1. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 阿部さん、溝端君に連れられて、昇太さんにケツ叩かれながら捜査してる分には楽しかった。 最後まで犯人は誰なんだろう?真相はどうだったんだろう?と楽しめた。 確かに登場人物の辻褄があうとなったら、真相はあれなんだろう。 しかし血縁の証拠はとれても、真相はあくまでだれのものでもない回想シーンのみ、じゃなかったかな? とりわけ小日向さんと桜田さんのトンネルのシーンは強烈でしたね。 あれやられちゃったら、少々整合性なくてもその後の事件の進展を飲み込まざるを得ません。 音尾さんも嫌な役回りだったけど、彼のおかげで引き締まったシーンになったとも言えます。 ドラマシリーズは観ていなかったため、エンドロールの昼飯巡りについてはポカーンでしたが、松嶋菜々子さんの演技も観られたし良しとしよう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-03 10:34:10) |
2. 一度死んでみた
《ネタバレ》 ホントにいい意味でヌケてるくだらなさ。 これだけの演者のコメディ映画の主演を、広瀬すずさんがしっかりハッテることに頼もしさすら感じましたね。 それを見守るかのような堤真一さんも心なしか嬉しそう。やっぱりたくさんの映画に出演してる人の日本映画への貢献度は大きいですよね。 しかもシリアスからオモロまで。 若い人たちも順調に育ってるようだし、まだまだ楽しませてもらえそうです。 痛快、爽快、親子愛、中身がなくてもいいじゃない。 コロナのことはうっちゃって笑えたので、結構よかった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-01-24 02:05:11) |
3. 108 ~海馬五郎の復讐と冒険~
《ネタバレ》 前半はおもしろかったんだけどなぁ。 思想というか、やりたいことは認めるけど、画づくりがダメ。 てかコメディだから、これでいいのか!? [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-11-29 02:32:17) |
4. 犬鳴村
《ネタバレ》 だれが怖くて、だれがかわいそうなのか、さっぱりわからない。 犬が東向けば尾は西で、犬が白ければおもしろい。 って意味不明。 おもしろい? 白い犬なんかいなかったから、おもしろくないって自己回答か? ブレアウィッチやら仄暗いやらリングやら八墓やらいろいろやりたいシーンをやるために、登場人物の立ち位置さえままならないハリボテ脚本で継ぎはぎされた印象。 コメディ映画で笑えないと酷評されるように、ホラー映画で怖くなからったらボロカスに言われるべきだと思う。なんか悲しいストーリー的な後付けで逃げるなんて卑怯なまねはやめたほうがいい。 やることやって余力があればいいけど。 もはや何を撮ってるかさえ不明。 そこに恐怖すら感じる。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-11-25 02:51:21) |
5. ISOLA 多重人格少女
《ネタバレ》 これ観て、何を思えばいいの? ってぐらいグダグダ。 こちらのサイトレビューの平均点3点を切るような作品は、やっぱり面白くないんですよねー。 えらいもんで。 限られた人生、作品選びのひとつとして本気で採用しようかしら。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2020-02-15 16:53:33) |
6. 狗神
《ネタバレ》 エロくて、禍々しくて、方言丸出しで、よかったわぁー。 天海祐希さんも艶っぽいし。 『村』の悪いところがたっぷり表現された良い映画でした! ホラー演出も品があって、精神にくるあたりがよろしかったかと。 Iターン的な地方移住に一石を投じかねない、作品でした(笑) [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-12-22 07:39:25) |
7. 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
《ネタバレ》 こーゆーの、撮って残しといた方がいいよ、って映画でしたね。 映画としての時代を映す役割を果たしていたと思います。 『真相』を語らない(観客には教えない)ってのもいいじゃないですか。 意味は各々みつけなさいよ、と。 ただ、どーやってオチをつけるのかな?ってのは観てる最中気になってて、夫の逆襲(ってゆーか微笑み返しのようなご愛嬌)に、わりと『まさか』な切り返し(笑) いやはや一筋縄ではいきません。 なかなか面白い作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-09-13 05:55:11) |
8. いぬやしき
《ネタバレ》 木梨さん良かったです。役柄的に老け感を全然隠さない潔さ。 煮え切らないダメ親父なんだけど、やさしい。 やさしい男ってのはつよいんですよね。 うだつのあがらないヒーローなので爽快感に欠けましたがこんなのもありかと。 佐藤さんがダークサイドに堕ちていくさまは少し整合性に欠けると言いますか、調布の事件はあまりにも唐突。 2ちゃんでバンバンとか、映画が安っぽくなるので考えて欲しかったなぁ。 なにかの小説で読んだんですが『殺人者の未来は閉じていく』んですって。 なんかそんなのをしみじみ思い出しました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-02-18 23:28:20) |
9. 偉大なる、しゅららぼん
《ネタバレ》 ただただローカルルールを押し付けられる映画でしたね。 ノッてあげたいんだけど、正直そこまで付き合いきれない感じでした。 そう、おもしろくないんですよね、要するに。 やりたいようにやってる姿勢は好感がもてましたけど。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-08-06 00:06:30) |
10. 怒り
《ネタバレ》 だれが犯人か? 3人を合成したような人相書きは絶妙なバランス。 私的には『こりゃ全員が同一人物で時間軸の違うエピソードなんだろうな』と推測してたら全然違いました(笑) 演者の好演もあって、どんどん深まる各エピソードに引き込まれはしたものの、犯人探しを残したまま進んでいくのは、いささか悪趣味な印象。 残忍な犯行現場を描写して、掴みはOKですか? わたしの予想に反しての犯人暴露も、それそのものについては深堀されることもなく、ある意味偶然に刺されるという結末。 この監督はどうももったいない印象なんですよね。 細かいことはうまくできてるのに大事なところがまとまってないというか。 見応えはあるだけに惜しい作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-09-24 17:31:47)(良:1票) |
11. イニシエーション・ラブ
《ネタバレ》 ラスト5分でガラリと変わります。 これは映画の宣伝の時から言われてましたね。 できれはそんな事聞かずに観て、びっくりしたかったですが、このキャストでは作品自体をスルーしてたと思うので、まぁ宣伝方法としてはよかったのかな。 伏線については要所要所、アレ?と気になりつつも確信には至らず、ラストは気持ちよく楽しめました。 わたしの注意力と謎の具合の相性が良かったのでしょう。 原作未読ですが、よくこんな話(トリック)を思いつきますね。 感心します。 それにしてもゆうきとたつやの心の裡はW主人公として描かれていたのでよくわかりましたが、まゆこはどんな心の変遷があったのでしょう? 是非side-Cをみたかったなぁ。 [DVD(邦画)] 7点(2016-01-23 23:11:11) |
12. 生きる
《ネタバレ》 巧みですね。 脚本も演技も。 ミイラのように働いていた男が、自らの死期を悟って、生きる意味を見いだしていく。 って、書きゃ、一行の話を、効果的に見せてくれます。 多少長い感じもするけど、構成がうまいですよね。 ホント感心します。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-08-31 15:20:55) |
13. 居酒屋兆治
《ネタバレ》 豪華なキャストでしたねぇ! 兆治を慕って甲斐甲斐しい田中邦衛さん、酒癖悪くて兆治にからみまくるくせに毎度お店に来て呑んでる伊丹十三さん、カウンターに突っ伏して寝てるところに田中邦衛さんに起こされてビクッとしちゃうちあきなおみさん、新婚生活の悲哀を目玉焼きでユーモラスに語ってくれた大滝秀治さん、サブキャラ!?って簡単に片付けられない面々の愛おしさに、いい映画だなぁ!としみじみ。。。 話は、脱サラして赤ちょうちん『兆治』を始めた高倉健さん演じる兆治(えいじ?伝吉ともあるけど?)と昔の恋人で大原麗子さん演じるさよとの物語。 居酒屋常連のエピソードで笑わせたり、泣かせたりしながらさよとの関係がどーなっていくのか、うまくみせてくれました。 冒頭の火事バックの大原さん、半端ない美しさでしたね。 あれなら多少ストーカーまがいの行動も許せちゃうかも。 加藤登紀子さんの『人の思いは誰にも止められない』ってセリフもなんだかしみじみしました。 健さんについては、私なんぞがとやかく言うまでもなくサイコーでした! ただ、まぁ健さんの『不器用』で、これまで(いろんな映画でも)どれ程の女の人が苦しんできたか。 女性の懐の深さに支えられてるカッコよさですね。 もちろん健さんの器のデカさがあっての話ですけど。 映画のラストは悲しい結末ながらも、左とん平さんの大人な対応でしみじみした余韻。 30年前の映画ながら、すすきのでさよを探すシーンに杏里さんのキャッツアイが流れてましたね。 あぁ私も年を取ったはずだと、一杯呑みたくなりました。 もちろん兆治で。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-08-08 21:18:34)(良:1票) |
14. 伊豆の踊子(1974)
《ネタバレ》 書生さんもいまやヤクザの親分になられ、つりあいのつく身分になられましたね! [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-11-18 22:19:16) |
15. 異人たちとの夏
《ネタバレ》 ケイこわっ! でも亡くなったはずの両親とのノスタルジックな物語ってだけじゃ、決してここまでココロに残らなかったかもしれません。 だいたいタイトルからして『異人たちとの夏』ですからね。いくら亡くなったはずの両親だとしても『異人』とは言わないですよね。やっぱり名取さん演じるケイが与えた影響も大きかったですから。 風間杜夫さん、片岡鶴太郎さん、秋吉久美子さんもみんな良かったですね。永島敏行さんはちょっぴりへんてこな役でしたが物語の最初と最後をきっちりサポートしてくれました。 ホントになんだかココロにじんわりくるイイお話でした。 家族愛がテーマの映画のなかではわりとサッパリしてて凄く好感が持てました。 それにしても浅草の町ってのはいいですねー。たしかに今でも『どこか繋がってる』雰囲気ありますもんね。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-11-09 20:45:17) |
16. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 パロディコントを創ったんなら笑わせてくれないと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-28 01:02:06) |
17. 犬神家の一族(1976)
《ネタバレ》 スケキヨのマスクと湖の逆さ死体のビジュアルは映画史に残りますね!しかもミステリーの部分もなかなかよくできています。犬神家の一族ってタイトルだけに登場人物は多いですが、娘三姉妹は松竹梅、その息子たちは清武智とわかり易くなってます。ネタバラシが思いのほかあっさりしてるのが残念な気もしましたが、十分に楽しめる作品に仕上がっています。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-03-23 12:58:58) |
18. ICHI
《ネタバレ》 うーん、何を見せたかったんだろう?綾瀬はるかさんが殺陣やるってのは結構おもしろいアイデアだとは思いますが、見せ場の作り方の下手さ加減がハンパないですよね。序盤はよかったんですがちょっと尻すぼみが激しかったかな。 [DVD(邦画)] 5点(2012-02-28 19:01:10) |
19. インスタント沼
《ネタバレ》 小ネタ満載で意味のないようなエピソードの積み重ね。。。 もはや2時間とか、集中力のモタナイ観客を見透かしての内容なんでしょうか。 これ映画?って思っちゃいそうなところですが、ヘタな創り手や演者が真似したらトンデモナイ作品になっちゃいそうなところ、非常に小気味よく仕上がっています。 まったりニヤニヤ観るにはうってつけの内容で、世相を反映してるのかもしれませんね。風間さん、よかったです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-04 10:14:02) |
20. インシテミル 7日間のデス・ゲーム
《ネタバレ》 こんなに面白くないとは。。。面白くなるはずでしょ、この設定なら。映画なのである程度の非現実的なことはいい!としたいけど、それならそれなりのリアリティというか、言うても命の獲り合いをしているんだから、もっと緊迫感がないとダメでしょ?ツッコミどころ満載で黙認してあげまくりじゃないとついていけない映画です。 [ブルーレイ(邦画)] 2点(2011-03-13 10:35:01) |