1. 12人の怒れる男(2007)
これはひどい。単純なリメイクと言われたくないためにアレンジを加えたのでしょうが、ラスト15分(議長役の提案)にかろうじて意味があるか、と思う程度で、被告の過去・現在の描写も陪審員の自分語りも全部ぜい肉、不要です。作品内で「裁判と何の関係があるのか」と疑問を呈している通り意図的に入れているのでしょう。しかし、原作より長い時間だけ品質が下がったと私は考えます。ああ、原作の無駄のなさ・分かりやすさを知っているだけに、拷問のような160分でした。名作の骨格を利用したパロディは他所でやってほしいです。 [DVD(吹替)] 2点(2017-04-17 20:50:52) |