1. アイ,ロボット
《ネタバレ》 CMでロボットが大暴れしまくってましたから、アシモフのロボット小説とはかけ離れた映画なのだろうかと思って心配してましたが、そういうわけではありませんでした。若干ミステリー仕立てなのもアシモフのロボット小説の趣向を反映してのことでしょう。しかしこの映画のロボット工学三原則に関する議論は小説に比べるとかなりしょぼいです。宣伝で『ロボット工学三原則が崩壊する!』と誇張していたわりにはその原因も全然納得いきません。第一条から総体としての人間に危害を加えてはならないという考え方は導けるだろうけど、だからといって個々の人間への危害は許されるわけではないし、ロボットがあれだけ大暴れする理由にしては弱すぎます。まあ短時間の娯楽で収めるためにはあれくらいの内容にしかならないんでしょう。しかし一つのアクション映画として観れば普通に良い作品だと思います。 5点(2005-02-23 00:54:53) |
2. es[エス](2001)
ただ単に被験者達が狂暴化するといった内容で、心理学実験を扱った映画にしてはそれほど人物達の心理描写が深いわけでもない。また、主役と恋仲になる女性の存在の必要性があまりなかったように思えた。 2点(2004-08-22 12:04:41)(良:1票) |
3. ターミネーター3
《ネタバレ》 審判の日は不可避ってどういうことですか!?前作の「未来は自分で作れ」ってメッセージはどこへ消えてしまったんですか!?見事に前作で提示された希望をぶち壊してくれましたね。しかし、そうしなければこの作品を作ることができなかったのでしょうね。まあ、べつに作ってもらってもかまわなかった内容なんですがね・・・。なんですか、あのふやけてしまったジョン・コナーは!?ヒロインもかわいくないし、T-Xを演じるクリスタナ・ローケンも全然怖くない。明らかに配役ミスでしょう。 5点(2004-03-01 20:41:12) |
4. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 ドイツ将校にピアノの演奏を聴かせたのがきっかけとなって生還を果しますが、それ以上の意味をあのピアノの演奏は成していないように思います。ピアニストが厳しい環境の中を”生かされている”のではなく”生きている”姿を見せてくれていれば、あのピアノの演奏をもっとそれ以上の意味を持ったものにする事ができたのではないでしょうか?あれではピアニストの物語ではなくピアノやっててちょっと得したおっさんの物語にしか見えません。 2点(2004-02-29 12:04:07) |