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自己紹介 10年ほど海外生活していたので、洋画は字幕版を見ます。

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1.  ドラゴン・タトゥーの女
人生の岐路に立つ主人公が田舎の湖に浮かぶ島に招かれた。 そこで待ち受けていたのは 大金持ちの一族に隠された忘れ去る事のできない謎だった。 無慈悲な社会システムの中で生きるドラゴンタトゥーの女を助手に迎えて 調査を進めるのだが・・・  スタイリッシュな映像と音楽は非常に心地よくて、 無理なく物語の世界観に浸れますので、 158分という時間が短いと感じてしまうかもしれません。 ただし事前に一族の人物相関図だけは頭に入れておいたほうがよいかと思います。 正直わかりにくいので謎解きを楽しみたい方であればなおの事です。  金田一耕介的なダニエル・クレイグですが、 あちらと比べると謎解きや猟奇的な描写は薄味です。 主人公の人生と助手の女の人生と一族の謎がクロスオーバーしながら 物語は進んでゆきますが、ひときわ際立った存在感を示しているのが 助手のドラゴンタトゥーの女。 ドラゴンタトゥーの女の孤独感にやられちゃいました。 表面的に美しいとかではなく、人物的に魅力的です。 本国スエーデンで作られた3部作のリメーク第1作目となる本作は 続編もリメークするべきだと考えるに十分なクオリティに仕上がっています。 ただもう少しおどろおどろしい描写を加えてくれればなおの事よいかと。 デヴィッド・フィンチャー万歳。
[映画館(字幕)] 7点(2012-03-17 13:16:05)(良:1票)
2.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
内容は普通に楽しめますが、いかんせん過去の設定に引きずられていて正直続編としては苦しいです。「出来の良いB級」だったはずなのにいつの間にか「超A級」を期待されている悲壮感にも似た重圧が画面から漏れ伝わってきます。もう少し割り切って原点回帰でターミネーターを絶対的な破壊者として描いてほしいですね。  この映画を見た感想としてハリウッド映画らしからぬ違和感が残るのでどこに違和感があるのかを考えていたら、これはターミネーターの純粋な続編ではないかもしれないという仮説に至りました。 【主役】 全編通してのキーパーソンであるマーカス・ライトに関してのバックグラウンド描写が少ない事は明らかに不自然です。主役がマーカス・ライトだと考えても結構違和感がありません。役どころとしても主役のジョン・コナーを完全に食ってますし、クリスチャン・ベールが機嫌を損ねるので、マーカスのバックグラウンドに関するところは編集でばっさり切ってディレクターズカットで再編集するつもりなのでしょうか? 【脚本】 脚本段階でキーパーソンであるマーカスの描写をおろそかにしてはストーリーが成り立たない事やジョン・コナーよりも主役っぽい事を考えると、「そもそもこの脚本はT4の脚本として書かれてはいないのではないか?」とは考えられませんか?ハリウッドお得意のB級SFの脚本に、ターミネーターのバックグラウンドを乗せた急ごしらえの脚本ですと言われた方がしっくり来ます。 【特撮ヒーロー】 核戦争後の荒廃した近未来を舞台にしたストーリーは日本の漫画では王道ともいえます。漫画で似たようなストーリーが無かったかと考えて、真っ先に思いあたるのが「仮面ライダー」です。悪の組織に人体改造を施されたが脳改造直前に逃げ出し苦悩しながら悪の組織と戦う特撮ヒーロー物。そう考えると「キカイダー」の方が近いかもしれません。マーカスを主役にしてターミネーターのバックグラウンドを切り落として再編集すると、ハリウッド版の特撮ヒーロー物が完成しそうな気がします(笑)ターミネーターの大好きな日本市場の団塊Jrを意識した脚本と言えばハリウッド的かな?と思えますが、次回作でマーカス・ライトに引き続きジョン・コナーも改造人間になってたら仮面ライダーリスペクトって事で(笑)ハカイダー的なターミネーターが出てきたらキカイダーリスペクトって事で(笑)
[映画館(字幕)] 6点(2009-07-14 00:26:19)
3.  ウォンテッド(2008)
鮮血飛び散る暴力的シーンばかりなのでR-15指定されてはいるものの、ストーリー的には単純明快なアクションサスペンス映画です。スローとCGが効果的に使用された映像がストーリーの世界観を構築する事に貢献しており、コミカルな場面も多く話の展開も早いので中だるみも無く飽きません。TVドラマシリーズの名場面とあらすじを掻い摘んで再編集して映画にしました的とでも言うとご理解いただけるかと。しかし残念だったのは、限られた映画の上映時間の中で見る者に神秘性のある世界観を印象付けるだけの時間が足りなかった事ですね。初見の方はこのあたりを注意深く見ると面白さが倍増すると思います。
[映画館(字幕)] 6点(2008-10-02 10:08:37)
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