1. クラッシュ(2004)
私はこの映画を見ながらムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」を連想してしまいました。人種間の不信感からくる不安、身の危険を守るためにガンを所持する、しかしガンをお互い持つことにより更に不安が増すという負のスパイラル状態、結局、思いやりも優しさも銃声一発で全てがすっ飛んでしまう・・・。銃社会というのは本当に嫌だなぁというのが一番の感想でした。ただ、一緒に観た妻は、「銃の話はメインじゃない、もっとヒューマンな部分、例えばお母さんに食料を運んだのは弟ではないのにお母さんは弟をかわいがり兄にあたる、兄さんの悲しさとか、しっかりそういうところを観なアカン」とのことでした。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-26 10:10:25)(良:1票) |
2. アビエイター
話題の映画のはずですが、映画館は僅かに30人程度しかおりませんでした。3時間ものなのでお尻の痛みを覚悟していたのですが、割と面白い映画でしたので、まあ耐えられました。さて、内容ですが、これが実話に近いのであれば、まさに本当にお金持ちなんですね。少年時代の母親の偏愛ぶりとかは割とあっさり描かれ(というか殆ど描かれていない)、機械いじりに天才振りを発揮する部分は省略、その結果、その後の彼がなぜ機械好きなのかもうひとつ説得力に欠けます。また、墜落事故から1年で奇跡の回復を遂げるところが省略なのはまあいいとして、容貌・性格が激変したところは描き足りません。と、いくつか不満はあるのですが、概ね楽しめました。男性向きかも。あ、それから軍事マニア、飛行機マニアにはお勧めです! 7点(2005-03-27 18:04:28) |
3. K-19
《ネタバレ》 ウーン凄い映画でした。凄まじかった。緊迫感で背中の毛がたちました。10点って1回しか使わないと思っていたのですが2回目の10点つけさせていただきます。放射能汚染がどういうものか、さらには戦争、軍隊という機構がどういうものか、冷戦下の潜水艦事故という題材のなかで見事に描き、訴えかけてきました。他の方のコメントを見ていて何点か別の感想をもちましたので、少し述べさせていただきます。まず、艦長は訓練方法等、強引という意見がありますが冷戦真っ只中の戦略原潜にもかかわらず、錬度が極めて低く、あの程度の訓練は当然ではないかと。むしろ、この訓練があったからこそ最悪の事態を乗り切れたのでは。次に、身を呈して炉心修理に向かった人たちについては、感動とか男らしいとかそんなのではなく、命令されたから修理にいったのです。軍隊ですからね。軍隊とはそういうものなのでしょう。特攻隊といしょや。(だからこそ、私たちは憲法9条を守っていく決心をしたのですよね。) 米ソともに抑止力こそが全面核戦争を避けられると信じ、「核」というものがどういうものか頭では理解していても実態(実体験というべきか)が伴わず、でも装備しないと自分がやられる、まさにこの構造が悲劇だったわけで、K19の乗組員冷戦という戦争の被害者でしょう。しかし、炉心がメルトダウンしなくて良かった。もしメルトダウンしていたら、私は生きておらず、この映画を見ることもなく、このHPに書き込みもできなかったんですね・・・・ 10点(2004-01-05 02:08:12) |
4. タイガーランド
いままでに無い反戦映画だと思いました。本当に実話なんですかねー。であれば凄い人もいたもんです。まあ、一見の価値はある映画だと思います。 6点(2004-01-04 14:40:45) |
5. アメリ
まさにキュートな、ファンタスティックなラブストーリーですね。良かったです。お勧め映画です。ただ、人に幸せを与えるのことに喜びを見出すアメリなのですが、相当悪戯のレベルを超えてちょっとヤバイ感じもしましが・・・。まあ、寓話的なお話なので笑って笑ってって感じなのでしょうねー。 7点(2004-01-04 14:12:43) |
6. ギャング・オブ・ニューヨーク
《ネタバレ》 結構、面白かったと思う。なにせ、この直前に「ラストサムライ」というクズ映画を見ただけに、明らかにこっちのほうが面白いと思いました。(しかし、ラストサムライ、低い評価しているのは私だけだったのがショック。)さて、本作品に話を戻します。まず、ヒロインは「どうも魅力ない女性だなーいまいち」と思って見たいのですが、キャメロンディアスだんたんですね。個人的には彼女は「マスク」等、現代的向きで、こういう歴史ものには似合わないような気がします。映像や衣装やもろもろは、とても綺麗で、金かかかってるなーという感じです。ストーリー展開はさほど盛りあがらないのですが、まあ長時間作品ってこんな感じなのでしょう。安っぽくならなくてまあまあ好感持ちました。 6点(2004-01-02 12:51:46) |
7. 光の旅人 K-PAX
何の期待もせずに見ていたのですが、良かったです。最近のSFってどうもいけてない作品が多いのですが、これは良かったです。お薦め! 7点(2003-11-24 23:09:08) |
8. 戦場のピアニスト
この話は主人公のピアニストの実話なのかしらん。どうも、ユダヤ人虐殺とピアニストとの関係がストーリー上で絡み合わないのでなんかいまいちなんですよねー。でも最後、エンドロールが流れるなか、モーツアルト(だったかな)のコンチェルトが演奏されるのですが、映画館で誰も席をたたなかった。私はそっちのほうが感動した。 6点(2003-11-24 23:01:25) |
9. スパイ・ゲーム(2001)
なんか、みんな甘すぎます。絶対値ではこの程度でしょう。まさにビデオで十分。レッドフォードはまあまあですが、ブラピはよくこんな中途半端な脇役に出たなーって感じです。「リバーランス」で美形役は大嫌いと言ってたけど、レッドフォードは嫌いじゃなかんだ。しかし、冷戦が終わって以来、ほんとにスパイものはピリッとしませんね。東洋人が敵になる場合が多いですが、東洋人をまともに描けていないので単なるエイリアンでしかなく、違和感強いです。パールハーバーなんか、最悪でしたね。 5点(2002-01-12 00:14:00) |