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1.  MEG ザ・モンスター 《ネタバレ》 
ステイサム主演と知り、面白そうと思い鑑賞したが、中国人家族の愛・絆・勇気の物語で、ステイサムは実は脇役の狂言回し。中国人の中国人による中国人のための映画だった。中国に媚びてる感じがヒシヒシとして、よく見れば。中米合作作品とあり、米じゃなく中が先にくるあたり、どんだけ出資したんだろうと思ってしまった。というか、中国の企画映画だったのかな。  日本人俳優マシ・オカが日本人役で出ているが1/3ほどの序盤〜中盤にかけてのハイライトで、仲間のためにメガロドンの自己犠牲になり、死亡するという、まぁ、日本人好みの浪花節的な見せ場はあったけど、殺され役として、あえてマシ・オカなのかと邪推してしまった。  後半メガロドン発見を中国政府に報告と同時に、退治のためにASEAN各国(舞台は中国)に協力を要請するシーンでは、日本もASEAN+3に入っているのに、出てこない。セリフですら日本を排除。マシ・オカ演ずるトシという日本人メンバーもいたというのに。トシというキャラに対するチョイフォローセリフはあったが、有事に対する国を超えた協力。パートナーからは日本は除外。  ここ数年のハリウッド映画のチャイナマネーの力をまざまざと見せつけられた思い。昔は東アジアがフィーチャーされるときは日本が定番だったけど、そういう日はもう戻らないだろう。最近は、どんな映画でも中国、中国。中国が美味しいところを持っていくので、お腹いっぱいです。ネット配信で良かった。お金払ってまで見る気はしない。  それらを抜きにして単純にサメ映画としても、色々と既視感も多く、ドキっとするような場面やハラハラする場面もなく、なんか淡々としてて面白みは薄味だと思った。  かつて「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマーティがドクに言った「良いものはみんな日本製」というセリフも、今リメイクでもしたら「ドク。良いものはみんな中国製だよ」となるんだろうなぁ。
[インターネット(吹替)] 4点(2021-06-19 13:37:37)
2.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 
ピーター・ジャクソン版のように、無駄に長く気持ち悪いリメイクではなく、原題通り「コング」の映画。冒頭から出し惜しみせず、コングVS人間、天敵等、怪獣プロレスを存分に堪能できるので、その手合いの作品が好きな人なら楽しめる。しかし、この作品にもサンという女性中国人が、重要組織のメンバーとして出てきて、チャイナマネーも強さを感じざるを得ない。一応、日本人も出てくるし、ジイさんが、日本刀をカッコよく使ってたからいいか。エンドロールでは、壁画に東宝系の怪獣たちらしきモノが多数描かれ、ゴジラはもちろん、アレも?コノ怪獣もハリウッド映画で作られるの?と思うと、期待と不安がありますが、ぜひ見てみたいものです。
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2017-12-02 16:49:31)
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