1. 白い風船
あ~、イライラする~!・・・そう思ってしまうのは、この映画の大人たちと同じなのかな??・・ぼくもお使いに渡された千円を、家を出てものの5分で落としたことがある。なんたって中学生だったぼくは自力で独力で見つけ出したさ。イヤ、丁度兄キの友達に会いワナワナとすがり付きました(泣)なんか、思い出しちゃったわいな。それも7歳の少女。苛付いて見えてしまったぼくは薄汚れてしまったのでしょうか??でも、我関せずに見える大人たちも、実は親身になってくれてたりする。でもでも、最後まで見届けない(笑)そこがねぇ、やっぱし大人たる所以でしょうか?なんか悲しい。親切おばさん、最後まで見取ってくれよぉ。頑固じいさんも、暇つぶしの兵隊さんも・・。大人は足早に去っていく中、風船少年は、口風船片手に駆け寄ってくる♪そこがいいやね。大人になんか頼らず、自分らだけで解決。すんばらしいじゃ、ありませんかぁ!あの店のオヤジも何やら嬉しそうだったし。。あの3人の笑顔の、笑い声の、それを見たいが為に・・って感じでした。そして、礼も言わずに一目散!!このラストもプチ勢ぞろいで素敵♪ 8点(2004-09-11 19:27:43) |
2. 友だちのうちはどこ?
純粋な少年の心温まるストーリー。このシンプルに見える映画の背景に、イランの文化や習わしを見せてくれるキアロスタミのしたたかさ。必要以上に卑屈だったり、高圧的だったりする登場人物たちにちょっと憤りを感じながらも、やっぱり純朴な彼に夢中に!んで、イラン映画はラストが本当に素敵。。一種独特の風味付けと言うか、一花添える感じ。。そこに在る真実を映し出しているようで、とても刺激的です。 7点(2004-09-10 20:21:45)(良:1票) |
3. カンダハール
娘のサミラの作品(『ブラックボード』)同様に、渇きを凄く感じる映画だった。そして魅せられると言うよりも、〔リアル〕を一層際立たせる映像美。ファンタジーとも思える映像の数々に、そしてラストに、「もしも更に彼方に真実があるならば・・。」と途方に暮れたのでした。 10点(2004-09-10 19:59:30) |
4. 酔っぱらった馬の時間
展開される過酷な世界に、成す術なく涙が溢れた。こんな経験は初めてでした。人は貧しいほどに助け合い生きているんだと言う事を殊更に痛感し、そして死と向かい合うことで己と孤独に対峙する。そんな中でも、マディをしっかと抱きアーメネの手を握り締めるアヨブの、地に足を付けた健気な姿に自然と涙する。・・なんといっても、潔いナチュラルな演出。。コレは驚嘆に値する!そして、あのラスト。左右を見渡し、少し戸惑いながらも踏み込んだ1歩は、一瞬であるかも知れないが希望に満ち満ちている。。 10点(2004-09-07 18:05:22) |
5. パンと植木鉢
素晴らしかった!ストーリーの交差を見事に使いこなし、こんなに完成度の高い作品を作り上げられちゃーね。。皮肉交じりの遊び心に翻弄されっぱなし。あの警官の描き方は、すなわち自分を皮肉ってのコトなんだろ~なぁ。一見、劇中に展開される映画作りが、観ている側の世界にも入り込んでくる。現実味をおびて、次第に深みを増して。。ラストは他に比べられないほどにシンプルで、忘れられない。まさに絵になる映画だ。 9点(2004-08-15 17:02:51) |
6. サイレンス
少し掴みにくい部分もあります。けれども補って余りある。。作品に広がる素朴な世界。と言うか、貧しさ。でも、それをかき消す様な映像美。少年の心象映像のようで、現実と幻想が交差する。少女の身に着ける花や果実のなんと美しいことか!盲目少年の研ぎ澄まされた聴覚。鋭すぎる感覚が見事に描かれて、ラストは別世へと誘うが如く。 7点(2004-06-20 15:51:08) |
7. クローズ・アップ
なんて素敵なんだ・・!そう思わずにはいられない。。雪ダルマ式の嘘も、犯人像も(そして横顔も)、あの家族も、事件を見つめる眼差しも・・そして感激のラストも大好きだぁ!!!こんな風に映画が作れてしまうイランという国がいとおしい。。ラストの何と素晴らしいことか。音声も聞き取れなくて、、いーじゃな~い♪ ここには『ニューシネマ・パラダイス』と並ぶくらいの、映画への愛がたらふく詰め込まれている。んで、セミ・ドキュなんざんス。・・マフマルバフの『サイクリスト』やら、『パンと植木鉢』やらを先に観てれば、尚ヨシ。すんばらしい映画! 10点(2004-06-19 19:37:54) |
8. そして人生はつづく
もどかしい!ド田舎もド田舎、普段車なんて・って道に群がる車クルマくるま・・。目的の村にはナカナカ着かず(当たり前か?・笑)同乗する息子が居なければ、とてもじゃない。。『友だちのうちはどこ?』のじいちゃんにほっこりし、そして台詞にビビっ!!ハイライトはラストだと思う。俯瞰に見る坂と車。どこかファンタジーを匂わせる光景・・・題名通りの世界がそこにはあった。 7点(2004-06-11 11:27:41) |
9. 風が吹くまま
とにかく感じる浮遊感。。何しろ、登場人物の半数以上が声と影のみでの登場。ヘ~ンな感じなん(笑)話のキモも一風変わってるが、その都度起きる撮影クルーや村民とのやり取りもヘ~ンな感じで・・。この映画に音楽は皆無。日常の音、自然の音、人々の囁く声などが次第に刺激的な作品を作り上げる。『桜桃の味』や『そして人生は~』など車中という空間の中に世界を構築してきたキアロスタミが見せるバイクの素晴しさ(ちゃうか?・笑)『クローズ・アップ』のラストでも見せたけど、風との対話みたいな、、なんともさり気なく、そして鮮やかに幸せ気分を届けてくれる!例の丘の上、ぼやけた背景なんかも意味深げだったし。 8点(2004-06-11 11:09:54) |