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プロフィール
コメント数 112
性別 男性
自己紹介 10点---- 個人的ツボ。欠点なんて知ったこっちゃない映画。
9点---- 完成度高し。人にすすめたくなるような映画。
8点---- 良作。ちょっと気になる点も。

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1.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
ラストシーンのソンガンホのアップ、好きです。2次元の映画の世界に陶酔していた観客を、唐突に現実の世界に引きずり戻す社会的メッセージの凄まじさ。もしかしたら、映画館の隣の席でポップコーン頬張りながらこれを眺めているかもしれない犯人と、主人公が対峙する瞬間。当時韓国の映画館でこれを見ていた観客達は、震え上がっちゃったんじゃないかなあ。チェイサーでは途切れてしまった、追う者の執念というか、社会的メッセージの糸がこちらの世界にまで繋がっているのを感じる映画でもあります。こういう作品が出てくるくらいなんだから、韓国社会ってのは、あの時代よりも今のほうが、警察への怒りが蓄積されてんのかな。ストレスは溜まりますが、心に残る映画だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2010-11-24 04:04:19)(良:1票)
2.  チェイサー (2008) 《ネタバレ》 
映るもののほとんどが暗くじめっとしていて雰囲気がある。映画の舞台が車が行き違うこともできないような狭く入り組んだ坂道に隣接するところで、これだけで奇妙なゾクゾク感に襲われてしまった。殺人の追憶では徹しきれていなかったが、この映画は痛烈な公権力批判を行っている。杜撰な犯人のさらに上をいくお粗末な警察と検察が主人公の行動を阻んでいく。終盤で、主人公が犯人を殺そうとする瞬間に警察が踏み込んでくるというのは陳腐かもしれないが良かった。私刑さえも許されなかった主人公と被害者達のやりきれなさだけが残る。ただし、その後のシーンにそれ以上踏み込んだものがなかったのが残念。社会的メッセージよりもエンタメを選んでしまったという印象。主人公の心理に迫る深みや、観賞後に残るものも余りない。事件から5年ほどしか経っていない重い事件をモチーフにしているわりに軽すぎる気がした。エンタメとしては良作、社会派としては凡作といったところか。実際の事件はカニバリズムなども絡んできてもっと凄惨で、犯人と警察に対する憤りばかりが募ったと記憶している。被害者遺族に警察が足蹴りしたなんて報道もあったし。犯人の心理を掘り下げていかなかったのは個人的に○。不気味さが漂っていた。妙にあっけらかんとしている所や、行き当たりばったりな所も怖い。
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-31 19:36:08)(良:1票)
3.  ピーターパンの公式 《ネタバレ》 
何かもう、不幸てんこ盛りな内容。これだけ背負うものが大きくなると少年の母体回帰願望が強くなるのも仕方ないのかもしれない。しかし、それだけでは収まらず、別の捌け口として女性に「入りたい、入らなければならない」と言って強姦未遂までしてしまう。境遇に同情はするけれども、ここまでいってしまうと拒否感がもたげてきてしまって感情移入しづらい。生と死に悩むとこや青春期に常に纏わりついてくるリビドーてのは表現できてたと思うけど。ラストは恐らく母親の死?そして、羊水の海を灯台に向かって泳ぎ続ける主人公。すごく抽象的な最後で余韻はありましたが、じわじわとくるような感動まではいかず。こういう青春ものは良作が沢山あるからなあ。青臭いとこがあってそこが思春期特有の映画としてイイ味を出していたとは思う。
[DVD(字幕)] 6点(2010-01-12 03:04:21)
4.  風の丘を越えて~西便制 《ネタバレ》 
この映画の魅力は、生き別れた二人が再会するシーンに凝縮されていると言っても過言ではない。意味のある会話をするでもなく、パンソリを二人で演奏するだけという、一見地味でありながら、二人の積年の感情の迸りを見事に描出しきったシーン。動きは静かでありつつも、画面から溢れんばかりの激情が伝わってくる。パンソリというものはこの作品を見る以前から知っていて、観賞したことがあった。先日、オ・ジョンヘのパンソリも生で聞かせてもらったが、どちらも、この作品のラストシーンほど心には届かなかった。この作品では、それほどまでに映画の総合的な力をまざまざと見せ付けられた。役者の力、歌詞の力、演出の力、監督の力、音楽の力、そして物語の力、そのどれもが見事なまでの相乗効果を持って最後の再会シーンで迫ってくるから凄い。舞台芸術の"生"の迫力も嫌いではないが、物語の力や歌詞の意味、演じ手の思いが理解できるというのは、感動に至らしめるのにはすごく重要な要素だと思った。序盤は物語の軌道に乗るまでが随分とスローペースで退屈だったが、ラストに逆転満塁ホームランを打たれたという感じ。マウンドでぐったりなって立ち上がれなくなったピッチャーの気分。最後、ナレーションで説明して終わったと思うが、正直あれは蛇足だったと思う。静かな別れで〆ても良かったんじゃなかろうか。娯楽映画ではないが、今までに見た韓国映画の中では一番心に残った作品である。
[映画館(字幕)] 9点(2009-10-05 20:43:33)(良:1票)
5.  酔画仙 《ネタバレ》 
この監督は画作りが本当に巧いと思う。ひとつひとつのシーンが実に美しい。ただ、自分は物語が映像にのっていかないと退屈するタイプなので、観るのに非常に体力を要した。瞬間的な感動はあっても、それ以上の持続的な感動には達しなかった。そういう意味では、同監督の、風の丘~の方が遥かに良い出来だと思う。(あちらも物語は希薄ではあるが)この監督、既に100本以上撮ってるそうだが、近年の作品は観る人を選ぶ映画だろう。(自分は最近の4本しかみてない) 特に印象に残ったのは、チェミンシクの熱演。そして、床に精液が墨絵のように散らばるショットのやるせなさ。思わず「せつねぇ」と心の中で呟いてしまった。
[映画館(字幕)] 5点(2009-09-23 22:40:29)
6.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 
惜しい映画。最後の40分はすごく良くできてるのだが、それまでの一時間ちょっとが非常にもったいない。もっと面白い(陳腐じゃない)エピソードを積み重ねるべきだろう。遊園地と時代劇は本当にいらなかった。手を抜いてるようにしか見えません。意味を持たせることに執着して、そのエピソード自体が面白くなければこういうラブコメの場合、脚本の敗北だといえる。本末転倒で、眠いだけの脚本家の只のオナニー。そして致命的なのは、ラブコメという前提にたっておきながら、ヒロインのゲ口は!ヒロインのゲ口はありえません…。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-01 09:12:25)
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