61. チャーリーズ・エンジェル(2000)
ミッション・インポッシブルと同じく、この作品もかつてのTV版の映画化。手本としているのはマトリックスらしく、主役の3人のアクシ武術指導をしているのはマトリックスで兄のユエン・ウーピンと共に武術指導をした(もっといえば【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ】で武術指導をした)ユエン・チャンヤン。脇を固める役者陣も、ゴースト・バスターズのビル・マーレー、グリーン・マイルのサム・ロックウェル、バック・トゥ・ザ・フューチャーのクリスピン・グローバーなど、誰でも1度は見たことのある人ばかり。難攻不落の金庫室への侵入や潜入捜査もあり、今までと違って女性が体当たりのアクションをしているのも斬新(ただ、至近距離で撃った弾が都合よく掠めていくのはどうかと思うが)。世間じゃ評価の分かれる作品(どの作品でもそうか)だけど、個人的にはなかなか面白いと思える作品。 7点(2004-01-25 03:28:53) |
62. ボウリング・フォー・コロンバイン
ドキュメンタリーとして、この作品は非常に引き込まれる作りをしていると思います。しかし、扱ってる内容については、正直に、個人的にちょいと共感しかねる部分がありました。アメリカ人てのは真の馬鹿野郎共ですね。殺人に使われたから銃が悪いとか言いたいだけ言っておいて、人間の改善を全然行おうともしない。確かに銃は殺人を引き起こす。しかし、それは単に“道具”として“使われる”だけであって、実際に殺人を行うのは使用者である“人間”。銃を使うか使わないかの選択は使用者に委ねられてるのであって、その使用方法、「銃さえあれば安心」「どんなゴタゴタでも銃さえあれば全て解決」という考え、そして、そのような考えを引き起こす「自分以外は皆敵である」という国民の潜在的な考えを改めない限り、いくら銃や弾薬の規制を行っても全くの無駄です。現に、劇中でも描かれているように、お隣の国のカナダは人口の殆どが銃を所持しているのに対し、銃による殺人は米国よりも遥かに低く殆ど無きに等しく、これは使用者がしかるべき知識や考えを持った人間であるからだということがいえます。それに対し、米国は先ほど挙げたような考えが国民の心の根底に根付いている国であるから、マンソンや「銃は死んでも渡さない!」という発言をしたヘストンもなんら間違った事は言ってません。今の銃反対派の人々がなんと言おうが元々本質的にアメリカってのは“そういう国柄”なんですから。国(国民の潜在的考え)が変わらない限りそういう意見が出てくるのは至極当然ってものです。なので、この作品で僕がいえる事はたった一つ、銃どうのこうのではなく、銃を使う“人間”が問題だ、ということです。 5点(2004-01-06 02:16:15)(良:2票) |
63. アメリ
ふ…不思議な映画だ…これがジュネの本性なのか?物凄くシュールだ…さすがおフランス映画…一味違う… 7点(2004-01-05 02:01:12) |
64. スパイ・ゲーム(2001)
2時間少々が3時間近くに感じてしまった。時折表示される時刻や画面を縁取る様々な音楽などはいいんですが、スパイ映画というよりは主人公の過去の出来事を順に回想していくような作品で、どうもメリハリが泣く結構退屈な映画でした。でも、エンディングの、まんまとしてやられたというような展開は良かったと思うので、総合的に見てそれほどは悪い作品ではないと思います。 5点(2003-12-14 02:24:46) |
65. 絶体絶命2001<TVM>
正体のわかっている【激突!】といったところですかねぇしかし、そんな作品でもドイツが撮ればこんなに陰険になるんですかねぇ…って、それじゃあ明らかにドイツに対する偏見だけど、実際こういう類のドイツ映画は明らかに他よりもずば抜けてるような気がするんですよ。気のせい?でも、なかなか面白かったと言う事で7点。 7点(2003-12-08 03:50:23) |
66. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 Uボートやアウトブレイクなど、この監督は実話に基づいた作品を撮るのが好きなんだろうか?今回は嵐の話。荒れる海や吹き荒れる豪雨などは迫力があるが、展開が、無謀な船長の無謀な賭け→ギクシャクする人間関係→引き返そうとするが時すでに遅し→一波乱→終わり…と、パニック映画の鉄則をただなぞっているように思えた。 5点(2003-11-15 22:05:42) |
67. バーニング・ムーン
思うに“我がドイツの残虐描写は世界一ィィィィィ!!”ということをモロに物語っている作品。全編を通して少しもたついてる感じはいたしかたないが、その分、残虐シーンに至っては他のどの作品の追撃をも許さぬ凄さで、ここまでやるか?と逆に呆れてしまうほどだ。普通の映画ファンは見ないほうが正解。コアなスプラッタファンにはたまらんだろうが、なにぶんストーリーそっちのけで残虐シーンを堂々と見せ付けてくれる映画なので、ストーリーは皆無に等しい。 5点(2003-11-03 10:06:45) |
68. ドイツチェーンソー大量虐殺
ドイツのことはよく知らんが、現在のドイツはここまで病んでる国なのかい?といいたくなる映画。やってることは悪魔のいけにえだが、それと明らかに違うのは残虐表現。さすがドイツ、やることがハンパねぇぜ~と思うんだが、ストーリーがわけ判らん。しかも、電話に「テレフォ~ン」なんて明るく挨拶して出たり、これはギャグなのかと疑いたくなる。そうそう、この映画、ウド・キアーなる人物が頭を燃やすキチガイ役で特別出演している。 4点(2003-11-03 09:25:31) |
69. バイオハザード(2001)
バイオがやりたいがためにPSを買ったという、いわゆる根っからのバイオファンである俺にとって、この作品は大いに期待するものだった。事実、映画化の話は随分前からあって、一時はドイツで製作されるとか、かのジョージ・ロメロが監督するとか色々と噂されていたが、その企画が動き出すのは一向に遅かった。しかし、当初の企画通り“ドイツの残虐映画は世界イチィィィィ!!”のドイツで製作されていたら果たしてどうなっていたのか…考えれば末恐ろしいことである…と、まあ色々あってようやく映画化された本作だが、感じとしては1作目と2を足して2で割ったように見受けられ、シリーズのファンとしてはやはり1をそのまま映画化して欲しかったとも思うんだが、原作をやってない人も居る訳で、ファンの目から見ればイマイチという印象を受けたが、1つの映画として見たときは結構な出来であると思う。しかし、ただ1つ不満に思うのが、最後の敵がリッカーであること。バイオといえばやはりタイラント(知らない人も居るだろうが、明らかにタイラントの方がしっくりくると思う)なので出来ればそちらの方を登場させて欲しかった。 7点(2003-11-02 01:03:36) |
70. 殺人療法(1995)
なんか、こういう超ブチ切れドクターの出てくるホラーって何気に多いよな…例によって例の如く、病院という限られた空間を舞台に、いかにも医者らしい手口で人を殺し、脳下垂体を抜き取るという完全にイってしまってる映画。しかし、病院という無意識に感じる恐怖や犯人との攻防戦などはしっかり描かれていて、映画としてはそれなりに楽しめる1本。 6点(2003-11-01 03:12:03) |
71. スターリングラード(2001)
超一流のスナイパー同士の戦いという感じだが、イマイチ戦争の生々しさを描ききっているわけでもなく、恋愛を重点的に描いてるわけでもないのでイマイチ面白みに欠けた。そもそも戦争モノに恋愛持ち込むなよ。作品通して一番共感できたのはケーニッヒ少佐くらいだな。 5点(2003-11-01 00:05:25) |
72. アナトミー
《ネタバレ》 ネクロマンティック、バーニング・ムーン、ドイツ・チェーンソー大量虐殺などのように、ホラーにかけては「我がドイツの残虐描写は世界一ぃぃぃぃぃ!!!!!」と、どこからか某S氏の雄叫びが聞こえてきそうなくらい“超”が付くほど過激な作品ばかりを撮り続けて来たドイツにしてはずいぶんと大人しめな作品。まあ、ドイツは映像表現の方も随分規制が厳しいと聞きましたし、最近ではあまり過激なものはもう撮れなくなっているのでしょう。とは言うものの、ストーリーが実に浅い。設定で、第三帝国時代に暗躍したAAA!(アンチ・ヒポクラテス連盟)という秘密結社を据えていながら、結局はそれからも逸脱し暴走したメンバーが犯人という、実に“フロム・ヘル”のような展開で、じゃあ結局AAA!の存在は何だったんだと突っ込みたくなるような作品。 3点(2003-10-25 03:18:41) |
73. トゥームレイダー
ゲームの映画化。展開が非常に早い、というか、舞台がころころと変わってストーリーが駆け足で過ぎていくようで、インディ・ジョーンズのような冒険の醍醐味を味わう暇が無い。それに、やっぱり面白い映画にはそれと一発で判るようなテーマ曲が必要だと思うんだが… 4点(2003-10-20 03:52:45)(良:1票) |
74. ギャング・オブ・ニューヨーク
南北戦争の時期にニューヨークを支配してたギャングと、以前そのボスに父親を殺された男が復讐するっていうお話でござんすな。金がかかってる分、町並などはうまく再現されてますけど、いい映画か?ときかれれば、内容がギャング同士の抗争を描いたもんなんで、残酷なシーンやエロいシーンもあったりと万人には薦められないですな。それに3時間近くある映画なんで、長い映画に慣れてない人にも少しつらいかも。 5点(2003-09-24 02:38:24) |
75. レッド・ドラゴン(2002)
世に言う“レクター3部作”の序章の再映画化でござんす。ええとですねぇ、1度目に映画化された方(レクター博士の沈黙)はまだ未見なんで、そちらとは比較できないんですけど、これまでに映画化された前2作(羊~とハンニバル)と比べてみますと、ハンニバルよりは上、羊~よりは下…といった感じですか。ハンニバルの方で見事な変態ぶりを披露してくれたレクター博士ですが、今回はまた以前のような紳士に戻ってくれたので、見るほうとしては安心なんですが、どうも今回は殺しの手口に捻りがない。そして、以前のような犯人との攻防戦、犯人捜査の謎解きがいまいちな感じに見受けられます。まあそりゃ、前々作があれだけインパクトのでかいモノなんで、それを打ち破るのは至難の技というやつですよ。…とまあ、俺自身の感想はこんな感じです。 5点(2003-09-21 01:41:42)(良:1票) |
76. ハリー・ポッターと秘密の部屋
《ネタバレ》 前作同様に楽しめる作品ではあったけど、どうも前のような新しさと言うのが感じられなかった気がする。それでも面白い所も健在。まず第1に、俺の恐れていたこと、あの駅の壁を抜けられなかったらどうするんだと言うことが正に現実に起こったこと!痛いなぁあれは。そしてロンの杖は折れてしまい、しかもフクロウが手紙を届ける時にテーブルの上の皿にゴ~ン!!とあたってこれまた痛そうだわぁ…しかしねぇ、秘密の部屋の入り口が女子トイレ??微妙だわ~。まあでも終わり方はとりあえずは、前作に続きます的な終わり方ではなかったので、まあ良しとしましょう。 5点(2003-08-08 21:42:19) |
77. ターミネーター3
《ネタバレ》 俺の中ではこのシリーズはすでに2でTerminationしてるんで、何となく蛇足に思えました。確かに前半でのカーチェイスは凄まじい迫力があったけど、それ以外があんまりパッとしない。そして今回の敵ターミネ-ター。1作目ではシュワちゃんの重圧な恐怖感、そして2作目のロブ・パトリックのスマートな恐怖感があったのに、今回のターミねーちゃんにはこれといった恐怖感がないし、1から2、3にかけて進化してきた敵なのに、最終的にターミねーちゃんが1作目のラストのような上半身だけになって最後を迎えるのはどうなんだろうか?確かに武器は強いし内蔵機能も凄いんだけど、打たれ強さはターミねーちゃんことT-XよりもT-1000の方が上かなと。終わり方は、特には問題ないけど、少し「NO FATE」の精神がかけてる気がする。1,2作目ともに名作だったので、今回はそれ程いい出来ではなかったと思う。 4点(2003-07-20 17:10:39) |
78. パトリオット
《ネタバレ》 今日(昨日)TVでやってたので見ました。面白かったです。目の前で子供を殺され、その復讐をするシーン、イギリス軍の冷徹さ、喋れない子供が父に向かっていった言葉、罪もない村人が全員殺される所など、俺はこの系統のシーンに弱いので、胸のうちが熱くなりました。最後の決戦のシーンはとても迫力があり、アメリカの国旗を振りかざして果敢に敵軍に向かっていくメル・ギブソンは本当に格好良かったです。そして、怨敵を討ち取るシーンでの言葉「そうだ!だが息子たちは勇敢だった!」が、凄く心に残りました。 8点(2003-07-04 01:09:51) |
79. バーティカル・リミット
クリフハンガーもどきですか。映画として、そんなに濃いストーリーでもなく、K2を舞台にしたからって山のことを知らない人が見たら、K2の恐ろしさや主人公がどんなに無謀なことに挑戦しようとしているかという圧倒感が半減するのではないか?実際俺もそうだったし。しかし映像技術はさすが。高い所から落ちるシーン、断崖絶壁を登るシーン、ヘリから飛び降りるシーンなどは迫力があった。特に、60メートルを超える谷間を飛び移るシーンは、高い所から飛んでみたいという願望(自殺願望ではない)を疑似体験させてくれた。 6点(2003-05-28 03:13:37) |
80. ネバーエンディング・ストーリー第2章
本の中に入り込むという設定だったような…。魔女(確かそうだったような)に記憶を奪われながら、最後は自分を取り戻したバスティアン。最後の滝に飛び込むシーンは、この冒険を通して、恐ろしいものに立ち向かう勇気を学んだということが反映されいて良い終わり方だと思う。 6点(2003-05-25 22:17:54) |