1. 愛、アムール
2人の想いを紡ごうとする者に届く恋文。2人だけの秘め事である合言葉を覗き見したかのような作品。ぼくには到底理解仕切れる筈もないAmourの糸口を教わった気がする。50年後にもう一度観たい。そして甘いな、ハネケと言いたい。生きる希望。感謝感動、感情の坩堝。 [映画館(字幕)] 10点(2013-03-18 17:30:13)(良:1票) |
2. 危険なメソッド
《ネタバレ》 序盤からキーラ様の抑えられない”感情”が明解に「突き出る」。これはまさかと思い、いやまさかとおもっておりましたら、いやまさかまさかやはり男性器のメタファーでした。相変わらず解りにくい事をやって下さいますクローネンバーグ先生。科学を専攻しておられた先生の作品には、いつも”科学者的思考”が否応無く張り巡らされておりますが、今作はそんな先生の”潜在的な意識”と”画面上で起きている出来事”が完全に一致しておりますので、先生にとっては得意中の得意、あるいは真にやりたかった作品なのでは?と思わずにいられませんでした。ヒステリーに象徴される「行動」に出るものには必ず潜在的な深層心理が関係しているなんてのは、今でこそ当然ではありますが、当時はそんなこともなく、ヒステリーはただの病気でしたのでユングとフロイトの残した功績は現行の多くの分野に足跡を残していると言えます。そんなユングとフロイトの夢判断合戦の滑稽さ、終盤のやりとりの回りくどい批評合戦、そこにある自分を棚に上げる滑稽さは可笑しくも可哀想であり、またそこで対比して存在するザビーナの変化も映画的に見事に捕えておられます。彼女の勃起を抑えようとする様、あるいはケツを叩かれながら自分をしっかり客観視しようとする様には、元気になりそうになったアレもが引っ込みました。 そんな中枢の物語の基盤にある「潜在的感情」を比喩やメタファーを用いて描く点もやっぱりクローネンバーグ先生らしくもあり、こっちも先生の『潜在的テーマ」を探ろうとまるで先生になったような気持ちで必至で探らせて頂きました。非常に余白の多い豊かな作品であると共に、映画製作、映画鑑賞もまた登場人物の感情を知ろうとする心理分析だと改めて体感致しました。 [映画館(字幕)] 9点(2012-12-17 02:28:24) |
3. マチェーテ
《ネタバレ》 妄想でなら描けるセガールの悪役、無双セガールが無惨にやられる様に、まさかの最大のカタルシスがある。そんでもって結末には、デニーロが残念な姿で不甲斐なく殺される。この類いの感動?とはちょっと違うけど、近代ハリウッドの歴史を築いてきたであろうスター俳優がこんな形で共演し、なおかつ、ある意味では自分のキャリアの延長線上で最もタブーといえるものに挑戦したその志を評価せずにはいられない。おまけぐらいではあるけど、薬中のリンジーさんも薬中役+αで出演している所もシュールで好き。ストーリーは馬鹿に振り切っているように見えるが、本質の部分の作りはとても丁寧。ただそこを本気でふざけているだけの事。とってもを好感を持ちました。ただ、一つだけ気になる事があるとすればグロがエンターテイメント性以外の意図を含んでいるように見えないのは、個人的にはすごく嫌いなので総合的な評価は下げざる得ません。 [DVD(吹替)] 7点(2012-08-03 03:39:58)(良:1票) |
4. 裏切りのサーカス
《ネタバレ》 あの重苦しい雰囲気漂うあの部屋の壁。凹凸が影を作り出し、薄らと碁盤目状に見えてくる。誰が“もぐら”なのかが浮き彫りになるまでのドラマには、男たち(スパイたち)の潰し合いの葛藤がある。相手の手の内を想像し、裏をかくように悟られまいと忍ぶ姿。そこは恐ろしく濁っていた。顔を着けて泳ぐのが憚れるのと等しく、そこは信用ならない奴らのいるところであることを暗示している。モノトーンのグレーを基調としたように、そこは憶測と不明解な状況が蠢いている。スマイリーとそこにいる人間たちの特徴無き特徴が、彼らの物悲しさすらも表現している。というなんだか、馬鹿みたいな評論家の文章になってしまうのもこういう表現方法がこの作品のテイストを分かりやすく説明できるような気がしたからです。また、原作は未見ですが、確実に映画ならではの表現が散りばめられているような気がしてならないのです。まずは上記にも述べた色調、そして最も面白いのは「チェス」を彼らに見立てて表現しているその構造がお見事です。あの部屋を碁盤とした場合、彼らは駒でしかなく、国家によって操られ、消えて行くのです。敵と見なした仲間を消し去り、トップの座に付くスマイリーのあのラストの表情。無表情ではあるけれど、あの朗らかにも取れるスマイリーの表情は唯一のスマイルと言っても過言ではないように思えました。果たして正義とは?悪とは?仲間とは?多くのことを観客に投げかけつつ、そして最後に描かれるのは、真に信じていた友による裏切りの淵に沈んだプリドーが、最終的に少年ビルに投げかける言葉が「哀しき駒になるな」という切なる願いにも見えました。それはとてと普遍的で、今日のぼくらにも届きうる強い想いを感じ、またこの映画がこの一点に向かい集約されていたことがわかったあの瞬間、鳥肌が立ちました。お見事です、素晴らしい!!※鑑賞前に事前に大まかなストーリーと登場人物の情報を入れておくのもありだと思います。本国では過去にテレビドラマ化されていたり、根本的に大変有名な原作であるため、多くの人にこの作品の大前提の理解があったことが評価される要因の一つにあるのは間違いないだろうと思いますので、鑑賞前にパンフレットをご購入されるのをオススメします。ちなみにぼくはそうしました。 [映画館(字幕)] 9点(2012-05-27 23:15:12) |
5. 愛より強く
《ネタバレ》 最後のベッドシーンが脳裏に焼き付いてはなれない。平穏な暮らしの中で、真に清く美しなった彼女を抱く男。彼女がここまで美しくなれたのは男がいたからにほかならないが、その反面で、確信的に感じるのが彼の傍にいたら彼女はきっとここまで美しくなってはいないということ。何かを捨て、何かを得る。何かを捨てないで、何かがこぼれる。その人にとって最も重要な決断が、ジェットコースターの登り坂の如く、上に上がれば上がるほどに急降下のカタルシスに「ウギャー!」ってなれる。この映画の上げては、落とす。上げては、落とされるの心地良さがたまらなく好きだ。そしてあの最後のベッドシーンでぼくの期待値、興奮度はマックスに達し、その瞬間ぼくの脳裏にあの画面が強く刻まれた気がする。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-16 10:22:23) |
6. es[エス](2001)
人間の可能性というのは上下左右どこにでも 無限大なのだと改めて痛感させられる 実験内容でした。まさに、 惨たらしい実験をまじまじと見せつけられ、 うずうずする思いを ひたすら鑑賞中抱かされました。 プラスでポジティブシンキングな 可能性、変化、成長というのは、 王道パターンであり、 むしろそれこそ映画の流れではありますが、 やはり本当の人間の姿を描くとなると マイナスなネガティブな印象を受ける 可能性、豹変、狂気と化していく様の方が、 人間を観た気にとってもなるもんです。 実験を実験として、その中しか見せないところもまた、 その臨場感、現実味を強く抱かされた要因の一つに あったように思います。 とにかく、グッと引き込まれるその引力は、 豹変の見事さ、残酷さ、えげつなさが、 あまりにも自然体で説得力に溢れ、 新鮮で納得せずにいられなかったからだと思いました。 人間とは、美しい生き物だ!なんて綺麗事を 軽はずみに言えなくなり、価値観さえも 変えてしまう驚異的な傑作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2011-06-03 23:59:30) |
7. ミスター・ノーバディ
なぜこんな支離滅裂な、終始転結のないストーリーテリングに感動してしまうのか!己に解いた。わからん!でも、「トト・ザ・ヒーロー」と同じで、ニモにとっては空想、妄想かもしれないそれは、確実にぼくの目の前には存在していて、確実にぼくの心を激しく揺さぶった。ニモと同じように愛おしく思い、嘆き、喜んだ。「トト・ザ・ヒーロー」の監督の新作がやってのか・・・ま、見に行ってみますか・・・軽い!ぼく、軽い!そんなフワッと足を運んだ映画館で、グサッとやられましたわ!なんてことはない、ただただやっぱり監督の描く少年少女の無垢で純粋で熱い想いは、孫悟空のにょいぼうの如く、真っすぐに伸びて伸びて、ぼくには抵抗のしようがないほど爽やかに突き刺さる。その気持ち良さたるは、ピュアな恋心の始まりの瞬間のよう!アンナ好き!嗚呼、気持ちいい。 [映画館(字幕)] 9点(2011-05-24 02:42:17)(良:1票) |
8. アンダーグラウンド(1995)
《ネタバレ》 本来ならコミカルな要素など入る隙間もないはずの素材なのに、天才クストリッツァ監督は見事に自分の色でコーティングしている。光の届かぬ地下世界の人々に、笑顔や歓喜や活き活きとした生命力をしっかり注ぎ込んでいた。その一方で地上にいるマルコはナタリアと共に、あまりにも多くの人々を騙し、自らの気持ちにも目を背けていた。本当の意味での、地上は一体どちらにあったのだろうかとずっと考えていたが、結局どちらもそれぞれの地下でしかなかったように思う。愛は人を迷わせ、戦争で得るお金や地位は人を狂わせてゆく。地下の物理的なアンダーグラウンドと地上の比喩的なアンダーグラウンドが絶妙に描かれている。だからこそ、クストリッツァ監督が鮮やかで活き活きとした息を吹き込まなければ、あまりにも苦しすぎる作品だったことに気付かされた。地下で希望を胸にマルコの弟が作ったチャペルの模型。地上でマルコの弟が鳴らした絶望的なチャペルの鐘の音。ゆっくりと動き続けるマルコとナタリアを乗せた火達磨の車椅子。視覚と聴覚同時に感じる絶望。それを見つめるクロ。 だからこそ、ラストシーンの描写だけが希望に観え、アンダーグラウンドからようやく抜け出せた彼らの姿に心が震えた。 [ビデオ(字幕)] 9点(2008-08-23 17:38:24) |
9. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 超国家主義のもとで、国粋に徹していたシュタージのヴィースラーは、孤独だった。仕事場は光の届かぬ暗い部屋で一人。仕事が終われば待っているのは、誰もいない夜の部屋。彼の人生はあまりにも寂しく冷たいものだった。人は、立場によって善悪の見方は変わる。ヴィースラーが正義と信じた世界は、あまりにも冷たい世界だったが、ヴィースラーはそれを当たり前と信じて疑わなかった。だが彼は、明るく透明な太陽の光が差し込む、暖かなゲオルクとクリスタの部屋に温もりを感じてしまった。儚く消え入りそうな不自由の中の情熱的な自由。一曲のソナタ。彼の心にジワジワと今まで感じたことのなかった温もりが、全身に広がっていく。自分の意思とは反比例するように、身体はその温もりを欲していた。失うことを恐れていた。だから彼は守ったのだと思う。だから彼は見失ったのだと思う。彼は、それを行っていた間、幸せだったのだろうか?ぼくにはそれはわからなかった。だけど、彼が最後に手にした一冊には確かに温もりがあった。間違いなくあの一冊は、彼の人生に幸せを刻んだに違いない。孤独な彼を救ったのは、他人の人生の温もり。彼はあの後、どうなったのだろう?それが気がかりだけど、そんな心配は無用なのかもしれない。ラストに彼が言ったあの台詞。あれが全てのような気もする。 (蛇足ではありますが)演出、ライティング、カメラは本当に素晴らしかった。特に、ソナタを演奏する場面のシーンバック。孤独と二人、抜けの画の暗闇と、対称的に明るい照明、無機質な盗聴器を入れ込んだ画とピアノを入れ込んだ画。全てが似ているサイズで撮られているが、そこに映っているもののあまりの違いに芸術を感じました。 [DVD(字幕)] 9点(2008-05-31 19:12:14)(良:3票) |
10. 街のあかり
のっぺりとした表情の変化の無い演技、独特なMの使い方、極端に少ない台詞、奥行きの無い狭い構図。どこを切り抜いてもやはり奇抜で斬新、そして唯一無二であることは観ればわかる。その演出が齎すのは、それとは対照的な場合が訪れた時に飛躍的な感動を感じることができる。例えば、刑務所内で主人公が笑う。カリウスマキ監督の演出ではないような笑い方。この瞬間、思考がフル回転する。なぜこいつは笑った?そんなに会話が楽しいのか?そっちの世界はそんなに住みやすいのか?あれだけ仲間のいないお前がなぜそんなに溶け込んでいるんだ?その演出が後に繋がってくることは無かったが、なぜかそこにグッと引き込まれた。感情は台詞やナレーションで言うのはすごく簡単で、それを安易にしてしまうと押し付けがましく、受ける側は考えなくなり、思考を止め、感情移入しなくなる。この作品にそういった説明になるような感情の描写は台詞だろうが、表情だろうが、そんなもん一切無い。あるのはほんの少し、微かに垣間見える動きである。「全て終わった…というのは嘘」という台詞が示すように、この台詞は感情の説明ではない。ではなんなのか。この主人公の人生である。そう感じ、考える事がこの台詞からは出来る。それが台詞というものなのだと改めて考えさせてくれる。このアキ・カリウスマキという監督は一見、めちゃくちゃなことをやっているのだが、彼は映画の基本をしっかり踏まえて、全ての演出を行っている。それが本当に素晴らしい。だからこの作品は素晴らしい! [映画館(字幕)] 8点(2007-12-02 01:49:53) |
11. コーチ・カーター
まず、この映画に登場する選手たちのプレイが本当にクールでカッコイイ。会場の臨場感や興奮感がNBAの試合を見ているような感覚にさせてくれる。それほどこの映画に登場する人たちのバスケのスキルが高い。今までにも多くのバスケの映画を見てきたけれど、この映画ほどバスケの素晴らしいプレイを見せてくれた作品は他にはなかった。役者が形だけのバスケをするのでは絶対に伝わることのない興奮を、この映画はぼくに与えてくれた。またこの映画の見所は彼らのプレイだけでは語れない。やはりストーリーがある程度分厚く、“バスケットボールをする”という条件に適した基盤となる内容がしっかりとしていなければならない。その点、この作品は他に類を見ないほど素晴らしい。弱小チームが強くなっていく、という一種のスタンダードな内容は、有り触れてはいるけれど、観ている側に最も強い興奮と感動、そして共感を与えられる内容は、これが群を抜いていると思う。主人公であるカーターコーチはサミュエル・L・ジャクソンが演じている。頑固だが信念を貫き通し、教えるプレイヤー達を強くさせようと心から思い、願っている。荒れた街の弱小チームはそんなコーチを易々とは受け入れない。街中では、麻薬の売買が当たり前のように行われ、その街の高校生の三人に一人は刑務所に入る。そんな街をも変えようとするコーチは、プレイヤー達にバスケを通して、ルールを守ることの大切さや、自分の将来の輝きは必ず掴めるのだという希望を徹底的に教え込んだ。毎日のように街中で一日に数人の命が銃で奪われる。そんな真っ暗な未来から救いあげ、命と人生の輝ける未来の素晴らしさを教えた。この映画はバスケのかっこよさを全面に押し出しながら、生きること大切さや素晴らしさを教えてくれる最高の映画だった。 [DVD(字幕)] 9点(2006-02-22 22:49:02)(良:1票) |
12. 舞台よりすてきな生活
論理的な主人公は、物事を常に深く考え、過程から結論まで全てがしっかりと整理されていないと気がすまないような男。人を描くのが仕事のくせに、人と接するのが下手くそ。何かにつけて言葉巧みに嫌味や悪ふざけをする。そんな彼の姿は本当にわがままな子どもであった。あれが嫌だ、これも嫌だ、あれが欲しい、これが欲しい。子どもが嫌いなくせして、一番子どもなのはお前だよ!みたいな心境で画面を睨んでいました。でも、そんな子どもっぽさが可笑しく、また何よりも幸せそうでした。スランプなのか、もはや力を失った状態なのかは結局わからなかったけど、彼は足の不自由な少女と出会い、共に時間をすごし、そして分かち合ったことで多くのことを見つめなおし、また多くのことを知った。誰かによって変化していく主人公なんて定番中の定番だけど、定番だからこそ感動できたり感情移入できたりするのだと思う。だからぼくはこの映画の在り来たりなストーリーも好きだし、映画自体も凄く好き。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-17 10:52:13) |
13. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
簡単に宇宙に行くことができる近未来と、自動車がまったく進歩していない近未来。進歩していたりしてなかったり、すごく中途半端で近未来という設定にリアリティーがまるでない。まぁ、そんなことはどうでもいいや。個人的には透明人間になるのが長年の夢なので、非常に羨ましい想いでスクリーンを眺めていました。ストーリーはとてもテンポよく進み、特殊な能力が登場するのも早く、ラストの戦闘シーンではそれぞれの特殊能力がとても魅力的に描かれていて、個人的にはとても楽しませてもらいました。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-16 16:48:25) |
14. コンスタンティン
“自己犠牲”というラストの言葉が頭に強く残りました。自分の全てを犠牲にしてでも他人の幸せを望むという考え方は、今を生きる現代人に最も欠けている物だと思います。この映画は宗教的な背景が根本にあり、神や悪魔、天使や地獄など宗教的な考えが当り前のように存在し、それらを信じている多くのアメリカ人にしてみれば、何の変哲もない映画に見えるでしょう。しかし、それらをまったくといって良いほど信じていない僕には、神や天国などは架空の産物でしかありません。なので、終始馴染めない雰囲気に戸惑いながら観ていました。そんな中でもやはり最後の“自己犠牲”というテーマは深く考えさせられました。自分を犠牲にしてでも他人を救うというのは、結果的に自分自身を救うということなのかもしれません。 [映画館(字幕)] 7点(2005-04-19 19:27:00)(良:1票) |
15. セルラー
これはラッキー。たまたま友人に誘われて行ったんですが、いや、これは実にラッキーな出会い。僕がいつも行く映画館ではこの『セルラー』の上映期間はたったの四日間しかなかったんですから、もう、ホントラッキーです。映画を観る前からハラハラさせられます。で、映画が始まると冒頭から僕の胸ポケットの携帯が激しくバイブし始めて(マナーモードでした。今後はちゃんと電源切ります)、ジェシカか!?と一瞬ドキッとしましたが、結局母からのメールでした。内容は「夕食何がいい?」でした(僕の返信内容「カレーライス!!!!」)。で、ストーリーは現在の科学の進歩が生んだスリルサスペンスアクションムービーって感じで、さらにスリルの中に散りばめられた笑いには結構楽しませてもらいました。たった90分の中にアクションとサスペンスとコメディの要素を惜し気もなく詰め込んだこの脚本は、とても濃厚な味わいの良質な作品だったと言えます。そして夕食は、カレーライスでした。離れていても夕食の献立を一緒に悩み、そして簡単に考えられるようになった科学の進歩に母は大変喜んでいました。 8点(2005-03-13 17:59:34)(良:1票) |
16. スモーク(1995)
終始、穏やかな雰囲気がとても心地好く、人と人の繋がりが涙が出るくらい優しくて温もりがあった。観賞後は、思わずため息が零れてしまうほど優しさが切ない映画でした。 8点(2005-03-08 11:23:50) |
17. ボーン・スプレマシー
ボーンの記憶喪失という設定に新鮮さがなく、さらにアクションにスリルがなく、観賞後の爽快感はほぼゼロでした。そして僕が一番気になったのはカメラワークでした。観難いだけでなく、吐き気とめまいに襲われ、そして終始酔いっぱなしで、カーチェイスのシーンでは酔い過ぎて、まるで車酔いのようになり、直視できなくなりました。正直、勘弁してくれって感じの映画でした。 5点(2005-02-26 09:44:33) |
18. グッバイ、レーニン!
この世で最も、幸せで、愛のこもった嘘。こういう形の嘘なら、心から許せる。それに、涙が出るくらい、素敵だと思う。 9点(2005-01-07 18:49:11) |
19. エイリアンVS. プレデター
次の戦いは、『ターミネーターVSドラえもん』で、未来から来たロボット対決らしい。(嘘 6点(2004-12-31 11:34:40) |
20. エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画
極々普通。 6点(2004-12-09 22:16:38) |