1. アフガン零年
一生に一度しか観なくてよく、一生に一度観るべき映画。それ以下でもなくそれ以上でもなくそれ以外でもない。これにはあんまりいろいろと私が書くと蛇足になるのでただ一つ言わせいただくと「私は幸せだ。そしてあなたも」 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-26 00:13:31) |
2. ブッチャー・ボーイ
フランシー少年の本能に従った動物的衝動がこのような事態を招いたのであってそれを抑制させるにはキリスト教のような”宗教”によって道徳的観念を植え付けてこそ人は人としての理性を保ち安泰に暮らせるのだろう。人の分別とは紙一重でありそれを少年期に教え説くのが”教育”となる。だからこそ人間社会における教育こそが犯罪や非行を抑制出来得る唯一の手段だと画面の向こうから伝わってきた。個人的にこの『ブッチャー・ボーイ』という作品は観終わった後の爽快感たるやものすごく清清しい気持ちになれる。『スタンド・バイミー』、『マイフレンドフォーエバー』、『サイモンバーチ』etc・・・”友情”という名のつく作品の全てを否定してやる!!という意気込み(個人的意見なので監督にはそんな気無いと思います)に乾杯。何が素晴らしいというと作品そのもの自体も素晴らしいけどこのフランシー少年の演技力に勝るもの無し。はっきりと言うが君は最高だよ。今回は飯を食いながら観たけどいつもの倍は飯が美味かったよ。私はこの作品におけるこの監督の演出というかセンスがもろツボに入ってます。私自身のセンスが悪いかもしれませんけどこれだけは声を大にして言いたい「好きだよブッチャーボーイ!! 」 「追い越せマイフレンドフォーエバー!!!」無理と思うなかれ。 9点(2004-07-18 23:11:03) |
3. ボクサー(1997)
暴力を持ってして問題解決をしようとするのはもちろん良くないとは思うけど常に抑圧されてきた人達が抑圧する側に素直に応じることは皆無だろう。血には血をという流血の歴史は古代から現代に至っても変わることは無いしこれからも続いていく。人間には欲がありそれを減らすことの難しさは自分自身がよく知っている(面白い作品を観たら次はそれよりもっと面白い作品を観ようとして探し回る)。世界中から争い事は絶対無くならない。動物には食を足るという自制心がありよほどの天災以外で絶滅ということは無い。しかし人間は他の動物より自制心が劣り同種族同士で争い絶滅する可能性が高い(同種族ならまだしも他の動物たちを何種類と絶滅に追いやっている)。争いというものが無くならないからこそ人間はいかに「停戦」の時期を永くするかを古きから学び新しい時代の為に考え議論していかなければならないでしょう。もちろんテロリズムには賛同出来ないが切迫した状況下において取る選択肢として仕方が無いのか・・・と少しでも思わせたこの作品は脳髄にグサリとささりました。 9点(2004-06-24 23:02:50) |
4. 父の祈りを
前半部分は素晴らしい出来です。北アイルランドの厳戒態勢の状態をリアルにとらえた視点や言われも無いでっちあげで尋問する刑事達の劣悪さに怒りがこみ上げるばかりでした。刑務所シーンは前半部が過激すぎたせいかちょっと大人しめに抑えてあるなぁという感じでした。私としてはこれでもかと言わんばかりにくどくこの親子を追い詰めていったらもうちょっと感情移入が出来たのにと思いました。まだまだこの作品以外にもIRAを取り上げた作品があるようなのでもう少し探してみたいと興味を持ちました。何かしら観たいとか興味を持つことはどこかしら彼らに黒人的差別観とダブってしまうからでしょうね・・・。 8点(2004-06-08 01:45:52) |
5. マイ・レフトフット
家族が深い愛情でクリスティーを支えていることが何よりも感動しました。でも非常に失礼極まりないが「ドゥ・ザ・ライト・シング」のスマイリーを思い出してしまった。 8点(2004-06-07 04:03:04) |
6. スターリングラード(2001)
テレビであったとき最後にバシリは戦後工場長になりましたって言ってたけど工場長=さんまさん思い出したんでなんか笑ってしまいました。 6点(2004-06-05 14:52:36) |