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1.  胡同愛歌 《ネタバレ》 
高校生の息子と二人で生活するオッサンが、息子との関係に悩み、また結婚も決まった女性との関係でも悩む・・・というお話。特に後者については、実は離婚していなかった女性の夫が出所してきて、その男とのあれこれに悩まされる。中盤までは各エピソードが散発的に平坦に並んでいきますが、それらが収斂する終盤の迫力はなかなかです。特に、じっと耐えていた主人公が、たった1個のケーキをきっかけに覚醒するドラマの動かし方が強力です。明確に割り切らない面会のシーンも余韻を残しています。●ところでこの邦題、「胡同の街並みに生きる地道な人々を描く」みたいな意味でつけられたっぽいんですけど、別に胡同とかその街並みが強調されているわけではないですよね。それよりも、原題(「駐車場係の7月」)や英題(そのものずばり「駐車場係」)の方が本質を表しています。
[DVD(字幕)] 5点(2024-07-02 00:22:02)《新規》
2.  紅い鞄 モォトゥオ探検隊 《ネタバレ》 
チベットの遥か山奥に、小学校を建てた老人がいる。そこで、記者が取材のためにその地へ赴く・・・というスタートなのですが、それならある程度のところで現地に着いて、あとはその学校の状況や老人の行動が描写の中心になるだろうと予想する。ところが、いつまでたっても目的地にたどり着きません。そうです、この作品は、その道中の一行の苦難の歩みこそがテーマだったのでした。それはそれでよいのですが、いろいろ起こる出来事が、全部局所的な単発的なピンチであって、作品の中で機能していない。何かを切り抜けたら、次に何かが起こって、それも割とさっさと切り抜けてという感じです。また、その中で登場人物もあまり生きておらず、とりわけ、見た人は誰でも思うであろうあの情緒不安定女性医師の足の引っ張りぶり(映画という意味においても作中の一行の行動という意味においても)は、何であんな造形にしたのだろうと思うほどです。辛うじて、校長の娘(こちらの方がヒロインとしてよほど魅力的)には若干の物語があったという程度でしょうか。ただし、チベットの高山風景の数々については、撮影の手間は相当かかっていると思いますので、点数はそこに対して。
[DVD(字幕)] 4点(2024-03-10 00:24:25)
3.  マンハント(2017) 《ネタバレ》 
何とあの「憤怒」の海外リメイク!といってもジョン・ウーなので、オリジナル色はほぼありません。まして西村寿行色は完全皆無です。設定だけ借りて、あとは思いつくままに断片の山をぶち込んだという感じです。よって、日本語と英語と中国語が無意味に乱れ飛ぶとか、そもそも誰が何をしたいのかさっぱり分からないとか、どの人にもことごとく出てくる過去のトラウマらしきものはまったく機能していないとか、その辺はすべて想定内なのです。というか、この登場人物たち、銃撃以外は結局何してたんだろう。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-11-10 01:33:41)
4.  フェアウェル 《ネタバレ》 
最初のところで「実は重病の見舞いに集まっているのだが、結婚と嘘をついている」「主人公は癌を告知すべきと考えているが、それについて他の親族と意見の対立がある」という2つの課題設定がされているのですが、そのまんまで最後まで行ききってしまったのには、びっくりしました。というか、これだったら設定の意味もないじゃん。心理の綾を生かすわけでもなければ、逆にそのギャップで笑わせてくれるわけでもない。誰かが何かの変化をしたわけでもない。つまり、物語は何も始まらなかった、ということです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-11-03 01:34:11)
5.  ようこそ、羊さま。 《ネタバレ》 
中国のとてつもない僻地(不毛の高地)に住む老夫婦が、ある日二頭の外国産羊を飼うことになった、という話。ほとんど出オチかと思うくらい、淡々と物事が進んでいく。よってストーリーはどってことない、というか有り体に言うとさほど面白くはないのですが、むしろ、茫漠とした大風景とか、随所でその中の細い一本道を延々と走って行く主人公とか(車はない。電話もないので、物事を伝えるには、「相手のところに行く」しかない)の映像の方が目を引きます。終末部でちょっと事件らしき展開もあるのですが、それも至ってあっさり風味。
[DVD(字幕)] 4点(2023-10-20 00:39:17)
6.  2046
もしかしてこれ、「81/2」的なものがやりたかったんでしょうか?であるにしても、すべてが中途半端で表層的で、ただの思いつき映像の羅列にしかなっていませんが。トニー・レオンは、どう見ても誠実そうで、そういう刹那的な生活を送っているようには見えない。女優陣は豪華メンバー勢揃いのはずなのに、全然使いこなされていない。この監督の作品にはもともと自己満足的傾向がありましたが、それが思いっきり加速しています。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-09-26 01:03:15)
7.  ジュラシック・ワールド
しかしこういう作品って、どうして登場人物がことごとくバカなのかな。起こった出来事にわーわー騒いで場当たり的に対応しているだけで、計画もなければ戦術もありません。かといって、それを超えるほどの何かの情の動きがあるわけでもありません。ブライス・ダラス・ハワードなんて、演技はきちんとできる人なのに、よくこの脚本のこの役で、出演をOKしたなあ・・・。クリス・プラットの自然な存在感はぎりぎりのところで作品を支えていたので、点数はそこに対して。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-03-14 00:28:26)
8.  大脱出2
悪役は揃ってみんなしょぼいし、かといって脱出側も特に知能や技術や作戦を使っているわけでもないし、施設自体に何か凄い装備が施されているわけでもないし、そして肝心のスタローンにはほとんど出番ないしで、とにかく適当に作った感まる出しでした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-08-30 02:14:37)
9.  スマート・チェイス
かつてLOTRで世界的スターとなり、そしてPOCシリーズをはじめとして2000年代を華麗に駆け抜けたオーランド・ブルームが、こんなC級作品に堂々と出ているのを目にするだけで軽くショックです。もっとも、コスプレのないときの彼は実は演技力が低いということも、作品によっては当時から判明していたりしましたが・・・。さてこの作品ですが、危険な(あるいは訳ありの)ブツを運搬しますという「トランスポーター」的設定からスタートしているようなのですが、肝心の運搬があまりにもノーガードで、いやそれなら大した敵ではなくても、その辺のギャングでも襲撃できるでしょ、になってしまいます。また、一応仲間設定の何人かが団結して危機を乗り切る的な展開にしたいようなのですが、主人公を含めて全員に、そもそも実力が感じられません。よって、いろんな盛り上げ工作も空回りしまくっています。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-06-28 01:49:36)
10.  長江哀歌 《ネタバレ》 
導入部では、ランニングシャツのオッサンがあちこち訪ねたりどうしたりしているだけなんだけど、その無力ぶりがかえって面白い。また、じわっと動くカメラで撮られる長回しや、人物の沈黙や静止の活用、さらには画面内の人物配置バランスなどは、テオ・アンゲロプロスを彷彿とさせる部分もある。しかし、もう1人の主人公である女性が絡んでくるはずが、これが媒介として機能していないのです。シンプルにオッサンを最後まで追い続けて尺も短くしたら、もっと強力な作品になったのにと思いました。ラストの「え、そう落とす?」という着地には、別な意味でインパクトがあっただけに。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-27 22:03:36)
11.  ミッシング・ガン 《ネタバレ》 
警察官が泥酔して拳銃をなくしてしまいました。さあどうしましょう、という何のひねりもないシンプルな出だし。序盤はややコメディチックに心当たりを訪ね歩くシーンが積み重ねられ、これはそのままこのシングル・イシューで最後まで行くのかな、と思わせておいて、中盤以降はなぜか暗めのサスペンスっぽくなる。終盤はそれなりにトリッキーな場面も見せつつ、一応最初の謎はきちんと解決していました。まあ、ぎりぎりまとまっている範囲内であるとは思います。
[DVD(字幕)] 5点(2021-02-15 01:47:57)
12.  ペインテッド・ヴェール ある貴婦人の過ち 《ネタバレ》 
妻の不倫に話が始まり、その後舞台は中国の奥地へ・・・という概要を聞いたら、どんなアジア版「愛と哀しみの果て」みたいな壮大な世界が?と期待するのですが、まったくそんなことはありませんでした。まず、導入部の描写自体が観念的で説明的で、ただ筋を追っただけ、になってしまっています。場所が中国へ移動してからは、ひたすら「この疫病にどう立ち向かうか」だけであって、最初の設定はどこかに行っている。しかも、そのように妻に不倫される地道な純朴男に、エドワード・ノートンがまったく合っていません。売り文句では愛と背徳のメロドラマみたいになっていますが、これはメロドラマとは言わんでしょ。
[DVD(字幕)] 3点(2020-12-18 23:24:12)
13.  ファースト・マン
これはもしかして、アームストロングがいまわの際に見ている人生の走馬灯なのか?と思うくらい、各シーンがブツ切りで、しかも大半が主観描写しかないのです。飛行中のシーンも、あえてカメラは主人公脇にぴったり寄り添っており、派手に飛び回る映像も、周囲のリアクションも排除されている。その意図は分からなくはありませんが、それならいっそ完全VRの企画映像か何かにした方がいいし、あまり成功しているとは思えない。あと、こういうヒーローたる人物をあえて地味に描いたという点ではスピルバーグの「リンカーン」を連想しますし、チャゼル監督はあれを見ていたのかもしれませんが、あの領域に達するためには、まだ不足です。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-11-20 00:16:13)
14.  最愛の子
未整理な部分や中だるみな部分やバランスの悪い部分もあるにはあるんだけど、何よりも、監督のこの問題に対する真摯な想いが一直線に伝わってくるのが良い。子が発見されるまでの段階でもとてつもないハードルがあるが、「発見された後」には、それまで見えなかった新たな障壁が、すべての関係者に一斉に降りかかってくる。その丁寧な視座が確保されているという点において、この作品には価値がある。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-19 01:54:49)
15.  フューリー(2014)
やっぱりこれ、単に「戦車を撮りたかっただけ」なんでしょ。主要キャラで5人もいながら、人物造形やその変化にはほとんど配慮されてないし。ただ、映画ではあまり見ない「移動しながらの戦車同士の砲撃戦」なんかは、その執念が結実したかなりのこだわりが見られます。といっても、いくら砲撃や銃撃描写を頑張っても、ドイツ人女性宅での4人の静かな会話のやりとりの方が、はるかにドラマチックでスリリングだったりするのですが。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-25 23:54:09)
16.  妻への家路 《ネタバレ》 
最初の夫が密かに家に近寄るシークエンスだけで、緊迫感がただごとではないのです。ドア1枚の隔たりという状況をフルに生かした心理の綾の重なり、そして台詞も音楽も排して延々と静寂を引っ張る的確な演出が、震えが来るほどの重量感をもたらしています。また、娘を単なる2人の間の子という存在ではなく、きちんと脇役として絡ませているのが、中盤以降のさらなるドラマを生んでいます(顔を切り取られた写真のくだりの鋭さ!)。そしてラストシーンもやはり、台詞なしの進行が果てしない重量感をもたらしています。欲を言えば、扉の下から差し入れたメモは後半にも何か使い道がなかったかとか、ファンという(謎の?)男の処理ももうちょっと何かあっただろうとかいう気はしますが。
[DVD(字幕)] 8点(2018-07-03 02:11:31)
17.  グランド・マスター
ギトギトした質感の、肉体の躍動感など毛ほども感じさせない映像のお遊びが羅列されているだけの作品。チャン・ツィイーを引っ張り出していながら、魅力的に撮られてもいなければ、アクションもまったく追い切れていない。そもそも、カメラがアップばかりなのは、背景のしょぼさや手抜きを目立たないようにするためなんだろうか、としか思えませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2017-12-22 23:10:25)
18.  ポリス・ストーリー/レジェンド 《ネタバレ》 
途中でやっとこさ「えっ、これって場所限定密室劇サスペンスをやろうとしてる?」ということに気づきました。その試み自体は悪くないし、回想シーンの多重視点描写もなかなか面白いのですが、全体としては何とも方向性がチグハグで。冒頭のジャッキー現場説得シーンとか、犯人の過去の体験回想とか、何の意味もなくて、むしろどう見ても邪魔です。ポリス・ストーリーの冠を外して、徹頭徹尾建物内で地道に話を展開させたら、ジャッキーもこの御年で新機軸!ということで美しく完成したんだろうけど、やはり慣れないことはやりにくいのか、そうはならなかったね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-11-28 03:37:09)
19.  ライジング・ドラゴン 《ネタバレ》 
前半は、ジャッキーらしいサービス精神でこれでもかというくらいネタを詰め込みまくっているのですが、中盤以降話がどんどん拡散して、各人の立ち位置も不明確になって、つまらなくなっていく。つまり、「思いついたことは全部やる」というスタンスは共通なのですが、体一つでやっているとそれが輝くのに比べ、いろいろお金を使い出すと、散らかるだけになってしまうということがよく分かるのです。ラストのニュースの最後で、訳の分からないものがまじっていたので-1点。しかも、ぱっと見で分からないよう、一部字幕を省略しているのも姑息。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2016-09-12 00:06:12)
20.  海洋天堂 《ネタバレ》 
導入部の舟のシーンでは、非常に観念的で嫌なものを感じたし、また当然その後はカットバックで後でここに戻ってくるんだろうと思っていたんだけど、何とそのまんまなシーンだったのにびっくり。その後の描写も(あるいは主人公の行動も)、何とも実直で、生活に足がついていて、一つ一つの目の前の現実的なことの解決に徹しています。奇跡は決して起こりません。逆に、展開のためだけのようなわざとらしい危機も起こりません。だからこそ、何気ないことの困難さが静かな重みをもって迫ってきます。そして、そうだからこそ、近くの商店の奥さんとのちょっと切ない関係が効いてくるし、たった1回の写メが、見る側にとっても忘れられない想い出として刻みつけられます。
[DVD(字幕)] 8点(2015-11-02 22:39:16)
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