1. マイ・レフトフット
《ネタバレ》 小児性麻痺の画家の半生を描いた実話物なんですが、なかなか面白いです。 ダニエル・ルイスが本当に障害者なんじゃないかと思うくらい迫真の演技に迫っています。 障害者というものの苦労がにじみ出てくる描写がいいです。 少年時代の主人公が必死で床に何かを描こうとするのですが、父親から見放されるんです。 それから数年後、今度は「mother」の文字を描いて家族からビックリされるんですが、とても感動しました。 彼は女医さんに恋するのですが、「愛してる」と言っても本気にしてもらえず、婚約を告げられて、逆ギレするんです。 そのレストランのシーンが痛い…イタすぎる! 障害者だってセックスしたいんです。 以前、テレビの障害者についての番組で、アパートを借り、自立した障害者たちにとって、一番の喜びは何かと聞かれて、 その障害者の人が「アダルトビデオを沢山見れる」と言ってたことを思い出しました。 酒ばかり飲んでる主人公ですが、最後はハッピーエンドでよかったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-11 19:55:41) |
2. 女王陛下のお気に入り
つまらないとは思わないけどイマイチ入り込めなかった。 チープな韓国ドラマを見てる感じ。 会話のやりとりも毒があるとは思わなかった。 オリビアコールマンはよくこんなつまらない映画でオスカー獲ったなぁって思う。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2019-12-31 19:00:14) |
3. 聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
《ネタバレ》 簡単に言っちゃうと、酒飲みながら手術をして殺してしまった医師の家族に復讐するストーカー青年の話。 勿論、酒飲んで手術した主人公が悪いんだけど、その代償に家族の一人を生贄(いけにえ)にしろって言う青年が気持ち悪いったらない。 突然下半身不随になってしまう子供達。 妻は子供はこれからも産めるとか言ってるし。 ちょっと「?」ってところもあるけど、まあまあ楽しめる映画でした。 主人公にとってはバッドエンドなので、まだ見ていない方はご注意を。 [DVD(字幕)] 6点(2019-10-12 23:30:04) |
4. ルーム
最近ネットでこの映画を知って見たのですが、今年のナンバー1です。 ママ役はおスカー獲ったらしいけど、この映画の一番の役者は子役の子です。 予備知識ゼロでジャケットだけ見たので、てっきりファンタジーものかと思いハードルを下げていました。 冒頭から二人だけの密室劇だとばかり思っていたのですが、ママが子供に監禁されていること告白してビックリ。 この子が密室の外を全く知らないという衝撃的な現実。 子供と婦人警官のやりとりでは号泣してしまいました。 まだご覧になられていない方には是非見てもらいたいです。 ブルーレイソフト購入しようかな。 [DVD(字幕)] 10点(2019-08-15 23:31:29) |
5. シング・ストリート 未来へのうた
主人公の少年がヒロインの前で「テイク・オン・ミー」を歌った時は、この映画、ダメだろうと思ったのですが、使われたオリジナルソングが予想外によかったです。世代が私とピッタリなんです。1985年、14歳。当時はスリラーが流行り、バック・トゥ・ザ・ヒューチャーは誰もが知っていました。今とは違うんです。今はネットの普及が及んで、誰もが知っているという感覚が当時ほどないと思います。本作を見ていると80年代に青春時代を送った中年が、あの頃、こんな青春を送っていたら、きっと素晴らしかったろうなと思わせてくれるんです。あの当時、髪型、制服、音楽、恋愛。全てを校則で禁じられていた世界をぶっ壊してくれました。あの兄貴、最高ですね。私にもあんな兄貴がいたら、私の青春ももっと素晴らしいものになっていたでしょう。あんなに弟思いの兄貴がいたら最高だって思いました。夢物語だけど傑作です。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-09-21 22:54:27)(良:1票) |
6. ブルックリン
《ネタバレ》 故郷アイルランドで貧乏生活を送っているヒロインがアメリカのブルックリンへ夢を求めて旅に出るんです。 そこで慣れない生活を送り、ホームシックにかかるのですが、恋に落ち結婚までするんです。 すると突然、姉の訃報が入り、アイルランドへ帰郷するのですが、帰郷した先で出会った男性と再び恋に落ちるんです。 たった一人残された母親、ブルックリンで学んだ知識を活かし、仕事にもありつけるので、心境は揺れ動きます。 ところが、ある日、貧乏生活を送っていた時の意地悪ババアが「アンタ、結婚してるんじゃなくて? 苗字は何?」 とけしかけてくるんです。 ヒロインはババアに向かって言います。 「忘れてた」 ババア 「忘れてたですって?」 ヒロイン 「ここはそういう町だった…」 私には、このセリフの意味がよくわかりませんでした。 ここは、結婚したのを忘れてしまうほど素晴らしいところだったという意味か? それとも、ここは(目の前にいるババアみたいな人間が住む)酷いところだったという意味か? まあ、何はともあれ、彼女は結婚していたことを母親に打ち明け、愛する夫の元へ再び旅立つのでした。 めでたし、めでたし。 っうか、二股かけておいて自分だけ幸せになりやがって。 ふざけんなー! このアマ!!(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-31 20:58:39) |
7. ビザンチウム
《ネタバレ》 女性のために作られた、男をダメにするバカバカしいバンパイア映画ですね。200年もの間、男のバンパイアに追われ続けた母と娘です。母は娘のために娼婦に勤しみ、娘は打ち明けられない母娘の秘密を枷(かせ)に悩み続けます。ジジイとババアの血ばかり飲み続けて我慢してるって、怪物くんに登場したトマトジュースを飲むドラキュラみたいでバカみたいです。ついでに途中から語られる200年前の回想が、あまりにチープで感情移入できず。ラストまで80年代の角川青春映画みたいな雰囲気で描かれる展開は、2時間がとても長く思えました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-09-19 04:35:05) |
8. エージェント・マロリー
主役はアメリカで大人気の美人総合格闘家ジーナ・カラーノ。 残念ながらUFCではご覧になることはできません。 ユーチューブで「Gina Carano」を検索してみてください。彼女のファイトは見事という他伝えようがありません。 そのジーナを主役にと脇役には名役者を固めたのはいいのですが、監督があのスティーヴン・ソダバーグというクソ監督。脚本がヘナヘナで、どういう進行なのかストレスを感じながら物語は進んでいきます。 こういうレベルが低いアクション映画見ると、私の嫌いな「ミッション・イン・ポッシブル」がいかに計算されたシナリオかわかる気がします。 彼女のアクションシーンもユーチューブでのファイトには到底及ばず、全てが不完全燃焼に終わった映画でした。本当に楽しみにしていたのに…(泣)。それにしても、あんなラストないだろ! くだらん!! [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-09-28 17:49:45) |