1. 閉ざされた森
《ネタバレ》 ジャングルに迷彩服を着た7人の男女、暗さばかりが目立った回想シーン、何転かするストーリーの展開。これらが相まって解りにくい作品となっていたことは否めない▼しかし、もう少し何らかの工夫をしていたとしても、このストーリーを考えるならば多少観客に理解できない部分があってもやむを得ないだろう。逆に私などは頭をフル回転させて観ていたため、眠気に襲われることもなく、また時間の経過が非常に早く感じられた▼最後のドンデン返しには賛否両論があることだろう。個人的に最後の捻りは不要だったように思う。“8”の暗号をいまいち強調しきれていなかったために、最後のオチにも納得がいかなかった。そもそも、取調室において兵士が“8”という暗号をメモに残したのかも十分に説明されていないのではないか。非常に未消化である。もし「第8特殊部隊」の話をないものにしていたら、もう少し高得点を付けることができたのだが。やや残念。 [地上波(字幕)] 4点(2007-03-21 14:13:05) |
2. スコア
マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロの演技の上手さは言うまでもないことだが、エドワード・ノートンもこの二人に勝るとも劣らない名演技だったと思う。障害を持つ青年の役をいとも簡単にこなしているかのように見えた。ストーリーとしてはありきたりでラストの展開も予想がついていたが、この作品はストーリー云々ではなく、この三者で成り立っていると思う。 5点(2004-09-28 09:11:42) |
3. アイ,ロボット
《ネタバレ》 人間とロボットの関係について考えさせられる、非常によくできた作品だと思う。と言うのも、この作品では人間とロボットの対立のみならず、交流に関しても描かれているからだ。これは脚本の出来が良かったと言わざるを得ないだろう。過去の映画作品において、『ターミネーター』シリーズなどが両者の対立と交流を扱った作品として挙げられるだろう。しかし、『ターミネーター』シリーズではヒーローと悪役が明確に位置付けられていた。この作品においては、その役付けがない。いや、できないと言っても良いかも知れない。なぜなら、ヴィキが言っていたように「戦争を行い破滅への道を進む」人間にも悪役となる要素があると考えることも可能だからである。換言すればロボットの革命は人間のツケであろう。科学技術の進歩に「待った」をかけることは不可能だが、人間とロボットの在り方については考える必要があると思う。 9点(2004-09-23 17:50:52)(良:1票) |
4. ヴァイラス(1999)
《ネタバレ》 B級『エイリアン』って印象を受けました。『エイリアン』と違ってスリル感が足りないのは、エイリアンの見た目の問題があると思います。ロボットに襲われても恐怖感に少し欠ける。もっとグロテスクで何とも形容のし難い物だからこそ、観ている側はハラハラするような気がします。あと、エイリアン登場の演出にも物足りなさがありました。この作品では突然の登場や突然の襲撃シーンが少し弱かったように思います。でも、派手に行なわれる銃撃戦は見応えあったし、悪徳船長役のドナルド・サザーランドも良い味を出していました。 6点(2004-08-14 17:15:02) |
5. トゥームレイダー
前半はテンポが良かったのに、後半まで持続されなかったのが残念。でも、こういうアドベンチャー映画は好き。アンジェリーナ・ジョリーは女性であるにも関わらず、あれだけのアクションシーンをよくこなしてると思った。そりゃ、スタントも使っているんだろうけど。 6点(2004-07-03 12:22:44)(良:1票) |
6. 17歳のカルテ
《ネタバレ》 良いドラマだったが、この映画が何を伝えたいのか解らなかった。友人の自殺を目の前にして、落ち込みながらも再起を図るウィノナ・ライダーの姿には感動した。この勢いを最後まで持続させるために、あと一押しが欲しかったなぁ。 5点(2004-06-10 20:23:14) |