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プロフィール
コメント数 1326
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  蹄の悪魔 《ネタバレ》 
ホラーとして怖くはないが教訓的なのは悪くない。自分のやれること・やりたいことは何をやってもいいと決めつけて恥じない連中に罰が下るのはいいことだ。 また突然アニメになるのも悪くない。お母さん鹿が泣いているなどアニメならではのことで哀れを誘う。実写の場面では木が2本立っているのがいい風景だった。  ところで細かく考えるとよくわからないところもある。序盤でいきなり①「狩りは過ち」という台詞が出るので狩猟全部を非難しているのかと思ったが、実際には②狩るにしても「森の掟」は守れということで、禁止の範囲に広狭の差があるように見える。 このうち①は、単に欧米流の「動物の権利」思想に迎合したようでもあるが、あるいはスリランカでは仏教徒が多数派とのことで、不殺生戒のようなものが共通認識として国民に行き渡っているのかも知れない。子ども時代の主人公が殺生をためらっていたのは、人には本来仏性が宿ることの表現だったとか。 また②に関してはそれと直接関係なく、森の中に昔からいる超越的な存在が決めたものだろうが、自然の世界も弱肉強食で殺生自体は常にあるわけなので、生命維持のための狩猟は人間にも認められて当然といえる。ただし人類の場合は生命維持に関わらない趣味的な殺生もありうるため、生物種の存続が危機にさらされないよう歯止めが設けられてきたということか。 現地の事情はよくわからないが、少なくともセイロン島の先住民は狩猟採集の民だったそうで、昔はここでいう「森の掟」を守って暮らしていたかも知れない。主人公は①人間世界の倫理など無視すれば済むと思っていたが、②人外のものが定めた法は仮借なく冷酷だったようで、これは伝統的な宗教道徳が力を失った現代でも、自然に宿る霊力はまだ侮れないというようでもある。 なお「ハンターの家系」というのが単一の家系なのか一族なのか不明だが、主人公の子孫に関していえば、息子を連れてこなかったことで負の連鎖が絶たれたかも知れない。骸骨の数からして主人公の先祖だけが死んできたわけでもないようで、狩猟を好むイギリス人の骨も多数あったとかいうなら面白いと思った。  ちなみに一般論として殺生はよろしくないが、人里にクマが出た場合は駆除もやむを得ない。近年ではクマが川を下ってどこまでも来て、市街地にまで入って来るのではたまったものでない。猟友会には感謝している。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-05-31 20:29:47)
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