.info/
自己紹介 結構いろんなジャンルを見ています。
基本的にしょうもない作品は最初から見ない、もしくは途中で断念しますので高得点をつけることが多いと思います.
 原則として鑑賞直後の印象を書きとめるようにしています。
(基本的に最高点は8点です。それに+α要因があるものについては9点乃至10点をつけております。)



※映画館で見た映画は若干甘い採点になっているかもしれません

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41.  バーダー・マインホフ 理想の果てに 《ネタバレ》 
 60年代から70年代にかけてのドイツ赤軍の動向がドキュメンタリータッチで淡々と描かれていて非常に興味深く観ることができました。正直、現在の感覚で観ると、疑問や嫌悪を感じる部分も多かったです(ただこの「現在の感覚」というのはこういった事実を消化した上に成り立っているのですが・・・・・)。    序盤のテロ活動のシーンなんかは妙に格好よくて、こういった集団に憧れる若者が出てくるのも無理はないなと思いましたね。それ故に、その理念よりも「格好よさ」に惹かれた第2・第3世代が暴走していくのが本当に良く理解できましたし、必要以上に神格化された第1世代の戸惑いや脆さが上手く映し出されていたと思います。 
[映画館(字幕)] 8点(2009-08-24 18:47:32)
42.  私は「うつ依存症」の女 《ネタバレ》 
 心の病を理解することは本当に難しいですね・・・・。個人のキャラクターと病の境界があいまいで線引きが難しいんですよね。   当然社会生活を営んでいくうえで、病は治していかなければならないのですが、それによって自分のキャラクターも変わってしまう事に対する不安も良くわかります。   こういう当事者からのメッセージを伝える作品は、心の病に苦しむ人たちを理解するきっかけの一つとして貴重であると思います。そして、この病は決して他人事ではないことも教えてくれます。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-17 21:20:36)
43.  TOKYO! 《ネタバレ》 
 まあ、東京というのは世界から見て良くも悪くも個性が無くて逆に不思議な都市なんだろうなというのが見てとれましたね。そのためか、3作品とも非常にシュールな作品に仕上がっています(まあ、そういう狙いで監督を選考したんでしょうけど)。   1本目は、日本の低予算自主制作映画みたいなノリに違和感を感じましたけど、終盤のシュールな展開はなかなか面白かったですね。この監督の作品は見たことないんですけど、ちょっとDVDを借りてみようと思いました。   2本目のカラックスの作品ですが、まあタイトル通りの内容で、なかなか挑発的でパンクな作品でしたね。しかし、いきなり五反田の街が映し出されてすごい看板のビルが出てきて笑ってしまいました(怪人は五反田から銀座までどうやって移動したんですかね?)。ただ、3作品の中で一番東京らしい風景を映し出している作品ではありました。   3本目については、「蒼井優の目力」これに尽きます。   すごい傑作というわけでは無いですが、まあそれなりに楽しめる作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2009-06-06 18:13:35)
44.  戦場でワルツを 《ネタバレ》 
 非常に衝撃的な作品でした。アニメーションが内容のショッキングな部分をやわらげてくれはするものの、現実に登場人物たちが体験したことであるという事実にはやはり恐怖を感じてしまいました。   当事者の目から戦争というものの姿をありのままに描いたこの作品は本当に多くの人に見てもらいたいですね。   音楽(OMD「Enola Gay」やPIL「This Is Not a Love Song 」そしてバッハ等)の使い方もよかったです。 
[映画館(字幕)] 9点(2009-05-24 00:36:14)
45.  プラトニック・ゲーム 《ネタバレ》 
「難しい年頃」と「難しいテーマ」が融合してよくわからない青春映画になっています。   何というか、回想(妄想?)と現実が行き来する様はまるでフェリーニの『81/2』のようでした。    ラストもなんか後味が悪いですね。「これが現実だ!」というものを見せたいのでしょうか・・・・  
[ビデオ(字幕)] 4点(2009-03-23 18:21:09)
46.  ロルナの祈り 《ネタバレ》 
 国籍目的の偽装結婚は日本でもある話なので、非常に興味深く観る事ができました。愛は、商品のようにドライに売買できるものでは無いというダルデンヌ兄弟の思いのようなものが感じ取れましたが、現実はどうなんでしょうかね。私自身はそうであってほしいとは思いますが・・・。 
[映画館(字幕)] 7点(2009-03-04 14:43:42)
47.  モーターサイクル・ダイアリーズ 《ネタバレ》 
 医学生の坊ちゃんが革命家の道を進むきっかけとなる南米旅行を描いているのですが、とにかくゲバラの若者特有の「青さ」が非常に印象的でしたね。彼自身は富裕層ではあるけれども、まだまだ半人前の学生の身ですから支配されているという点では貧困層と同じ立場にあるわけで、だからこそ被支配層への視点が極めて同情的なものになり、現状の体制に疑問を抱くようになって革命思想に傾倒していったんでしょうね。   若き頃のゲバラの姿以外にも、南米各国の様々な風景やユーモラスな旅道中なども楽しめる良い作品だと思いました。 
[DVD(吹替)] 8点(2009-02-15 22:02:43)
48.  そして、私たちは愛に帰る 《ネタバレ》 
 ストーリー・演出・構図・音楽等々全てに於いて緻密で隙が無く、ファティ・アキンの才能の凄さに圧倒されてしまいました。何というか、神話の現代版を見ているような感じでしたね。日本から遠く離れた国の物語でありながら根底にあるテーマは非常に普遍的なものであり、いろいろ考えさせられるものがありました。また、トルコとドイツ、そしてEUの微妙な関係も織り込まれていて非常に興味深かったです。   ファティ・アキンという優れた才能をリアルタイム(まあだいぶ日本公開は遅れてますけど)で感じられる幸せを感じましたね。しかし、邦題は「エッジ・オブ・ヘブン」でよかったんじゃないですかね? 
[映画館(字幕)] 9点(2009-01-05 21:02:14)(良:1票)
49.  MON-ZEN[もんぜん] 《ネタバレ》 
 ドイツ人が東京の街に迷い込んでしまう前半はその視点の面白さ、能登の総持寺での修行を描いた後半は東洋文化と西洋人のマッチングの絶妙な面白さが感じられました。   この監督が日本を結構理解している方であることは良くわかりました(まあ、駅のそば屋なのに何故か博多天神がでてきたり、朝っぱらから都心の墓場近くでボール遊びをしている子供がいたり、簡単に百貨店でテントを万引きできたりと怪しい部分もたくさんありましたけど)。特に後半の総持寺でのシーンなんかは、多少おちゃらけてはいるものの結構真面目に描いているなと感心してしまいました。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-12 20:11:39)
50.  やわらかい手 《ネタバレ》 
 何というか、切ない物語でしたね・・・。まあ、コメディなので楽しく見ることはできましたけど、「金がどうしてもすぐに必要、でも雇ってくれるところなんてどこにもない」という状況は何ともやりきれませんね。結構地味な作品ではありますが、マリアンヌ・フェイスフルにミキ・マノイロヴィッチというなかなか凄いキャスティングが光ってました。   しかしまあ、日本の某分野での技術開発力(?)は大したものですね。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-11 17:56:46)
51.  わが教え子、ヒトラー 《ネタバレ》 
 まあ、良し悪しは別としてヒトラーやナチスは映画業界の繁栄に大きく貢献していることは間違いありませんね。そして彼らの真実について多くの謎があればあるほど、彼らについての映画はこれからも作り続けられるでしょう。人間の心に潜む闇の部分を利用した彼らのような集団に2度と大きな権力を与えないために・・・・・。   この作品も、まさにその謎をコメディ化している作品で、なかなか面白かったです(やや荒唐無稽ではありますが)。 
[映画館(字幕)] 7点(2008-09-29 19:12:37)(良:1票)
52.  この自由な世界で 《ネタバレ》 
 この映画で取り上げられている、移民労働者・派遣労働者の問題は英国だけではなく日本においても問題となっているテーマですので、非常に興味深く観ることができました。とてもストーリーが良く出来ていますので、この手の問題に興味のある方は是非観てもらいたいですね。  自由は素晴らしいものであることは間違いないのですが、それ故に自由を悪用する輩が多いのも事実なんですよね・・・・・。 
[映画館(字幕)] 8点(2008-09-11 14:01:13)
53.  ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼- 《ネタバレ》 
 自分や家族の身を守るために、ホロコーストのような非道なものであっても国家の命令に殆どのドイツ人が従わざるを得なかった状況(中には喜んで従った人もいたでしょうが)の中で、わが身を省みず「内部告発」を行なったクルト・ゲルシュタインという人物に心からの敬意を表したいですね(彼がいなければ、ホロコーストはユダヤ人のでっち上げたデマということにされていたかも知れません。)。   それと、この作品で取り上げられているナチスと神の代理人たる宗教家(特にヴァチカン)の関係については非常に考えさせられましたね(この作品はホロコーストに関与していた「博士」をアルゼンチンに逃がすシーンで終わっています)。   非常に見応えのある映画でした。しかし、このまがい物っぽい酷い(というか意味不明な)邦題は何とかならないんですかね?まあ、DVD化して販売していただいたことには感謝したいですけど。 
[DVD(吹替)] 8点(2008-07-24 14:11:54)
54.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
  「なりたい自分」と「実際の自分」との葛藤、仕事や物欲等々様々なしがらみに支配されながらも中々断ち切れないもどかしさ、あらゆるものから解放されたいという衝動・・・・。現代人なら恐らく誰もが多かれ少なかれ心の中に抱えている問題を鮮やかに描き出していますね。   また、現代の物欲にまみれた資本主義、消費社会を批判するとともに、その行く末がどうなっていくのかをもやや戯画的に描いていて興味深かったです。   ラストは、何というか破滅的な美しさとピクシーズの曲が見事にハマっていて素晴らしいですね。
[DVD(吹替)] 7点(2008-06-17 11:35:59)
55.  ワン・デイ・イン・ヨーロッパ 《ネタバレ》 
なかなかニュースやドキュメンタリーなどではお目にかかれない等身大のヨーロッパの姿を見ることができて非常に興味深く、楽しめる作品でした。4つのエピソード全てが良くできていて、旅行気分を味わえました。   フットボール好きは勿論のことそうでない人でも十分楽しめる作品です。(しかし、UEFAカップでなくCL決勝がガラタサライとデポルティボというのも渋いですね。)  
[映画館(字幕)] 8点(2008-06-10 17:33:53)
56.  クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 
 「人種問題」という非常にデリケートなテーマを、ファンタジーの要素を交えながら練りに練られたほとんど無駄の無い脚本と幻想的な映像で描いた良作です。   無知や無理解からくる他民族に対する恐れや不安に対する過剰反応、社会的に抑圧された弱い人間が更に弱い(と判断した)人間を叩いてしまう構図等、結局差別を引き起こしているものは、人間の持つ弱さなんでしょうね(まあ、権力がそういった足の引っ張り合いを利用している部分もあるのでしょうが)。   この映画は、人種問題について「同じ人間同士なんだから絶対に分かり合える」といった理想論を伝えようとしているわけではなく、差別を引き起こす人間の様々な弱い部分をストレートに描写し伝えることによってこの厄介な問題についてもう一度冷静に考え直すきっかけを観ている我々に与えてくれているのではないでしょうか。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-02 22:38:58)
57.  いのちの食べかた 《ネタバレ》 
非常に勉強になりました。食物が我々のもとに届くまでの過程がよくわかりましたし、多くの人達の労働そして様々な命の犠牲の賜物であるのだなと感じました。本当に、食べ物を粗末にしたらバチがあたりますね。   しかしまあ、「生産の効率化はここまで来ているのか!」という感じですね。特にヒヨコの場面はちょっと衝撃的でした(ヒヨコのタフさにも吃驚です)。   内容的にはナレーションも無く映像が流れるだけなのですが、映像(塩の採掘場が幻想的でした)・展開等巧く作られており飽きることはありませんでした。  
[映画館(字幕)] 7点(2008-01-21 12:21:26)
58.  モレク神 《ネタバレ》 
 現在でもある種神格化された存在であるヒトラーを等身大の人間として描いていて面白かったです。等身大に描いているからこそ、取巻き連中が必死にご機嫌取りをしているのが非常に滑稽に映っています(まあ命がかかっているので仕方ないとは思いますが・・・・)。映像も非常に美しく芸術的です。ちょっと眠気を誘うところもありましたが・・・・。   まあ、独裁者といえども一人で全てを為すなんてことは出来ないのに、それが出来るかのように思わせて「独裁者」という実体の無い存在を作り出してしまう連中が一番性質が悪いということなんでしょうね。結局この映画でもヒトラーに普通に接しているのは愛人のエヴァ・ブラウンだけですから。 
[映画館(字幕)] 7点(2008-01-21 12:20:33)
59.  がんばれ、リアム 《ネタバレ》 
 良い映画であることは間違いないのですが、この邦題はちょっとどうなんでしょうか・・・・。何か、タイトルから思い描いていた内容と全然違っていてちょっと騙された気分です。   ただ、ストーリーとしては、第2次世界大戦前になぜ欧州にファシズムが台頭していったのか、今も残る移民問題は何故起こるのかということを加害者側(実は被害者でもあるのですが・・・)の視点から描いていていろいろと考えさせられました。   「弱い者がさらに弱い者を叩く」という人間社会の負の連鎖は見ていて本当に哀しくなってきます。日本も他人事ではありません・・・・
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-01-17 19:20:09)
60.  太陽に恋して 《ネタバレ》 
 同じ監督が撮った「愛より強く」に衝撃を受け、この作品を手に取ったのですが、これまた素晴らしいロードムービーでした。本当にストーリーも良く練られているし、次々に出てくる魅力的な登場人物たち、そしてドイツから東欧を経由してトルコに至るまでのエキゾチックな光景等々文句なしです(カーチェイスのシーンも迫力ありです)。   今後もファティ・アキン監督は大注目していきたいですね。本当にこの人の作品を観ていると気分が凄く高揚してきて「サイコー!」な気分になってきます。早く新作が観たい! 
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-02 23:20:49)
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