1. Sad movie/サッド・ムービー
《ネタバレ》 mkz811さんとほぼ同じ感想です。独身女性が見たら、多分泣けるんでしょうけど(実際、近くにいた女性はハンカチ握り締めてましたから)、私(子持ちの男)としては、まったく涙腺ポイントのない映画でした。ポスターとタイトルにつられ、かなり期待していったのがいけませんでした。特に耳が聞こえるのに、声が出ない女性という設定が良くわかりませんでした。でも一応声も出すシーンもなったりなんかして、もう感情移入する前にその理由が知りたくなっちゃって。癌のお母さんの息子も夜中にバス停で一人で泣いていたりして、10歳の子供があんなところに一人で泣いていたら、日本なら確実に保護されると思うのですが。更に別れさせ屋という特殊な職業まで出てきて、(昔日本でも実際あった珍ビジネスだった気がする)これがどう商売になるのかが気になって仕方がなかった。あと、消防士の話も火事起こり過ぎ!リアリティなさ過ぎ!唯一、映像はとてもきれいだったので、なんとなく見せられてしまった。劇場で見なかったらそれも半減されるでしょう。ということで、映像の良さに4点です。 [映画館(字幕)] 4点(2006-12-02 22:13:22) |
2. 春の日は過ぎゆく
何はなくとも、イ・ヨンエである。美しい。完璧だ。この映画のイ・ヨンエ(見た目)は胸が締め付けられる美しさだ。上映当時、名前すら知らなかったが、ポスターを一瞥して、衝動的に映画館に入ってしまった。しかし、映画としてはいまいちだった気がする。それとも、リアルなヨンエ演じる女の生き方に、男として反感を感じた故の読後感だろうか。最近チャグナムで話題のヨンエ姫ファンには見る価値ありありの一品である。 [映画館(字幕)] 6点(2006-05-31 11:49:26) |
3. 二重スパイ
あまりの評判の悪さに、気になっていたにも関わらず、観る機会を失ってしまった。テレビでやっていたので観たのだが、マックスに期待していなかったおかげで、楽しく見てしまった。何はなくとも、ハン・ソッキュの演技が素晴らしかったと私は思う。二重スパイという役を、映画観る前から設定バレバレの状態で難しい立場の中で抑えた渋い演技は、いまだ騒がれ続ける微笑みの貴公子に比べれば、演技力的に数段上のような気がした。皆さんの辛口評を読むとおっっしゃる通りで確かにストーリーは凡庸、見せ場地味、「シュリ」と比較してがっかりではあるが、韓国・北朝鮮の南北問題に興味のある人なら、安企部ってこんな感じ?とか、北朝鮮スパイってどうやって韓国に潜入したの?などという興味を、ちくちくと刺激してくれる映画である。 [地上波(吹替)] 5点(2006-05-31 11:25:58) |
4. アタック・ザ・ガス・ステーション!
いかにも韓国映画が突き抜ける前のちょっとダサい感じ。ただのバイオレンスではなく、過去話にもって行くあたりが実にアジア的な感じがします。ただ過去話がバイオレンスに向かうための説得力として欠けていると思う。あと、最後のロールで、どうしてそんな風になるのというその後の物語がいまいちです。コメディならコメディで、過去話はいらなかったのでは? 3点(2004-09-13 18:31:24) |
5. 猟奇的な彼女
街の雰囲気とか文化とか大学生の感じとか、韓国と言うのは実に日本に似ているなあと改めて思いました。しかし、日本でこれほど傑作のラブコメディはお目にかかったことがない。多分、笑いを言葉で表現するほうに偏りすぎて、言葉の壁を越えた笑いにまで消化されないからでしょう。顔芸とも言うべき主人公の男の子の芝居も、日本人が日本語でやると寒いとか感じちゃうんだよね。あんな弾けた演技をする女優も日本にはいない。やっぱりどこか日本て暗いのかなあ。前半の猟奇ぶりはもう少し見たかった気はするが、とにかく伏線が実に絶妙。延長戦の展開は良く出来た脚本。特に電車の中でのすれ違いのシーンは観客の胸をキュンとさせる見事な演出。私がもう少し若かったら文句なしに名作として心に残る気がしました。 9点(2004-01-22 14:45:58)(良:1票) |