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21.  胡同愛歌 《ネタバレ》 
高校生の息子と二人で生活するオッサンが、息子との関係に悩み、また結婚も決まった女性との関係でも悩む・・・というお話。特に後者については、実は離婚していなかった女性の夫が出所してきて、その男とのあれこれに悩まされる。中盤までは各エピソードが散発的に平坦に並んでいきますが、それらが収斂する終盤の迫力はなかなかです。特に、じっと耐えていた主人公が、たった1個のケーキをきっかけに覚醒するドラマの動かし方が強力です。明確に割り切らない面会のシーンも余韻を残しています。●ところでこの邦題、「胡同の街並みに生きる地道な人々を描く」みたいな意味でつけられたっぽいんですけど、別に胡同とかその街並みが強調されているわけではないですよね。それよりも、原題(「駐車場係の7月」)や英題(そのものずばり「駐車場係」)の方が本質を表しています。
[DVD(字幕)] 5点(2024-07-02 00:22:02)《新規》
22.  長江哀歌 《ネタバレ》 
導入部では、ランニングシャツのオッサンがあちこち訪ねたりどうしたりしているだけなんだけど、その無力ぶりがかえって面白い。また、じわっと動くカメラで撮られる長回しや、人物の沈黙や静止の活用、さらには画面内の人物配置バランスなどは、テオ・アンゲロプロスを彷彿とさせる部分もある。しかし、もう1人の主人公である女性が絡んでくるはずが、これが媒介として機能していないのです。シンプルにオッサンを最後まで追い続けて尺も短くしたら、もっと強力な作品になったのにと思いました。ラストの「え、そう落とす?」という着地には、別な意味でインパクトがあっただけに。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-27 22:03:36)
23.  ミッシング・ガン 《ネタバレ》 
警察官が泥酔して拳銃をなくしてしまいました。さあどうしましょう、という何のひねりもないシンプルな出だし。序盤はややコメディチックに心当たりを訪ね歩くシーンが積み重ねられ、これはそのままこのシングル・イシューで最後まで行くのかな、と思わせておいて、中盤以降はなぜか暗めのサスペンスっぽくなる。終盤はそれなりにトリッキーな場面も見せつつ、一応最初の謎はきちんと解決していました。まあ、ぎりぎりまとまっている範囲内であるとは思います。
[DVD(字幕)] 5点(2021-02-15 01:47:57)
24.  敦煌 《ネタバレ》 
エキストラや美術関係は頑張って集めていますが、その全体をフレームに収めるのにカメラが専心しすぎていて、肝心の個々の俳優の表情や演技が全然撮り切れていません。展開としても、その場その場で登場人物が思いつきで行動しているだけで、何がその人の背景でありテーマであるのかというところが、ほとんど作り込まれていないのです。少なくとも、ラストをあの方向に着地させるのであれば、学問に向けた主人公の理念なり執念を、作中でもっと描いておく必要があるのでは?
[DVD(邦画)] 5点(2015-01-07 03:16:02)
25.  子供たちの王様 《ネタバレ》 
字を覚えて表現するという一点に特化した描写は、それだけにかえってインパクトを生み出しているが、生徒とのやりとりも特定の1人に集中していってしまったのが惜しい。あと、この邦題は何とかならなかったのか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-09 02:07:19)
26.  あの子を探して
設定はこの上なく面白そうなのですが、やっていることをそのまま追っているだけで、各場面の必然性や表現というものがないので、平坦に感じてしまうのです。
[DVD(字幕)] 5点(2012-02-17 03:30:26)
27.  胡同のひまわり 《ネタバレ》 
前半は、父親のスパルタ教育で子供が芸道を極めようとするという特に目新しいところのない内容だったのですが、子が人格を備えて周りの登場人物も絡んでくる中盤以降にむしろ見るべきところがありました。父親が岸部一徳に似ているのと、ジョアン・チェンがえらく老けてしまったのが気になりました。それと、音楽はかなり単調だった気が。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-05 03:02:17)
28.  ジャスミンの花開く 《ネタバレ》 
大河系の内容のはずなんですが、どうにも壮大さ・雄大さが見えてきません。母娘3代というのがもっぱら設定のための設定になっていて、内実は、それっぽい話を3つくっつけただけですね(パターンも似たような感じ)。世相をもう少しいろいろ反映させるとか、脇役に気を配るとかすれば、もっとこの設定も生きたのでしょうが。2話のラストで、娘が行方不明になってそのまんまという容赦ない締め方はちょっと印象的でした。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-04-20 04:10:43)
29.  インファナル・アフェア 終極無間 《ネタバレ》 
作っているうちに、やりたいことが拡がっちゃって収拾つかなくなっちゃったんだろうなあ・・・という印象。今作ではラウの妄想への陥りというのが重要なファクターなはずなのだが、現実の進行の方にも同じウェイトを置いているため、結局両方が中途半端になっている(キーパーソンの精神科医も、あまり上手く機能していない)。また、ラストの変な引っ張り方なんかにもその辺が表れていますね。終始ごちゃごちゃして落ち着かない感じでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-04 01:45:41)
30.  インファナル・アフェア 無間序曲
この作品でもラウとヤンが主人公だと勝手に思いながら見てしまったため、大きく違和感が残ってしまいました。ここでは主役はウォンとサムだったんですね。ただ、単なる前置きを2時間も見せ続けてどうするの?ということは、やっぱり思ってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-02 02:58:42)
31.  さらば、わが愛/覇王別姫
最初の方はひたすら打たれまくって痛いだけだし、成人して本題に入ってからも、細切れの話が延々と積み重ねられるだけであって、大河系ドラマに必要な相互の関連性や有機的発展性というものが存在しない。よって、長いだけにしか感じなかった。点数は、美術関係の頑張りに対して。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-02 03:24:50)
32.  龍城恋歌 《ネタバレ》 
最初見たときは全然面白くないと思っていたのですが、よく見ると案外悪くない内容でした。家族を根絶やしにされたヒロインの復讐譚なのですが、前置きは凄い勢いですっ飛ばされていく。肝心の復讐もさっぱり前に進まない。しかし、ポイントの場面は転換機能をきちんと果たしていますし(敵の息子の登場とか敵宅に泊まらされるくだりとか)、オチのつけ方も他にあまり例をみないもので、かえって説得力があります。それと、再三出てくる2人の拠点(階段を上がった部屋)の、どことなく殺伐とした空虚な雰囲気もいい感じでした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-28 03:45:33)
33.  LOVERS
おおむね予想どおりの様式美的時代劇だったが、最後の方ではアイディア切れが窺えて、グダグダ気味な幕引きとなっている。途中のひねりも、無理矢理つなげるためにそうしたという感じ。チャン・ツィイーの麗しきお姿は全編で堪能できるので、その点では目的を達成できる。
[映画館(字幕)] 5点(2004-08-30 01:17:16)
34.  黄色い大地(1984)
全体的に淡々と進んでいきますが、黄河の水位がいつの間にか上がっているかのように、登場人物の心理がだんだんと噴出していき、最後にはそれらが強力な迫力をもって描出されます。見終わった後には意外に心に残ります。
5点(2004-05-09 01:43:18)
35.  一輪明月 ~弘一大師の生涯~
各方面の芸術にも才能を発揮し、またその後には出家して仏門にも帰依したという弘一大師(李叔同)の伝記作品です。ですが、伝記もののまずいパターンにもろに陥っています。その功績を追いかけて画面上再現するだけで手一杯だった感が満載で、どのシーンも、ぶつ切りで次から次へと落ち着かずに先に行っています。よって、彼が何を考えていたかとかどう優れていたかなど、伝わりようがありません。中国では著名な人物のようなので、作る側が萎縮しちゃったのかな。そんな中でも、画面にふらっと登場するだけで人目を引くビビアン・スーの天性の吸引力は、際立っています。
[DVD(字幕)] 4点(2024-07-07 02:00:56)★《新規》★
36.  紅い鞄 モォトゥオ探検隊 《ネタバレ》 
チベットの遥か山奥に、小学校を建てた老人がいる。そこで、記者が取材のためにその地へ赴く・・・というスタートなのですが、それならある程度のところで現地に着いて、あとはその学校の状況や老人の行動が描写の中心になるだろうと予想する。ところが、いつまでたっても目的地にたどり着きません。そうです、この作品は、その道中の一行の苦難の歩みこそがテーマだったのでした。それはそれでよいのですが、いろいろ起こる出来事が、全部局所的な単発的なピンチであって、作品の中で機能していない。何かを切り抜けたら、次に何かが起こって、それも割とさっさと切り抜けてという感じです。また、その中で登場人物もあまり生きておらず、とりわけ、見た人は誰でも思うであろうあの情緒不安定女性医師の足の引っ張りぶり(映画という意味においても作中の一行の行動という意味においても)は、何であんな造形にしたのだろうと思うほどです。辛うじて、校長の娘(こちらの方がヒロインとしてよほど魅力的)には若干の物語があったという程度でしょうか。ただし、チベットの高山風景の数々については、撮影の手間は相当かかっていると思いますので、点数はそこに対して。
[DVD(字幕)] 4点(2024-03-10 00:24:25)
37.  マンハント(2017) 《ネタバレ》 
何とあの「憤怒」の海外リメイク!といってもジョン・ウーなので、オリジナル色はほぼありません。まして西村寿行色は完全皆無です。設定だけ借りて、あとは思いつくままに断片の山をぶち込んだという感じです。よって、日本語と英語と中国語が無意味に乱れ飛ぶとか、そもそも誰が何をしたいのかさっぱり分からないとか、どの人にもことごとく出てくる過去のトラウマらしきものはまったく機能していないとか、その辺はすべて想定内なのです。というか、この登場人物たち、銃撃以外は結局何してたんだろう。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-11-10 01:33:41)
38.  フェアウェル 《ネタバレ》 
最初のところで「実は重病の見舞いに集まっているのだが、結婚と嘘をついている」「主人公は癌を告知すべきと考えているが、それについて他の親族と意見の対立がある」という2つの課題設定がされているのですが、そのまんまで最後まで行ききってしまったのには、びっくりしました。というか、これだったら設定の意味もないじゃん。心理の綾を生かすわけでもなければ、逆にそのギャップで笑わせてくれるわけでもない。誰かが何かの変化をしたわけでもない。つまり、物語は何も始まらなかった、ということです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-11-03 01:34:11)
39.  ようこそ、羊さま。 《ネタバレ》 
中国のとてつもない僻地(不毛の高地)に住む老夫婦が、ある日二頭の外国産羊を飼うことになった、という話。ほとんど出オチかと思うくらい、淡々と物事が進んでいく。よってストーリーはどってことない、というか有り体に言うとさほど面白くはないのですが、むしろ、茫漠とした大風景とか、随所でその中の細い一本道を延々と走って行く主人公とか(車はない。電話もないので、物事を伝えるには、「相手のところに行く」しかない)の映像の方が目を引きます。終末部でちょっと事件らしき展開もあるのですが、それも至ってあっさり風味。
[DVD(字幕)] 4点(2023-10-20 00:39:17)
40.  フューリー(2014)
やっぱりこれ、単に「戦車を撮りたかっただけ」なんでしょ。主要キャラで5人もいながら、人物造形やその変化にはほとんど配慮されてないし。ただ、映画ではあまり見ない「移動しながらの戦車同士の砲撃戦」なんかは、その執念が結実したかなりのこだわりが見られます。といっても、いくら砲撃や銃撃描写を頑張っても、ドイツ人女性宅での4人の静かな会話のやりとりの方が、はるかにドラマチックでスリリングだったりするのですが。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-25 23:54:09)
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